二次創作小説(新・総合)
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- 黒の名探偵
- 日時: 2023/01/03 10:32
- 名前: ラム (ID: dyimD9sz)
江戸川コナンは黒の組織メンバーです。ナンバー2、ラムの部下です。
コナンのコードネームは、ブルー。
一応、映画の話も入ります。
- Re: 黒の名探偵 ( No.5 )
- 日時: 2022/12/17 19:46
- 名前: ラム (ID: zEDABVSv)
翌朝、コナンは朝食を食べ終えると、仕事に使う小型カメラや時計型麻酔銃の点検をしていた。
コナン(約束の時間は14時。出来るだけ、片付けないとな。)
道具の点検を終わらせると、出掛ける準備をした。
コナン(試食会…何かが、引っ掛かる。備えとくか…)
コナンはある準備をして、喫茶ポアロに向かった。
コナン(ベルモットは夜帰るから、何か作るかな?)
向かっている時に、昴が歩いてきた。彼も、招待されている。
昴「コナン君。こんにちは。」
コナン「昴さんも、招待されてるんだよね?安室さんに…」
昴「ええ。話があるようなので、来るようにと。コナン君もですか?」
コナン「平次兄ちゃんに呼ばれたんだ。試食会らしいけど。」
昴はコナンの様子を眺めながら歩く。
昴(怪しい点は、見当たらないな。安室君の話では、工藤新一が失踪した時期と、江戸川コナンが現れた時期が、一致しているらしいが…偶然か?)
コナン(ある事件を切っ掛けに、FBIと接触できたけど…赤井は俺の存在に気づいてないよな。工藤新一までなら、問題ないが…)
昴とコナンは、お互いを探っている内に、喫茶ポアロに到着した。
安室「沖矢さんにコナン君。待ってたよ。」
安室透が喫茶ポアロから出てきて、2人を出迎えた。
コナン「安室さん。何を作るの?」
安室「もう、作ってあるんだ。中に入って…服部君と金田一君が待ってるから。」
喫茶ポアロの中に入ると、金田一一と服部平次の2人が、勉強していた。正しくは、服部が金田一に勉強を教えている。
金田一「わかんねえよ!」
服部「考えずに、何言ってるんや!」
コナン(服部平次は探偵だが、金田一一は…金田一耕助の孫だったな。気をつけないと、バレるか?)
内心、コナンが焦っていると、灰原哀が喫茶ポアロに来た。
灰原「あら、江戸川君も呼ばれたの?」
コナン「平次兄ちゃんに呼ばれたんだけど…」
灰原「………勉強してるわね。」
コナンと灰原が金田一に呆れていると、安室がショートケーキを持ってきた。
安室「ケーキ作ったから、食べてね。コナン君は甘いものは?」
コナン「一応、大丈夫。」
ショートケーキを食べる。
灰原「美味しいわね。」
コナン「美味しいよ、安室さん。」
安室「それはよかった。」
コナン(安室透は…本名か?俺を招待した理由はなんだ?安室透とは、店員と客の間からのはず…俺がコードネーム、ブルーであることは、見抜けないはず…)
ケーキを食べ終えると、アイスコーヒーを出された。
コナン「ありがとう。安室さん。」
安室「どういたしまして。」
沖矢「安室さん。ミックスサンドを持ち帰りで。」
安室「畏まりました。」
コナン(念のために…)
《赤井秀一は生きている。沖矢昴に変装している。》
すると、メールの返信が…
ラム《御苦労。バーボン、キールはノック確定。だが、殺さずに暫く泳がせる。》
コナン(了解…)
メールを終えると、帰る準備をする。
コナン「ご馳走さまでした。支払いは?」
安室「ケーキとアイスコーヒーのお代は、僕が持つよ。」
コナン「………良いの?」
安室「大丈夫。」
コナン「ありがとう。またね。」
コナンは帰っていった。
- Re: 黒の名探偵 ( No.6 )
- 日時: 2022/12/18 08:42
- 名前: ラム (ID: sekKWeQr)
コナンはセーフティールームで、ベルモットと打ち合わせをしている。
