二次創作小説(新・総合)
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- 仮面ライダーゼロエル【メイドウィン小説外伝】
- 日時: 2021/10/28 19:57
- 名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)
これは、マガイモノとなった少年の、逆襲の物語。
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どうも、シュンPです。この度、メイドウィンさんの小説を外伝作品を書かせていただく事になりま
した。なお、この作品は自分が提案した物であり、メイドウィンさんが直接執筆に関わっていないこ
とをご留意ください。
本作品は、メイドウィン小説【もう1つのゼロワン編】の後日談に当たります。合わせて、カキコに
ある【MM逃走中 これがワタシのやりたいこと】【MM××中 オレが正義の仮面ライダー祭】【MM逃走
中 サヨナラ 私の仮面ライダー】【MM逃走中 サヨナラ 私の仮面ライダー】、メイドウィン小説@ウ
ィキ内の【仮面ライダーゼロゼロ】も併せて読んでいただくと、より楽しめると思います。
注意点
・主人公は『シュンP』という、作者のアバター的存在であり、メイドウィンさんの『MM逃走中シリ
ーズ』に登場していたキャラクターになります。
・メイドウィンさんに、「このような作品を書かせていただくこと」と「メイドウィン小説より一部
のキャラクターが登場すること」については許可を得ています。
・主人公が作者のアバターであるため「一種の自己満足」に近いです。メイドウィン小説の外伝作品
と言う形で楽しんでいただけたらなと思います。
メイドウィン小説に泥を塗らないような作品になるよう心がけますので、是非、よろしくお願いしま
す。
- Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.4 )
- 日時: 2021/10/17 20:53
- 名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)
第01章 ワが名はゼロエル
01
スーツを着た男は、街中を歩いていた。時刻は朝7時。男は、通勤ラッシュの波に乗り、時には逆ら
うように進み、街の隅々まで見て回る。
彼の名は不破諫。かつて仮面ライダーバルカンとして人類の為に戦い、今は街の用心棒として人の手
助けをしている。
不破「(シンクネットとの戦いからはや数日。テロの実行犯として動いていた信者たちも続々と逮捕さ
れ、ようやくこの世界にも平和が…)」
彼は心の中で呟きながら、空を見上げる。どこまでも続く、青い空。雲一つない、美しい空。
その中に、大きな船が一隻、留まっていた。
不破「アレは…一体なんだ…!?」
「アイスコーヒーとミルクティーになります。ごゆっくりどうぞ」
テーブルに、液体が入ったグラスが二つ置かれる。黒い方をシュンPが、茶色い方を雪が口に含ん
だ。二人は、とあるカフェのテラス席にいた。
雪「本当にゼロワンの世界なんだね」
店員を眺めながら、雪は呟いた。店員は、一見すると人間の様だが、耳元には青く光る機械が取り付
けられていた。彼らは『ヒューマギア』。『飛電インテリジェンス』の提供する、人工知能搭載人型
ロボだ。
シュンP「うん、旨いな」
雪を無視して、シュンPはコーヒーをガブガブと飲んでいく。雪はそれを唖然として見つめる。
シュンP「そんな目で見るな。こんな体になってから、こんくらいしか飲食の良さがわかんねえんだ」
雪「こんな体…ね」
『マガイモノ』。色々なキャラクターの設定が混ざり合った生命体。彼の体は、人間から異形の存在
へと変わっていた。マガイモノは他の生物の様に、生命を維持するための器官が存在しない。よっ
て、食事や睡眠は必要としない。あくまで、それらは娯楽の一つとなっている。
シュンP「お前だってわかるはずだ。この感覚がな」
雪「まあ…うん」
雪はかつて、とあるマガイモノとして生まれた。だが今は人間として暮らし、子供もいる。
シュンP「まあなんだ、俺達って真逆みたいだな」
そういいながら、彼はおかわりを注文しようと店員を探した。その時だった。
「キャァァァァ!」
店の室内エリアから、悲鳴が聞こえた。
雪「何!?」
二人は席を立ち、室内へ向かおうとする。だが、彼らが辿り着く前に、テラスに怪物たちが現れる。
怪物たちは、まるで黒いマネキンの様な姿をしており、生物的かつ機械的な、奇妙な印象を与えた。
シュンP「なんだコイツら!」
