二次創作小説(新・総合)
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- とある科学の天性贈り(フォースギフト)
- 日時: 2023/03/01 06:40
- 名前: アレイスター (ID: EZkj1dLS)
とある科学の超電磁砲の二次創作です。学園都市側のキャラしか出ません。オリキャラあり
- Re: とある科学の天性贈り(フォースギフト) ( No.2 )
- 日時: 2023/03/01 12:19
- 名前: アレイスター (ID: OxFItNy1)
第177支部に連れてこられた少年は、ソファーに座って待たされている。すると、紅茶とお茶菓子を出された。
初春「白井さんは本部の方に行きましたよ。」
「そうなのか?この支部の人数は?」
初春「私、白井さん、固法先輩くらいですかね。」
紅茶を飲み終えたと同時に、白井が戻ってきた。
白井「さて、話を聞かせてくださいまし。」
「丁度よかったよ。」
少年は鞄から証明書を白井に見せる。内容を読んだ白井は目を見開いて、少年を見た。
楓「自己紹介だ。僕の名前は上条楓。今日から第177支部に配属された風紀委員だ。よろしくね。」
白井「上条…?」
楓「どうかしたのかな。白井さん?」
白井「……なんでもないですの。それより、どうして言わなかったのですか!?」
楓「タイミングがなかったよ。」
お茶菓子を食べ終えると、楓が立ち上がり、白井と初春の2人にいった。
楓「今日からよろしくお願いします。白井さん、初春さん。」
白井「よろしくお願い致します。」
初春「よろしくお願いしますね!楓さん。」
風紀委員になった楓を歓迎するために、第7学区にある鍋料理の店に入った。
楓「ありがとう。」
初春「楓さんの歓迎会なんですから!」
固法「そうよ。遠慮しないでね。楓君。」
白井「それにしても、佐天さんとお姉様も来たのですの?」
風紀委員メンバーではない2人の少女、佐天涙子と御坂美琴が歓迎会に来ていた。
佐天「良いじゃないですか!」
御坂「気になるわよね?」
白井「楓さんの能力を教えてもらえますか?」
野菜を食べていた楓は、箸を置いて白井の質問に答える。
楓「僕はレベル0…無能力者だよ。」
楓の言葉に白井、御坂、初春が目を見開いた。笑みを浮かべている楓は水を飲んいる。気にしていないようだ。
初春「でも、襲撃犯の3人は全員能力者ですよ!?」
御坂「まさかね…」
楓「無能力者は本当だよと…言っても納得しないだろうね。」
少し諦めて、どうやって説明しようか悩んでいる。
初春「原石能力者ですか?」
初春の言葉に楓は諦めた。能力を教えることにした。
楓「初春さん正解だよ。僕は能力を持っている。」
御坂「教えてくれるわよね?」
楓は人差し指を出すと、僅かだが、謎の透明な力が発生した。この現象を感じた御坂は、言葉を放つ。
御坂「な…何それ!?」
白井「無能力者でこの現象は…不自然ですの。」
楓「…面白いね。」
楓の能力に謎が深まるばかりだが、この場では話が終わり、鍋料理を食べながら別の話をする。
白井「楓さんは学校は何処ですの?」
楓「とある中学だよ。中学3年だ。」
佐天「先輩ですね。」
白井「楓先輩と呼ばせていただきますの。」
固法「明日から風紀委員だけど、一緒に頑張るわよ。」
楓「よろしく頼むよ。」
笑みを浮かべた楓に、初春が顔を赤くする。それを見た楓は心配になり初春に近づいた。
初春「楓さん!?」
楓「熱はないみたいだね。」
楓はおでこ同士をくっつけて、熱がないか調べていると、初春が恥ずかしいのか慌てている。
初春「か、楓さん!近いです!?」
楓「ん?ごめんね。」
初春「あ…」
佐天(これは…楓さんに惚れてるね。)
初春から離れる。鍋に残った具を食べると、デザートを注文する。
白井「楓さんは彼女とかは、いないのですの?」
楓「彼女?いないね…それ以前に、無理かな…」
固法「どうしてなの?」
楓「僕は女だよ。趣味で男装してるけど。」
楓の言葉に、5人が目を見開いている。楓はボーイッシュで、趣味で男装をしているためか、男と間違われている。
御坂「ごめんなさい。男性に見えて…」
楓「気にしてないよ。御坂さん。」
すると、楓の携帯が鳴り響いた。
楓「兄さんからだ。電話するから、失礼するよ。」
楓は席から離れる。白井と御坂はお茶を飲みながら、楓の事で会話する。
御坂「まさか、女の人…」
白井「信じられないですの…」
初春「女の人……」
下を向きながら、何かを呟いている初春に、佐天は心配になる。
佐天(ショック…受けちゃったかな……ん?)
