二次創作小説(新・総合)
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- 推理中 真夜中の殺人者
- 日時: 2022/11/21 19:32
- 名前: ノックス (ID: 5NmcvsDT)
登場人物
プレイヤー
藤原妹紅
古泉一樹
天海春香
古戸ヱリカ
ルパン三世
次元大介
金田一一
ゲームマスター、ノックス
新ゲーム、推理中
プレイヤーに潜む殺人者を暴け!
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.4 )
- 日時: 2022/11/22 15:07
- 名前: ノックス (ID: 5NmcvsDT)
1日目17時45分
食堂でのお茶会がお開きになる時に、次元大介が戻ってきた。
金田一一「藤原はどうしたんすか?」
次元大介「ルパンが座り込んで寝ちまった。あの嬢ちゃんは暫くしたら、戻るってよ。」
古泉一樹「それは心配ですね。」
藤原妹紅「次元さん。ルパンさんを寝かせてきたよ。」
次元大介「ルパンの奴。どうだった?」
藤原妹紅「水飲んで寝たよ。明日までは起きないんじゃないか?」
椅子に座ると、天海春香から珈琲を貰い、飲み始める。
古戸ヱリカ「お茶会はお開きにしましょうか?夕食までは、まだ時間がありますから。」
古泉一樹「そうですね。天海さん。片付けは僕達でやっておきますので、先に休んでどうぞ。」
天海春香「それじゃあ、お言葉に甘えて。ゲームマスターさん。夕食は何時ですか?」
ノックス「20時予定です。夕食になったら、お呼びしますので。」
天海春香は片付けを皆に任せて、部屋に戻っていった。
次元大介「嬢ちゃんも先に休んで良いぞ。片付けは、俺達に任せてな。」
藤原妹紅「……わかった。先に休んでる。また、夕食で。そうだ。ルパンさん客室の鍵は預かっといて貰えませんか?」
ノックス「畏まりました。」
次元大介「その鍵はどうしたんだ?」
藤原妹紅「ルパンさんを寝かした後で、戻る途中廊下に落ちてたよ。」
次元大介「不用心だな。」
藤原妹紅「もしかしたら、施錠されてないかもしれないから、後でチェックしてくれないか?」
次元大介「そうだな。施錠を忘れているルパンの責任だ。俺が呼ぶついでに、確認してこよう。」
藤原妹紅「頼んだ。」
藤原妹紅はノックスに鍵を預けて、部屋に戻っていった。
金田一一「さっさと片付けを終わらせようぜ!」
古戸ヱリカ「私は洗い物しますね。」
古泉一樹「頼みます。」
1日目18時
部屋に戻ってきた天海春香は、雑誌を読んだりして時間を潰していた。
天海春香「暇だな…何もすることないと。」
藤原妹紅「春香。忘れ物だぞ。」
天海春香に忘れ物を手渡した。
天海春香「ありがとうございます。これがないと、困りましたよ。」
1日目18時15分
片付けを終えた金田一一、古泉一樹、古戸ヱリカ、次元大介は、食堂を出て各自部屋に戻った。
1日目19時30分
謎の人物がルパン三世の客室の前に来ていた。客室は施錠されているはずだが、ゆっくりと、ドアノブを回すと扉が開いた。施錠をし忘れたのかは知らないが、客室に侵入すると、眠っている。銀色に光る物を眠っている人物に突き立てた。
1日目20時15分
次元大介が夕食の時間になったので、ルパン三世を呼びに客室の前まで来た。
次元大介「ルパン。飯の時間になったから、起こしに来たぞ…寝てるのか?」
次元大介は扉をノックするが、反応はない。
金田一一「どうかしたんですか?」
次元大介「飯の時間になったから、起こしに来たんだがな。ルパンが出てこないんだよ。寝てんのか?」
すると、古泉一樹、古戸ヱリカ、藤原妹紅、天海春香が集まってきた。
古泉一樹「次元さん。何かあったんですか?」
次元大介「ルパンを起こしに来たのに、起きなくてよ。」
古戸ヱリカ「そうですか…ん?何か落ちてますね。」
黒の封筒が落ちていた。封筒を破り、紙を取り出して読んでみる。
古戸ヱリカ「『最初の生け贄は、世界最大の大泥棒。闇に消える…真夜中の殺人者』」
この文章を呼んで、胸騒ぎがした金田一一はドアノブに触れる。
金田一一「やっぱり開かない。ルパンさんに何かあったかもしれない。」
