二次創作小説(新・総合)

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帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和
日時: 2023/06/02 16:55
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー「帰ってきて早々の作品がこれでいいのか」

彩月「それはお互い様でしょ」

【時空にはまだまだクソゲーが溢れている】

『注意』
実在しないクソゲーを遊びます
今回は版権シリーズ関連が多め……かも?
またまた基本的にがだべってるだけ、映像はイメージしろ!
AIのべりすと不使用の台本形式

Re: 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和 ( No.7 )
日時: 2023/06/04 09:08
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【4作目】
『絶対正義ブレイブカリバー』


彩月「………うわ」

たくっちスノー「どうしたこの世の終わりみたいな顔をして」

彩月「噂でしか聞いたこと無かったけど、マジであった、伝説のクソゲー、絶対正義ブレイブカリバー……」

彩月「そのクソ度は1つでファイルファンタジアシリーズにも匹敵する……いや、ファイルファンタジアを陽のクソゲーとするならこっちは陰のクソゲー……」

たくっちスノー「クソゲーな時点でどっちも陰だろ」

ルイージ「何それ?ロボット系?」

彩月「ん、ロボットを動かして戦うコマンド式のアクションRPGだね」

彩月「どんな風にクソかというと、プログラミングが甘すぎてバグまみれ、進行不能地点が多すぎるっていう」

ルイージ「ゲーム以前の問題だった」

たくっちスノー「よく売り出せたな」

彩月「だから『陰のクソゲー』なんだよ、2日で問題発覚して返品、私以外のプログラマーが調べてみたらそれはそれとしてヤバかったという曰く付き」

彩月「あちこちを飛び回った甲斐が有るよ」

ルイージ「でも、そんなに有名なゲームなら動画とかもありふれてるんじゃない?」

音牟「そうだよね、ファイルファンタジアみたいに悪意が決められてるわけでもないし、伝説と言う割にはちょっと動画としてはちょっと弱いような……」


彩月「だからそこは考えてあるよ」

彩月「所詮はバグ、プログラムもSwitchで売られているアレの数倍は酷い、でもそれだけ」


彩月「私の手にかかればこの程度ちょちょいのちょいだよ」

ルイージ「え」

たくっちスノー「お前、まさか……」





彩月「おねむチャンネル史上二本目のクソゲー改造動画だよ」

………

たくっちスノー「いや………改造動画って大丈夫なのかよ」

彩月「リアルワールドだってアルタイルシリウスベガとかクローバーとかあるじゃん」

たくっちスノー「いやあれ非公式だし普通に怒られたし………」

『ポケットモンスターアルタイル』
ルビーを改造して1から全部改変したやつ、ベガはマイナーチェンジではなく続編。
昔は実況動画とかあったよね。

彩月「ドゥラウトだってそうじゃん」

たくっちスノー「むしろアレ(ゲーム版の方ね)は怒られるべきなんだよ」

音牟「一応聞いておくけど法には触れないタイプ?」

たくっちスノー「お前下手したらまた時空監獄に逆戻りだぞ」

彩月「流石にあの件よりは刑期短いし………」

ルイージ「ワンチャン捕まっても大丈夫みたいなノリやめない?」

音牟「小学生のメンタルじゃない」

たくっちスノー「流石に時空犯罪に対する見直しとかしといた方がいい気がしてきた……」

………

たくっちスノー「じゃあ聞いとくが、このゲームはどこまで改造した?」

彩月「えーと、主人公の見た目に、マップスプライトに、システムの細かい調整に……シナリオに……」

音牟「ほぼ全部さっちゃんオリジナルじゃん!」

彩月「なんか楽しくなっちゃって」

……

彩月「あ、でもシステムその物は同じだよ、流石に」

彩月「攻撃時にスラッシュ、バスター、ハンマーの3種類あってスラ→バス→ハン→の順に競り勝つみたいな」

たくっちスノー「凄いありふれたジャンケンシステムだな」

彩月「プログラミングが甘くてスラッシュなんにでも勝てたりハンマーがなんにでも負けたりしてたけど」

たくっちスノー「その時点でダメだったのかよ」

ルイージ「どうしてこんな状態なのにゲームとして売ろうとしたの」

たくっちスノー「…………いや、時空ならありえるぜ」

たくっちスノー「頭悪かったからSPにしかなれなかったとか、護衛はターゲットを狙うやつを潰せばいいから簡単な仕事とか信じられないようなこと居たやつが知り合いにいた」

