二次創作小説(新・総合)

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おいでよ永遠聖夜学園(いわゆるクロスオーバー学園パロです)
日時: 2023/05/23 18:05
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: hFExu/cI)

ここはメリーディストピアの中心世界に存在する学園都市、『永遠聖夜学園』……良い子の読者の皆さんも、これまでの天悪作品の話の中で一度は文章の中で存在だけは確認されていることだろう。その認識で間違いない(?)。この物語は、普段のメリーディストピアとはまた違ったスピンオフ作品……とどのつまり学園パロでお送りする物語である。




※この学園パロは、天悪の日常小説である「ニチジョウクンポケット:天悪サクセス」のスピンオフ作品ではありますが、設定や日常は引き継がれていますので、かなりの内輪ネタや原作出典作品からのネタバレ、天悪サイド特有のオリキャラやオリ設定、クロスコンビやクロスカプ等が存在します。キャラ崩壊やそういった描写が苦手な方はご注意ください

※このスレでは、基本的に小説形式でお送りしますので、大抵はキャラの心の中の語りでお送り致しますのでご了承下さいませ




世界観設定

・永遠聖夜学園とは、メリーディストピアの中心世界に存在する学園都市であり、その広さは一般的、つまり普通の広さだが、住民たちのおかげで施設のバリエーションは多く、生徒寮は存在しないものの、都市に入り浸る生徒が多い。

・校則はわりとフリーダムで、時に増えたり減ったり変更が加えられたりする。そのため、制服があるもののきちんと着る生徒もいるが普段着で来たり私服で来る生徒もいるため一貫していない。

・学年は実年齢ではなく、【精神年齢】が重視されて決められる。ちなみに小中高一貫制。これは成人も学園パロに教師以外で参加させたいという天悪の私欲から← そのため実際には成人なのに高1扱いだとか、あと教師もこの制度の例外では無いので、未成年が教師というケースも有り得る。なお、クラスは基本、A組からF組まである。



メインキャラ(あくまで予定)説明


マルコ・ポーロ(表)(東方見文録)

永遠聖夜学園の高等部2年E組に所属する、真面目で礼儀正しく正直者の冒険家であり商人の少年。このスレにおいての主人公。特段大きな取り柄はないものの、とてもお人好し。自身の大事な友達であり、このスレでは後輩でもある文録(表)に巻き込まれて、トラブルに見舞われながらそれらを解決していくことになる。 ……予定。


東方見文録(表)(東方見文録)

実年齢は24歳なのだが、精神年齢の問題により永遠聖夜学園の高等部1年A組に所属しているマッドサイエンティスト。やることなすこと全て破天荒どころではないほど過激な性格をしており、商人の性か金儲けが好きだったりする。マルコ(表)のことは大先生として敬愛する一方、大事な相棒とも思っている。


山城(裏)(艦隊これくしょん-艦これ-)

扶桑型戦艦2番艦であり、入間美兎(裏)の鎮守府に所属している艦娘の一人。従来の山城とは違いお淑やかで儚い雰囲気を醸し出しているが、姉の扶桑(裏)と共にとんでもない不運。永遠聖夜学園の高等部2年E組に所属する、クラスのマドンナ。しかし彼女に近づくためには扶桑(裏)をどうにかしなければならない。


扶桑(裏)(艦隊これくしょん-艦これ-)

扶桑型戦艦1番艦であり、入間美兎(裏)の鎮守府に所属している艦娘の一人。従来の扶桑とは違い反骨心があって強気なものの、気分の浮き沈みが激しく、後ろ向きになりがち。妹の山城(裏)とは同じ学年かつ同じクラスであり、山城(裏)のことをよく気にかけているため、山城(裏)に近づく輩には厳しい。



※メインキャラは今後増えていく可能性あり



【以下、目次】

「だいいちわ:ぶかつどうっ!」>>3-5
「だいにわ:せんぱいとこうはいっ!」>>10-12
「だいさんわ:せいとかいちょうっ!」>>13-15
「だいよんわ:こねたえすえすそのいちっ!」>>16
「だいごわ:こねたえすえすそのにっ!」>>17

Re: だいさんわ:せいとかいちょうっ! ( No.13 )
日時: 2022/02/08 15:23
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

※今回はマルコ(表)視点回です!









ボク、マルコ・ポーロ(表)はこの日の夜、友達のブンロク(表)と共に、冒険部の活動の一つとして、小泉真昼副部長(裏)と天海蘭太郎(裏)に呼び出され、住宅街へと来ていた。マヒル先輩(裏)は様々なカメラというものを携えていて、一番気合いが入ってるみたいだったけど……

「あ、あの? マヒル副部長(裏)? その……ボク達はどうしてこんな夜中に冒険部の活動のために呼び出されたんですか?」

「なにって、決まってるじゃない! これからこういう夜中にしかできない、部活動をやるのよ! アンタ、寝起きドッキリってわかる?」

「え? ええと、テレビ番組というものである、人を驚かせる企画の一つですか?」

「そうよ! アタシ達はこれから、色んな生徒の寝起きの時のリアクションを撮りに行くのよ! 冒険部たるもの、様々な世界の奴らのリアクションの違いを観察するのも大事な部活動の一環だもの!」

……どうやらボク達はこれから、みんなに寝起きドッキリを仕掛けに行くらしい。といっても、マヒル先輩(裏)曰く、寝起きドッキリというよりは標的の家の前で応答を待ち、軽くインタビューをする「突撃レポート」のようなものらしいけど……ランタロウ(裏)の様子を見てみると、本当は乗り気じゃないのかゲッソリとしていた。

「まったく……こんな活動やってていいんすか? 他の部員達にもナイショで……もしこれが生徒会にバレて怒られたら、地味に大変っすよ?」

「大丈夫に決まってるでしょ! そんなバレるようなヘマはしないし! んで、アンタ達もこれから行くでしょ」

「おう! 俺も聞いてて楽しみだから、早くやろうぜ! こういうテレビみたいなことができるなんてな〜……!」

「ブンロク(表)!? いいの!? ………はぁ、こうなるとボクも行くしかないか……」

ボクも乗り気とは言えないけど、逆にブンロク(表)はとても楽しみにしているみたいで、早く活動に入ろうと張り切っていた。こうなるとボクもついて行かないとな……ブンロク(表)達のことが心配だし…… そんな訳で、これからボク達は寝起き突撃レポートを始めることにした……

まずは宮城(表)にある月島蛍(表)の家。どうやらみんな寝静まってるみたい……ただ、標的はケイ(表)だけらしいけど、これでケイ(表)の兄上のアキテルさん(表)、二人の母上が出てしまったらマズイんじゃないかな? だけど……マヒル先輩(裏)とブンロク(表)はそのリスクを承知でやるらしい。

