二次創作小説(新・総合)

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【Lunatic Play EPISODEⅧ】【完結】
日時: 2023/04/17 08:14
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【Lunatic Play(ルナティック・プレイ)】とは?

それは決められた時間内を3匹の狼から逃げ惑い、賞金を獲得する遊戯である。

今回の舞台は巨大迷路。そこで繰り広げられる、色々とハチャメチャな展開。
いつものゲームマスターとは違う者が主催する、このゲーム。

今回も逃亡者が狂暴で素早い狼から逃げ惑う。果たして、この巨大迷路で最後の一人になる者は一体誰なのか――?



※注意事項
・設定の少ないキャラ(サウスパーク,MUGENのキャラ等)はオリジナルの設定を含ませております。
・作者は原語版だけ見て、日本語版を見ない主義なので、海外キャラの一人称や口調は自分のイメージで決めております。なので公式邦訳とは違う恐れがあります。

それでもよろしい方はどうぞ。




~逃亡者~ ※【】内は作品名

レッド・マッカーサー(Red McArthur)【Southpark】{8}
カレン・マコーミック(Karen McCormick)【Southpark】{8}
ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)【Southpark】{8}
パウダー・ターナー(Powder Turner)【Southpark】{7}
エステラ・ハヴィサム(Estella Havisham)【Southpark】{3}
ミニリーナ(Minireena)【Five_nights_at_freddy's: Sister_Location】{8}
ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)【Creepypasta】{8}
サリー・ウィリアムズ(Sally Williams)【Creepypasta】{3}
アンジェリカ・ピクルス(Angelica Pickels)【Rugrats】{6}
ソヌ・ミン(선우민)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{4}
ナ・ギチャン(나기찬)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{2}
ペク・ジュヨン(백주연)【플라워링 하트(Flowering Heart)】{1}
イリザベス・ファウスト(伊麗莎白)【浮士德的噩夢(Fausts Alptraum)】{4}
ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long)【RWBY】{2}
ブレイク・ベラドンナ(Blake Belladonna)【RWBY】{1}
ヘンリー・スティックミン(Henry_Stickmin)【Henry Stickmin】{1}
フィル・エッグツリー(Phil Eggtree)【Riddle Schol】{1}
アイザック(Isaac)【The Binding of Isaac】{2}
マーヴォ(Maavo)【MUGEN】{2}
マリッツァ(Maritza)【MUGEN】{1}
イヴェット(Ivette)【MUGEN】{1}
フレッタ(Fleta)【Pocket Mirror】{1}
アニカ(Anika)【Anika's Odyssey】{1}
ガール(Girl)【Friday Night Funkin' Twinsomnia Mod】{1}
水心子正秀【刀剣乱舞】
不動行光【刀剣乱舞】
カトラリー【千銃士Rhodoknight】
琴葉姫【応募枠】{6}
天悪【応募枠】{1}
柊【応募枠】{5}
わたげ【応募枠】{3}




GOOD LUCK, FUGITIVES.



△今回の舞台は巨大迷路!
△珍しくギャグ回!
△「Henry stickimin」「Riddle School」「Pocket Mirror」「Anika's Odyssey」など、今回も新規の作品のキャラが沢山初参戦!
△相変わらずどこでも眠っちゃうイリザベス・ファウスト!
△果たして、最後に生き残るのは誰だ――?

Re: 【Lunatic Play EPISODEⅧ】 ( No.1 )
日時: 2023/04/17 08:16
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【Fugitives List】

≪Southpark≫

レッド・マッカーサー(Red McArthur)

「Lunatic Play」シリーズの主人公。
Lunatic Playのレギュラー。
サウスパーク小学校に通う美少女。髪の色は赤。
ウェンディとベーベの友人。結構気が強く、クールな性格だが
優しい一面も持っている。しかし怒ると怖い。


カレン・マコーミック(Karen McCormick)

「Lunatic Play」シリーズのヒロイン。
ケニーの妹。Lunatic Playシリーズのレギュラー。
とても優しく、その様はまるで天使のよう。
大人しいが泣いていることが多い。後とてもかわいい。


ジェニー・サイモンズ(Jenny Simons)

サウスパーク小学校に通う女の子。
Lunatic Playシリーズのレギュラー。
ローラの親友であり、彼女と一緒にリスト作成委員会の
委員長やチアガールを務めている。優しい性格であるがナイーブなところがある。
肛門が緩い。


パウダー・ターナー(Powder Turner)

サウスパーク小学校に通う女の子。
Lunatic Playシリーズの準レギュラー&マスコット的存在。
レッドと同様に赤毛。ヘアピンとパーカーが特徴的。
結構短絡的であるが、明るく健気で仲間思い。


エステラ・ハヴィサム(Estella Havisham)

イギリス人の少女。
金髪に緑色のドレスなど、綺麗な恰好をしている。
口が悪く、残酷な性格。男性の心を傷つけるように育てられたらしい。




≪Five Nights at Freddy's: Sister_Location≫

ミニリーナ(Minireena)

バローラのステージにおけるバックダンサー。女性。
いたずら好きで勝気な性格。男口調でしゃべる。
バローラのことが苦手である。
Lunatic Playシリーズのレギュラー。このシリーズでは擬人化で登場している。
(三白眼・銀髪セミロング・黄色の半袖オフショルダー・白スカート・白ブーツ)



≪Creepypasta≫

ジェフ・ザ・キラー(Jeff_the_killer)

海外のストーリー「Jeff_the_killer」に登場する少年殺人鬼。
Lunatic Playシリーズのレギュラー。表記は「ジェフ」。
白いパーカーを着ていて真っ白い肌と裂けた口をしている。
殺人鬼なので狂った人格であるが、案外優しい一面もあったり。


サリー・ウィリアムズ(Sally Williams)

海外のストーリー「Play with me」の主人公。
ピンク色のワンピースを着用しており、
クマのぬいぐるみを抱いた少女の幽霊。
親切で陽気。若干いたずらっ子のようである。



≪플라워링 하트(Flowering Heart)≫

ソヌ・ミン(선우 민)

アリの親友でクラスメイト。
スポーツ大好き。楽観的で、常に行動的。
しかし気をつけないと物を失くしてしまうのが欠点。


ナ・ギチャン(나 기찬)

コンマンウル初等学校の5年1組に通う男の子。
ジン・アリに片思いしているやんちゃな小学生。
いたずら好きで、遊びや嫌がらせで自分の気持ちを表現するが、
その度にアリを怒らせてしまう。


ペク・ジュヨン(백주연)

初参戦。
コンマンウル初等学校に通う5年1組の少女。
内気だが、優しくて人懐っこい性格。自尊心が低い。



≪Rugrats≫

アンジェリカ・ピクルス(Angelica Pickles)