『知り合い』
詳しくは『会長と女帝と怪物と俺達』を参照。

………

ルイージ「ストーリーはなんだったの」

彩月「所謂ノムリッシュ翻訳だらけで分かりずらかったから頑張って改変した」

たくっちスノー「つまりお前も理解していないのか」

彩月「まあぶっちゃけるとそう」

ルイージ「じゃあ『絶対正義ブレイブカリバー』ってどういう意味だったの」

彩月「主人公が叫ぶ時の技名」

彩月「ちなみに正式名は『シャイニング・ブレイバスト・ゴッド・ブラスター』だったよ」

音牟「1文字もかすってない!」

たくっちスノー「スラッシュ技かと思ったらバスター技という」

彩月「いやブラスターだけどスラッシュ技」

たくっちスノー「ややこしいんじゃバカ!」

…………

たくっちスノー「…………」

音牟「何してるの」

たくっちスノー「見てわかるだろ、ロボットのカスタム画面から武装とか弄ってるんだよ」


たくっちスノー「最近、第六猟兵ってゲーム始めてな……キャラ作りは拘るんだよ」

『第六猟兵』
色々課金は必要だが君だけのキャラクターを作って好きなように活躍出来るめちゃくちゃ楽しいオンラインTRPGみたいなもの。
たくっちスノーは初めてすぐに勢いでロボットの頭部に変形する生物、職業:スーパーロボットを選んだ。
赤色にしようとしたらラガンやアルトアイゼンを連想したので別のカラーを検討している


たくっちスノー「何がスラッシュじゃ何がバスターじゃ!ハンマー!圧倒的物理攻撃こそ至高!」

たくっちスノー「あとついでに俺の雰囲気的に氷属性特化にして、ハンマーとロケットパンチを……」

彩月「貴方いつ氷属性になったの」

『たくっちスノーは氷属性』
雪は一応ノーザンクロスティーとかオリ技は氷属性だったし
ちなみにたくっちスノーの『スノー』はニコニコのゆっくり実況者『BLACK-SNOW』が元なので氷属性とは関係ない。

ルイージ「といってもあれ全部彩月ちゃんが考えたロボットなんだよね」

彩月「違うよ?私は主役メカだけ変えたんだよ、なんか主役だけダサかったから」

彩月「どうやらメカイラストが外注みたいで、出来はいいんだけど主人公だけ自社っぽくて」

彩月「なんというか武器のないロクショウみたいだった」

音牟「それただの細い人型クワガタムシじゃん!」

彩月「なんというか全体的にガリガリでアレだったからさ、私が描いたんだ」

ルイージ「え、彩月ちゃん絵を描けるの!?」

彩月「ペイントで」

ルイージ「ああ………」

『彩月の任天堂戦士の能力』
桜井彩月は一応『夢の泉の物語』の任天堂戦士だったのだが、初代→SPECIALの間で鍛えてたらカービィの全コピーを自由に使えるチートキャラになった。
一応それでもカービィよりは出来ることが少ないらしい。


