二次創作小説(新・総合)

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10分で逃走中~灼熱の太陽と海~【完結!】
日時: 2021/07/29 16:31
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

沖縄で開催される大逃走中。
夏と言えば海水浴! そして沖縄!
水着のスクールアイドル達と一緒に灼熱の夏を満喫しよう!
10分間を逃げ切り、賞金を獲得するのは誰だ!?

逃走者一覧

南ことり
星空凛
矢澤にこ
渡辺曜
津島善子
小原鞠莉
エマ・ヴェルデ
姫里マリア
クロノスエボル
ゆうき
エイジア
junris


逃走時間10分
ミッション 1個
1秒につき300円
ハンター数 2

募集用紙>>11

Re: 逃走中~灼熱の太陽と海~ ( No.1 )
日時: 2021/06/25 15:58
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

沖縄の海辺に集められた逃走者達。

ララ
「沖縄はやっぱり海が綺麗ルン」
海未
「海未は私、ですが?」
ララ
「そうじゃなくて『海』ルン!」
海未
「そっちだったのですね。勘違いをしていました」
まどか
「園田さんって天然ですね」
海未
「ストレートな物言いですね」
ユリカ
「今回はあの堕天使もいないみたいだし、このユリカ様が逃走成功してみせますわよ。それにしてもこの暑さ、灰になってしまいますわ」
らき
「沖縄で逃走中なんて、ラッキー! キャハッ♪」
梨子
「それにしても、なんで全員水着なの?」
リリィ
「モンブラン博士は言いました。夏と言えば水着である、と」
梨子
「そんなこと言ってたの!? というよりこの暑さ、なんとかして」グテー
かすみ
「おのれ太陽! こーんなに暑かったら、かすみん日焼けしちゃいますよぉ」
ダイヤ
「日焼けどころか大やけどしますわよ! みなさん、日焼け止めクリームは塗っていますわよね」
ゆず
「ゆずはまだだゾ!」
ダイヤ
「ブッブー、ですわ! 沖縄の紫外線は我々スクールアイドルにとって天敵ですわ。真っ黒に日焼けしてしまったらわたくしの白い肌が台無しになりますわ!」
すみれ
「そうよ。この平安名すみれも最高の日焼け止めクリームで肌をガードしているわ。さあ、太陽よ。紫外線を注ぎなさいったら注ぎなさい! この平安名すみれの前では無力ということを教えてあげるわ」
かのん
「すみれちゃん、汗で日焼け止めクリームが流れているんだけど・・・・・・」
すみれ
「きゃあ! かのん、早く教えなさいったら教えなさいよぉ~!」
あこ
「全く騒がしいですわね。これでは先が思いやられますわ」

その時、特大スピーカーから音声が流れた。

GM
「おはよう、スクールアイドルの諸君!」
全員
「おはようございます、モンブラン博士!」
まどか
「って、チャーリーズエンジェルの真似ですか? センスが古すぎますよ」ジトメ
GM「相変わらず厳しいことを言うね、まどかちゃんは。それにしても、みんなの水着姿が眩しいよ」
まどか
「本当はみんなのおへそが見たかっただけですよね」
GM
「・・・・・・」
海未
「図星ですか」
リリィ
「反応が無いところを見ますと、そのようです」
梨子
「変態ね」
GM
「おへそが好きで何が悪いって言うんだ!!」
あこ
「逆切れするなんて、まるで子供ですわね」
GM
「と、ともかく。只今より逃走中を開始する。みんな頑張ってくれたまえ」
全員
「オーッ!」


今回OPゲームは無い。

ガシャーン!

ゲームマスターの宣言と共に檻から放たれた3体のハンター。

30:00
29:59

逃走成功すれば賞金獲得。捕まればゼロ。
それが逃走中。

残り逃走者
羽衣ララ
藤堂ユリカ
天羽まどか
早乙女あこ
二階堂ゆず
白銀リリィ
姫石らき
園田海未
桜内梨子
黒澤ダイヤ
中須かすみ
澁谷かのん
平安名すみれ

Re: 逃走中~灼熱の太陽と海~ ( No.2 )
日時: 2021/06/25 16:05
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