3歳の少女。Lunatic Playシリーズのレギュラー。
支配欲が強く、意地悪な性格である。
いたずら好きで、よく年下の子供を虐めている。
レッドをライバル視しており、自称ライバル。



≪RWBY≫

ブレイク・ベラドンナ(Blake Belladonna)

初参戦。
獣人の女の子。
クールな性格で口数も少ない。読書を好み、時にはルビーやヤンと
一緒になっておふざけに興じるなど、年相応の少女らしい一面もある。
因みに犬が苦手。


ヤン・シャオロン(Yang Xiao Long)

豊かな金髪が特徴的な少女。ルビーとは異母姉妹。
豪胆かつ好戦的な性格。戦闘中でもジョークを忘れない。
感情が昂ると瞳が真っ赤になり、髪を傷つけられることをひどく嫌う性質。



≪Henry stickimin≫

ヘンリー・スティックミン(Henry Stickmin)

初参戦。
強靭な身体能力と迅速かつ
的確な状況判断能力で幾多の困難を乗り越えてきた。
泥棒なのだが、基本的には仲間思いのいい奴。



≪Riddle School≫

フィル・エッグツリー(Phil Eggtree)

初参戦。
Riddle Schoolシリーズの主人公。学生。
典型的な皮肉屋で、時にユーモアな発言をする子供。



≪The Binding of Isaac≫

アイザック(Isaac)

赤ちゃんによく似た人型の生物。常に泣いている。
母親に命を狙われている。
絵を描いたり、おもちゃで遊んだりするのが好きな子供。
体液、排泄物、昆虫、宗教にトラウマがあるようだ。



≪MUGEN≫

マーヴォ(Maavo)

スペイン語を話す長身の少年。
元気な性格でワナビーらしい。ペルソナ5が好きなのか、よくそれっぽいことをする。
武器は鉛筆であり、盾にしたりブーメランのように投げたりなど、器用な使い方をしている。


マリッツァ(Maritza)

初参戦。
赤髪ロングとギザ歯が特徴的な小柄な女の子。
明るい性格で、大きな赤いハンマーを武器としている。
マーヴォと同じく、ペルソナ5が好きらしい。


イヴェット(Ivette)

初参戦。
黒髪と白パーカーが特徴的な女性。
けだるげな印象を受けるが、実際はクールな性格。
マーヴォ、マリッツァと同じく、ペルソナ5が好きらしい。



≪Pocket Mirror≫

フレッタ(Fleta)

初参戦。
カボチャの王国の姫。
気が強く少し口が悪いが、遊ぶことや
お菓子を食べることが好きな子供らしい性格。
人形エグリエッテとは親友の関係で、いつも抱きかかえている。



≪Anika's Odyssey≫

アニカ(Anika)

初参戦。
赤髪と黄色のワンピースが特徴的な少女。
穏やかな雰囲気を醸し出しており、実際に優しい性格。
ウサギの人形を取り返す為に精霊やエキゾチックな生き物たちが
住む森に潜り込んだことがある。



≪Friday Night Funkin' Twinsomnia Mod≫

ガール(Girl)

初参戦。
献身的なベビーシッター。
自分の仕事に真剣に取り組み、彼女が世話をする
子供たちの安全を守り、子供たちを守るためならどんなこともいとわない。



{刀剣乱舞}

水心子正秀

江戸を拠点とした名刀工「江戸三作」のひとり、水心子正秀作の打刀。
新々刀の祖として相応しくあろうと、理想を掲げ努力を惜しまない。
しかしまだ経験が浅く、隙をつかれると素が出てしまう。


不動行光

甘酒を常備していて常に赤ら顔の短刀の刀剣男士。
織田信長に最も愛された刀だが、信長のその末路を引きずってしまっており、
自身を「ダメ刀」と称したり素行の悪めな態度を取っていたりする。
しかし根は真面目で優しい刀であるため、人のことを放っておけなかったり、
子供や動物には優しい一面も。



{千銃士Rhodoknight}

カトラリー

海のモチーフやセイレーンなどの装飾が施された、
美しいナイフとフォーク、スプーンがモチーフの男性で食器型の仕込み銃。
趣味は観劇と人間観察で、好きなものは美味しい食べ物。




{応募枠}

琴葉姫

嫁・推しが生きがいの腐女子兼夢女子。
推しのことになるとトンデモパワーを発揮することがある。
割と図太くお調子者。基本テンション高めだが、自己肯定感は低め。
頼られると断れず誰かのためになりたいと思っているが、早とちりしがち。


天悪

初参戦。
小説カキコで活動している女性作家。
ショタコンこじらせてる変態かつサイコパス。
厨二病も軽くこじらせてる。なお、重度のコミュ障。
その割には人好きだが、一方で人間不信でもある。基本的に平和主義者だが、
自分の思想と真反対の思考を持つ者やショタといった大切な人を傷つけられると
容赦も情けもなくなる時がある。




小説カキコで活動している女性作家。
明朗だがビビりで、ホラーは大の苦手。基本的に緩く、テキトー。
人の恋路はにやにやしながら見守るが自分の恋路はドヘタレ。
第五人格のハスター様の信者。年下の推しに関しては甘やかしそうになる。
自己犠牲しがち。


わたげ

かなりのマイペース。何もしていない時は大抵意識が宇宙に飛んでいる。
人見知りだが、話しかけられた時は頑張って話す。
しかし好きなキャラに会ったり話題が出たりするとテンションがおかしくなる。
イケメンと美少女をこよなく愛している。うさぎも好き。




合計31人の逃亡者が、今回のゲームに挑む――!!

Re: 【Lunatic Play EPISODEⅧ】 ( No.2 )
日時: 2023/04/17 08:16
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【GAME START】


今回の舞台である巨大迷路に集められた、31人の逃亡者達――!



天悪「巨大迷路かぁ……ウィオさんとこの第28回逃走中以来だなぁ」



マーヴォ「今回こそ逃げ切りたいぜ……!」



エステラ「頑張りますわ!」







ゲームスタートまで――







10





























































{残りゲーム時間 220:00}




{START}



スタートと同時に3匹の狼が光と共に現れ、逃亡者たちを捜しに走り出した――。





-------------------------------------------------------




天悪「ルナプレとか初めてだからマジ緊張する……;」



今回のLunatic Playの舞台は、アメリカにある巨大迷路。
天空に浮かんでいる。迷路には壁と天井がしっかりとあるため、
迷路から落ちることはまずない。

今回も逃亡者は3匹の狼から逃げ惑う。狼に噛まれてしまえば即退場。
賞金は一切得られなくなる。

果たして、今回もこのゲームの優勝者は現れるのか――。





-------------------------------------------------




{残りゲーム時間  219:00}









カレン「迷路なんて初めてだね。迷っちゃいそう……」

レッド「ええ、迷わないように私についてきなさいね」

カレン「勿論!」


相変わらず仲の良い二人組だ――。







フレッタ「迷路だなんて、元いた世界を思い出すなぁ」


今回初参戦のお姫様・フレッタ。


フレッタ「わたし、ワクワクする! 逃げ切ったらお金貰えるんでしょ? 楽しみだな~!」


狼に噛まれてしまえば、賞金はゼロだ――。


フレッタ「で、狼は……うん、いないね。わたし、頑張っちゃうよ!」










ジェニー「本当に何もないな、この迷路……」


今回の舞台は、仕掛けも何もない、ただの迷路だ――。


ジェニー「今度こそ僕は漏らさずに――」ゴキュルルルルルル!!