彩月「ある程度ゴツくはしておいたけど、絶対正義ブレイブカリバーがまだ名前負けしているんだよね」



たくっちスノー「へっ、何が絶対正義ブレイブカリバーや」

たくっちスノー「俺の白金剛拳カイザークラッシュより威力は下の癖に」

音牟「こっちもこっちでネーミングセンスがアレすぎるよ」

彩月「パワーウェーブに変な当て字しないで」

たくっちスノー「じゃあいい感じの技名あるのかよ!?」

ルイージ「…………」


ルイージ「Urinary stone、wisdom teeth(流暢な英語)」

彩月「そういえばこの人外国人だった」

たくっちスノー「よく分からないけどなんかかっこよさで負けた 」

『Urinary stone』
日本語訳:尿路結石

『wisdom teeth』
日本語訳:親知らず

………


たくっちスノー「よし出来た」

彩月「うわゴッッツ」

ルイージ「LBXでいうとパンツァーフレーム」

『LBXでいうとパンツァーフレーム』
さらに言うとハカイオー絶斗を2倍くらいゴツくした感じ。

たくっちスノー「バスター特化に巨大装甲でHP、防御力も増加!誰にも負けないぞ!」

彩月「あーうん、負けないよね」

ルイージ「何その反応………どうするの!システムはじゃんけんなんだからバスターやスラッシュの攻撃力が低いじゃん!」

たくっちスノー「当たるまでハンマーを使う!!」

彩月「ああ、なるほど………」


ルイージ「なんか彩月ちゃんリアクション薄くない?」

彩月「ああ……私もプログラミング出来ると言ってもプロのゲーム開発者じゃないから、ストーリーやデザイン改変して、バグ直すのが精一杯だったんだよね」

彩月「大元のゲームシステムがそのまんまだからさ……私も最初やってた時は『スーパーガンタス』とか作って楽しんでたけど」

彩月「数試合くらいやって虚しくなった」

ルイージ「なんで?」

たくっちスノー「っしゃあ!!適当なCPUと試合開始!!」

彩月「今にわかるよ」

音牟「ほら!ハンマーばかり選んでるからAIも学習してバスターしかしてこないじゃん!」

たくっちスノー「くっそ!ワンパターン相殺の類いか!」

『ワンパターン相殺』
スマブラの用語。
スマブラは同じ技をあまりにも連発しているとどんどん威力が落ちていくシステムがある。

たくっちスノー「重武装だから被弾は少ないが仕方ねえ!ここでスラッシュ技で勝って………」


『6500』

たくっちスノー「スラッシュ攻撃力のステータス俺のメカで一番低かったのに一撃で倒しちまった」

ルイージ「えっ!?」

たくっちスノー「まあ相手が最弱機体だったんだろ、もっと強い相手を……」


………

たくっちスノー「よし!次こそハンマー!……あいこ!」

『3000!』

たくっちスノー「ちょっ」


たくっちスノー「あいこの両者ダメージで2割くらい持っていったぞ」

彩月「分かったでしょ?」



彩月「このゲーム、主人公のステータスが妙に高いから、どんなロボットにしてどんな風に組んでも、絶対に負けないんだよね」

たくっちスノー「……マジで?」

彩月「試しに違うロボ作ってみなよ」

………


たくっちスノー「軽装甲、防御力低めのスラッシュ特化の速そうな機体だ」

彩月「それで負けてみて」

たくっちスノー「じゃんけんゲームでわざと負けるって逆に難しいんだが?」


たくっちスノー「まあやってみたら出来たが………」

ルイージ「凄い……防御力結構低いのに一割も減ってない」

彩月「これが絶対正義ブレイブカリバーが『陰のクソゲー』と言われる所以」

彩月「ファイルファンタジアシリーズが無駄に数が多くてゲーム自体に悪意が多数込められてるのに対して」

彩月「ブレイブカリバーはシンプルに負けが見えない、圧倒的すぎて虚無しかない、普通にプレイ出来るけど簡単を通り越して作業にしかならない」

彩月「私でもステータスの数値変更とかはちょっと難しかったから……絵は良くなったけど……」


たくっちスノー「これはこれでプレイするのしんどいな………」



たくっちスノー「でも二次創作は出来るじゃん」

彩月「こいつ……無敵か?」


『でも二次創作は出来るじゃん』
基本どんな作品も二次創作に使えると思うと楽しくなるぞ!
二次創作のネタがアホみたいに増えちゃったけど

Re: 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和 ( No.8 )
日時: 2023/06/04 14:14
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【5作目】
『直球古風特撮基地「無個性」』

たくっちスノー「そういえば最近、リアルワールドでゲッターロボが流行ってるんだっけか?」

彩月「うん、本当によく分からない流れで」

『よく分からない流れ』
君は完璧で究極のゲッター!


たくっちスノー「なら昔リアルワールドで、ゲッターロボのパロディゲームがあったことは知ってるか?」

音牟「そうなの?」


彩月「ゲッP-Xでしょ?」

『70年代風ロボットアニメ ゲッP-X』
最近某クソゲープレイヤーさんがやってましたね。
1970年頃の三体合体ロボアニメの雰囲気を徹底的に再現したパロディシューティングゲーム。
結構楽しいっぽい。


たくっちスノー「The戦隊にレンタヒーローに、こういうヒーローパロディゲームってのは、バカゲーの才能があるんだよ」

たくっちスノー「君だけのヒーローを作れるって時点で制作スタッフも悪ふざけをする大義名分があるからな」

たくっちスノー「ロボゲーにしたってメタリックガーディアンにエンゼルギアと、ロマンとギャグは両立するからな」


ルイージ「そういえば君、さっき戦隊制作ゲームで『甘党戦隊あんみつジャー』とか変な名前の戦隊作ってたもんね……」

『甘党戦隊あんみつジャー』
たくっちスノーが空いた時間で戦隊ヒーローズという架空のゲームから制作。
必殺のかんてんストリームで怪人を爆発させてめっちゃ楽しんだ。


彩月「あ、ならこれやる?『直球古風特撮基地「無個性」』」

音牟「その流れで勧めてくるのクソゲーだよね!?」

ルイージ「しかも無個性って」

たくっちスノー「そういや前に無個性戦隊○○レンジャーってゲームがあったな」

『無個性戦隊○○レンジャー』
FLASHゲーム、レッド、ブルー、イエローを交代しながら操作して戦闘員と怪人を倒すアクションゲーム。
戦隊デザインやロボはマジで無個性な見た目だが怪人は個性の塊。


ルイージ「特撮系のゲーム?アクション?それともシミュレーション?」

彩月「組織経営シミュレーションだよ」


たくっちスノー「ああ!AJITOみたいなものか!」


『AJITO』
悪の組織、正義の組織を自由に作れる、知る人ぞ知るシミュレーションゲーム。
仮面ライダーやスーパー戦隊を代表とする特撮作品とコラボしており、やり方によってはショッカー基地を作って怪人や破壊兵器を作り世界征服なんかも出来た。

