二次創作小説(新・総合)

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【呪術廻戦二次】ツイステ微クロス有 パッと思い付いた設定2つ
日時: 2022/02/14 19:09
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

【】状況 <>説明 ○五条 ●創作主

※夢要素を多分に含んでおります。閲覧する際は充分に注意してスクロールして下さい。
※文章がありますが、あくまで脳内の情景や私が考えているキャラの思考回路を少し具体的にメモったに過ぎません。雑です。つまり小説ではないのでご留意下さい。
※返信欄にR-14くらいの続きがあります。頑張りました。



【降雨】

[五条&創作主 -女-]
○五条・自覚無し。野暮ったくて鈍くさい奴だと思ってる。
●創作主・センシティブな漫画に出てくる性質。オタク(であればいいと思ってるけど多分違う)。
五条に対しては軽い恐怖心があるけどちゃんと大切な友人として見てる。

(人っ子一人居ない地方の遠征任務。
 数時間に一度の頻度で来るバス停までやっと辿り着いた二人、撥水加工が施してあるとは言え、濡鼠のようにびしょ濡れの状態。だぼついた服でボディラインがくっきり見える)


<バス待ち場にて、申し訳程度の屋根の下ぽつんと置かれたオープンのベンチ。誰が使うのか疑問に思いながらも着席(●)、雨音の中二人きり。>

「うえぇぇ靴ん中がプールだよプール!」

●靴と靴下を脱ぎ、立ち上がってスカートをたくし上げて雑巾のように絞る。ビシャビシャと水が地面に叩き付けられ、思わず謎の歓声を上げてしまった。

「うわ見て見てコレ、やばぁ……。道理で重い訳だ」

○男とも女とも取れない、どちらかと言えば高い声が、雨の音で掻き消されていく。眉間に皺を寄せ目を凝らしても、灰色の何かが見えるのみで文字らしい物は見えない。

「絶っっ対バスとか来ないよ。確定演出入ってんもんコレ」
「朗報~、確信に変わった。あのバス停信じらんねぇ」

<服を絞りながら身を屈め屋根下へ入ってくる五条、察した主。>

「ずいぶん年季が入って趣のあるバス停だったわ、文字掠れてて殆ど何も見えねーし」

<ぶつくさと文句を言いながらも、頭の中ではどうしようか思考が巡っている二人。五条、ベンチに着席。>

「迎え来て貰うとか」
「バカ言え、何時間かかると思ってる」

○適当な相槌を打ちながら横を見遣ってみれば、いつも体の線がハッキリしない服が雨によって体に張り付いており、どうにも妙な気分になる。自らも服を絞り、ベンチに座ってぼーっと曇り空を見つめた。

「デスヨネー。大前提として此処なぁんにも繋がってないですもんネ」

<圏外だわ、と短い言葉を点々と紡ぎながら、ただ時が過ぎるのを待つだけ。余りの寒さに身震いが走るが、まだ歯は鳴っていない。>

●OKOK何も問題は無いモーマンタイ……。心中で呟きながらそっと五条の方を盗み見る。
 白銀に煌めく髪は雫が滴り二度見する程のハイライト、サングラスが取っ払われた碧眼はぶすーっと虚空を睨む。長い足を大きく広げチマチマ手遊びをしている五条は、いつもの癪に障る感覚が少ない。いつもであれば退屈だなんだと文句を垂れる筈なのに。

○静かな静寂の中で、あいつと二人きり。この状況が何故だが無性に嫌で堪らなくて、だが面倒だからとか生理的に無理とか、そういう理由も無いのに、変に嫌なのだ。何かが嫌で仕方が無い。あといつまでこうしていればいい。バスの望みは薄い、ならば徒歩か……。時刻は夕方過ぎ、急げば駅に間に合うなんて筈も無く。

「……待って? 暇過ぎん??」
「今か」
「いやする事無さ過ぎて最早ハゲる。…てかどした? 何か怒ってる?」
「…何で」
「極端に口数少ないやん無言やん、マジで怖ぇよ自称最強が無言だよ怖ぇよ……」
「“二人で”な」