ジェニー「ああやっぱり。……トイレ何処かな?」キョロキョロ ←割と落ち着いてる

ジェニー「……なんか慣れて来た自分が怖くなってきた」


何回も漏らしてきた為、慣れてきてしまっている彼女。落ち着いてトイレを探していると、目当てのものは視界に入った。


ジェニー「あっ、トイレだ! 入ろ入ろ!」


トイレに入ろうとするが――ドアの立札に故障中と書いてあった。


ジェニー「ウアアアアアアアアアアアアアアアア!!(# ゚Д゚)」ブリョリョリョロロロリョ!!







ピコン!


情報はスマートウォッチで知らされる。



フレッタ「『ジェニー・サイモンズが脱糞し、残り30人となった』。え? 脱糞?」


ミニリーナ「そっか……」


ジェフ「あの子マジで何回漏らしてんだろうな」








{残りゲーム時間  217:00}



ジュヨン「この体型で逃げ切れるかなぁ、うち……」


一方、今回初参戦である肥えた少女のペク・ジュヨンは自分の体型を見ながらそう呟いていた。


ジュヨン「ダイエットしとけば良かったかなぁ; でも食べるの好きだからどうしても……」


太った状態で走るのはしんどいであろう――。狼に見つかったら否が応でも走って逃げなければいけない。







イリザベス「なんか久しぶりに参加した気がするわ……」


第5回以来の参戦である緑色のドレスを着た少女のイリザベス・ファウスト。


イリザベス「歩いてても暇だし寝ようかしら……いやまだ眠たくないしいいか」


眠気が来ていたら寝ていたようだ――。







そんな彼女を遠くから見ていた、初参戦のフィル・エッグツリー。


フィル「寝ようとか言ってたな……ゲーム中に睡眠を取ろうとするなんて凄いな色んな意味で;」


イリザベスの発言に驚かされる、フィルなのであった。









ヘンリー「狼……」ソロリソロリ


その頃、今回初参戦であるアメリカ人の泥棒であるヘンリー・スティックミンは狼に警戒しながら迷路を歩いていた。その途中で、遠くの方を歩いている狼を発見する。


ヘンリー「What the――!?」タタタ


そして彼はすぐさま逃げ出す。その狼は彼に気づいていない。一生懸命逃走した為、狼に噛まれずに済んだ。


ヘンリー「危なかった……」










ブレイク「狼は……うん、いないわね」


今回初参戦のクールな獣人の女の子であるブレイク・ベラドンナは狼に警戒中。そんな彼女の近くに――


ヤン「ハ~~~ローーーーーー!」


金髪・巨乳・そして男勝りな少女のヤン・シャオロンが手を振りながら高いテンションでやって来た。


ブレイク「ヤンね。何でそんなにテンションが高いの」

ヤン「いやあ、前回逃げ切った時の嬉しさが引き続き感じてんの!」


前回逃亡成功して賞金を獲得したヤンは、今も余韻に浸っているようだ。


ヤン「今回も逃げ切りたいなー!」

ブレイク「狼とやらに噛まれたら終わりだから気を付けて。それはそうと賞金のほうありがとうね……でも折角の200万、分けて良かったのかしら?」


※あの後ちゃんと賞金を分けました


ヤン「いいのいいの! 200万とか何に使えばいいのか分かんなかったし! それよりあんたも狼にやられるんじゃないよ!」

ブレイク「ええ」

ヤン「それじゃあね!」


ヤンは去って行った。


ブレイク「……私、逃げ切れるかしら」









その頃、性悪幼女のアンジェリカ・ピクルスは「あの二人」を探していた。


アンジェリカ「あの二人……一体何処かしら? ――あら、あそこにいた!」タタタタタ


その二人とは――レッド・マッカーサーとカレン・マコーミックであった。


レッド「もし逃げ切ったら何を買いましょ――あら、アンジェリカ」

アンジェリカ「見ーつけた! レッド・マッカーサー! あんたに言いたいことがあって来たわ!」

レッド「何かしら?」

アンジェリカ「アタシ、あんたをぶっ倒してやるわ!」キリッ

レッド「第6回の時もそんな感じのこと言ってなかった?」

アンジェリカ「今度こそよ! アタシが素敵なトラップであんたを始末したげる!」ククク


自称レッドのライバルであるアンジェリカは、今度こそレッドを負かしたいようだ。


カレン「アンジェリカちゃん、そういうのは良くないと思うなぁ;」

アンジェリカ「お黙り! 道具調達したら痛い目に遭わせてやるわ! 覚悟しなさい! アーーッハッハッハッハッハ!(゚∀゚)」


高笑いする、性悪ちゃん。


アンジェリカ「それじゃあね!」タッタッタ

カレン「あ、アンジェリカちゃん! ――行っちゃった;」

レッド「今回もどうせ私を始末せずに終わるわよw 第5回や第6回の時もそうだったし」






------------------------------------------------------


その頃、???がモニターでゲームの様子を監視していた。


???「よーし、そろそろお知らせ送ってやろっかな!」ピッ


???はモニターを操作して、お知らせを発動した――。


------------------------------------------------------


{残りゲーム時間  215:00}



ピコン!



天悪「何だろ……『お知らせ』?」



わたげ「『入口が赤いドアの部屋の中にアイテムボックスが設置された』」


ガール「『中にはゲームに有利なアイテムが入っており、逃亡者一人につきアイテムが1個手に入れることが出来る』


琴葉姫「『しかし残り190分になるとアイテムボックスが消滅するので』」


フレッタ「『取りたいのであれば急ぎたまえ』」




-------------------------------------------------


【アイテムをゲットせよ】

入口が赤いドアの部屋の中にアイテムボックスが設置された。
中にはゲームに有利なアイテムが入っており、
逃亡者一人につきアイテムが1個手に入れることが出来る
しかし残り190分になるとアイテムボックスが消滅してしまう。


-------------------------------------------------



フィル「アイテムか……これは貰っておかないとな」



フレッタ「わたしこれやるー!」



マーヴォ「アイテム欲しー!」




果たして、アイテムは一体どんなものなのか? 逃亡者はアイテムを手に入れられるのか?