なおリアルワールドにも『AJITO×タツノコレジェンズ』というクソゲーが出た。


彩月「このゲームは正義のヒーローの組織しか作れないけどね、このゲームの機種であるゼウスデバイス、略してZSのスペックがフル活用されていて、発売前は凄い注目されていたんだ」

たくっちスノー「荒れる話題だから何とは言わないが、俺もそういうのに覚えはある」

音牟「でも聞いてる限りだと楽しそうにしか見えない……というのも聞き飽きたかな、さっちゃん」

彩月「おじさんやってみる?」

たくっちスノー「やるよ!!」

ルイージ「君って自称精神年齢17歳とか言ってた雪さんと違って結構年相応だよね」

音牟「うん、こっちは少年的な趣味してると思う」


ルイージ「それでヒーローどうすんの、あんみつジャー使い回す?」

たくっちスノー「土木戦隊ケンチクジャー!!」

音牟「キャラメイク出来る作品でめちゃくちゃ拘るタイプだった」

………

音牟「ボク、こういうゲームよく分からないんだけど最初は何を作るの?」

たくっちスノー「AJITOだとまず、全ての組織の動力となる部屋だろ?あとヒーローとか怪人を開発する研究室に、エレベーターに司令室に……」

彩月「このゲームそんなに作れないよ、お金無いんだから」

たくっちスノー「くっ……カイロソフトとかでもそうだが序盤はマジでカツカツなんだよな……仕方ない、動力室と研究室、あとエレベーターに通路………うわっマジで足りねえぞ!」

『数分後』

ルイージ「ち、小さい………桁外れにスケールが小さい」

音牟「立地的にはボクの家の方が大きい………」

彩月「ねむ姉がYouTubeでそれなりに稼いでいるとはいえ、中堅配信者以下の正義の秘密基地ってどうなの」

たくっちスノー「いいんだよ!これから怪人とか倒して名声と共にデカくしていくとスカッとすんだろ!」

彩月「そこまで上手くいくといいんだけど……」

たくっちスノー「さて、仕方ないから研究員雇ってヒーロー作るか、ケンチクレッドォ!」

彩月「言っとくけど戦隊ヒーロー作れるとは限らないよ」

たくっちスノー「うっせー、5人はコストかかるにしてもサンバルカンみたいに3人から……」


『ゴーゴーレインボーが完成しました!』

彩月「このゲーム、どういうヒーローが何が出来るかは完全ランダムなんだよ」

彩月「一応ステータスはみな均等」

たくっちスノー「ヒーロー作るのも安くないのに!」

ルイージ「ま、まあまあ、こればかりは仕様が仕方ないよ」

音牟「先にRP想定してたたくっちスノーが悪いってことで」

たくっちスノー「く……分かったよ、とりあえず怪人倒しに行ってこい!」

彩月「行動は1回だけだからターン切り替えないと行けないよ」

ルイージ「うわっ行動制限あるタイプのシミュレーションだ」

たくっちスノー「めんどくせぇ………」

〜次のターン〜

彩月「ここからが本当の地獄だ」

たくっちスノー「え?」


『イベント:出動!』
「ゴーゴーレインボーが戦闘員を倒しに向かいました!」

彩月「くっ……強制出動イベントか、命拾いしたね」

たくっちスノー「うわっ、ランダムイベントかびっくりした……」

音牟「指示もなしに倒しに行くこともあるんだね」

ルイージ「まあ、それだったら兄さんも何も言われずにクッパ倒しに行くこともあるし」

彩月「うん、このゲームランダムイベントがめっちゃあるんだよね、今回はたまたま有利に終わったけど不利なところも多い」

たくっちスノー「ワールドサバイバーとは違うのか?」

彩月「あれは運が絡むとはいえやったのは自分なんだから、こっちにも非があるけど、ターンごとに毎回だからこっちは避けられないしオートセーブなんだよね」

たくっちスノー「くっ……それにしても、ヒーローいないと暇だな正義の組織」

音牟「カイロソフトみたいに投資とかして開発は出来ないの?」

たくっちスノー「資金が足りん!なんか他に稼ぐ要素はないのか!?」

彩月「ヒーローの知名度や人気が上がれば商品開発に乗り出せるけど」

たくっちスノー「なんかそれリアルにやっちゃうの嫌だなあ……もっとこう、イベントに参加とか!握手会とか!」


〜次ターン〜

彩月「怪人カメバズーカに負けてゴーゴーレインボーが死亡しましたって」

音牟「弱っ!」

たくっちスノー「いやこれはゴーゴーレインボー悪くねえよ!?初戦がカメバズーカは無理だろ!!」

『カメバズーカ』
仮面ライダーV3に登場する怪人。
作中だと1号と2号は2人がかりでも苦戦し、最後は結果的に一時退場させた強敵。

彩月「まあ一応こいつ序盤の怪人だし、出てくる相手もランダムだからそういうこともあるよ」

たくっちスノー「こいつ居るってことは仮面ライダーV3も作れるんだな!?」

彩月「そういうレジェンドヒーローは条件がキツイよ〜」

ルイージ「何が参戦してるの?」

彩月「リアルワールドだと『セブンガー、ウインダム、キングジョー(Z仕様)』『初代〜スーパー1までの昭和ライダー』『デカレンジャーとゴーバスターズ』『レスキューフォース、レスキューファイアー』かな」