「それじゃあいくわよ………すみませーん! 永遠聖夜学園、冒険部の者ですーーー! 部活動の一環でリポートに答えて頂きたいでーーーす!」

「時間はそう取らねーから、月島(表)出てこい!」

ドンドンドンッ! マヒル先輩(裏)はケイ(表)の家の扉を少し激しめに叩く。ブンロク(表)も外から声を出していたから、ボクとランタロウ(裏)が慌てていると……ガチャリ、と扉が開き、ケイ(表)がやってきた。

「……………………何しに来たんですか」

「おー! マジで寝起きの顔してるじゃねーか! 早速だが月島(表)! 三つ質問があるんだ。ちゃんと答えてくれよな!」

「…………………くだらない。近所迷惑なんですケド」

「まぁまぁそう言わずに! まず一つ! 最近なんの勉強の教科が楽しい?」

「…………………………一応、英語」

「あら意外! アンタバレー部員だしバレーが気になるかと思ったのに」

「質問に(テキトーに)答えたのでもういいですよね? それじゃ」

「あぁっ!? 待てって! まだ質問はあと2つ」

バタン!! ケイ(表)は勢いよく扉を閉めていっちゃったんだ……取り残されたボク達は、ケイ(表)のお家から一旦退却する。

「なによ短気なやつねー……あそこまで塩対応なことがあるの?」

「いやそりゃあそうなるっすよ……やっぱりこの企画、やめませんか?」

「何言ってんだまだまだ始まったばかりだろうが! ほら、マルコ(表)も次行くぞ!」

「え〜〜〜〜……… 大丈夫かな、こんなみんなを夜中に起こすようなこと……」

「大丈夫だって! 次は忍術学園(裏)の伊作(裏)のところな!」

こうしてボク達は様々な生徒達に寝起きリポートを進めていく………



「最近なんの教科の勉強が好きなんだ?」

「はぁ〜〜〜〜〜………? そりゃあ、医療についての勉強は楽しいんですけど……」

イサク(裏)は面倒臭がりながらも最後までちゃんと答えてくれて……



「永遠聖夜学園に新たに取り入れてほしいものはあるの?」

「うーーーんと………そうだなぁ、例えば、ぷよ…………ぐーーーーー……………」

「あーーーーっ! こら、寝るんじゃないの!!」

プリンプタウン(表)のアミティ(表)は質問の途中で眠っちゃって……



「最後に冒険部に何か一言!」

「一言か……ククク、少なくともお前達には必ず天罰が下る……と言わせてもらうよ……」

「はぁ!? おい! 急に不気味なこと言ってんじゃねーよ!? 縁起わりぃな!!」

希望ヶ峰学園(裏)のアンジー(裏)も真摯に答えてくれたけれど、最後の質問の発言が怖かったな………




「ふー……! こんなところかしら? 結構いいリアクションが撮れたわね!」

「やっぱ煙たがられてばかりでしたけどね!」

「まぁけど、これも冒険部の活動とし大切なもんなんだろ? そんな嫌な風に取るなよ!」

「ボク達が良くても、みんなが良くないと思うけどな……」

寝起き突撃リポートを粗方終えたボク達は、撮れたリアクションを確認しながらそれぞれ帰宅路に帰ろうとしていた。みんなには煙たがられたけど………朝、謝らないといけないよね……ブンロク(表)とマヒル先輩(裏)、一緒に謝りにきてくれるかな?

「じゃあみんな! また明日! 明日はいいレポート書けるはずだから!」

「おーう! 楽しみにしてるぜー!」

「まったく、小泉先輩(裏)ってば……(;´Д`)」

「あはは、明日はボクとランタロウ(裏)だけみんなに謝りに行くことになりそうだ( ̄▽ ̄;)」






感想まだ

Re: だいさんわ:せいとかいちょうっ! ( No.14 )
日時: 2022/02/08 15:26
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

あの寝起き突撃リポートから数日後……やっぱり、突撃しに行ったみんなに謝りに行ったボクとランタロウ(裏)は軽くみんなに咎められたけれど、そこまで事が大きくなることはなかったんだ……だからかこの日も授業に勤しんでいた。だけど、それは四時間目の休み時間の時に起きたんだ。ボクの元を訪れた人がいたんだ。その人は……

「あ、あのぉ。すみません、マルコ君(表)いるかなぁ?」

「おっ? 不二咲(表)! 2年E組に来てどうしたんだよ? おーい! マルコ(表)! 不二咲(表)が呼んでるぜ!」

「えっ? チヒロ(表)が? どうしたのチヒロ(表)? 何か用事かな?」

高等部2年C組の不二咲千尋(表)だった。チヒロ(表)はボクを訪ねに2年E組へ来たようで、チヒロ(表)と話したボクのクラスメイトの紗倉ひびき(裏)に呼ばれて、ボクはチヒロ(表)の前に姿を現した。その次にチヒロ(表)が発した言葉で、辺り全体がざわめくこととなる。

「うん、その………」











「マルコ君(表)も、この間、冒険部の活動で夜中にみんなを起こしてたでしょ。その事で『生徒会長』からお話があって……文録君(表)も廊下に待たせてるんだ。一緒に来てくれないかなぁ……?」

「え?」

「えっ、生徒会長って………ってことは、マルコ(表)は生徒会から直々に呼び出されたってことか!?」

「生徒会副会長の不二咲(表)から呼び出しを食らうだなんて……マルコ(表)、無事に帰って来れるかな……?」

どうやらチヒロ(表)が、というよりは生徒会長様がボクやブンロク(表)、マヒル先輩(裏)とランタロウ(裏)と話がしたいらしくて、周りは何故かボクの安否を気にし始めた。……そういえば、チヒロ(表)って生徒会長様が直々に推薦した生徒会副会長で、実際に副会長としての仕事を全うしてるんだっけ? 何にしてもこの間のことが原因なら、生徒会長様にも謝らないと!