シュンPは女性に掴み掛るマネキンに対し、拳を振り下ろす。パンチがヒットしたマネキンはビシャ
ビシャと音を立てながら液状になり、床に散らばる。
シュンP「液体?」
雪「今のうちに早く逃げて!」
雪の指示を聞き、襲われていた女性を始め、客や店員たちが逃げていく。大多数のマネキンはそれを
追い、数体が残った。
そして、散らばった液体は形を取り戻し、再びマネキンとなる。
シュンP「再生能力…か。コイツは面倒なことになりそうだ」
彼は、強く拳を握りしめた。
- Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.5 )
- 日時: 2021/10/23 17:59
- 名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)
02
不破「何か降ってきやがった!」
不破は、見つめている船から黒い靄が降り注いでいるのを確認する。そして気付いた。自分が、黒い
マネキンの様な生物に囲まれていることを。
不破「マギア、それともレイダーか?いや、違うな」
彼は思考を巡らせていく。
不破「(コイツらドライバーもプログライズキーも持ってない。一体何者だ?)」
【ショットライザー!】【バレット!】
彼は変身に使う銃『エイムズショットライザー』を装着し、『シューティングウルフプログライズキ
ー』を起動、力づくで無理矢理ロックを外し、ショットライザーに装填する。
【オーソライズ Kamen Rider… Kamen Rider…】
不破「変身!」
【ショットライズ!】
ショットライザーを正面に構え、引き金を引く。弾丸が放たれ、それを不破が殴りつけ、アーマーが
展開、装着される。
【シューティングウルフ!】
その姿は『仮面ライダーバルカン シューティングウルフ』。仮面ライダーバルカンの基本形態だ。
バルカン「全員まとめてぶっ潰す!」
狼の戦士は、黒い怪物たちへ向けて銃を向けた。
シュンP「なんとか撒いたみたいだな」
シュンPと雪は、とある廃工場の中にいた。二人は、カフェの客や店員の避難が済んだのを確認する
と、マネキンとの戦闘を早々に切り上げ、撤退したのであった。
雪「あのまま戦ってても埒が開かないもんね…。にしても、アレは一体?」
シュンP「どうやら、マガイモノみたいだな」
彼は拳を握ったり開いたりしながら、マネキンを殴った時の感覚を思い出す。
シュンP「あの感じ、マガイモノ成分に違いない。それに、マガイモノならあの再生力にも合点が行
く」
雪「確かに。マガイモノは破壊してもごくわずかな成分から復活することができるからね」
シュンP「さて、行くか」
雪「どこに?」
シュンP「どこにって、そりゃ」
シュンP「戦場だろ」
- Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.6 )
- 日時: 2021/10/24 12:58
- 名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)
03
飛電或人は、とある公園にいた。広がる芝生の上には、彼と黒いマネキンの様な怪物たちのみ存在し
ている。
【ゼロツージャンプ!】
或人「変身」
【ゼロツーライズ!Road to glory has to lead to growin'path to change one to two!
仮面ライダーゼロツー!】
【It's never over.】
ゼロツーに変身した或人はマネキンたちに無言で飛び掛かる。彼は胸部の『クォンタムリーパー』の
力で様々な可能性を同時に展開させることで、キックをしながらパンチで攻撃していく。
ゼロツー「ハァー!」
数十体いたマネキンたちをゼロツーは撃破する。だが、間髪入れず黒い体は形を取り戻していく。
ゼロツー「復活した!?それでも、何度も倒せば!」
彼は再び構える。だが、そこで予測できない事態が起こった。彼に背後で、とてつもない衝撃が起こ
ったのだ。
ゼロツー「なんだ!?」
振り返ると、そこには巨大な黒いマネキンの姿があった。通常のおよそ4倍程度の大きさで、全体的
にマッシブなボディになっている。
ゼロツー「コイツ…でかい!」
そう言いながら、ゼロツーは巨大マネキンを殴りつける。だが、マネキンの体は拳を受け付けづ、ゼ
ロツーを跳ね返す。
ゼロツー「なんて硬さだ…。あれは…?」
そこへ、一台のバイクが現れた。バイクは小さいなマネキンたちを引き潰していき、停止する。
ゼロツー「君は?」
シュンP「俺はシュンP」
雪「宅地雪です」
シュンP「コイツらとお前は相性が悪い。俺に任せておけ」