彩月「別世界だと『熱刀ムラマサ』『ゲイザーマン』『ジョリーロジャーズ』ってのがいるかな」

たくっちスノー「何!?レスキューファイアーいるのか!どうすれば入手出来る!?」

彩月「出来るかどうかは別だけど……まあまた開発してリベンジしたら?」

彩月「怪人遭遇後はその怪人の対策込みで制作されるから、カメバズーカに強いヒーローが出来るんじゃない?」

たくっちスノー「くっ……事前に怪人の情報を調べるべきだったな……」

たくっちスノー「よーし……これならいけるぞ!」


『1時間後』

『イベント:偽ヒーローあらわる!』
「悪の組織がヒーローを模倣した怪人を制作して街を襲い始めた!知名度にマイナス+活躍しにくい!」

たくっちスノー「くっそ!作ったばかりなのに偽ヒーロー系だと!?」

彩月「マイナスイベント多いから運が悪いとゲームオーバーになるんだよね、放火とかで金を失ったり、開発に失敗したり、場合によってはヒーローも死亡じゃなくて拉致されて悪堕ちしたりするし」

音牟「け、結構難しいんだね………」

たくっちスノー「舐めるな!こちとら正義の組織だぞ、そんなもんで狼狽えてたまるか!」

ルイージ「たくっちスノーも心の小学生がウキウキしてるおかげか文句一つなくプレイしてる………」

たくっちスノー「色々やってきたが、彩月が勧めた中ではクソゲー度は最低値って所だからな」

たくっちスノー「精々ランダムイベントが鬼畜ってくらいで、俺としては高難度ゲー感覚で面白いぞ」

彩月「クソゲーにもマシなやつと酷いやつの2パターンあるからね」

たくっちスノー「こいつはまだ楽しいぞ、これレビュー動画したあと持ってっていいか?」

ルイージ「そこまで気に入ったの!?」

音牟「人を選ぶゲームってたまに聞くけど、これもそうなんだねえ………」

彩月「ちょっと私もここまでハマるのは想定外だった……おじさんフロム系とか出来るタイプ?」

たくっちスノー「フロム系?ああ、破邪天草はよくやったな!」

彩月「破邪天草!!?」

『破邪天草』
別世界のフロムが作った、所謂ダクソやSEKIROの中華版。
作者はフロム系やったこともないので本気にしないでください。

たくっちスノー「よし、そろそろ巨大ロボ作って悪の組織にカチコミするか」

音牟「というか君、いつの間にそんなにゲーム上手くなったの……?」

たくっちスノー「1日バイトしてた頃、ゲーセンのハイスコアを更新する仕事よくやっててな」

たくっちスノー「その時あっという間にハイスコア塗りつぶされたのがムカついたから、練習したんだ」

『練習した』
ウマ娘のトレーナーやダンスとかもそうだが、たくっちスノーは一つのものにめちゃくちゃ熱中して中の上ぐらいの実力になる。

『ゲーセンの一日バイト』
詳しくは「たくっちスノーは仕事が無い!」を参照。


彩月「たくっちスノーのおじさん!」

たくっちスノー「ん?」


彩月「それ以上やると他のクソゲーやる暇無くなるから!そのゲームあげるから別のプレイしよう!」

たくっちスノー「はあ!?俺このままこのゲームやりたいんだけど!!」

彩月「いいから!!」

Re: 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和 ( No.9 )
日時: 2023/06/04 23:09
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【6作目】
『ジェットパイロット』