○ハァー…と大きな溜息を吐きながら後頭部をガシガシと掻き、首ごとあいつの方を向く。じとっと睨みつけてみても、怯えるでも困惑するでもなく、「はァ?」みたいなふざけた顔しかしない。

●急募・ムカつく顔面国宝が急に無言になってクソでか溜息を吐いたと思えばめちゃくちゃ睨まれた時の対処法
 そう脳裏にタイピングして送信ボタン(概念)をクリックするまでがハッピーセット。とりま目ぇ逸らしとこ……。

「は?」
「エ怖ッッ、急に良い声でド低音出さんといてくれる??」

○何か、何かが変だ。気に喰わない、何かが。
 何気なく視線を下にズラすと、あいつの体の線が目に映る。狭い肩幅と震える白腕。段々下へ視線は向かう。薄い胸板に膨らみと、細いくびれ。柔い太腿、未だ雨の滴る生足……。

「……おい」
「な、何。サンドバッグにはならんよ?」
「………」
「え、え、何? 無言? 嘘だろコイツ」
「……お前良いのか そんなんで」
「んぇ急に哲学的な話出てきた今? どゆ意味??」

●ちょっとキャパオーバー、タイム! 頭の中でそう腕をTの字にしてみるが効果は無い。さっきから五条の視線が変だ。何かかにかに絡み付くような視線が……怖。
 と、急にガッと手首を掴まれる。「だから、」と吐き捨てるように五条が叫んだ。




力尽きた^^
(P.S.返信の所にR-13くらいの続き書きました。付き合ってたら問答無用で襲ってたんちゃうかなと思って書いたので五条さんが大分ガンガンいきます。でもピュアピュアです。
キャラでえrを書いたのは始めてだったので新感覚でした。でも私には向いてないかな……)

私ね、元々主人公が女なの嫌なんですよ(作品の話じゃなくて書く方の話)。…いや、語弊がありますね。自分が女だから口調が寄っちゃうのが悩みなのは確かなんですけど、こう、何か、ね?
自分でも自分がそう思ってるのか分からないんだけど、「チッここでも夢主かよ」みたいなこと思われそうで(圧倒的被害妄想)なんかね……。
でも苦手克服のために書きました。ちなみにラブストーリー系は見るのも書くのも苦手なんだけど、寄せてみようと思って。続きません。②に続く!! (これには続かない)


“柔い太腿、未だ雨の滴る生足……。”
             ↑ここ“絶対領域”ってルビ振りたかったけど我慢した(偉い)。










※めっちゃ分かりにくい設定出てくる
※クロスオーバーちょぴっと入ってる(キャラは居ません)



名前:自称『廿楽つづら』。偶に関西弁が出るようだが都会暮らしの都会育ち。
「名前? あー……廿楽だよ。呪術師。忘れてくれて構わない」
―――偽名である。



術式:自称『魔法』。周囲からは「よく分かんねーけど何かやべーし何かすげー」。
簡単に言えば「想像の具現化」だが実際にはちょっと違う。対象が物理的に存在していない殆どの場合、使おうとする『魔法』を物理現象に持ってくる過程に呪力を使っているだけで『魔法』の行使自体には魔力or聖なる力が必要なので呪力は其処まで必要じゃない。
ちな魔力or聖なる力は必要なだけで使ってない。あくまで“必要である”という“印象”なので。心の底から思っている“印象”がそうなのであれば魔力も聖なる力も必要無い。
「呪力はねえ、まあ普通だよ普通。……多分」
―――呪術そのものをよく分かっていないので呪力感知に乏しい。残穢は見える。


その術式の正体は「印象の具現化」である。
例えば剣を使おうとすると、彼の中でその剣がどれ程強いのか、どのように使うかなどの深く根付く「印象」がその剣に適用される。どれ位の切れ味?振り上げる?突き刺す? のように。
これは対象が物理的に存在している時のみで、彼の言う『魔法』を使おうとするとその魔法がどれ程強いのか、言うなれば“信用”によって威力・効果は異なる。