29:58

ダイヤ
「砂の上だと走りにくいですわ」

ピピッ

ハンター1
「」タッ

29:57

ダイヤ
「ここで負けてはルビィに合わせる顔がないですわ!」

ルビィの姉として早期確保は避けたい。

ダイヤ
「ハンターの1人くらい撒いてみせますわよ」

鼻息を荒く、駆け出す。

ハンター
「」

追いかけるハンター。
逃げるダイヤ。

ダイヤ
「ハァハァ・・・・・・少ししか走っていないのに体力が・・・・・・」ポンッ

29:48

黒澤ダイヤ 確保

ダイヤ
「ここで脱落するなんて、ブッブーですわ!」

ダイヤの悲痛な叫びが海水浴場に響き渡った。


まどか
「『確保情報』」
海未
「『黒澤ダイヤ確保』」
梨子
「ダイヤさん、もう捕まっちゃったの!?」

梨子は驚愕した。運動神経に自信があるはずのダイヤが真っ先に確保されたのだから無理もない話である。

GM
「諸君に良いお知らせだ。今回のゲームは復活が無い」
あこ
「シャーッ! どこが良い知らせですのよ! 最悪ですわ」
GM
「何を言うのだね。復活要素があると確保されても復活できるからという甘えが生じる。それではゲームに緊張感が生まれないだろう? 確保されたら終わりだからこその逃走中じゃないか」

かのん
「うわ~。厳しいみたいだけど、私、大丈夫かな?」
GM
「いかなる困難を乗り越えてこそ逃走成功の道は開かれるのだよ」


27:22

逃走中はまだ始まったばかりだ。


羽衣ララ
藤堂ユリカ
天羽まどか
早乙女あこ
二階堂ゆず
白銀リリィ
姫石らき
園田海未
桜内梨子
中須かすみ
澁谷かのん
平安名すみれ

Re: 逃走中~灼熱の太陽と海~ ( No.3 )
日時: 2021/06/25 16:14
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ユリカ
「ハァハァ・・・・・・ゼエゼェ」

藤堂ユリカは額に汗を浮かべ、肩で息をしていた。
日差しを浴びると灰になるという吸血鬼の忠実な設定を守るべく、日傘をしているのだが、それでも灼熱の太陽を防ぐことは難しい。
時折吹いてくる涼しい風がまるでオアシスのように感じられる。
沖縄は日差しも強いが風も強いので、ある意味でバランスが取れているのだ。
細い腕には汗の玉が浮かんできた。まだ逃走中が開始されてわずかしか時間は経過していないが、日頃の運動不足が祟ってきたのだ。
ユリカにとって今回は絶好の好機であった。
あの津島善子がいないのだ。
これまで幾度となく争い煮え湯を飲ませられ続けたが、今回は違う。
ユリカ様が勝利を手にしてみせますわよ。
初心を思い出していると、前方の防波堤に腰を下ろしている人物がいた。
舌を出し、見るからに憔悴しきっている。
かすみ
「かすみん、もう一歩も歩けませんよぉ」
ユリカ
「ちょうどいい鴨がいるわね。血を吸うわよ!」
かすみ
「ひぃぃ! ごめんなさい! コッペパンあげますから血を吸わないでください~」
ユリカ
「このユリカ様はトマトジュースしか飲まないの。でも、どうしてもっているのなら貰ってあげないこともなくはないわよ」

乱暴にかすみの手から苺ジャムが挟まれたコッペパンを奪い取ると小さな声で。

ユリカ
「・・・・・・ありがとね。後で食べるから」
かすみ
「どうかしたんですか」
ユリカ
「何でもないわよ! ところであなた、いつまでここにいるつもりなのかしら。
ハンターが来てもしらないわよ」
かすみ
「ふっふっふ。かすみんは今、体力を温存しているのです。仮にハンターが来たとしても簡単には」