彩月「Zzz…」

マリオ「よう、お前ら」

ルイージ「あっ、兄さん!」

『マリオ』
前作で彩月のクソゲーに付き合わされた被害者。


マリオ「ルイージがクソゲーで苦しんでるんじゃないかと思ってな、可哀想だから差し入れ持ってきた」

音牟「わー、ありがとう、何かな?」

マリオ「リアルワールドの名作の数々」

たくっちスノー「ゲームの差し入れでゲームすんの!?」

………


彩月「ん……んん?」

ルイージ「よいしょ!よいしょ!」

マリオ「いいぞルイージ!その調子だ!」

たくっちスノー「おい、そこから攻撃来るぞ!」

音牟「回復はとっとく?あ、スパチャありがと!」

彩月「はっ!!あれ!?私がプレイしてた『The アルバイト100000』は!?」

たくっちスノー「お前夢の中でもクソゲーしてんのかよ」

彩月「ん……あれ、マリオさんまでいて何してるの」

マリオ「ああ、差し入れで神ゲーやらせてるんだよ」

ルイージ「数十年前とは思えないほど面白いなぁ!『ヨッシーのロードハンティング』!」

マリオ「お前の借りてるぞ、お前の事だからスーパースコープくらいはあると思ってな」

『スーパースコープ』
スーパーファミコンの周辺機器。
スコープを眺めて標準を定めて発射する両手銃のコントローラ。
スマブラシリーズでは射撃武器として登場。

『ヨッシーのロードハンティング』
スーパースコープで遊べるソフトの代表作。
マリオがヨッシーに乗って敵を撃ち落としながら進んでいくシューティングゲーム。


ルイージ「こうやって特別なコントローラーで遊ぶゲームって、面白さが倍増だよね!」

マリオ「それこそWiiリモコンなんて、振ったりして遊べるゲームとか当時は画期的だったんだぞ?」

音牟「マリオカートWiiでハンドル型の周辺機器付いた時とか大盛り上がりだったしね〜」

たくっちスノー「Switchだとリングフィットとか?」

彩月「…………よし決めた」


彩月「周辺機器周辺機器」

たくっちスノー「おいなんかまたヤバそうなクソゲー探し始めたぞ」

ルイージ「もう皆で神ゲーパーティしない?」

マリオ「俺帰った方がいいかな?」

たくっちスノー「嫌だ、俺だって前は1度呼び出されてクソゲー付き合わされたんだからお前もそうしろ」

『1度呼び出された』
前作のカラモンの件を根に持ってる。
マリオも正直同情している。

………


彩月「あったぁ!」

たくっちスノー「デケェ!」

ルイージ「コントローラというよりランドセル!」

マリオ「えっこれ背負って遊ぶの?」

音牟「ちょっと重そう……」

彩月「ニンテンドーラボのロボットみたいなものでしょ」

たくっちスノー「アレはダンボール製だからいいんだよ!!」

彩月「ジェットパイロット、巨大な翼にボタン付きの時空で1番大きい周辺機器だよ」

たくっちスノー「え、コレが最大なの?」

彩月「これより上も色々作ろうとしたけどコントローラーとして使いにくいからって全部ボツになったんだって」

マリオ「逆にこれはよく売れたな」

ルイージ「どう?鈴蘭さん」


音牟「お、重い………亀仙人の修行みたい」

『亀仙人の修行』
甲羅背負って色々やるやつ。


マリオ「俺たち感覚バグってるけど甲羅って実は結構重いらしいんだよな」

ルイージ「もしかしてそんなの背負って俊敏に動くクッパやノコノコ達って結構異常だったのかな?」

『ノコノコが俊敏』
未だにノコノコがスポーツ系で『スピードタイプ』な事に納得がいかない。


音牟「こ、これでどうやってゲームするの?」

彩月「そりゃ、戦闘機の気持ちで敵を打ち落としたり、空を飛ぶアクションゲームで滑空したり」

音牟「この羽結構使うんだ………」

彩月「グラディウスも出たくらいだし」

たくっちスノー「嫌だなァこんなハードでやるグラディウス」

『グラディウス』
ビックバイパーとモアイで有名な人気レトロSTG。
あの世界一有名な裏技、コナミコマンドもこれが元ネタと言われている。


音牟「え?これで飛び回るってことは両手でボタンを持って、腰を曲げながらぐいーーんって?」

彩月「そうだよ?」

たくっちスノー「これ重さ的に子供が出来るやつじゃないだろ」

ルイージ「これ重さどれくらい?」

マリオ「感覚だと10キロ近くだな、常に赤子を背負ってるのと変わらないくらいだ」

彩月「え、そんなにするんだ、私もファイター込みじゃないと上手く出来なかったくらいだけど」

たくっちスノー「そんなもん寝牟に勧めるな!こいついくつだと思「18歳」


音牟「ボクは超高校級の催眠術師!永遠の18歳!」

たくっちスノー「え……でも形はどうあれ希望ヶ峰学園は卒業したんだろ」

たくっちスノー「それも雪がメイドウィンに即位する何年前からだし、それから何年も経って」

音牟「ボクはまだじぇ〜けぇ〜なの!不登校なだけなの!」