更に『魔法』の正体とは、『現実世界から飛ばされてきた彼の魔法』である。何が言いたいかと言えば――それは例えば<フェアリーテイル>。例えば<まどか☆マギカ>。例えば<ドラゴンボール>、<ワンピース>、<僕のヒーローアカデミア>――。ゲームで言うならば<ゼルダの伝説>、<ツイステッドワンダーランド>、<東方project>など。他にも沢山あるが、彼らが使う様々な『魔法』、若しくは『聖なる力』、若しくは『能力』。その印象を使う。
(エルサの第六の精霊の力とか、ラプンツェルの治癒の力とかも使って欲しい)
「つまり、強くなるにはどれだけ常識の枠を超えた思考回路してるかって事さね」
―――皮肉なものだ。



戦闘方法:手数が何よりの武器。その手数故パワーバランスも良く、戦闘・潜入・援護など大体の状況に対応出来る。反転術式など全く以て出来る訳ないが治癒能力はある(ブレワイのミファ―とかラプンツェルとか)。
腰の背中側に【残心の小刀】を模した短刀を携えており、切れ味は呪具の中でも抜群。『魔法』を使いながら接近してきた敵を斬る、というのが板についている。偶に違う剣を携えている事や、何処からか槍や大振りな武器・日本刀・苦無や弓矢、銃などを持ち出したりもする。
【残心の小刀】の印象がリンクが使ってる所だから彼にもそれが反映されて、リンクと似たような事するし破茶滅茶に強い。
「なッ……強くない!! 俺は強くないよ!!? いや彼らはとっても強いのだけどね!!!」
―――(呪術の子達にとっては)意味不明な言動を口走る事が多い。


手の内は簡単には見せられないので命を賭けた戦闘でも先の事とか考えちゃって本気出せない事が多々あるし、どれだけ身近な人も数種類の『魔法』しか知らない。
よく自分に縛りを設ける。これめっちゃ便利とは彼の言葉。「○○のこんな能力のみしか使わない代わりに能力の底上げと呪力消費を抑える」という縛りをめちゃくちゃ使う。手数が凄いからこそ効果も凄い。○○に似合った紋章・マーク・光などが身体の何処かに浮かび上がる。印象が強かったら口癖とかも偶に移る。

(ここが一番初めに思い付いた設定。呪術廻戦の世界でツイステのユニーク魔法使わせるにはどうしたらいいか考えてる時に、例えばオフウィズryってる時、頬とか手の甲とかに薔薇の色付の刺青みたいなんが体に浮かんだら面白くない? と思って。
縛りを使ってる時は寮章が浮かべばいいなー。あとハーツラビュルで縛ってる時は、「勝負の切り札はハートのエース…ってね」とか、何か教えてた時に「…お分かりだね?」とか言って変な目で見られてて欲しい。他寮でも同様)
「『魔法』が何なのかって? 面白い事を訊くね。魔法は魔法、それ以外の何物でもない」
―――中二病を拗らせている。



等級:二級行けそうな三級。本編開始の時は二。これ以上上がらないように頑張っている。準一飛ばして一級いけるが命が惜しいので評価されないよう気張っている。
「待っ、待っっ?? 御上から通達来たな思たら我二級??? は?????」
―――こうなるのは原作が始まる約二年前くらい(ちなみに「ふざっっっっけんなよ!!!!」と届いた紙を地面に投げつけ叫ぶのはお察し)。



容姿:特に整ってない一般的な二次元の顔面だけど三次元から見れば二次元のモブは美形。性別がハッキリしないので美女かイケメンか分からないがマジで一般的。目は特に特徴の無いアーモンドアイ、睫毛も普通で二重。髪はストレートで、結べそうだけど結べないなー位のショートボブ。偶に前下がりボブにしてる事もある。
元は黒髪黒目だけどちょくちょく目の色とか髪色とか縛りの影響でほんのり変わるかメッシュぽくなる。目は片目だけだったり瞳孔だけ・水晶体だけなどあるが結構がっちり変わる。