---------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、カレン、パウダー、エステラ、ミニリーナ、ジェフ、サリー、アンジェリカ、
ミン、ギチャン、ジュヨン、イリザベス、ヤン、ブレイク、ヘンリー、フィル、アイザック、マーヴォ、
マリッツァ、イヴェット、フレッタ、アニカ、ガール、正秀、行光、カトラリー、琴葉姫、天悪、
柊、わたげの30人。



続く

Re: 【Lunatic Play EPISODEⅧ】 ( No.3 )
日時: 2023/02/09 17:15
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【Item box】

カトラリー「アイテムボックスかぁ……美味しい食べ物とか入ってるのかな?」


美食家の仕込み銃・カトラリーはちょっとだけ涎を垂らす。


カトラリー「――いや、「ゲームに有利なアイテム」だから空腹だけ満たすものが入ってるわけないよね。行くのやめておこう」


彼は行かないことに決めた。







正秀「アイテムがあれば確かにゲームが楽になりそうだ。行こう」タッ


水心子正秀、アイテム獲得に向かう――!







アンジェリカ「よーし、アイテムゲットしてやるわよー!」


アンジェリカ・ピクルス、ウキウキでアイテムのある部屋を探そうとする。


アンジェリカ「アイテム手に入れて、楽してやるわー!」タッタッタ


そんな彼女に近づく、一匹の狼――。狼は彼女を睨みつけながら凝視している。彼女はそれに気づいていない。


狼「グルルルル……!!」

アンジェリカ「!? なんか狼みたいな声が……;」タッ


声に気づき咄嗟に逃げるが見つかってしまい、物凄いスピードで距離をあっという間に詰められてしまう。


狼「ガルルルル!!」

アンジェリカ「うげええ!!」ガブッ



【アンジェリカ・ピクルス     失格   ≪残りゲーム時間≫】
     残り  29人        {213:58}



シュンッ!


アンジェリカが光と共に消えた。ルナプレでは、狼に噛まれた逃亡者は元の世界に強制送還される――。










ピコン!


ジュヨン「『アンジェリカ・ピクルスが狼に噛まれて失格となり、残り29人となった』」


ミニリーナ「え? あの子もうやられたのか? 珍しいな、こんな早くに失格になんの;」


ジェフ「今回は早期で失格か……」




レッド「へえ、アンジェリカ失格……www」←笑いこらえてる

カレン「レッドお姉ちゃん?」

レッド「いや……ごめん、笑っていいかしら? いやだって、始末してやるとか言っておいて、まさかこんな早くに失格になるとは思わなかったから……www」

カレン「お姉ちゃん! めっ!」プクーッ

レッド「あ、ごめんなさい;(かわいい)」


なんかレッドに舐められつつある、アンジェリカなのであった。








天悪「よし、アイテム探し行こう!」


小説カキコで活動中の天悪も向かう――!