彩月「ねむ姉……さすがにそれは見苦しいよ」

彩月「能力的にあんまりアウトドアでも無いから最近はちょっと贅肉が」

音牟「辞めてそういうこと男性が居る前で!そもそもこれ撮影中だし!」


音牟「おりゃああああ!!やってやる!!こんなゲームおねむだってクリア出来る!」

たくっちスノー「今のは彩月が悪い」

彩月「発端はおじさんでしょ?」

マリオ「おじさんって言われてるやつが最年少ってどういうことだよ」

『年齢順』by音牟
マリオとルイージ>>>>音牟>>>>>>>>>>彩月>>>たくっちスノー


彩月「ほら……はい、ジェットパイロット代表作の『スカイハイ・バスター』持ってきたよ」

彩月「まあ見にくくて敵を倒しにくいってだけでクソゲーかどうかは微妙だけど……」

彩月「なんか気分的にこれでいいかなって……」

音牟「何その言い方!?ボクだってやる時はやるんだから!」

音牟「えい!」

マリオ「無理すんなよー鈴蘭!」

彩月「でもその屈んでる体勢大変セクシーだから再生数は伸びそうだよ」

たくっちスノー「目の付け所がオッサンだよお前」

音牟「ああもう!この羽すっごい邪魔だしこれ背負って左右に動くの凄いめんどくさい!」

たくっちスノー「というかテストプレイしてキツいとは思わなかったのか」

ルイージ「これ作った人が相当ムキムキだったのかな」

マリオ「聞いたことないぞムキムキ向けのゲーム周辺機器」

音牟「ちょ、ちょっと黙ってて………気が散る……」


たくっちスノー「なんでグラは初期のスターフォックスみたいになってんの?」

彩月「結構古い機種だから……てかさっきやってたスーパースコープも人の事言えない古さでしょ」

『初期のスターフォックス』
とはいってもスーファミであのポリゴンは大したもの。

彩月「無理しないでよねむ姉、歳とかじゃなくてマシで背中に10キロはキツいよ」


彩月「ねむ姉は彼氏もいないから赤ちゃんの重さと言われてもわかんかいと思うけど!」

音牟「ちょっとこの子に催眠かけていいかなぁ!?流石に頭に来たんだけど!候補はいたんだけど!!!」

たくっちスノー「なんならこの歳になって盗撮orストーキングしてる奴には言われなくないわな」

マリオ「怒るな怒るな、血圧上がるぞ」

ルイージ「完全に兄さんが年上扱いしてる……」

マリオ「いやだって腰より完全に膝に来てるぞ、こいつバイトとかはしてるけど立ちに慣れてない感じしてる」

音牟「ま、まだ!まだやれる!」

たくっちスノー「いいよ音牟無理しなくて、また俺がやってやるから」

音牟「一応この動画チャンネルの主役おねむなんだけど!?」

音牟「さっちゃんがゲーム実況や編集をしてて、君達はなんか勝手にさっちゃんが連れてきて!!」

音牟「挙句の果てにはボクの収入でもう1週間はご飯食べさせてもらってるよね!?」

ルイージ「あ、やっぱりストレス溜まってたんだ……」

たくっちスノー「だから俺は近くでテント立てとくって言ったんだよ……」

『泊まり込み』

ルイージとたくっちスノーはこのクソゲープレイ動画作成中、ずっと鈴蘭家に止まってた。
もちろん彩月がそうするって決めた。

マリオ「彩月……お前も鈴蘭さんに育ててもらってる事感謝すべきだぞ、俺でも態度とかどうかと思う」

彩月「これでも実の兄よりは感謝してるんだけど、稼いでるのは6割くらい私だし…」

ルイージ「やっぱり僕、鈴蘭さんに悪いからもう帰ろうかな……」

彩月「大丈夫!食費諸々は後から私が後払いする!2年分くらいなら余裕だから!」

たくっちスノー「お前俺らに何百本クソゲーやらせる気だよ!俺絶対そんなにやらないからな!?」

音牟「都合が悪くなったら催眠とかそんなにやりたくないんだけど、この態度を貫くならボクにも考えが………」


彩月「あ!ボスキャラ来た!」

音牟「え!?どこ!?」

たくっちスノー「早くて見えねえぞ!」

彩月「3倍の出力あるからね」

マリオ「ホッホー!赤い!赤色の機体はなんでも出力3倍にする時期の作品だ!」

『赤い機体は出力3倍』
時空でもシャア専用は大人気。

音牟「いや……早すぎて!目で追えない!」

たくっちスノー「シャアを相手してる時の連邦兵もこんな気持ちだったんだろうな」

彩月「こりゃアムロも後ろに目を付けるんだとも言っちゃうよね」

音牟「付けられるかあ!こんな状況で!というかこれ回避はどうすればいいの!」

彩月「そりゃこうやって……派手に動いて……」

ルイージ「これ普通のコックピットの方が負担少ないぐらいはあるんじゃないの!?」

マリオ「改めてこれゲームとしてやるには重すぎるしデカすぎるな」

たくっちスノー「ニンテンドーラボも置き場所に困るとか聞いたことあるしな……」


『置き場所に困る』
多数のゲームハードとそれで遊べる数百を超えるソフトを保管出来る環境が用意されている彩月が異常なのだ。