バイクを運転していたシュンPは、ゼロツーの肩をポンポン叩きながら、ゼロツードライバーからプ
ログライズキーを抜いてしまった。
或人「あっ、ちょっと!」
雪「勝算は?」
シュンP「あるに決まってんだろ」
【ゼロエルドライバー!】【クレイジージャンプ!】
或人「赤いゼロワンドライバーに、赤いホッパーのキー!?」
【オーソライズ】
シュンPがドライバーにプログライズキーを認証させると、白い巨大なバッタが彼の背中を突き破る
ようにして現れる。
シュンP「変身!」
【プログライズ!】
バッタがアーマーへ変形し、彼の体へ貼り付けられていく。
【You are the HERO!バニシングホッパー!】
【Pseudo-humans save the battlefield and keeps returning.】
ゼロエル「俺の名前はゼロエル。仮面ライダーゼロエル!」
或人「白い…ゼロワン!?」
- Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.7 )
- 日時: 2021/10/25 23:10
- 名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)
04
白いゼロワン、『仮面ライダーゼロエル』に向かって、マネキンたちが駆け寄ってくる。それを、彼
は腕で払いのける。マネキンたちのボディは液状になり、芝生へ飛び散る。だが、これまでとは決定
的に違った。
雪「復活しない!」
ゼロエル「どうやら成功みたいだな」
その後も攻撃を続け、全てのマネキンを撃破する。
ゼロエル「残ったのはお前みたいだな、デカブツ」
ゼロエルは巨大マネキンを指差し、告げる。
ゼロエル「お前を止められるのはただ一人、俺だ!」
或人「それ、俺のセリフ!」
巨大マネキンは近くにあった滑り台を地面から引っこ抜き、投げつける。
雪「危ない!」
ゼロエル「問題ない!」
彼は地を蹴り、さらに空中で滑り台を踏みつけ高く跳ぶ。そして、ベルトに刺さったプログライズキ
ーを押し込む。
【バニシングインパクト!】
右脚を突き出し、巨体目掛けてキックをし、そのボディを貫く。
或人「壊した!」
雪「でもまた再生して…」
ゼロエル「ンなモン直る前に殺せばいい!」
彼は再び跳びあがり、敵の頭目掛けてキックを放つ。
バ
ニ
シ
ン
グインパクト
頭部を失ったマネキンは崩れ去り、蘇ることはなかった。
ゼロエル「作戦成功、てな」
- Re: 仮面ライダーゼロエル【メイドウィン小説外伝】 ( No.8 )
- 日時: 2022/06/25 22:51
- 名前: シュンP (ID: RcOx8T.M)
05
シュンPと雪は、とあるホテルの一室に居た。雪は寝間着に着替え、シュンPも日中とは違う服に着替
えていた。
或人『明日、うちの会社に来てくれ。色々、聞きたいことがある』
シュンP「とりあえず、これで飛電インテリジェンスに堂々と入れるな」
雪「入ってどうする気?」
シュンP「プログライズキーのデータを集める。ゼロエル強化のためにな」
そう言いながら、彼は赤いゼロワンドライバーを眺める。
雪「そのドライバー、一体何なの?」
シュンP「コイツは『外電ゼロエルドライバー』。ゼロワンドライバーを俺仕様に改造した物だ」
雪「改造って…まさかあの時の!」
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シュンP『‥‥‥‥目的のものも手に入ったしな』
???『ぜ‥‥‥ゼロワンドライバー2つ目!?いつの間に!?』
シュンP『飛電其雄が細かくデータを残してくれたおかげで俺でも実物を作ることが出来た』
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雪「ゼロワンの時空で作ったやつなんだね。だからあの一件の時しつこいくらい欲しい欲しい言って
たんだ…」
シュンP「迷惑をかけたな。俺にはどうしても、これが必要だったんだ」
雪「じゃあ、赤いキーのことは?」
シュンP「コイツの事か?」
彼は変身に使ったプログライズキーを、雪の前でちらつかせる。
シュンP「コイツは『バニシングホッパープログライズキー』。これは元々或人用に作られた物を俺
用に改造したもんだ」
雪「また改造じゃん」
シュンP「素人の俺が1から作るのは厳しいんでな」
雪「何で仮面ライダーに?」
シュンP「それは…」
シュンP「いつか話すさ」
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