服は中性的。膝下まであるブラックのメンズスカートを履き、グレーのタイツを下に履いている。上は真希さんのトップスをだぼっとさせた感じの服を着て、下にブラックの長袖ハイネックを着ている。夏は冷気を纏わせ服も通気性を良くしているが見た目は同じ(暑苦しいと不評)。靴は機能性抜群のハイカットスニーカー、よく汚れるのでベージュとネイビーどっちも持ってる。両方とも靴紐は白。
色が暗く地味でボディラインがハッキリしない服が多く、また露出が少ない服を好む。休日などに外出する場合は、夏なら通気性の良いスカイブルーのシャツブラウスにダメージジーンズ、透明度が高く涼やかなクマツヅラのイヤリング(服は変わるがイヤリングはしょっちゅう付けている)。冬なら鍔の付いたブラックブラウンの帽子にホワイトベージュのオーバーコート、スタイリッシュなスリットニットパンツとヒール低めのキャメルブーツ。他に私服としてカシュクールブラウスやタイパンツなどを持っている為、矢張体付きがよく分からん服が多い。

右耳の近くに、縦型の全ての蕾が開花したクマツヅラの髪留めをしている。淡い桜色をしたクマツヅラの花が何列も連なっている髪留めは、黒髪に似合う彼のトレードマーク。状況によって前髪を留めている事もある。
「周りの顔面パンチ力が強過ぎてどっかのムスカ並に視力削られたんどうしてくれる??」
―――目がッ、目がァッ!!



口調:オタク語りは披露しないがオタクの口調ではある。一人称が定期的に変わる。都会育ちなのによく関西弁になっているが特に深い意味はない。立場が下・対等の場合どう思われるかは知ったこっちゃねぇと何も気にしないが、立場が上の場合は大分丁寧な言葉遣いにジョブチェンジ。クソ上層部も例外ではなく、しかし心の中では罵詈雑言が飛び交っている。
前世で二次元に触れ過ぎて口調がブレブレ。五条みたいに喋る時もあれば夏油みたいに話す時もある。それに加えて縛りによる口癖移りがある為、術師きっての変人という認識。
「更に中二病こじらせてるからさ、もー自分でも何が何だか☆」
―――自覚はある模様(故に自制は利く)。



境遇:転生者ではなく、転世者。作者わたしがいつ、彼が“転生した”と言っただろうか。彼は“飛ばされてきた”のだ。身一つで術師に昇り詰めるまでの時間を考えると、彼がどれ程の齢で飛ばされたのか見当も付かない。
「みたいにシリアスしてるけど言うて苦労してないで」
―――推しの部屋の壁or床希望だった彼は、このようにシリアスをぶち壊す事は少ない。



所属:ほぼフリーランスのような生活しているが一応高専所属。任務も他方から受ける。
「私、高専に通ってた頃もほぼ登校出来なかったじゃん? 適当に流されてるのが楽だよ」
―――嘘である。



その他:推し活以外だと乗馬と読書と料理が好き。好きな食べ物はモンブランと南瓜たっぷりのほうとう、嫌いな食べ物は蒟蒻。夢・腐・姫・二次全てに精通し、ピュアっピュアの王道からグッッロい悲劇、Rが付くゑちな物まで何でも見る。漫画・アニメ・小説・ゲームなど方法を選ばず、SF・恋愛・ファンタジー&ダークファンタジーその他諸々全てを受け付ける地雷が無いオタク。ただ自己投影はしないタイプ。全部ひっくるめるなら“二次元オタク”と言え、他に声優オタクでもある。
オタクと言えども術師やってる位にはイカれてるし忍耐力もある。基盤はまともで真面目、正義感のある術師だが色々と狂っている。基本自分本位だが推しの優先度は大分高い。見た事のある作品の殆どを箱推ししており、今回飛んだ次元も例外ではない。
「この世界直ぐ人死にそうだし…推しに悲しい思いも痛くて辛い思いも、IFを除いてして欲しくないから」
―――良い事言ってる風だがIFでは良いのか、IFでは。



裏設定:クマツヅラという花から着想を得たキャラクター。最初に思い付いたのは「クマツヅラの廿楽さん」という語感の良い詩で、そこから性癖を含めながら妄想を広げて行ったらこうなった。何でや。クマツヅラは10月26日の誕生花で彼の誕生日。趣味の乗馬は“馬鞭草”という別名から。
古代ローマでは“聖なる花”とされ、止血・消炎作用及び通経・黄疸・下痢に効果があるとされた。ヨーロッパでは解毒・婦人病・皮膚病に効く薬草とされ、キリスト教のキリストの出血を止めた草。潜伏任務の場合は姿を変え“バーベナ”と名乗る。これはクマツヅラの英名である。