「わかった、ついてくよ。それで、どこで話をすることになるの?」

「うん。校舎裏で話がしたいんだって。案内するよぉ」

「うん、ありがとう……」

ボクはクラスメイト全体から心配と恐怖の眼差しを向けられて教室を後にする。廊下には確かにブンロク(表)がボクらのことを待っていて、納得いっていないようだった。

「なんだよ生徒会長の奴……俺とマルコ(表)を呼び出してどうするつもりなんだよ! 滅多なことは受けたくないぜ」

「ブンロク(表)、多分この間の夜中の冒険部の活動が原因だと思うよ? 生徒会長様にしっかり反省の意志を示して許してもらおうよ」

そんな話をブンロク(表)にしながら、チヒロ(表)の案内の元言われていた場所まで辿り着くと、そこにはマヒル先輩(裏)やランタロウ(裏)がいた。

「マヒル先輩(裏)! ランタロウ(裏)も!」

「マルコ先輩(表)! 文録君(表)! キミ達も呼ばれたってことは……やっぱり、この間の事がバレてしまった……ってことになりますよね……」

「ったくもー、生徒会長も頭硬いのよ! 何でもいいけど早く生徒会長もここに連れてきてよね! どうせまだどっかで休んでるんでしょ?」

「ああ、いや……生徒会長はもう、この場に来てます。えっと、その………な、なるべく……酷い抵抗はしないようにしてね………それじゃ!!」

「あっ、チヒロ(表)!! ………行っちゃった……」

「ったく、これから何をするってんだいったい……」

ボク達を案内したチヒロ(表)は、ボク達に忠告ともいえる発言をしながら去っていった……その場に残されたボク達が少しの間生徒会長様を待っていると……



「あーーーーっ! よかった! ちゃんときてくれたんですね!」

なんて幼い声が上から聞こえてきた。途端に、一人の少年……いや、短刀の刀剣男士が遥か上からここへと着地する。そこに現れたのは………








「「い、今剣(表)!??」」

「えっ? イマノツルギ(表)がどうしてここに?」

「あっ、あああ………!!」








感想まだ

Re: だいさんわ:せいとかいちょうっ! ( No.15 )
日時: 2022/02/08 15:29
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: 8hHoYYXB)

「えへへ♪ みなさん、ちゃーんとちひろについてきてここへきてくれましたね!」

ボク達が生徒会副会長のチヒロ(表)に連れられて来た先で現れたのは、イマノツルギ(表)だった。イマノツルギ(表)が天狗ですっごく身軽なのはボクもよく見てたから知ってるけど………どうしてイマノツルギ(表)がここに?

「なんだよ……生徒会長がここに来てるっつーから身構えてたら、来てるのは今剣(表)じゃねーか……」

「驚いて損したわよ! アタシ達、生徒会長に呼ばれてるんだから、アンタに構ってる暇はないのよ!」

「あ、あ、あの………二人とも!! ま、まず、今剣君(表)の話を聞きましょう!!」

生徒会長様でなくてイマノツルギ(表)が来たことに納得いっていないのか、ブンロク(表)とマヒル先輩(裏)はイマノツルギ(表)に抗議するけど、反対にランタロウ(裏)は大慌てしてるみたいだ……そういえば、ボクも生徒会長様が誰なのかよくわかってないな……

「みなさんおちついてくださいー…… ぼくは、このあいだのよなかのぼうけんぶのかつどうによって、よなかにおこされたみなさんから、くれーむをもらってここにみなさんをよびだしたんですよ?」

「えっ? イマノツルギ(表)、この間ボク達が起こしちゃったみんなから話聞かされてたの?」

「はい! 『よなかにいきなりりぽーととかするのはどうなんだー』ってみんないってましたね! このままじゃああんみんぼうがいされたみなさんのいかりがおさまりませんし、ぼうけんぶのみんなものびのびとかつどうできなくなっちゃいます。なので! ぼくたちせいとかいのめんめんとで、あらためてぼうけんぶのかつどうのかくにんとかいぜんにはいりたいとおもいます! なので、これからぼうけんぶのぶちょうやほかのぶいんたちともはなしがしたいのですが、どうでしょうか?」

………えっと、どうやらイマノツルギ(表)は、ケイ(表)達からクレームを貰ったことで、冒険部の活動の改善に入るため、冒険部全体とで部活動の内容を見直すつもりらしい。ボク達の行いのせいでマヒル部長(表)や他の部員のみんなまで巻き込むのは申し訳ないと思うけど……

「それを、イマノツルギ(表)に言われてもな……そもそも、生徒会長様の遣いでここに来たのかい?」

「そうだそうだ! 生徒会長でもねーくせに、偉そうにペラペラ言うなってんだ!」

「そうよ! いい加減生徒会長をこの場に呼んできなさいよ!!」

平安生まれの短刀であるにしても、心身ともに小さな子どもであるイマノツルギ(表)が生徒会長だなんて思えず、ボクは純粋にイマノツルギ(表)に問いかけ、ブンロク(表)とマヒル先輩(裏)は抗議を続けたんだ…… そんなボク達を見て、イマノツルギ(表)はムッとした表情になった。

「せいとかいちょうでもないって……ぼくはちゃんとせいとかいちょうなんですよ?」

「はぁ???」

「マ、マルコ先輩(表)!! 文録君(表)!! 小泉先輩(裏)!! 今剣君(表)は本当にこの永遠聖夜学園の生徒会長っす!! なので、大人しく監査を受けましょう!!」

「はぁっ!? 何言ってんだよ、こんなちっせー奴が生徒会長になれるもんなのかよ!? 学年だって、たしか初等部1年だとかそのくらいだったろ!?」

「それが、今剣生徒会長(表)の場合は結構特殊な事情があるんすよ! 今剣生徒会長(表)の学年やクラスは本人の希望もあって『本人の気分次第で変動する』性質になっているんす。理事長も公認してるんすよ……なので、問題なく生徒会長になれるんす! それに………今剣生徒会長(表)はメリーディストピアの一帯の不良を締め上げた逸話もあるんす」

「えっ…………!?」

なんと、ランタロウ(裏)が震えていたのは、イマノツルギ(表)の性質と本当にイマノツルギ(表)が生徒会長様であることを知っていたからで、慌てて抗議を続けるブンロク(表)とマヒル先輩(裏)を止めたんだ……それを聞いてボクは引き下がるんだけど、二人は……

「はー? だからって食い下がれるかよ! おい! くだらねーことで呼んでねーで、俺らを解放しやがれ!」

「そうよ! 真昼ちゃんにまで迷惑をかけさせるわけにはいかないんだから!」

「ちょっと二人ともーーーー!??」

それを聞いても納得できないのか、まだイマノツルギ(表)に抗議してるみたい……ボクが恐る恐るイマノツルギ(表)の方を見ていると、一瞬恐ろしい悪寒がボク達を襲ったと思うと、その一瞬で間合いを詰めたのか、マヒル先輩(裏)の真後ろにイマノツルギ(表)はいた。そして………軽やかな動きでマヒル先輩(裏)の首の後ろを軽く叩いた。

「うっ…………!?」

「……ざんねんです。もうちょっとおんびんにおはなししたかったんですけどねー」

その直後、マヒル先輩(裏)は気絶したかのように地面へと倒れ込む……前にランタロウ(裏)がマヒル先輩(裏)の体を受け止めておぶり始めた。 …………イマノツルギ(表)から漂う畏怖のオーラが、まだある………!!

「に、に、逃げよう二人とも!! イマノツルギ(表)を怒らせちゃったみたいだよ!!」

「そそそそ、そうするしかないんすかね……!?」

「う、う、うわーーーーーーーーっ!!!!!」

「………わぁ! おにごっこですか? よーし! まけませんよー!」

ボクとランタロウ(裏)とブンロク(表)は急いでその場から逃げ出す……後ろからイマノツルギ(表)が猛スピードで追いかけてきてるけど、捕まったらボク達も気絶させられちゃうよ……!