天海春香「私、ゲームマスターさんから、ルパンさんの客室の鍵を借りてきます。」
金田一一「頼んだ。」
天海春香は鍵を借りに向かった。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.5 )
- 日時: 2022/11/22 18:16
- 名前: ノックス (ID: 9uo1fVuE)
1日目20時20分
天海春香がノックスから鍵を借りて、戻って来たようだ。金田一一は鍵を受け取ると、鍵穴に差し込んでだ。
金田一一「開いたぜ…」
ゆっくりと扉を開ける。部屋の中は暗かった。手探りで、電気を点ける。
金田一一「な!?」
ベッドに仰向けで倒れていて、ナイフが突き立てられたルパン三世の服装をしているマネキンがあった。
天海春香「マネキン?」
ルパン三世「そうだぜ。俺様は殺人者に殺されて、ゲームから退場されました。」
バスルームから出てきたルパン三世は、腕にある腕時計を見せる。赤く点滅していた。
ノックス「さて、殺人事件が起きてしまいました。被害者はルパン様です。以降ルパン様は、別室で待機していただきます。」
ルパン三世「さてさて、俺様は誰に殺されたのかな?んじゃな。」
ルパン三世は別室に向かった。
ノックス「さて、本題に戻りましょう。第一の殺人事件。被害者はルパン三世。ベッドに仰向けの状態で発見されました。凶器はナイフ。胸に突き立てられて即死です。現場には、争った形跡はありません。私が提示できる情報はこれだけです。」
金田一一は現場の様子を見て、不自然なことに気づいた。
金田一一「ベッドには大量の血痕があるのに、カーペットには血痕がないぜ。」
古戸ヱリカ「客室に有るはずのものが見当たりませんね。殺人者…この場合だと、共犯者が処分したのでしょうか?」
次元大介「何だ?」
金田一一「毛布や掛け布団だよ。探したけど、全てなくなってるんだ。」
天海春香「どうして、処分したのでしょうか?」
金田一一は、なくなっている理由を考え始める。
古泉一樹「抵抗できないように、縛られていたのなら納得できるんですが…争った形跡はない。何故なんでしょうか?」
金田一一「殺人者が最初にルパンさんを狙った理由さえわかれば…」
次元大介「でも、どうして鍵が掛かってたんだ?不自然過ぎるな。」
金田一一「……情報が少なすぎる!手掛かりが今のところないぜ。」
ノックス「皆様。夕食の御用意はどうしますか?」
次元大介「そうだな。飯食ってからでも遅くないだろ。金田一はどうする?」
金田一一「……夕食を食べながらでも考える。」
メンバーは食堂に向かった。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.6 )
- 日時: 2022/11/23 16:37
- 名前: ノックス (ID: rZW0Z4bG)
1日目20時45分
食堂で夕食を食べている6人。すると、古戸ヱリカが皆に聞いてきた。
古戸ヱリカ「何故、ルパンさんの客室はどうして、施錠されていたのでしょうか?」
次元大介「何でなんだ?」
金田一一「意味があるのかがわからない。」
天海春香「紅茶持ってきますね。」
古戸ヱリカ「毒入れないでくださいよ?」
天海春香「それだと、私が殺人者確定じゃないですか!?」
古戸ヱリカ「冗談ですよ。お願いします。」
藤原妹紅「殺人者は何の理由で施錠したか…考えるだけで、頭が痛くなる。」
金田一一「この中に紛れてるんだよな。まさかと思うけど、殺人者は共犯者を殺らないよな。」
古戸ヱリカ「ゲームだから出来る手段ですが。流石に殺らないでしょう。」
次元大介「身内切りか。人狼ゲームでよく使われる手だな。」
金田一一「身内切りをする場合だと、共犯者を隠すためか?ゲームマスター。もしも、殺人者が自殺をする手段を用いたら、ゲームはどうなる?」
ノックス「その場合でも、制限時間以内までに、殺人者と共犯者を当ててもらいます。暴けなければ、殺人者と共犯者の勝利です。」
金田一一「マジ!?どうやって、ルパンさんの客室を施錠したんだ?でも、ゲームマスターに鍵を預けてたんだよな。マスターキーを盗んだのか?」
天海春香「紅茶を持ってきました。」
次元大介「ありがとよ。だとしたら、防ぎようがねえよな。」