ピピッ

かすみ&ユリカ
「ハンター!?」

いきなりの襲来だ。
かすみは岩を飛び降り、慌てて逃げる。
ユリカも後に続いた。
アーチ状の道を駆け出す。

かすみ
「ハアハァ・・・・・・」
ユリカ
「フウフゥ・・・・・・」

ここで、ユリカがスピードを上げた。

かすみ
「あっ、ずるいですよぉ!」
ユリカ
「吸血鬼は悪い存在ってことを忘れたのかしら」

口角を上げて意地悪な笑みを見せた瞬間、足元の警戒が怠り、小石に躓いてこけた。それにつられてかすみも転び、ふたりは重ねモチ状態に。

ユリカ
「早くどきなさいよぉ~!」
かすみ
「そっちこそ離れてください~!」

言い争っている間にハンターが接近し。

ポンッ

24:44
藤堂ユリカ 確保
24:43
中須かすみ 確保


こうして吸血鬼と小悪魔アイドルの挑戦は終わった。

24:42

残り逃走者

羽衣ララ
天羽まどか
早乙女あこ
二階堂ゆず
白銀リリィ
姫石らき
園田海未
桜内梨子
澁谷かのん
平安名すみれ

Re: 逃走中~灼熱の太陽と海~ ( No.4 )
日時: 2021/06/25 16:26
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ララ
「オヨ~。ひかるたちが参加していないのは少し寂しいルン」
ゆず
「元気がないゾ。どうしたの?」
ララ
「オヨ~! いきなり声をかけるから驚いたルン!」
ゆず
「ごめんごめん。ちょっと寂しそうだったからさ。
良かったらゆずと一緒に行動しない?」
ララ
「わかったルン」
ゆず
「じゃあ行こう!」
ララ
「行くってどこにルン!?」
ゆず
「アイス食べに行くんだゾ! 冷たいアイスを食べて暑さを吹き飛ばすゾ~!」
ララ
「オヨヨヨヨオヨ~ッ!」

ゆずに引っ張られ、ララはパーラーを目指して突き進んでいくのだった。
一方その頃、園田海未は海辺で海を眺めていた。
ザザーッという波の音に耳を傾ける。

海未
「修学旅行でも訪れましたけど、沖縄の海は綺麗ですね」

遠い目をして青い海を見ていると、遥か遠くに何か巨大な生き物が動くのを見つけた。

海未
「クジラでしょうか?」

目を細めて観察すると、それは巨大なトカゲのような頭部をした怪獣だった。

海未
「ゴジラ!?」

~BGM~ ゴジラのテーマ


特徴的な吠え声をあげ、怪獣王はゆっくりと海を泳いで近づいてくる。
もしも陸に上がれば大惨事は免れない。

海未
「どうすれば・・・・・・こういう時はいっそのこと弓で!」

海未は弓を構え、ゴジラに狙いを定める。

海未
「ラブアローシュート!」
ゴジラ
「ギャオオオオオッ」

弓矢を受けたゴジラはくるりとUターンして再び海の底へと潜っていった。
海未は額の汗を拭って。

海未
「何とかなったようですね」

ポンッ!

海未
「私としたことが油断大敵でした」

21:11

園田海未 確保


ゴジラを退散させてもハンターは容赦しない。

残り逃走者

羽衣ララ
天羽まどか
早乙女あこ
二階堂ゆず
白銀リリィ
姫石らき
桜内梨子
澁谷かのん
平安名すみれ

Re: 逃走中~灼熱の太陽と海~ ( No.5 )
日時: 2021/06/25 16:33
名前: モンブラン博士 ◆HlTwbpva6k (ID: pRqGJiiJ)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no


残り時間は20分を切った。ここで最初で最後のミッションが発動した。

あこ
「『ミッション 宝箱を探せ』」
ゆず
「『エリア内に宝箱を幾つか設置した。中には逃走中を有利にできるアイテムが入っている場合がある』」
らき
「『残り15分になると宝箱は消滅する』」
すみれ
「『ミッションに参加するもしないも君達の自由だ』」


ミッション
宝箱を探せ。中には逃走中が有利になるアイテムが入っている。
宝箱は5分が過ぎると消失する。参加は自由だ。

まどか
「怪しすぎますよ、このミッション」
らき
「宝箱だって! 有利なアイテムを手に入れる為にがんばっちゃお!」
リリィ
「ロビンマスクは言いました。ピンチの時こそ最大のチャンスである、と」
すみれ
「これはチャンスよ。打って出るわよ、かのん!」
かのん
「うん、そうだね! じゃあ行こっか。って、私、そんなに単純じゃないよ!」
すみれ
「行かないの?」
かのん
「リスクが高そうな気がするから、私はいいかな」
すみれ
「なら私は行くわよ。ギャラクシー!」

挑戦する者とミッションに参加しない者とで別れた。


19:00


残り参加者

羽衣ララ
天羽まどか
早乙女あこ
二階堂ゆず
白銀リリィ
姫石らき
桜内梨子
澁谷かのん
平安名すみれ


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