初春「……女の人でも…いいかな?」
初春の独り言を聞いた佐天は、頭を悩ませている。幸いにも、初春の独り言を聞いていたのは、佐天だけである。
佐天(初春!?ヤバそうだよ…)
楓が戻ってきた。それに気づいた御坂が興味本意で聞いてみることに。
御坂「楓さんのお兄さんは、能力者ですか?」
楓「気になるかな?良いよ。兄さんも無能力者だよ。」
佐天「楓さんと同じく原石持ちですか?」
楓「聞いてみると良いよ。来ると思うから。」
すると、店内に男子高校生が入ってきた。楓を発見すると、近づいてきた。
楓「お兄ちゃん!こっちだよ!」
御坂「え…!?」
白井「な!?」
楓の兄は、御坂と白井が知っている人物だった。
上条「楓さん?上条さんが来るには、場違いだと思うんですが…」
楓「そんなことないよ!」
佐天は上条に興味を抱いたのか、話し掛ける。
佐天「私は佐天涙子です!白井さんと御坂さんの友達です!」
上条「俺は上条当麻だ。楓の兄だ。楓が白井と御坂の知り合いだったと、思わなかった。」
白井「まさか、楓のお兄さんだったとは…」
上条は楓の隣に座ると、御坂が問い掛ける。
御坂「あんたに聞きたいことがあるんだけど…」
上条「なんだ?」
御坂「楓さんの能力について。」
上条は楓の方を見ると、問題ないようで、小さく頷いている。
上条「教えるのは良いけど、そろそろお開きにした方がいいよな?」
店内にある時計を見ると、16時になっている。
上条「楓の能力は明日教える。」
御坂「わかったわよ。」
歓迎会が終わって、お開きになった。
学園都市にあるたった1つだげ、出入り口などが一切存在しないビルがある。その内部では、液体の入ったビーカーに逆さまの状態で、入っている人間がいた。
その人物は学園都市統括理事長、アレイスター・クロウリーである。
アレイスター「プランは順調に進んでいる。」
土御門「アレイスター、あの上条当麻の妹は、何者なんだ?」
アレイスター「……上条当麻の幻想殺しと同質の力、天性贈りを右手に宿した人間だよ。」
土御門は楓が持っている能力を聞いて、アレイスターに問い掛ける。
土御門「どういった力だ?」
アレイスター「簡単に説明するならば、能力者の力を最大以上に力を高める力と、劣化版の幻想殺しが備わった能力だ。」
土御門「劣化版の幻想殺し…プランに影響はしないのか?」
アレイスター「プラン674からプラン685までを短縮できる。私からすれば、何も問題ない。」
土御門「……上条当麻の大切な者に手を出すと、貴様の野望は殺されるぞ。」
アレイスター「肝に命じよう…」
第2話終わり
- Re: とある科学の天性贈り(フォースギフト) ( No.3 )
- 日時: 2023/03/01 07:01
- 名前: アレイスター (ID: EZkj1dLS)
オリキャラ紹介
名前 上条楓
年齢 15歳
性別 女
レベル 無能力者(レベル0)
能力 天性贈り(フォースギフト)
能力詳細
楓の右手に宿っている能力。相手に触れる事で、異能の力を高める事ができ、発動速度、力の範囲を拡大できる。
右手から常に発生している力のため、ある程度の異能の力を相殺することができる。但し、相殺出来ない力も存在する。洗脳、呪い系は相殺出来ない。
単体型の異能は一瞬で相殺出来る。結界系は処理できるが、時間が掛かる。
武器、防具の付与された異能は打ち消せない。
幻想殺しの劣化版である。
詳細
上条当麻の実の妹で、とある中学に通う中学3年生で、177支部に所属している風紀委員。
僕っ子クール属性だが、当麻を目の前にすると、属性が変わる。男装を好んで行動するため、女にモテるが当麻並の鈍感である。よく男と間違えらる。
当麻と同じく不幸体質のためか、事件には巻き込まれやすく、困っている人を見掛けると助けにいく。
- Re: とある科学の天性贈り(フォースギフト) ( No.4 )
- 日時: 2023/03/01 23:07
- 名前: アレイスター (ID: OSvmcRAh)
楓は177支部に来ると、鞄をロッカーに入れて、制服から男物の制服に着替える。髪は短いため伊達眼鏡をすれば、男装の完成である。
楓(トラウマが消えれば…)
白井「どうかしましたか?楓先輩?」
楓「ん?何でもないよ。風紀委員の初日だから、緊張してるだけだよ。」