天悪「一体どんなのが入ってんだろ?」タッタッタ


それはアイテムボックスを開けてからの、お楽しみだ――。






{残りゲーム時間  211:00}


ヘンリー「アイテム、アイテム」タッタッタ


その頃、ヘンリー・スティックミンはアイテムのある部屋を探していた。その途中で――


パウダー「あっ!」

ヘンリー「!」


楽観的な少女のパウダー・ターナーと鉢合わせとなった。


パウダー「なんか急いでるみたいだけどどうしたの?」

ヘンリー「アイテムが欲しいんだ」

パウダー「あっ、あたしと一緒だ! 頑張ってね! ――うわっ!?;」グイッ


その瞬間、ヘンリーがいきなりパウダーの手を掴んで彼女と一緒に逃げる。そう、狼が近くに来ていたのだ。二人は狼に気づかれずに逃げ切る事に成功した。


狼「……」キョロキョロ



パウダー「へ、ヘンリー? 一体何なの?;」

ヘンリー「狼がいた」

パウダー「え、そうなの? ――なるほど、ありがとう!」ニコッ

ヘンリー「」グッ ←親指立てる

パウダー「あ、あたしアイテム探すんだった! ヘンリー、もう行くねっ!」

ヘンリー「ああ」


パウダーはヘンリーと別れ、アイテム探しに向かったのであった。


ヘンリー「……自分もアイテム探し再開しないと」タッ











アイザック「うああん……」シクシク


その頃、アイザックは迷路の曲がり角の近くで泣いていた。狼が怖いのだ。


アイザック「うああああ~~……;」シクシク


前回では早期に失格となってしまったが、果たして今回はどうなのか――。因みに彼はアイテム探しに向かわないそうです。







マーヴォ「アイテムの部屋何処にあんのかな……あ、やべっ、狼!;」タッ


元気で長身の少年・マーヴォは少し遠くにいる狼に気づき、咄嗟に逃げる。


狼「……」キョロキョロ


狼は彼に気づいていない。狼に噛まれずに済んだ――。


マーヴォ「よーし、追って来てないな! 今回は最後まで逃げ切りたいぜオレ――お!?」


何かが彼に近づいて来ていた。その何かとは――
















マリッツァ「Buenas tardes! マーヴォ、元気?」

イヴェット「マーヴォ……」


今回初参戦であるギザ歯が特徴的な少女・マリッツァと白パーカーを着た長身の女性・イヴェットであった。


マーヴォ「おお、マリッツァにイヴェット!」

マリッツァ「マーヴォはアイテム探してる~? アタシたち今それ探してるところなんだけど」

マーヴォ「おう、探してるぜ!」

イヴェット「ならワタシ達と一緒に探すか? 折角会ったんだ、固まって行動しようじゃないか」


どうやら、仲が良いようだ。


マーヴォ「Por supuesto! 勿論だ! オレたちペルソナ5のファンだしな!」

イヴェット「今ペルソナ5は関係ないと思うが……;」

マリッツァ「まーまー、とにかくアイテム探しガンバロー! 」


マーヴォはイヴェットとマリッツァと行動することに。











アニカ「……」キョロキョロ


その頃、今回初参戦である穏やかな少女・アニカが狼に警戒していた。


アニカ「……」コクッ


アニカは少し微笑みながらうなずく。近くに狼がいなくて安堵したのだ。彼女も、アイテム探しに向かっている――。


アニカ「……」キョロキョロ


だが警戒は怠らない。果たして、アイテムを見つけられるか――。







{残りゲーム時間 207:00}



天悪「アイテムの部屋、何処だー?;」タッタッタ


辺りを見渡しながら走っている彼女が――


アイザック「うあああん」


今も泣いているアイザックを発見した。


天悪「……ショタ? ……ちっちゃいしなんか男っぽいし、ショタでいいんだよな、この子?」


アイザックはれっきとした男の子で5歳だが、見た目的に判別しづらい――。


アイザック「」シクシク

天悪「ちょっ、ちょっと何で泣いてんの? 何かあったのか? 大丈夫?;」


アイザックは泣いている理由を伝える。


天悪「なるほど……狼が怖いのか。それじゃあ天悪についてこい! 誰かと一緒ならちょっとは心がほぐれるだろ」

アイザック「!」コクッ


天悪、アイザックを連れて行動することにした。










ブレイク「……アイテムは何処かしら……」


その頃、ブレイクはアイテムのある部屋を探していた。そんな彼女に忍び寄る、一匹の狼――。


狼「……グルル」ジュルリ


狼はブレイクをしばらく凝視した後、猛スピードで彼女に向かって走り出した! それに感づいたブレイクは――


ブレイク「! 狼だわ……!」タッ


当然、逃走する。狼のスピードは凄まじいものだが、ブレイクはそれを超えるスピードで逃げて行った。彼女は並外れた機敏さ、スピード、持久力を持っているのだ――。


狼「!?」キョロキョロ


そして、なんと狼を撒くことに成功したのであった!


ブレイク「――で、アイテムは何処にあるのかしら……あら」キョロキョロ


ブレイク、赤いドアを発見。そう、アイテムのある部屋だ――。


ブレイク「赤いドア……ここね!」ガチャッ


開けて中に入ると、部屋の中心にポツンと大きな宝箱があった。彼女はガチャッと宝箱を開けてみると――その宝箱の中からアイテムが飛び出してきた。彼女は驚きつつもそれをキャッチする。――アイテムが飛び出した瞬間、宝箱の蓋はゆっくりと閉じられた。


ブレイク「これは……」


【ブレイク・ベラドンナ   スロウポーション GET】



ブレイク「何かしらこれ……あ、説明書がある」



{スロウポーション}
 これを狼に向かって投げつけると、その狼の動きを10分間鈍足状態にすることができる。


第1回にも出て来たアイテムだ。ただし今回は永久ではなく、制限時間付きだ。



ブレイク「なるほど……」










フィル「ああ、アイテムは欲しい……だけど狼に見つかるのは嫌だ;」


悩んでいるフィル・エッグツリー。アイテムゲットに向かうかは逃亡者の自由だ――。


フィル「どうしようか……」


そんな彼の近くに、一匹の狼が忍び寄る――。彼はそれに気づいていない。


フィル「ううん……」

狼「グルルルル……!!」


狼はしばらく彼を凝視した後、かなり速いスピードで彼に飛び掛かった! それにフィルは感づいて逃げ出すも時すでに遅し、すぐに背中を噛まれてしまった。


フィル「くっそお!」



【フィル・エッグツリー     失格   ≪残りゲーム時間≫】
     残り  28人      {204:55}









ピコン!


行光「『フィル・エッグツリーが狼に噛まれ失格となり、残り28人となった』」


ヘンリー「フィルがやられた……;」


ミン「ありゃ、フィルって人が失格になったのか……;」







エステラ「アイテムは手に入れておきたいですわ……!」タッタッタ



パウダー「アイテム何処だろ~!?」タッタッタ



行光「見つからないな……赤いドア……」タッタッタ



果たして、他の逃亡者はアイテムを手に入れられるのか――?




---------------------------------------------------


残り逃亡者……レッド、カレン、パウダー、エステラ、ミニリーナ、ジェフ、サリー、ミン、ギチャン、
ジュヨン、イリザベス、ヤン、ブレイク、ヘンリー、アイザック、マーヴォ、マリッツァ、イヴェット、
フレッタ、アニカ、ガール、正秀、行光、カトラリー、琴葉姫、天悪、柊、わたげの28人。



続く

Re: 【Lunatic Play EPISODEⅧ】 ( No.4 )
日時: 2023/02/11 20:40
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【Item boxⅡ】



行光「アイテムは何処だ?」タッタッタ


その頃、行光はアイテムのある部屋を探していた。


行光「手に入れられるのなら、手に入れておきたい……」タッタッタ


アイテム獲得さえしてしまえば、ゲームが有利になる――! 果たして、獲得できるのか?












わたげ「アイテム……みんな取りに行ってるはずだよね」


一方、わたげは狼に警戒しながら迷路を歩いていた。


わたげ「私も取りに行った方がいいのかな……いや、取りにいくべきだよね、折角ゲームが有利になるんだから……お!!?(・∀・)」ピコン


誰かを発見した、わたげ。その人物とは――


フレッタ「アイテム探ししてたら狼に見つかっちゃいそうだし止めとこうかなぁ」


可愛らしいドレスを着た少女――そう、フレッタであった。


わたげ「ハッ、超可愛いロリがいる…!天使か…!?」シュタタタタ ←フレッタに向かってダッシュ

わたげ「うおお! ロリだ! こんにちは!」

フレッタ「? 何かな、君?」

わたげ「ここにロリがいたんで駆けつけて来たの! ね、一緒に行動しないかな!」ワクワク

フレッタ「ロリ? もしかしてわたし? ……まあいいけどさ、君面白そうな人だし」

わたげ「あざっす!」


わたげ、ロリと行動することに決めた。









柊「狼は……あっ、向こうにいた――!」タッ

狼「……」キョロキョロ


柊、少し遠くにいる狼を発見しすぐさま離れる。狼は彼女に気づいていない。


柊「あっぶねーー……;」


狼に噛まれてしまえば賞金は、ゼロ。狼には要注意だ――!










ジェフ「……うん、いないな」


その頃、殺人鬼のジェフ・ザ・キラーも狼に警戒しながら迷路を歩いていた。


ジェフ「アイテムあったら有利なら行っとかないとな……!」ソロリソロリ


そんな彼に忍び寄る、一匹の狼――。その狼は涎を垂らしながらこちらを睨み据えている。しばらく睨みつけた後、猛スピードで彼に飛び掛かった――!!


ジェフ「!? しまっ――」


それに感づいて逃げようとするも、時すでに遅し。背中をガブリと噛まれてしまった――。


ジェフ「くっそ……僕何も出来てない……;」ドサッ



【ジェフ・ザ・キラー     失格   ≪残りゲーム時間≫】
    残り  27人      {201:50}



アンジェリカ、ジェフとルナプレのレギュラーが早期に退場――。







ピコン!