元々ああいう術式使う子書きたいなーと思ってて、そのイメージが魔法だったから「魔法」の花言葉を持つ花を調べていたら出会った花。他に“魔法の力”“魔力”“魅惑”“心を奪われる”の花言葉を持つ。これから呪術廻戦の子達が魅了されて心を奪われるかは知らん。
「一般的に“雑草”とされてるみたいだけどね、クマツヅラ……」
―――そうそう。あの髪留め、クマツヅラを模しているだけあって“何か”があるみたい。




6000文字超えだってよ。
結構時間かけて練ったんだけどここまで文字数少なくなるとは思わんかったわ。

ここまでの長いお付き合い、誠にありがとうございました。



ばいちゃ☆

Re: 【呪術廻戦二次】ツイステ微クロス有 パッと思い付いた設定2つ ( No.1 )
日時: 2022/02/14 16:45
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

P.S.書く事あったんだけど忘れてたからここで言うね。

創作主でもなんでもいいんだけどさ、好きなようなキャラが好きな作品に出てて欲しいっていう願望を叶えるのがクロスオーバーじゃん? で、私が前述で言う“創作主”にして欲しかった事が“ツイステのユニ魔を使って欲しい”、“ツイステという存在を呪術に認知させたい”、“ユニ魔使って戦って欲しい”、“ユニ魔の詠唱カッコ良い感じでして欲しい”なのよ。

で。
廿楽がこんな事言ってたらさ。


「俺こそが飢え、俺こそが渇き。平伏しろ――」
王者キングス咆哮・ロアー


超絶に萌えない??? 私は萌える。あの子がこんなん言ってたら尊い以外の何物でもないわ。好き。
って話でした。

どうでも良いんだけど、ツイステ公式漫画第一巻でリドルきゅんのユニ魔の詠唱が発覚したんだけど性癖過ぎて悶えた。

Re: 【呪術廻戦二次】1つ目の設定の続き ( No.2 )
日時: 2022/02/14 19:08
名前: ゆずれもん (ID: 08bdl7kq)

小説風の付き合ってたらIFです。R-14,5くらい。12歳がR-14書くのは笑う。
※謎時空 ※でも多分平和な所 ※夢要素モリモリ

私自身、えrは別に嫌いじゃないし読むけど書くのは始めてで形に残すのに抵抗があったため、色々と変な所があるかも。ごめんね。
そもそもの話、私の地雷が自己投影なんですよ。小説書いてるとどうしても“私”が私の事に感じちゃって吐き気がしてくる。私頑張ったわほんと。





「今自分がどういう状況か、気付いてる?」

 悪戯な目をした五条が、ねっとりと笑みを含んで私の肌を舐る。困惑し、疑惑の目を五条に向けながらも、只管与えられる感覚に呻き声を洩らしながら耐える事しか出来ない。

「っ……ぅぁ゙ッ」
「ハハ」

 乾いた笑みが聞こえた後、すっと五条が首筋から離れ、代わりに大きな手が絡み付くように頬やら腕やらを撫でてきた。身体を固くし抵抗しても反応は無く、体を乗り出して冷えた体を温めるかのようにすり寄ってくる。

「何、ちょ、待……」
「待つ訳ないだろ、さっきも言ったよね? どういう状況か気付いてる、って」

 嘲笑を含んだ五条の言う意味が分からず、眉尻を下げながら、まだ舌の感覚が残っている左側へ小首を傾げる。何とも言えない違和感を誤魔化すように首を竦め、ふと五条を見上げてみれば――

(…ッッ)

 逃げろ、と本能が告げた。背筋の粟立つ恐怖感と、言葉にし難い高揚感。何を考える間も無く手を横に投げ出し体重をかけ、体に走る準備をさせる……途端。

「っあ゙」

 カクン、と体が“落ちる”。瞬間、背中の方に強い衝撃が来た。「っハ……ッ!?」と浅い呼吸が洩れる。意識が視界に戻った時には、私の右肩―体重をかけた方の腕だ―を強くベンチの背に抑え付け、獲物を捕らえんとする底光りした碧眼が、上からしっかりと私を睨みつけていた。口は弧を描き、目は恐怖を感じる程にギラギラと照っている。