「はぁ、はぁ…………! あ、あんなに怒ってて怖いイマノツルギ(表)は、初めてだよ………普段は、他の子ども達と一緒に、はしゃいでるのに………!」

「ほ、本来ならとっても無邪気ないい子なんすけどね……… もっと早くに文録君(表)や小泉先輩(裏)を説得すべきでした……!!」

命からがら中庭の茂みに逃げ込んだボクとランタロウ(裏)は後悔の念を零す……イマノツルギ(表)があそこまで怒る前に、イマノツルギ(表)が生徒会長であることを知っておくべきだったよ……! そうしたら、マヒル先輩(裏)が気絶しないといけないことには………




\ぎゃあああーーーーーーーーっ!!/



「っ!? この声は……まさか!!」

「地味に文録君(表)が悲鳴を挙げてるっすね……!!」

なんてしている内に、今度はブンロク(表)が悲鳴を挙げているのが聞こえた。この位置から聞こえる会話は………




「あははっ! つっかまーえた!」

「や、やめろーーー! 俺に近づくんじゃねー! 俺にまで神通力を使うなぁ………!」

「つかってませんよー? それに、ぶんろくのこともつかまえるだけですよっと!」

「ひっ…………」



ブンロク(表)の小さな悲鳴が途切れて会話は終わったけれど………こうなると、ブンロク(表)もイマノツルギ(表)に捕まっちゃったんだよね……!? まずいまずいまずい………!

「や、やばいっす! 今剣君(表)がこっち見てるっすよ!? あれ絶対ロックオンされてるっすよおおおおおお!!!!!」

「ラ、ランタロウ(裏)落ち着いて!! あまり大きな声を出したら気づかれちゃう!!」

なんてボク達が慌てているのにイマノツルギ(表)も気づいたのか、さっきからこっちのことを凝視していて、かけ出す準備までしているような………! まずい、ボクとランタロウ(裏)まで気絶させられちゃう! ……………そんな時だった。イマノツルギ(表)の横から何か大きな影が横切り、「ガキン!」なんて刀が交わる音がしたのは。




「会長殿! 何をしておられるのですか、文録先輩(表)達を追いかけ回して……!」

「だーって! ぶんろくたち、ぼくがぼうけんぶのかつどうのかいぜんのために、いってたかんさをすることをうけいれてくれなかっただけじゃなくて、ぼくがせいとかいちょうだってこともしんじてなかったんですよ! ぜんぜんはなしきいてくれなかったんですもん!」

「かといって文録先輩(表)や小泉殿(裏)を気絶させるまでのことをしなくても良かったはずです! どうか平静を保ってください!」

「もー! いちごもぶんろくにかたいれしすぎですよ!」




…………イマノツルギ(表)と今、決闘を繰り広げているのは、同じ生徒会の書記を担当している一期一振先輩(表)……どうやらイチゴ先輩(表)がイマノツルギ(表)を止めてくれてるようだった。ブンロク(表)のことを心配して、ここに駆けつけてくれたのかな?

「マルコ先輩(表)! い、一期先輩(表)が今剣君(表)を止めてる内に、逃げるっすよ!!」

「う、うん! 早くブンロク(表)も回収して、ここから逃げなきゃ!!」

ボクとランタロウ(裏)は無事なうちに気絶しているブンロク(表)も回収して、その場を急いで後にして、保健室にまで駆け込んだんだ………










「まったくよーーー……とんだ目に遭ったぜ……」

「なんだったのよいったい……あそこまですることないじゃないの!」

「けれど真昼ちゃんに文録(表)! 人の話は誰の話であっても聞かないとダメよ。そもそも原因は真昼ちゃんの提案していた企画の内容で他の生徒を起こしたからでしょ? そこは反省してなさい!」

「だって〜……」

あれから数時間後の放課後……保健室で目を覚ました文録(表)とマヒル先輩(裏)の元にお見舞いに来たマヒル先輩(表)やボク達冒険部部員は、イマノツルギ(表)に呼び出された時のことを思い返していた。

イマノツルギ(表)とイチゴ先輩(表)は、あの騒動をケルベロス達……学園長先生達に見つかってお叱りを受けたみたいだ。その時にイマノツルギ(表)もボク達を追いかけ回した事を反省して、今回だけマヒル先輩(裏)の立案した企画に関しての事件は見逃すことにしたらしい。

「それも当然よね! アタシを気絶なんてさせたんだもの、生徒会長としてまだまだ半端だってことよね!」

「ですから、先輩(裏)や文録君(表)が抗議を止めておいてくれたら、ここまでにはならなかったんですって……」

「イマノツルギ(表)も強いことはこれでわかったんだし……あんまりみんなの迷惑にならない活動をしないとね」

「マジかー……なら、迷惑かけなきゃいいんだろ? 次はバレねーように他人ん家でBBQとかやってみようぜ!」

「ブンロク(表)!?? ボク達の話聞いてた!??」

はぁ………また生徒会の目に止まるようなことは嫌なんだけどな……… ボクはキリキリとした胃の痛みを感じながら、ブンロク(表)にお見舞いのフルーツをあげたんだ………






感想OK!

Re: だいよんわ:こねたえすえすそのいちっ! ( No.16 )
日時: 2023/05/21 12:53
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: R/0A/CXj)

※今回はssってことでモノローグがないです。ご了承下さい!

※今回はオリキャラ兼とある楽曲のパロキャラが出ます

※今回はまだ天悪の日常小説で未登場のキャラ((裏)の刀剣男士と(表)の艦娘)が先行登場しております。

※幼児化ネタが含まれます。ご注意ください!(該当キャラは見た目年齢は4、5歳ほどの幼児状態となっております)





※高等部3-Bの教室内

筑摩(表)「みなさん、おはようございます。本日からこの学園とクラスに転入してきた子を紹介しますね♪」

マイ(裏)「北斗マイ(裏)ですっ! よろしくお願いします☆」

髭切(裏)「北斗マイ(裏)? どこかで聞いたことがあるような……」

大地(表)「ああ、彼女は大人気スクールアイドルで、ここ1年で国民的アイドルの位置にも届く勢いの『最強で無敵の堕天使』ってキャッチコピーのアイドルなんだ」

髭切(裏)「へぇ〜〜〜……とてもすごい子なんだね」

獅子王(表)「出てきたおりきゃらのぱろ元から、天悪が何の楽曲にハマりだしたのかわかるな!」

創(表)「いやいや、言ってやるなよ💦 にしても、アイドルかぁ……この学園にもうアイドルが何人もいるけど、北斗(裏)も仲良くできるのか? まぁ、俺の中の一番星は七海(表)だけどな」