カトラリー「『ジェフ・ザ・キラーが狼に噛まれ失格となり、残り27人となった』」


カレン「ああっ、ジェフお兄ちゃんが……!」


わたげ「えっ!? ジェフ君もうやられちゃったの!?;」


パウダー「ルナプレのレギュラーがどんどん早めに終わって行ってるんだけど……;」











琴葉姫「アイテム、何処だーー?;」タッタッタ


その頃、琴葉姫もアイテムを求めて走っていた。ゲームが有利となるアイテムを手にいられるという情報が来れば、大体の逃亡者は獲得しに向かうだろう。


琴葉姫「なんか狼を凍結させられるアイテムとかあったらいいんだけどな! なんていうか、逃走中の冷凍銃みたいな――ん!(・∀・)」


遠くから、スカートの裾をつまみながらこちらに走ってきている逃亡者を発見した彼女。その逃亡者とは――エステラだった。


エステラ「アイテムは何処ですの……」タッタッタ

琴葉姫「おおお!! エステラ様だ!!(*´▽`*)」←エステラの前に立つ

エステラ「――ちょっと邪魔しないでくださる? わたくし、今アイテムを探してるんですの」

琴葉姫「邪魔して申し訳ございませんでしたエステラ様、お通り下さい」←道譲る

エステラ「あら、素直ですのね。そういう人嫌いじゃありませんわ。それでは」


エステラは走り去って行った。


琴葉姫「やっぱりイギリス人でお嬢様っていいなぁ……」←イギリス好き










イリザベス「……なんだか眠くなってきたわ……」


睡魔に襲われる、イリザベス・ファウスト――。


イリザベス「ふあああ……寝ましょう……おやすみなさい」zzz


相変わらず鋼の精神を持つ女の子だ――。








ミニリーナ「よし、向こうに狼はいないな……お、あの子供……誰かと一緒にいる?」


ミニリーナ、遠くの方で歩いている天悪とアイザックを発見する。


天悪「アイザック、気分はどうだ?」

アイザック「うあああん;」シクシク

天悪「……心がほぐれてないっぽいな; こりゃよっぽど狼が怖いのか……;」

ミニリーナ「おいアイザック!」ヌッ


ミニリーナ、突如天悪たちの前に出現!


天悪「わっ!?;」

ミニリーナ「おうアイザック、前回はよくも泣いてくれたなぁ? お前が泣いてくれたお陰で狼に気づかれたんだぞ(#^ω^)」

アイザック「!」

天悪「ちょっ、ミニリーナ?;」

ミニリーナ「――なんてな、冗談だよ! ほんとは気にしてねえw」ハッ

アイザック「」ホッ

天悪「なんかよくわからないけどそういう事があったんだな……;」

ミニリーナ「んで、隣にいるのは保護者か?」

天悪「まあ保護者みたいなものかな。泣いててなんか可哀想だったから」

ミニリーナ「可哀想に見えるの分かる。子供の泣く姿には弱いんだわ私」ウンウン

天悪「とりあえずこの子が落ち着くまで一緒にいようかなー思ってるよ」

ミニリーナ「いいんじゃねそれで」

アイザック「うああああん!」


その時、ミニリーナの近くに忍び寄る一匹の狼――。


ミニリーナ「――!? おい二人とも、狼来てんぞ!」

天悪「ええっ!?;」

アイザック「!!」


三人が狼に気づき逃げ出した瞬間、その狼がこちらに向かって走って来た!


ミニリーナ「やっぱ速ぇ……!;」

狼「ガルルルル!!」ダダダダダ


狼の標的は――


























ミニリーナ「えっ――何、もしかしてあたし!?;」タッタッタ


天悪とアイザックの後ろにいる、ミニリーナだ――。


狼「ガルルルル!!」ダダダダダ

ミニリーナ「ちょっ、前回みたいに早期退場は嫌――ぬ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!;」


ガブリッ!!


天悪「ミニリーナぁ!;」



【ミニリーナ     失格   ≪残りゲーム時間≫】
  残り  26人      {197:55}



天悪「ひえええ!; なんかごめん、ミニリーナ!(;゚Д゚)」タッタッタ

アイザック「ぶああああん!!;」←不安増長


狼がミニリーナに噛みついている間に逃げた、天悪とアイザックなのであった。










ピコン!


ブレイク「『ミニリーナが狼に噛まれて失格となり、残り26人となった』」


レッド「えっ!? 今度はミニリーナが!?;」


パウダー「うっそ、マジでレギュラーがどんどんやられてってる……!; 次はあたしかな……?;」









ヘンリー「見つからない……;」タッタッタ


一方、彼は今もアイテムボックスを探していた。


ヘンリー「アイテム欲しい!」タッタッタ









ヤン「アイテムは何処かなー?」キョロキョロ


一方、ヤンもアイテムのある部屋を探していた。そんな彼女の近くに――


ギチャン「おう巨乳のねーちゃん! 見つけたぜ!」

ヤン「ん? あら、前回にもいた子じゃない」


やんちゃな男子のナ・ギチャンが現れた。


ギチャン「前回はよくもやってくれたな! このナ・ギチャンがホーフクしに来たぜ!」

ヤン「ナ・ギチャンだかデカヌチャンだか知らないけどさっさとかかってきな」ヘッ

ギチャン「上等だ! とりゃあ!(# ゚Д゚)」

ヤン「へっ」サッ ←身体を少し動かして躱す

ギチャン「うわっ!?;」スカッ

ヤン「いたずらボーイ君、ちょっと痛い目にあってもらおっか」ガシッ!!


彼女は彼の肩をギュウウっと強く掴んだ!


ギチャン「ああん痛い痛いっす!; おれ、もうこっから消えまーす!;」タタタタ

ヤン「行ったね……ま、二回もお灸をすえてやったら流石に大人しくなるでしょ」









{残りゲーム時間  194:00}






その後――



行光「あった……!」ガチャッ

【不動行光   俊足の薬  獲得】


{効果……飲むと3分間、狼より速いスピードで走れるようになる}




エステラ「おお、これがアイテムですか……!」

【エステラ・ハヴィサム   丸太  獲得】


{効果……狼を攻撃して追っ払うことが出来る。ただし重いので注意}




パウダー「やったー! アイテムゲットー!」

【パウダー・ターナー   スロウポーション  獲得】



マーヴォ「うおお! こりゃよさそうなアイテムだ!」

マリッツァ「アイテムいっただきー!」キャッキャッ

イヴェット「これで少しはゲームが楽になりそうだな」


【マーヴォ   俊足の薬  獲得】

【マリッツァ   キャッチボール  獲得】

【イヴェット   スロウポーション  獲得】


{キャッチボールの効果……狼に投げて当てると、その狼の動きを5分間停止させる}




行光、エステラ、パウダー、マーヴォ、マリッツァ、イヴェットの6人が強力なアイテムをゲットした――!