古戸ヱリカ「防ぐ方法ならありますよ。今現在の生存者は、私、次元さん、古泉さん、妹紅さん、春香さんの5人。金田一さんは探偵なので、数には入れません。この5人を1つの部屋で、監視すれば殺人者と共犯者は監視されて、事件は起こりません。」
金田一一「確かに、それはそうだが…」
次元大介「無理があるだろ。互いが監視すれば、動きようはねえが…寝てる間にでも、殺られればそれまでだな。」
古泉一樹「次元さんの意見は最もです。古戸さんの提案は無理があるのではないでしょうか?」
藤原妹紅「古泉に賛成だ。無理があるな。」
金田一一「明日も早い。そろそろ、寝た方がいいぜ。」
天海春香「私は部屋に戻って寝ますね。」
金田一一「また明日。」
天海春香は部屋に戻った。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.7 )
- 日時: 2023/10/16 12:21
- 名前: ノックス (ID: oOaw6UvZ)
1日21時
金田一は古泉と資料室で、読書をしながら推理を進めていた。
古泉「ルパンさんの部屋は完全に密室でした。部屋の窓は、室内からでしか施錠は不可能ですから。」
金田一「遺体発見時には、全員一緒だった。不自然な行動をした人物は、いなかったしな。」
古泉「中々難解な密室殺人ですね。犯人と共犯者の手掛かりがありませんね。」
金田一「アリバイ検証は意味がないな。密室殺人にしても、全員にアリバイはないから。共犯者が嘘の証言をすれば、それまでだ。」
古泉「どうやったら、解けますかね?」
金田一「明日、アリバイを聞いてみるか。手掛かりがあるか…わからないけどな。」
金田一は資料室を出て、自室に戻った。
古泉(難しい…難題ですね。そろそろ、寝ておきますか?)
資料室を出ていった。
久し振りに、この小説の投稿を再開しました。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.8 )
- 日時: 2023/10/16 16:13
- 名前: ノックス (ID: d1Bequrp)
2日7時
朝、食堂に集まった金田一、古泉一樹、次元大介、天海春香、藤原妹紅、古戸ヱリカは出されている朝食を食べている。
古戸ヱリカ「金田一さん。眠そうですね?」
金田一「俺、朝は弱いんだよ。まだ、眠くて…」
朝食を食べ終えると、次元大介は散歩に食堂を出る。
天海春香「私は食器を片付けますね。」
古泉一樹「僕も手伝いますよ。天海さん。」
天海春香「ありがとうございます。古泉君。」
金田一「俺はどうするかな?」
古戸ヱリカ「よかったら、私とチェスでもやりませんか?」
金田一「…そうだな。推理が進まないし、気分転換には…遊戯室に行くぜ。」
藤原妹紅「私も一緒に良いか?興味がある。」
古戸ヱリカ「幻想郷にもチェスがあるんですか?」
藤原妹紅「持ってる奴がいるな。」
2日8:30
遊戯室で、金田一と古戸ヱリカがチェスの対局をしている。
金田一「チェックメイト。」
古戸ヱリカ「………投了です。何で、そんなに強いんですか!?」
金田一「疲れた。そうだ…聞きたいことがあるんだ。」
古戸ヱリカ「アリバイですか?」
金田一「そうだぜ。ヱリカのアリバイは?」
古戸ヱリカ「そうですね。犯行時刻はわかりませんから、証明は出来ませんが…部屋にいました。1人なので、アリバイはありません。」
藤原妹紅「私は春香と一緒にいたよ。共犯で、疑われたらアリバイにはならないけど…」
金田一「後で、春香ちゃんに確認するよ。」(密室殺人の謎がわかれば…犯人と共犯者を特定しやすくなる。)
2日9:25
次元大介はルパンの部屋に入り、手掛かりを探している。
次元大介「やっぱり、わからねえな。扉は無理に抉じ開けられた形跡はなし。やっぱり…鍵か。布団と毛布が無くなっているのか。」
古泉一樹「次元さん。捜査はどうですか?」
次元大介「手掛かりなしだ。殺人犯は鍵でルパンの部屋に、侵入したとしか思えねえな。」
古泉一樹「それは同感です。」
次元大介「ちょっと疲れた。一眠りしてくる。」
古泉一樹「僕も部屋に戻りますか。」
ルパンの部屋を出ていった。
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