大地(表)「創(表)までそういうことを💦 だが、恐らく北斗(裏)も多くの生徒に囲まれることは間違いないかな」



モブ男子1「あのっ、マイちゃん(裏)! 今日は仕事落ち着いてる!?」

モブ男子2「この学園内の施設を案内するよ!」

モブ女子1「マイちゃん(裏)、この学園の購買部のパン食べてみたい?」

マイ(裏)「ふふふ☆ そうだね〜……」

ワイワイガヤガヤ………



大地(表)「おおお……やっぱり北斗(裏)の周りに人だかりができてるな……」

澪田(表)「マイちゃん(裏)すげーっすねー! 大勢の男子だけじゃなくて、女子も一定数集まってるっすよ!!」

獅子王(表)「このままいけば、第二の一期(表)になりそうなんだよな〜!」

髭切(裏)「へ〜……主も彼女の楽曲を聴いてたみたいだったけど、あいどるって、凄いね………」

大地(裏)「ははっ、だな! ところで髭切(裏)、初等部低学年合同の調理実習、見に行かなくていいのか? 膝丸(裏)もパンケーキ作ってるところだが」

髭切(裏)「え? だって十時から始まるんだよね? もうそろそろ行かないといけないのは確かだけど、まだ急ぐ理由は……」

大地(裏)「いやいや、初等部低学年の合同調理実習は【8時から10時くらい】だぞ? 結構大遅刻してるはずだが……」

髭切(裏)「………」サァァーッ

髭切(裏)「お………覚書を把握し間違えてたああああああ!!! もっと早く教えてよ!? マイさん(裏)のことを気にしてる場合じゃない!!」タタッ

創(表)「おい髭切(裏)!? そういう事北斗(裏)や『北斗マイ(裏)教徒※』達の前で言うなよ!??」
※マイちゃん(裏)の熱狂的ファンの総称



マイ(裏)「(なっ!? ……この私を差し置いて、別のところに行くなんて………彼をそこまで熱中させる人って誰なの? とても気になる……!!)ごめーん! ちょっと私も、ここの学園の初等部低学年のみんなの調理実習見に行ってみるね!」

マイ(裏)のファンのクラスメイト一同「「「ああっ! マイちゃーん(裏)!?」」」



澪田(表)「ややっ!? マイちゃん(裏)は髭切ちゃん(裏)のことが気になるみてーっすよ!? あれっすか、『ふーん、おもしれー男』ってやつっすか!??」

大地(表)「それはわからないが……北斗(裏)は急にどうしたんだろうな?」




※家庭科室

ミニッツ(表)「とってもおいしそうなパンケーキをつくれたねー!」

ラティナ(表)「うん! デイル(表)たちに食べてもらえるのが楽しみだよ〜!」

ひざまる(裏)「…………」チラチラ

ブラウン(表)「あれ? 膝丸(裏)、どうしたの? 窓の方をチラチラ見て」

ひざまる(裏)「いや……あにじゃ(裏)はめずらしくこぬのだなぁとおもっていてな」

ユウちゃん(表)「あれあれ〜!? そういえばそうだねっ! あの弟(裏)のことをおっ尊い!と思ってる髭切(裏)が珍し〜〜〜! 何かあったのかな!?」

レイくん(表)「…………もしかして、何かアクシデントとかあった…………?」

ひざまる(裏)「あにじゃ(裏)………」しょぼん

今剣(表)「ひざまる(裏)………だいじょうぶですよ! きっと、じかんをまちがえたりだとか、そういうことだとおもいます。わすれてるなんてことはかならずないとおもいます!」

ひざまる(裏)「………うむ! そうだとおもっておくぞ」

髭切(裏)「遅れてごめーーーーん!!!! 膝丸(裏)ーーーー!!!! ごめんね、お兄ちゃん(裏)覚書を間違って覚えてた!! もうぱんけぇき焼けちゃった!??」

今剣(表)「あっ! ほら、ひげきり(裏)がこうしてきましたよ〜!」

ひざまる(裏)「わああ……! あにじゃ(裏)ーーー! いま、ぱんけぇきをみなでやきおわったところだぞ! もちろん、あにじゃ(裏)のぶんもあるからな!」

髭切(裏)「そっか〜……! うん、膝丸(裏)達の頑張って作ったぱんけぇきの味、とっても楽しみだな〜……!」



マイ(裏)「ふむ………なるほどね………髭切くん(裏)、弟さんがいて、弟の膝丸くん(裏)の事がとっても大好きなんだ………それなら納得……かな? 家族愛が強い人もたくさんいるもんね」