白井は楓の言葉に納得する。自分の席に座ると、パソコンを起動させて、学園都市都市内の防犯カメラをチェックする。
楓「風紀委員は防犯カメラを監視できるのか…」
白井「ある程度の権限はありますの。」
楓は防犯カメラのチェックをしながら、紙にメモしておく。
白井「楓先輩の能力を教えて、頂けますか?」
楓「そうだね。白井さんには説明しておくよ。」
楓は右手に宿っている能力、天性贈りを説明する。白井が楓の右手に触れると、ビックリしたようだ。
白井「この感覚はなんですの!?」
楓「やっぱり驚くよね。身体検査では、反応がなかったんだよね。だから、無能力者扱いだよ。」
白井「この能力は楓先輩の兄、上条さんと正反対なんですの。」
楓「…………まだ、兄さんがこの能力なら…辛い思いせずにすんだのかな…」
白井「楓先輩?」
楓「何でもないよ…パトロール行ってくるよ。」
楓はパトロールに出掛けた。書類仕事をしている白井は、他のメンバーが来るのを待っている。
白井「楓先輩の能力が他に伝わったら、大変ですの。」
初春「白井さん。楓さんは?」
白井「パトロールに行きましたわ。」
初春「そうですか…」
パソコンを操作しながら、白井と会話する初春は、防犯カメラを見て暇を潰した。
とある高校で補習を受けている上条は、担任である月詠小萌から超能力の話を聞いていた。
小萌「この事から……て、上条ちゃんは先生の話を聞いてるんですか?」
上条「聞いてますけど、能力者は才能がないと、なれませんよね?」
小萌「そうですが、努力の積み重ねが大事なんですよ。」
上条「努力…ね。」
上条は右手を見ながら、溜め息をする。右手には異能の力なら善悪問わず、神の奇跡でさえ打ち消す力…幻想殺しが宿っている。
上条(この能力で、俺の才能さえ消えてると思うんだよな…)
そう思っていると、小萌が上条の席に近づいていた。
上条「小萌先生?」
小萌「上条ちゃんは…何か、悩み事でもありますか?」
小萌の表情が不安そうにしている。それを見た上条は、気持ちを切り替える。
上条「悩み事はありませんよ。」
小萌「本当ですか?」
上条「ありません。不幸体質なのは変わりませんけど…」
小萌「何でも相談してくださいね!」
暫くして、夕暮れ時に学校から出てきた上条は校門前にいた楓に声をかけた。
楓「お兄ちゃん!補習終わったの?」
上条「風紀委員は終わったのか?」
楓「終わったよ。御坂さん達と待ち合わせしてるから、一緒にいこうよ!」
上条「そうだな。」
楓と上条は待ち合わせであるいつもの公園に向かった。
- Re: とある科学の天性贈り(フォースギフト) ( No.5 )
- 日時: 2023/03/05 09:55
- 名前: アレイスター (ID: 2kdnCy6W)
学生寮近くの公園に到着すると、御坂、白井、佐天、初春の4人が集まっていた。
上条「全員集まってるな。」
白井「ちょっと遅かったですの…」
上条「上条さんは補習だったんですよ。」
楓「御坂さんは僕の能力が見たいんだよね?」
御坂「そうです…」
御坂の話し方に上条は、不自然さを感じている。
上条「ビリビリが敬語だと!?」
御坂「ビリビリ言ってんじゃないわよ!」
御坂が電撃を上条に放った瞬間、右手を付き出すと電撃が砕け散るように消滅した。それを見た佐天、初春は驚いている。
佐天「上条さん…無能力者でしたよね!?」
初春「どうなってるんですか!?」
上条「俺の右手には、異能の力を打ち消す幻想殺しが宿っているんだ。神の奇跡でさえ打ち消すから、上条さんは不幸体質なんですよ…不幸だ…」
御坂「本当チートみたいな能力よね。」
上条「打ち消せるのは異能だけ、右手以外は普通の人間だし、物理攻撃されたら人溜まりもないですよ。」
苦笑しながら上条は、右手を見る。すると、楓が御坂に能力を教えるようだ。
楓「白井さんは何人までなら空間移動できますか?」
白井「今現在は、最大2人ですの。」
楓「なら、僕の右手に触れて、能力を使ってみてください。佐天さんと初春さんは、白井さんの右手と僕の左手を握ってください。」
楓、白井、初春、佐天は輪になるように手を繋ぐ。
初春「ちょっと、恥ずかしいですね。」
楓「白井さんは能力を使ってください。」
楓に言われた通り、白井は能力を発動すると、何故か風を吹きながら4人が姿を消して、上条の真後ろに移動した。