ベルモット「バーボンとキールがノック…」
コナン「赤井秀一が生存していたよ。ラムからは、泳がせるから生かせと。」
計画書を作成しながら話すと、ベルモットは煙草を加えながら考え事をする。
コナン「どうしたんだよ…ベルモット。」
ベルモット「生かす意味は…あるのかしら?」
コナン「ラムはバーボン、キールの2人を監視付きで、組織の仕事に利用したいらしい。優秀な駒を捨てたくないみたい。」
黒い笑みを浮かべ、バーボン、キールの写真をライターの火で燃やす。
コナン「偽情報を流して、混乱させたいよね。」
ベルモット「この事を知ってるのは?」
コナン「ラム、ボズ、ベルモットだげ…情報を教えるのは、少ない人数の方が有効なんだよ。組織を潰されるわけにはいかない。」
ベルモット「……わかったわ。」
コナン「それとさ…ベルモットは、シェリーを見つけたよな?誰かは、想定できるけど。」
パソコンのファイル画面を出して、指紋鑑定結果報告書をベルモットに見せる。
コナン「シェリー…本名は宮野志保、今現在の名は…灰原哀。指紋サンプルが偶然手に入ったからな。調べさせてもらった。喫茶ポアロに通い続けて、正解だったよ。」
ベルモット「シェリー…生きてたのね。」
コナン「知らなかったのかよ?知ってるもんだと、思っていたがな。」
ベルモット「打ち合わせ終わったようだし、帰らせてもらうわ。ラムには、報告するの?」
コナン「……しないよ。組織を潰されたくはないが、灰原の事は、報告しない。ベルモット…俺を裏切り者として殺すなら、ラムに報告しろ!」
ベルモット「………ブルー。貴方を失うわけにはいかないわ。良いわよ、報告しないであげるわ。私にとっても、ラムに知られたら立場が危うい。明日来るわ…」
セーフティールームを出ていった。コナンは指紋鑑定
報告書を削除して、パソコンを破壊した。
コナン「……やっちまったかな…」
乾いた笑みを浮かべるのであった。
- Re: 黒の名探偵 ( No.7 )
- 日時: 2022/12/18 17:02
- 名前: ラム (ID: fGppk.V/)
真夜中の駐車場では、ジン、バーボンの2人がラムの指令で下見に来ていた。
ジン「バーボンはブルーから、何も聞いてないのか?」
バーボン「ええ、今回任務は、ジンと組めとしか言われていません。」
バーボンは溜め息をしながら、ブルーの秘密主義に困っている。
ジン「ブルーの秘密主義は、ベルモットに似たのかもな。ターゲットを発見したら戻るぞ。」
バーボン「ターゲットは……この男ですね。」
書類に記されている内容は、組織に所属している末端構成員。組織の情報を盗み、他の組織に流している疑いがある人物だ。
バーボン「愚か者ですね。裏切らなければ、生きられたのに。」
ジン「フン…さっさと見つけるぞ。」
バーボン「了解。」
ジン、バーボンが駐車場から立ち去る。その様子を見ていたコナンとベルモット。
コナン「バーボンの監視はジンに任せよう。利用できるからな。」
ベルモット「嫌な性格してるわね。」
コナン「ラムからの指令で、やってるんだけど…」
腕時計の点検をしながら、報告書を作成する。
ベルモット「キールはどうするのよ?」
コナン「そうだね。キールは自由にさせようかな。適当に、任務入れて。」
ベルモット「それで良いの?」
コナン「キールには、偽情報を流して、様子を見るか。」
報告書をラムに送ると、パソコンを閉じて、セーフティールームに戻った。
- Re: 黒の名探偵 ( No.8 )
- 日時: 2022/12/21 23:37
- 名前: ラム (ID: 8.dPcW9k)
コナンは昴に呼ばれて、家に来ていた。ジョディーとキャメルは、用事でいないようだ。
コナン「昴さん。何かあったの?」
昴「…組織の新たな情報が、安室君から届いた。」
コナン「情報?」(バーボン。何を知った…)
昴「組織メンバーのノックリストが、何者かに盗まれたらしい。」