「ぇ、ぇ、何……」
「あー…ほんとバカ。自分がした事してる事、なぁんにも分かってねーんだもん」

 五条がのそっと体を動かし、美しい青の目を、顔を、更に近付けてきた。あと少しで鼻と鼻が触れてしまいそうだ。私は更に訳が分からなくなり、眉を下げ困惑の声を上げた。

「ね、ぁ、…何、言ってるか……分かんない…何なの? そ、もそも、何、この……状況。こんな事してる、なら、駅に向かうか、迎え、呼ぼうよ……」

 私がそう言うと、さっきまでは恍惚と興奮の混じった笑みを湛えていた五条の瞳から、すっと笑みが消える。「……へぇ」とだけ呟いて、五条は手寂しいのか私の耳を軽く手で弄り始めた。上気した頬と息の吸いにくい喉を駆使して伝えた言葉は、五条にはお気に召さなかったらしい。

「分かんない? 分かんない、ね」
(……しまった)

 選択を誤った。明らかに怒気を含んだ五条の声音に、いよいよ自分の危険を悟る。ああ、私はこのままこいつに流されるのか。こいつに翻弄されたまま、このまま……。

(は?)

 無理。普通に無理。というか、なにゆえさっきから私が受け身に回ってるのか。や、だからとて攻めに回る気も無いが、私にだって人権がある。選択の自由があるのだ。
 正気の少なくなってきた思考回路で弾き出した結論に忠実に、私は挑発するように五条を睨み付ける。五条は少し驚いたように目を大きくしたが、それも束の間にこの状況を愉しむような目遣いに変わった。

「へ~ぇ。じゃあ教えてあげるけど……今の状況。周り見てみ、誰も居ないでしょ」

 そう言ってから、五条は私の手首を掴んで五条の手ごと腰に回した。眉をひそめながら一応に手をそこに固定するのを見た五条は手を放し、くびれから臍にかけてを撫で回す。水を含んで重くなり、濡れた服が肌に吸い付いて気持ちが悪い。身を捩りどうにかしようとするも、それだけで不快感が拭える訳もなく。

「こことか、こことか。見れば分かると思うけど…はっきり言って、超そそる」
「……は、ぁ゙?」

 いや、分かっていた。これが所謂“襲われている”状況なのであろう事は。一応ではあるが、そういう関係でもある事は頭の片隅にあったのだから。

「据え膳食わぬは男の恥なんて、便利な言葉だよな」

 なんて笑いながら呟きながらも、手は着実に下へ向かっていく。腹を通り過ぎ、太腿へ。

「……エロ」
「ッてめ、」

 講義しようとした私の口から、急に空気が吐き出されない事に気付く。ほんの少しの間を置いて、今の状況を理解する。

(え)

 伏せられた睫毛が、視界の端で煌めいた。白い肌と、暖かい息の温度。そして、鼻にかかる自分の声。唐突に鼓膜に響いた、聞いた事の無い自分の声だ。

「……ん、ふッ」

 唇がそっと離れていく。唾液で湿った私の唇が何の前触れもなく外気に触れたものだから、空気の冷たさに震えが走った。「っはぁ……」と、―認めたくは無いが―色気の溢れた吐息が近くに聞こえる。

「……」

 驚愕がどんどん身を浸していく。頭の中に浮かぶのは、マジか、とか、単純な疑問符だとかの面白みも無い事ばかり。それでも五条は面白がっているように笑みを浮かべると、再び唇を重ねてくる。

「っん゙、………、……ッ!?」

 少しの間、この状況が信じ難くて油断したのがいけなかったのか。好機とばかりに舌をねじ込んでくる。あーしちゃったよ~と軽い思考が飛んでいき、これはヤバいぞとやっと本能が重い腰を上げた。
 さっきとは全く違う感覚。ぞくぞくと背筋にナニカが走り、腰がびくびくと跳ねる。たったそれだけの事に驚きながらも、私の意識は時が過ぎるにつれ口内に向かっていく。