長門(表)「ふふふ………保護者の者たちも、みんなの作ったパンケーキを味わって食べてほしい。……そこで眺めてる君も是非」

マイ(裏)「!! ありゃ〜……やっぱりバレちゃう〜?」

髭切(裏)「えっ? あれ……マイさん(裏)も来てたんだ? いったいなんで?」

ひざまる(裏)「なああにじゃ(裏)、このものはだれだ?」

ミニッツ(表)「あー! あのこは『ほくとマイちゃん(裏)』だよー! ミニッツもなんかいもテレビのばんぐみでいっしょになったことあるの!」

ブラウン(表)「えーーー! 北斗マイ(裏)って、あの北斗マイ(裏)!? 大人気アイドルにこんなところで会えるなんてーーー!」

髭切(裏)「あっ、子どもたちの間でも大人気なんだ……本当に国民的あいどるなんだね、マイさん(裏)」

マイ(裏)「えへへ、まぁね〜☆ みんなでパンケーキ作ってたのかな? 私も食べていいなら、ちょっとだけちょーだい☆」

ブラウン(表)「あっ、いいですよ! パンケーキの取り分が減るのだけが残念だけど……どうぞ、おいしく食べてくださいっ!」

マイ(裏)「えへへ☆ ありがと〜子犬のキミ☆」バチンッ

ブラウン(表)「は、はい〜〜〜!!」でれでれ

コアラちゃん(表)「もー、ブラウン(表)ってば! なにデレデレしてんの!」

ブラウン(表)「だ、だって〜……」

わいわいきゃいきゃい………

髭切(裏)「家庭科室もマイさん(裏)で持ち切りに……あっ! そうだ、膝丸(裏)! 僕もぱんけぇき食べるよ! 僕にも分けて!」

ひざまる(裏)「うむ! これがあにじゃ(裏)のぶんだ。あじわってたべてくれ」

髭切(裏)「ふふふ、ありがとう……あっ! よかったら『あーん』って食べさせてほしいな!!」

ひざまる(裏)「む? 『あーん』とな? ……いいぞ! では、あにじゃ(裏)はくちをあけていてくれ。ほら、あーん」

髭切(裏)「あーん! ………う〜〜〜ん! おいしいなぁ! 膝丸(裏)達、ぱんけぇきにいっぱい愛情を込めてくれたんだね。嬉しいな〜〜〜!」

ひざまる(裏)「ははは、みなとでたくさんくふうしたのだぞ」

マイ(裏)「あっ………髭切くん(裏)、弟さんの膝丸くん(裏)に、パンケーキ食べさせてもらってる……弟さん(裏)のこと、大好きなんだねっ!」ひょこっ

髭切(裏)「当然だよ! 僕達は仲のいい兄弟なんだからね! はああ、やっぱり膝丸(裏)達がぱんけぇきを作ってたところも見たかったな……」

ひざまる(裏)「はあくもれであればいたしかたあるまい。それより、どうだ? おれたちのつくったぱんけぇきのあじは?」

髭切(裏)「うん!! もちろんおいしいよ!! おかわりを貰えなさそうなのが残念だなぁ……!! 膝丸(裏)も自分で食べてみて!」

ひざまる(裏)「うむ! おいしいのならよかった。では、おれもそろそろくうとするかぁ」もぐもぐ

マイ(裏)「(うっ、会話に入る隙がない………)なんだか……私、お邪魔みたい?」

ひざまる(裏)「? そのようなことはないぞ。ほしn」

髭切(裏)「その間違いはやめておいた方がいいよ膝丸(裏)!! 『北斗マイ(裏)』さんね!! ……ご、ごめんね! 膝丸(裏)は名前に頓着しない性格なんだ。僕の名前も忘れてしまうからね……」

マイ(裏)「いいよいいよー! 気にしないからさ! 私の名前は『北斗マイ(裏)』! お兄さんの髭切くん(裏)のクラスに転校してきたの! 今日からよろしくね☆」

ひざまる(裏)「うむ。よろしくたのむぞ。キミはどのようなうたをうたうのだ?」ぴょいっ

マイ(裏)「(! 私の膝の方に乗ってきた、かわいい……!)えっとね! 代表曲は『ミサ』っていう、ちょっとゴスペル要素も含まれた曲なんだけど……聞いてみた方が早いかなー?」

ひざまる(裏)「そうか。ならばちゃいろ(表)※のほうがくわしいようだし、ちゃいろ(表)にきいてみよう。キミのきょくがどんなきょくなのか、たのしみだ」にこーっ
※ブラウン(表)のこと

マイ(裏)「う、うん…………」ぽわわ

髭切(裏)「うちの弟(裏)、とっても可愛いでしょ? 可愛いよね!」

マイ(裏)「ちょ!?? 私の心読んでんの……じゃなくて! そ、そうだね! とってもかわいい〜〜〜!!」ぷにっ

ひざまる(裏)「ふふ、くすぐったーいぞー」



髭切(裏)「ちょっと次の授業には遅れちゃったけど、膝丸(裏)と話すのが楽しかったから仕方ないかな……」

マイ(裏)「仕方ないかなー? ともかく、今日はおいしいパンケーキを食べさせてくれてありがとねー! 膝丸くん(裏)たち、また遊ぼうねー!」

ひざまる(裏)「ああ。では、あにじゃ(裏)にほくとしちせい(裏)、またあした! こんどは『おなじくらすで』あおう!」

マイ(裏)「(………ん? 同じクラス……?)うん! また明日ねー!」

髭切(裏)「………💦 ……うん! 膝丸(裏)、また明日ね!」




※翌日、高等部3-Bの教室内……

モブ男子1「マイちゃん(裏)! 今からお仕事行くんだね……音楽番組の出演頑張って!」

モブ女子1「テレビを見て応援してるね!!」

マイ(裏)「うん! みんな、応援ありがと〜☆ 今日のお仕事も頑張るよ☆」



膝丸(裏)「皆の者、おはよう。………おや? 星n「北斗マイさん(裏)ね!!!」………北斗マイ(裏)はくらすめいと達に囲まれているな。人気あいどるだからか?」

髭切(裏)「ええと……学園の駐車場の方に車が何台か来てたのを見たから……恐らく、彼女の仕事にこれから行くんじゃないのかな? 話を少し聞いてみてもそうみたい」

膝丸(裏)「そうか。今日は同等の姿で北斗(裏)と話せると思っていたのだが……仕方あるまいな。俺達も北斗(裏)に声援をかけよう。おーい、北斗七星(裏)! おはよう。本日の任務も気をつけて取り組んでくれ」

マイ(裏)「うん! キミも応援ありがとう………誰ーーーーーーっ!????」ビシッ!!

モブ男子2「えっ? マイちゃん(裏)???」

マイ(裏)「えっ、キミ誰誰誰??? なんでここで新キャラ出てきたの!?」

膝丸(裏)「む? 昨日に会話しただろう?」

マイ(裏)「いやキミと会話した覚えは無いって!! とはいえ全く見覚えがないってわけじゃないけど………えええ??? ひ、髭切くん(裏)??? この人はいったい……」

髭切(裏)「ああ、えっと………マイさん(裏)も昨日、初等部低学年の子たちの調理実習で会ったよね? といっても信じられないと思うけど……彼は源氏の重宝で僕の弟の『膝丸(裏)』。僕も膝丸(裏)も刀剣男士という付喪神で……膝丸(裏)の本来の姿がこの大人の姿なんだ」

膝丸(裏)「改めて。源氏の重宝、膝丸(裏)だ。普段はこの学園にて高等部の三年として活動している。兄者(裏)共々、よろしく頼むぞ」

マイ(裏)「はい????????? 昨日の小ちゃな膝丸くん(裏)と同一人物?????? ええええーーーー……!?」

創(表)「………まぁ、混乱するよな💦」

獅子王(表)「だなー。膝丸(裏)は元々一部分野の勉強がすこぶる苦手で、体調を崩したことから気分転換で子どもの姿になって、子ども達に混ざって遊んだことから生じて、理事長の許可も貰った上で大人の姿と子どもの姿での二重生活を送ってるが……」

大地(裏)「どっちの姿でも記憶や人格は共有しても、信じ難いよな💦 何も知らない人なら尚更……」

澪田(表)「マイちゃん(裏)は転校してきた時期が悪かったかもっすねー」

マイ(裏)「?????????????」

終われ☆←




解説コーナー



Q:なんで膝丸(裏)縮んでんの??? ミカン(裏)の霊力のバグ???

A:バグじゃないです、自主的です← 膝丸(裏)(と髭切(表))、勉強の得意分野と苦手分野の差がだいぶ激しくて、苦手分野だと混乱してぶっ倒れることがあるんですね……それで気分転換に子ども達に混ざって自身も幼児化して遊ぶことをしていたんですが(!?)、本刃は子ども達と遊ぶのが楽しくなってきたようです← ちなみに幼児化しても人格や記憶はそのままです(おい!??)



Q:じゃあ膝丸(裏)の永遠聖夜学園でのライフスタイルどうなってんの?