昴の発言に、コナンはコーヒーを飲みながら、話を聞く。
コナン「誰が…?」
昴「安室君の話では、組織内に裏切り者がいるらしい。」
コナン「裏切り者?」
コナンは険しい表情を隠しながら、昴を見る。
昴「今現在は、組織の裏切り者の行方を追っている。」
書類を渡されると、内容を見て記憶する。
コナン「………」(余り、情報が無いな…)
昴「どうかしたか?」
コナン「何でもないよ。昴さん。書類返すね。」
昴「それと、ラムの部下の1人が、活動するらしい。気をつけるようにな。」
コナン「ありがとう。昴さん。」(……奴は、組織のノックリストを盗んでいたのか。ジン達に知らせるか。)
内心思いながら、計画を修正する。
コナン(公安に潜入中のルシアンの連絡もない。動かない方がいいな。)
溜め息をつき、コーヒーを飲み終えると、立ち上がる。
昴「帰るのか。」
コナン「うん。またね…昴さん。」
昴に見送られ、マンションを出ると、外は暗くなり始めていた。
コナン(FBIの情報は、期待出来ないな。安室透に話を聞きたいけど、方法がな…)
夜の闇の中に消えた。
- Re: 黒の名探偵 ( No.9 )
- 日時: 2022/12/26 17:09
- 名前: ラム (ID: EabzOxcq)
セーフティールームで、読書をしているコナン。すると、組織用の携帯にメールが届いた。
コナン(ラムからメール?)
メールの内容を見る。
ラム《ブルーに指令を出す。赤井秀一、バーボンと行動を共にして、情報を探れ。》
ラムからの指令に、頭を抱えるコナン。
コナン(……やっぱり、その指令が出たか。出来なくはないけど、仕方ないかな。)
コナンはラムにメールをすると、携帯を金庫に入れ、後片付けを始める。
コナン(悩むな。)
惣菜料理を食べ終えると、ゴミを捨て、明日の用意をしてから就寝した。
ラムから指令が来て、3日間経過した。コナンは偽の協力関係を築くために、安室に近づいた。
安室「コナン君。いらっしゃい。今は誰もいないから…」
コナン「安室さん。話したいことがあるんだけど…」
安室「何かな?」
懐から、とある書類の束を取り出した。手書きではあるが、重要書類のようだ。
安室「この書かれていることは…」
コナン「帰ってから、調べてみたら?」
安室はコナンの笑みを浮かべた表情に、緊張が走ったのか、直ぐ様携帯を取り出して、部下にメールを送る。
安室「僕が貰っても?」
コナン「良いよ。誰にも言わないのなら…」
安室「……わかったよ。」
書類を貰うと、コナンは個人用の電話番号を紙に書くと安室に渡した。
コナン「何かあったら、電話してね。昴さんが証人だから。」
家に帰っていった。安室は貰った書類を見る。内容は、コナンが作成した組織の偽情報だ。本物の情報も紛れている。それと、コナンの正体に関する情報だ。
安室(組織に関する情報だ!?少ないが…調べてある。どうやって…コナン君の協力者を調べる必要があるな……コナン君の正体…)
コナンは近所の公園に行き、組織用の携帯でラムにメールする。
コナン《バーボンに俺が、工藤新一であることと、組織のノックリスト(偽情報と裏切り者の情報)を流した。》
ラム《わかりました。私の方で、情報操作しておきましょう。》
コナン《後1つ。公安に潜入しているルシアンに、連絡してほしい。》
ラム《わかりました。》
携帯をしまい、自動販売機でブラックコーヒーを買うと、ベンチに座る。
コナン(組織に潜入している捜査官を炙り出さないとな。)
コナンが記憶しているメンバーの情報を思い出してみる。
コナン(バーボン、キールの2人は、ノック確定。シェリーの方は、ベルモットの交渉で、無視できる。沖矢昴に変装している赤井秀一に気をつければ…)
コーヒーを飲み終えて、続ける。
コナン(俺が組織のメンバーだと知る者は、ボス、ラム、ベルモット…最後に、公安に潜入中のルシアンだけ…)
コナン「……居場所を失うわけにはいかない…」
公園を出ていった。