「ん、ぁ…、…ん……。…っ、」

 伏せていた目をそっと開けてみると、既に開かれていた蒼の瞳と目線がかち合う。ちょ、おま、お前ずっと目開けてたんか……と心の中の私が困惑気味に呟いた。と、蠢いていた舌が首ごと動かされ、上顎をそっと舐められる。途端に腰が比べ物にならない程に飛び跳ねると同じに一際大きな声が洩れた。
 やっと舌が離れ、荒い息を整える。五条を覗き込んでみれば、その笑みがより深くなった。

「…かわい……涙なんて浮かべちゃって」

 ――涙?
 そこまで言われて、ハッと気付く。元々湿っていて気付かなかった……。普通気付くだろう、目は潤むし、涙は雨より暖かいし、そもそも感覚で分かる筈なのに。

(……そこまで必死だったのか)

 ギリギリまで呼吸をせず、声を抑え、快感を拾い、冷たさに悶えながらもびくびく跳ねる腰を抑えようと四苦八苦する……。情中の私の有様に、今更ながら羞恥が過った。それと同時に悔しさが頭を支配する。

「声とかさ、いつもより明らかに高ぇし……目ぇ開けてこっち窺ってきた時とか噛み付いてやろうかと思った。ほんっと可愛い……♡ ……あ、ほら。今も」

 そう言葉を斬ると、濡れた手で私の頬を包み込んだ。会話の途中で耳や唇、髪を弄りながら流暢に言葉を続ける五条に、なぜだか負けたような気がして気に喰わない。

「蕩けた目してんのに睨み付けてきたり、感じてんのに声だの何だの抑えようとしてたり。さっきだってそう……こんな状況なのに警戒心ゼロで座ってるし、襲ったら襲ったで意味分かんないって顔しながら首傾げてきたり」

 そこまで言って、五条はふと何かに気付いたようにぴたりと動きを止めた。何だと野暮ったく目を覗き込むと、「そうだ」と小さく呟く。

「……忘れるとこだった。そーだ、俺お前に怒ってんだった」
「…やっぱり」

 溜息混じりに呟くと、五条は心底愉し気な笑みを浮かべて言い放った。

「こんな状況でさぁ、一緒に居たのが俺以外の奴だったらどうするつもりだった訳? 首傾げるとか誘ってるようにしか見えねぇし、上目遣いも煽ってる以外の何物でもないだろ」
「そんな事した覚え…」
「少なくとも首傾げたりした覚えはあるだろ」
「…否定はしない……けど、誘ってるなんて人聞きの悪い」

 五条の怒りゲージが下がってきたのか、段々と話し易い雰囲気になってきた。五条は一度大きな溜息を吐くと、気に喰わないと言う風に私を見下げる。

「……にしても」

 綺麗な白髪を滴っていた雫は大分渇き、蠱惑的に弧を描いていた口は真一文字に引き結ばれている。何だ、という意味を込めて顔を顰めると、五条は私の頭から爪先までをじとーっと見つめる。

「何」
「いや……。さっきの声、本当にレアだったんだなと」
「なッ!」

 不機嫌からか、確かに私の声は幾分か低くはなっている。が、それをわざわざ言及するのも如何なものか。可愛かったな~などと私をイジるようにほざいてくる五条をしっしと払うような仕草をして煙たがる。
 寄り掛かっている、というより、半ば膝に乗っているような体勢だった五条がやっと隣に落ち着き、良い具合に仲が解れた時、「ねぇねぇ」と再び肩を寄せてきた。

「どした?」
「耳貸して」

 口の近くに手を寄せた五条の顔の近くに、大人しく耳を寄せる。

「続きは、帰ってからな♡」
「……は」

 ぶわあぁっと羞恥が身体を巡り、一気に頬やら耳やらが赤くなったのが自分でも分かる。バッと五条から離れ、寄せた左耳を手で押さえた。何せこいつ、声も顔も良い。特に耳元で囁かれるなど、圧倒的なキャパオーバー。え、え? 何度も呟きながら困惑する私を見た五条は、悪戯が成功したとでも言うようにニヤッと笑った。
 この後、結局は徒歩で山を下り、くたくたになりながら駅まで戻ったのは秘密の事だ。





きっっっっっっっつぅぅ!!!
初めて真面にこういうの書いたけど精神磨り減るねコレ。やっぱ夢小説向いてないわ。


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