白井「……出来ましたわね…」
初春「楓さんの能力凄いですよ!でも…」
御坂「あの風は…不自然よね?」
3人は急に発生した現象を考える。楓の能力では発生しない。すると、佐天が何かを思い出したようだ。
御坂「佐天さん、どうかしたの?」
佐天「幻想御手の時に、能力使えたんですけど…関係ありますか?」
楓「そうなのかい?関係無いとは…言い切れない。能力は?」
佐天「確か…空力使いです。」
楓は佐天の手を握ると、能力を使って見るように指示を出した。佐天は幻想御手で使えた能力を思い出してイメージすると、微弱ながらだが、風が回るように発生した。
初春「佐天さん!能力使えてますよ!」
白井「微弱出はありますが、能力が発生してますの。」
楓「そうだね。イメージが足りないのか…順調でいけば、レベル1になる。佐天さん協力させてくれないかな?」
佐天「え……良いんですか?」
楓「週1程度になるけど…どうかな?」
楓の申し出に、佐天は協力をお願いした。
楓「御坂さん。僕の能力がわかったかな?」
御坂「わかりました。」
上条「そろそろ帰らないと、門限ヤバくないか?」
御坂「そうだわ。」
上条「白井は御坂を頼めるか?同じ寮だたよな?」
白井「勿論ですの。上条さんは初春と佐天さんを頼みますの。」
上条「勿論だ。」
白井は御坂の手を握り、空間移動で姿を消した。上条と楓は、佐天と初春を寮に送った。
窓のないビルでは、アレイスターが映像を見ていた。複数の映像が切り替わり、満足げな表情だ。
アレイスター「プランに変更点はなし。天性贈りと幻想殺し、どの様に進めるか…」
土御門「どうするつもりだ。アレイスター?天性贈りの上条楓は、学園都市の利益になり得る存在だ。」
アレイスター「手は出さない。プランに悪影響を与えかねない。暫くは…」
土御門「アレイスターに情報だ。知ってると思うが、学園都市内部で厄介な装置を開発しようとしている者がいる。」
アレイスター「……模擬能力でも開発する気かな?游がせよう。学園都市から出られはしないのだから。」
- Re: とある科学の天性贈り(フォースギフト) ( No.6 )
- 日時: 2023/03/06 20:15
- 名前: アレイスター (ID: Rzqqc.Qm)
楓が風紀委員になって10日間が経ち、慣れ始めていた。上条は楓に何か手伝えることを考えるが、思い浮かばなかった。
上条(楓に何か出来ることは…)
すると、白衣姿の男性が不良集団から逃げているのを目撃した。上条は男性を助けるべく、路地裏に急いだ。
不良1「オッサン、持っている荷物を渡しな!」
不良2「命だけは、助けてやるからよ!」
不良3「どちらか選びな?」
白衣の男性「これは、大事な仕事道具なんだ!」
男性は逃げようとするが、急に重くなったかのように、動けなくなっていた。
不良3「俺様の能力、重力空間の力だ。空間指定で重力を操れる。レベル2だから数分しか使えないがな!」
不良2「この場に誰も来ないぜ!擬態迷宮この場全体は壁で塞がれた様に見せることができる。レベル4だぜ!」
不良1「もし、来たとしても、俺の監視からは逃れられない。空間監視指定した空間内を監視する能力。」
白衣の男性「……くそ。」
男性が諦めようとした時。空間の一部が破壊された様な音が聞こえた。その音に
擬態迷宮の能力を持つ不良が焦った。
不良2「ヤバイ…能力が…」
不良1「何があったんだ!?」
上条「俺が幻想を殺したからだ!」
不良2「何!?」
上条が男性の後ろから現れて、右手で空間を殴るように動かすと、何かを破壊した様で、男性が動けるようになった。
不良3「重力が…」
不良1「俺の監視はどうやって!?」
上条「俺にそんな能力は通用しないんだよ!」
上条が久し振りに、ぶちギレている。すると、右手から竜のような姿が見えた。
上条「お前らが、好き勝手出来るってんならその幻想をぶち殺す!」
不良3人が気絶すると、右手を戻して正気に戻る。
上条(やっちまった…)
助けた男性を見ると、男性は立ち上がり、上条にお礼をしたいようだが、断ろうとする。
白衣の男性「それでは、私の気がすまない。お礼に食事でもどうかな?」
上条「……わかりました。」
上条は男性と食事にいった。
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