A:膝丸(裏)が上記のAから「自身もたまには初等部に混ざりたい」と理事長天悪や学園長ケロちゃんズに頼み込んだことで、天悪が条件付きで了承しました。その条件が「幼児化して初等部のクラスに所属することになるのは一ヶ月の内の1週間だけ」「変身する期間は必ず月の初めまでに申請しとくこと」などといったものです。もちろん膝丸(裏)も普段は高等部3年の高校生として学園で過ごしてるので安心してください(???)



他にも質問あれば答えられるだけ答えましょう(おい!?)(抜け漏れあるかもしれないんで……)
感想OK!

Re: だいごわ:こねたえすえすそのにっ! ( No.17 )
日時: 2023/05/23 18:05
名前: 天悪 ◆GZXLUkDFh6 (ID: hFExu/cI)

※今回はssってことでモノローグがないです。ご了承下さい!

※今回はえっちな話題というか下ネタというか、エ〇本回です。それ関連のキャラ崩壊もあると思います。下品な話が苦手な方はご注意ください!!

※今回はまだ天悪の日常小説で未登場のキャラ((裏)の刀剣男士と(表)の艦娘)が先行登場しております。

※↑2な内容ですが、幼児化ネタが含まれます。ご注意ください!(該当キャラは見た目年齢は4、5歳ほどの幼児状態となっております)







※昼休み中の校舎裏の日陰辺り

髭切(裏)「膝丸(裏)! 昼休みはどこ行く? 敵が少々いそうな敵地に寄ってみる!?」

膝丸(裏)「兄者(裏)よ、今は学園ぱろだぞ」

ワイワイ……ガヤガヤ……

髭切(裏)「おや? 誰かが盛り上がっている声がするね」

膝丸(裏)「何を話して盛り上がっているのだろうか? ……おや、あの場にいるのは……ええと」

髭切(裏)「大地くん(表)に菅原くん(表)、日向創くん(表)に山口くん(表)に大和田くん(表)だね。何か本を読んでいるようだ」

膝丸(裏)「しかし、一つの本に皆が集中して群がっているな。いったい何が……おや」

大地(表)達の読んでいた本は……見てみると、開くページがことごとくえちちでセクシーなダイナマイト美女が並ぶえっちい本(高校生用)だった……!!

創(表)「ん? おお! 髭切(裏)に膝丸(裏)じゃないか。お前らもこのえっちな本を………」

髭切(裏)「うわぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!!!!!!」▂▅▇█▓▒ (’ω’) ▒▓█▇▅▂

菅原(表)「うわっ! びっくりしたぁ」

髭切(裏)「うわああああ↑わわわわわ↓↓わぁ⤴︎︎︎わぁぁぁぁ↑わぁぁ↓わぁ!!! わぁ!!! わぁ!!!!!」ゴロゴロゴロ

膝丸(裏)「兄者(裏)、何やら錠剤でも飲んだか?」





(数分後)

髭切(裏)「不埒だよ!!!!!!!」←草むらの中に上半身だけつっこんでる

大地(表)「髭切(裏)、上半身出してくれよw」

膝丸(裏)「兄者(裏)は真面目で純情なお方だからなぁ。色恋沙汰には弱いのだ」(*´ω`*)

髭切(裏)「そ、そ、そ、そんな! そんないかがわしい本を読んで………! 後輩達にも読ませていい本じゃないでしょ!! 何してんの!!」

大地(表)「いやー。後輩達にも読ませているというか、元は山口(表)が手に入れてきた本で、勧めてきてくれたからなぁ」

山口(表)「あはは……日向(表)や影山(表)はこういうの苦手だったり疎かったりするし、ツッキー(表)と共有するのも恥ずかしいから、菅原さん(表)達と共有したのが火種でして……」( ̄▽ ̄;)

菅原(表)「山口(表)も勇者だべ!」頭ぽんぽんっ

髭切(裏)「山口くん(表)!!!!!!(半泣き)こここ、この光景を風紀委員会が見たらまずいって!!!!」

大和田(表)「日向センパイ(表)達、兄弟(表)も他の風紀委員も七海センパイ(表)もまだ来てねーッスよ! もう少し読めます!」

創(表)「よし! なら、この続きはよりえちちらしいから、ゆっくりめくりながら読むぞ!」

膝丸(裏)「俺にも少し見せてはくれぬか?」

髭切(裏)「ちょっっっっっっ!!!! 待って!! その辺にしよう!! いつどこから誰が来るかもわからないから!! 膝丸(裏)まで春画読まないで!!!!」(´;ω;`)

膝丸(裏)「まあまあ兄者(裏)、兄者(裏)もこれを機に、男子高校生として春画でびゅうしてみようではないか。序盤のぺぇじで肩慣らししよう!」

髭切(裏)「膝丸(裏)ーーーー!!!!//////////」

大地(表)「あはは……本当に髭切(裏)はえっちな本にすこぶる弱そうだな。ずっと絶叫してるぞ💦」

大和田(表)「そうッスね。これだと誰か駆けつけて来そうッスけど………あ!!」









大和田(表)「日向センパイ(表)! 向こうの角から『七海センパイ(表)とシャミ子(表)』がゆっくりこっち来てるッス!!」

創(表)「!!!」

創(表)「だああああ!!!!(膝丸(裏)の手からえっちな本を奪取)」バッ!!!!

膝丸(裏)「あー、今始めの辺りから読んでいた途中なのだが………」

髭切(裏)「!?? 創くん(表)!?」

創(表)「だああああああ!!!!(えっちな本をビニール袋に入れて近場の地面に埋める)」ザッザッザッ

山口(表)「あーーー! せっかく買ってきたえっちな本が!!」

菅原(表)「仕方ないって。人が来た時点でこうするのも無理なかったってもんだ」

創(表)「よし! これで隠滅成功!(?)」フー、フー………

七海(表)「あれ? 創くん(表)たち、こんな所で何してたの?」

シャミ子(表)「特に日向先輩(表)は手が土まみれですよ? 何か掘ってたんですか?」

創(表)「あぁっ! いや! これはだな! みんなで宝探ししてたんだ! だよな!! お前ら!!」

髭切(裏)「え? いやさっきまでキミ達………むぐ」←膝丸(裏)に手で口を塞がれた

膝丸(裏)「うむ。そうだなぁ。男の浪漫を追い求めに行ってたぞ。めぼしい宝は、途中から来た我らは大して見つけられなかったが、大いなる大地(表)達が見つけられていよう」

大地(表)「『大いなる』いらないな💦 ああ、宝はいっぱい見つけられたけど、七海(表)と吉田(表)はこことはまた違う所で宝探しするなら向こうでしてほしいな」

七海(表)「うーん? ………そっかー。男の子同士でロマンを突き進んでいたなら、我々女子は女子同士でできる冒険をした方が良さげですな。シャミ子さん(表)、娯楽室に戻ってゲームのクエストに戻ろう?」