フレッタ「わたげ、狼はいない?」

わたげ「うん、いないよ!」キョロキョロ


一方、わたげはフレッタと共にアイテムを探していた。


フレッタ「それにしてもわたげってアイテム探してたんだ」

わたげ「あった方がいいかな思って」


果たして、アイテムを手に入れられるのか――。






{残りゲーム時間  192:00}




アイテムボックス消滅の時が近づいて来た――。190分を過ぎると、もうアイテムは手に入らなくなる――!






ヘンリー「やばい後2分……;」タッタッタ


スマートウォッチでタイマーを見ながらアイテムのある部屋を探している彼。


ヘンリー「間に合うか……?」タッタッタ










3匹の狼「「「……」」」


その部屋に向かっている最中に狼に見つかってしまったら、一巻の終わりだ――。






{残りゲーム時間  191:00}


ヘンリー「あと1分……!」








3匹の狼「「「……」」」







{残りゲーム時間  190:30}





ヘンリー「赤いドア……!」


ヘンリー・スティックミン、ようやくアイテムボックスのある部屋を発見! 急いで中に入る彼。そして宝箱を開けて――アイテムを獲得した!


ヘンリー「やった!」



【ヘンリー・スティックミン   俊足の薬  獲得】




{残りゲーム時間  190:05}


ヘンリー「Yeah!」


ギリギリでアイテムを獲得出来た――。






{残りゲーム時間  190:00}


アイテムボックス「」シュンッ!


190分を過ぎたため、アイテムボックスは光と共に消滅した――。











ピコン!


行光「『残りゲーム時間が190分を過ぎたため、アイテムボックスは消滅した』」


わたげ「ああーっ!; アイテム欲しかったのに……;」


ヤン「あちゃーっ、消えちゃったの; まあ仕方ないか……;」



これでアイテムを持っている逃亡者はブレイク、行光、エステラ、パウダー、マーヴォ、マリッツァ、イヴェット、そしてヘンリーの8人となった――!









フレッタ(わたしもアイテム欲しかったなぁ)

わたげ「……まあいっか、私ロリと一緒にいるし!」

フレッタ「えっ」




ゲームが有利になるものを手に入れた逃亡者たち。もうじき、そんな彼らにとんでもない試練が訪れる――!


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残り逃亡者……レッド、カレン、パウダー、エステラ、サリー、ミン、ギチャン、ジュヨン、
イリザベス、ヤン、ブレイク、ヘンリー、アイザック、マーヴォ、マリッツァ、イヴェット、フレッタ、
アニカ、ガール、正秀、行光、カトラリー、琴葉姫、天悪、柊、わたげの26人。



続く

Re: 【Lunatic Play EPISODEⅧ】 ( No.5 )
日時: 2023/02/12 17:40
名前: ウィオ (ID: izFlvzlp)

【Harbinger】


イリザベス「zzz」


その頃、イリザベスは今もぐっすりと睡眠中――。


イリザベス「zzz」


第1回から全然ブレない、女の子だ――。










サリー「皆どんなアイテム取ったんだろ?」


幽霊の女の子であるサリー・ウィリアムズ、逃亡者がどういうアイテムを取ったのか気になっている――。


サリー「持ってる人見つけたら超能力で奪っちゃおうかな~……なんて、冗談だよ冗談!」


明るい子だが、いたずらっ子でもある――。








ブレイク「さて……アイテムが手に入ったのはいいけど……どうしようかしらこれ」


手に持っているスロウポーションを見ながら考えている彼女。


ブレイク「正直これ持っててもあまり私にメリットが無いのよね」


スロウポーションが無くても狼を撒けるほどのスピードを持っているので、彼女には不要のようだ。そんな彼女の足元に突如、レーザーポインタの赤い光が出現する。


ブレイク「……!」ピクッ ←頭のリボンが動いた


その光はブレイクからゆっくりと離れていく。それを追いかける彼女。


ブレイク「…………」スタスタスタスタスタ


しばらく追っかけていると、金髪の女性にぶつかりそうになった。


ブレイク「!」

ヤン「♪」ニヤニヤ


その女性とはヤンだった。彼女がレーザーポインタで光を出していたのであった。


ヤン「ハッーーーーーローーー♪」ニヤニヤ

ブレイク「な、何?;」

ヤン「なんかふと、これやりたくなってね……やっぱ獣人だねえ、あんたw ――ん、あんたの持ってるそれ何?」

ブレイク「さっきのアイテム探しで手に入れた奴よ。これ使えば狼の動き遅くできるの」

ヤン「へぇー、いいもん貰ったじゃない!」

ブレイク「でもこれ無くても私は大丈夫だから……まあ、いらないのよね。貰ってくれるかしら」

ヤン「えっ、いいの?」

ブレイク「私より貴方が持っていた方がいいだろうから」

ヤン「――そうだね、あんたのスピードなら狼撒けそうだもんね。分かった、貰っとく! ありがとう」


【ヤン・シャオロン  スロウポーション  獲得】


ブレイク「それじゃあ私はもう行くわ。狼に気を付けてね」テクテク

ヤン「うん! そっちも、狼撒けるからって油断しちゃダメだよー!」


ブレイクは去って行った。


ヤン「このスロウポーション、大事に使わないとね!」








ガール「うん、狼はいないね!」キョロキョロ


今回初参戦であるベビーシッターのガール、狼に警戒中。


ガール「そういえばこのゲーム、お子さんも参加してるらしいね。見つけたら面倒見てあげたいな……」


現在生き残っているお子さんはアイザックとカレンの二人。


ガール「何処にいるかな、お子さん」キョロキョロ









正秀「アイテム、手に入れたかったんだがな……」


アイテムが取得できなかったことを嘆く、正秀。


正秀「まあ、自力で逃げるしかないか……ん!」ササッ

狼「…グルル……」


狼が近くにやってきていることに気づき、咄嗟に逃げる彼。狼に見つかってしまえば、よほど足が速くない限り撒くことは不可能だ――。


正秀「ここでやられるわけにはいかぬ……!」

狼「!」タッ


しかし、気づかれてしまった――。狼は物凄いスピードで距離を詰める!


正秀「は、速っ――」

狼「グルルルル!!」ガブリ!!

正秀「くっ――!!」ドサッ


【水心子正秀     失格   ≪残りゲーム時間≫】
   残り  25人      {187:44}









ピコン!