シャミ子(表)「はいっ! 日向先輩(表)達には負けていられませんね! では、先輩達も冒険頑張ってください!」

菅原(表)「おー! そっちもゲーム楽しんでくれよなー!」



創(表)「………ふぅ! 七海(表)と吉田(表)にさっきの出来事がバレずに済んだ……」

髭切(裏)「ぷは………こうして誤魔化すくらいなら、せめて室内で楽しみなよ………」

山口(表)「まぁそうですよね……ここ校舎裏の日陰部分としても、人は少しだけ通りますし、今度は室内で読みましょう!」

大和田(表)「あと20分ぐれーで昼休み終わるしな。ここらでお開きにしましょーか」

膝丸(裏)「俺達はあまり読めなかったが……またの機会があれば呼んでいただけると有難いな」

髭切(裏)「いや、僕はこういう機会は呼ばれなくていいかな………/////」




※それから数日後、再び昼休み中の校舎裏の日陰辺り……

ブラウン(表)「う〜〜〜〜ん! 今日もいい天気! せっかくだから、学園内の宝探しやろ〜!」

サトシ(表)「ああ! それはいいな! よし、この学園に眠る宝を掘り起こしてみよーぜ!」

ピカチュウ(表)「ピッピカチュウ!」

さかな王子(表)「うむ! では余は隊長として司令に務めるのじゃ!」

ひざまる(裏)「ははは。たからさがしかぁ。このがくえんのなかに、どんなたからがねむっているのか、たのしみだな」←(前話のssの解説参照)申請をして幼児化してる状態

サトシ(表)「なあさかな王子(表)! ここなんかありそうじゃないか!?」

ピカチュウ(表)「ピーカピカ!」

さかな王子(表)「ええい! 余が指令をすると言うたのに! まぁ余もちょうどこの辺りに何かあると思っていたところじゃ! 皆の者、この辺りを探すぞ!」

ブラウン(表)「わかった! じゃあぼく、ここの地面掘ってみるよー!」

ひざまる(裏)「あ………(そこは確か、日向(表)の……えっと、創か翔陽のどっちだったか……ともかく日向(表)が春画を埋めた地点だな。埋めた跡が目に見えて昨日に覚えたのと同じだ……このままでは茶色(表)達が春画を見てしまう。それは回避せねば………)」てててっ

ブラウン(表)「うん? 膝丸(裏)、どうしたの?」

ひざまる(裏)「ちゃいろ(表)ー、ここはおれがほりたいぞ。ちゃいろ(表)はべつのところをほってくれ」

ブラウン(表)「えー!? なんでさー! この地面に何かお宝がありそうだから、ぼくが掘りたいのにー!」

ひざまる(裏)「そういわずに……お? あれはなんだ? そらにぴかぴかとなにかがひかっているぞ」←えっちな本が埋まってる地点とは真逆の方向の空を指さす

ブラウン(表)「え? なになに???」

さかな王子(表)「空にピカピカ……まさか! 未確認飛行物体か!?」

サトシ(表)「そうなのか!? ピカチュウ(表)、何か光ってるの見えるか!?」

ピカチュウ(表)「ピーカ………」



ひざまる(裏)「…………」ザザザザザッ

(ビニール袋に包まれたえっちな本発掘)

ひざまる(裏)「…………!!」ズバシュウッ!!!



※0.5秒

ひざまる(裏)「うおおおおおっ!!」ビシュンビシュンッ!!

高等部女子生徒1「?」←ひざまる(裏)が風のように通り過ぎたことで突風を少し浴びた



※0.8秒

ひざまる(裏)「はああああっ!!!」←木と木の合間を飛び移りながら移動してる



※1.5秒

高等部不良男子「なんだよ!! オレよりそいつの方が良いってのかよ!!」

高等部女子生徒2「や、やめてよ!」

シュンシュンッ!!

ひざまる(裏)「………つうこうのじゃまだっ!!」ロケット頭突きっ!!

高等部不良男子「がはっ!!」ドサッ!!

高等部女子生徒2「え!??」



※2.0秒

ひざまる(裏)「うおおおっ!!」←凄い勢いと機動で校舎内に入室&階段を上る



※3.0秒

ひざまる(裏)「ついたっ!! やまみち(表)※のきょうしつのまえ!!」
※山口(表)のことです

ひざまる(裏)「!!」ガララッ

山口(表)「ん? あれ? ええと、膝丸(裏)!……さん! どうしたn」←月島(裏)と共に二人だけで教室にいた

ひざまる(裏)「はああ!!」←山口(表)の胸元にえっちな本を投げる

山口(表)「うぉっ!??」バサッ!!

ひざまる(裏)「ではな!!!」バシュシュンッ!!!

月島(裏)「え、なになになに??? 膝丸(裏)……さんは何の用で来たの???」

山口(表)「……………」( ºωº ;)



※5.0秒

ブラウン(表)「ねー! 空に光ってるものが見えないよー! 膝丸(裏)、どれが光ってるのか教えて……」くるっ

ひざまる(裏)「ぜひゅー……ぜひゅー………」くたーっ

ブラウン(表)「ひ、膝丸(裏)!?? そんなにクタクタになってどうしたの!??」

さかな王子(表)「なんじゃなんじゃ!? 随分とボロボロになっておるではないか!」

サトシ(表)「どうしたんだ!? 大丈夫か!?」

ピカチュウ(表)「ピーピカピ!?」

ひざまる(裏)「いや…………かなりがんばって、ここをほったのだが………なにも、なかった…………」くたーっ

ブラウン(表)「えー? なーんだぁ。張り切りすぎてただけかー。びっくりしたよー!」

さかな王子(表)「てっきりサソリか何かに襲われたのかと思ったではないか!」

サトシ(表)「ここには何も無かったんだな……それなら、別のところに行く前に……膝丸(裏)、お風呂入るか?」

ピカチュウ(表)「ピカチュー……」

ひざまる(裏)「うむ…………そうするぞ………」

ブラウン(表)「お風呂なら長門先生(表)にも話して、近くにある銭湯に入れてもらおうよー!」

サトシ(表)「だな! 膝丸(裏)、銭湯で大丈夫か?」

ピカチュウ(表)「ピカピー?」

ひざまる(裏)「だいじょうぶだぞ。ならばあにじゃ(裏)にどうはんしてもらおう」

さかな王子(表)「うむ! では髭切(裏)も呼んでこようぞ!」



※高等部1年A組教室

月島(裏)「ねえグッチー(表)、大丈夫? なんでさっきからその膝丸さん(裏)から投げられた本を隠し続けてるの?」•́ω•̀)?

山口(表)「ツ!! ツッキー(裏)は気にしなくていいからぁ!!/////」




終われ← ネタがあれですみませんでした!!(土下座)
感想OK!


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