柊「『水心子正秀が狼に噛まれて失格となり、残り25人となった』」


琴葉姫「ああっ!! マジで!?;」


天悪「水心子さん……(;´・ω・)」











ミン「あっちには……よし、狼いないね」


狼に警戒しながら迷路を歩く、韓国女子のソヌ・ミン。


ミン「ところでジュヨンは大丈夫かな……またギチャンに揶揄われてなきゃいいんだけど;」


体型のせいでギチャンに揶揄われたことがあるジュヨンを心配する彼女なのであった。


ミン「ま、見つけたらあたしがちょいと一発殴ったげる!」









サリー「あー、でもやっぱアイテムは欲しかったなぁ~。アイテム欲しいアイテム欲しい……」


彼女がそう嘆いていると、誰かが彼女の近くを通りかかった。


パウダー「あっ、あなた確か……サリーだよね?」


パウダー・ターナーだ。


サリー「え? うん。――それ、もしかしてアイテム?」 ←パウダーの持ってるスロウポーションを指さしてる

パウダー「うん! さっき手に入れて来たんだー! いいでしょー!」

サリー「どういう効果?」

パウダー「これ狼に投げつけたら10分間くらい動き遅く出来るの!」

サリー「」シュバッ ←光の速さでそれ奪った

パウダー「あ?」

サリー「これしばらく借りるね」タッタッタ ←逃げた

パウダー「……」ヌギヌギ ←靴片一方脱いでる

パウダー「シュート!!」ブンッ


そしてそれをサリーの後頭部めがけて投げつけた。


サリー「うあ~~~(◎_◎;)」ドサッ

パウダー「まったく……」


いたずらっ子な幽霊・サリーからスロウポーションを取り返した、パウダーなのであった――。










その頃、琴葉姫は迷路の中を歩いていた。


琴葉姫「――あっ、あそこにいるの……柊さん!?」

柊「琴葉姫さん!」


その途中で柊と会った。


柊「アイテム手に入れました?」

琴葉姫「いえ、手に入れる前に終わりました; そちらは?」

柊「こっちも無いです;」

琴葉姫「お互い様ということですね……まあ、アイテムが無くても頑張りましょう!」

柊「はい! 琴葉姫さんも頑張って下さい!」


お互い応援の言葉をかけあった後、二人は別れた。果たして、アイテム無しで最後まで逃げ切れるのか――。








{残りゲーム時間  184:00}



ブレイク「残り184分……まだまだね」


スマートウォッチでタイマーを確認している彼女の近くに、一匹の狼が出現――。狼はこちらを睨み据えている。


狼「グルル……」


そして狼は突如彼女に向かって急スピードで走り出した! それに感づいたブレイクはすぐさま逃げ出す。


ブレイク「また狼!」タタタタタ


今回も彼女は途轍もないスピードで狼から距離を離した。が――


狼2「ガルルルル!!」ガバッ

ブレイク「!!?」


曲がり角を曲がった瞬間、別の狼が前方からやってきた――!


ブレイク「しまっ――」


前方から突如やってこられては流石のブレイクも対処できない。そして彼女は――


狼2「ガアアア!!」ガブリ

ブレイク「ううっ!!;」ドサッ


噛まれてしまった。



【ブレイク・ベラドンナ     失格   ≪残りゲーム時間≫】
    残り  24人       {182:43}










ピコン!


カトラリー「『ブレイク・ベラドンナが狼に噛まれて失格となり、残り24人となった』」


ヤン「えっ!? ブレイク退場!?; 嘘でしょ、あんな足速いのに!? 一体何があったの……」








アニカ「……」キョロキョロ


その頃、アニカは狼に警戒しながら迷路を歩いていた。狼がいなかったことを確認できた彼女は安堵の微笑をもらした。


アニカ「……」キリッ キョロキョロ


だが警戒は怠らない。そんな彼女の近くに――一人の少女がやってきた。


エステラ「あら、アニカ――でしたっけ?」

アニカ「!」


その少女とは、エステラ・ハヴィサムであった。


エステラ「そんなにキョロキョロしてどうしたんですの?」

アニカ「……」


アニカはジェスチャーで狼に警戒していることを伝えた。


エステラ「へえ……ところで何で全然喋らないんです?」

アニカ「……」←両方の手のひらを上に向けて肩をすくめる

エステラ「自分でもわからないんですのね」

アニカ「……」ピシッ ←エステラの持っている丸太を指さす

エステラ「ああこれですか? さっきのアイテム探しで手に入れましたわ。狼が来たらこれでどついてやりますわ!」フフフ

アニカ「!」 ←驚きの表情

エステラ「さて、もうわたくしは行きますわ。精々狼に噛まれないようにがんばりなさいな」


エステラは丸太を抱えながら去って行った。


アニカ「……」


丸太を抱えたお嬢様という珍しい人を見てずっと驚いている彼女なのであった。











その頃、ミンは迷路の中を歩いていた。その途中で――ジュヨンと会った。


ミン「あっ、ジュヨン!」

ジュヨン「ミン!」

ミン「大丈夫? またギチャンに何か妙なこと言われてない?」

ジュヨン「ううん」

ミン「そっか、それなら良かった――ん!?;」

ギチャン「おー、ミンにジュヨンじゃねーか!」


その時、ギチャンが通りかかった。


ギチャン「ジュヨン! やーいお前の体型――えっ!?;」ビクッ

ミン「体型が何? ちょっとあんた一発殴られてみる?(#^ω^)ピキピキ」メクリッ ←服の袖を捲る


ミンちゃん、身体中から恐ろしい感じのオーラを放つ。


ギチャン「(あっ、やべっ)じょ、冗談だよ、ハハハ! じゃあな」スタタタタ


逃げるように去って行った彼なのであった。


ジュヨン「すごい」

ミン「ま、こんなもんよ!」






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その頃、???はモニターでゲームの様子を監視していた。


???「おし、ゲームの進行は順調だ。ゲームマスターの仕事、なんか面白えーわ」

???「さて、そろそろ次のお知らせを出すか……」

???「次はド派手な方向で行ってみるぜ!」ポチッ


彼はモニターを操作し、お知らせⅡを発動した――。


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{残りゲーム時間  176:00}



ピコン!



サリー「ん、何かなぁ……『お知らせⅡ』!」


パウダー「『青いドアの部屋でクイズ大会の準備が整った』。クイズ大会?;」


エステラ「『残り155分までに誰か5人が参加しなければ、逃げ切っても賞金が得られなくなる』。それはまずいですわ……!!;」


ギチャン「金手に入らなくなるとかこえー;」




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{クイズ大会に参加せよ}

青いドアの部屋でクイズ大会の準備が整った。
残り165分までに誰か5人が参加しなければ、
逃げ切っても賞金が得られなくなる。


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パウダー「クイズ大会なんて面白そう!」



ヘンリー「自分、参加しようかな……」




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残り逃亡者……レッド、カレン、パウダー、エステラ、サリー、ミン、ギチャン、ジュヨン、イリザベス、
ヤン、ヘンリー、アイザック、マーヴォ、マリッツァ、イヴェット、フレッタ、アニカ、ガール、行光、
カトラリー、琴葉姫、天悪、柊、わたげの24人。



続く


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