ルイージ「君、時空の大量のゲームハードやソフトどこに置いてるの?」

彩月「そこら辺はほら、工夫してるから」

マリオ「工夫で済むレベルじゃねえ」


たくっちスノー「お前ら少しはこいつの心配してやれよ!!そろそろ限界だぞ!!もう女の子がしちゃいけない顔になりかけたぞ今!」


音牟「うっ……まだ平気だってばッ」

ビキッ


音牟「はうっ」


たくっちスノー「!!」

彩月「あっ」

ルイージ「魔女の一撃!!」

マリオ「ぎっくり腰ってなんでこんな派手な名前あるんだよと思うけど、それくらい痛いってのも分かるんだよな!!」

音牟「」

彩月「ねむ姉……もう認めた方がいいよ、話の都合によっては歳をとるんだし、幼稚園児だった私がもう小学校高学年なんだから、ねむ姉はそろそろさんじゅ……」


音牟「18歳!!!ボクは永遠の18歳なんだもん!!!」


Re: 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和 ( No.10 )
日時: 2023/06/05 22:57
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【7作目】
「喰いしん坊!目指せ食の覇者」


たくっちスノー「音牟は?」

ルイージ「とりあえず湿布貼っておいたけど……」

彩月「…………」

彩月「どうしよ」


彩月「もし起きたら2人に出てってもらうように言われるかも」


『2人に〜』
露骨な完結までの誘導。


たくっちスノー「出てってもらうっつーか………」

ルイージ「僕達も普通に忙しいし、君に無理矢理連れてこられたんだけど………」

彩月「スーパーヒーローの兄はともかく弟はやることないんだし基本留守番で家事とか以外暇じゃな…」


マリオ「なんだァ?テメェ……」▽兄貴、キレた!

たくっちスノー「オイオイオイやめとけよマリオは最近映画パワー宿ってるから」

『映画パワー』
ムービー版の弟大好きお兄ちゃんなマリオいいですよね
ルイージもお兄ちゃん大好きだったね……なんだこの兄弟、メイドウィン小説からしたらパラレルなのに濃いぞ……


たくっちスノー「俺もあちこちの世界飛んで、名前変えてもっと知り合いを増やす必要があるんだよ、クロムキャバリアにダークセイヴァー、キマイラフューチャーにヒーローズアースと、危機が常に迫ってる所も数々ある」

彩月「なら、たまにはりりすた革命団に顔くらい見せたらいいのに」

たくっちスノー「それは……その……」


ルイージ「あ!あ!このゲームいいんじゃない!」

……

彩月「『喰いしん坊!目指せ食の覇者』」

たくっちスノー「あー、あのマンガ別世界だとゲームになってたのか」


『喰いしん坊!』
グルメ漫画の大御所、土山しげる先生によるフードファイター漫画。
ある一件から正統派フードファイターの王者に出会った主人公が邪道派と戦いながら頂点をめざし、やがて王者を超えるしげる先生の中で1番人気の作品。

彩月「オリジナル主人公を操作して、フードファイターを目指すゲームみたいだよ」

ルイージ「あ、キャラメイク式なんだ」

たくっちスノー「説明書によると見た目の他に食べる戦法や作戦、好きな食べ物まで決められるらしいな」

たくっちスノー「これは……キャラゲー=クソゲーの流れか?」

『キャラゲー=クソゲー』
全てがそうという訳では無いがキャラゲーとか版権系はハズレもそれなりにある。
中身が薄かったりファミコン時代は色々アレだったり。

彩月「まあよく出来てる方なんだけどね………ジャンルはRPGなんだけど」

ルイージ「アクションじゃないんだ…」

たくっちスノー「まあいいや、いつも通り拘ってキャラメイクをしよう………お、ハンター錠二じゃん」

『ハンター錠二』
前述の正統派フードファイター覇者で、原作主人公がフードファイターを始めたきっかけでありラスボス。
得意技は箸を両手で持ち、両方持ち上げて冷ましながら交互に食べる『二丁食い』

実は『MM逃走中 フードファイター殺人事件』の大食いイベントに出てきたハンターというキャラは彼。

ルイージ「これってどんなストーリーなの?」

たくっちスノー「錠二がいるってことは主人公はプロ大食い競技組織、TFF(丹下フードファイター)の新人になったわけだな」

たくっちスノー「悪役としてもう一つの組織、OKFF(大阪食い倒れフードファイター)ってのがいて、こいつらの嫌〜な戦い方にも負けずに大物になろうぜ!みたいな感じだな」

彩月「本家主人公はどうしたの?」


たくっちスノー「漫画の主人公はワケあってフリーだ、どっちにも属してないからゲームで出るとしてもわりとイレギュラーな形になるだろ」

ルイージ「こ、こういう時全ての設定を持ってる人がいるのが便利だね……」

彩月「だから私、マリオさんとやってた時は版権系は避けてたんだよね、エアプ晒したらこういうのヤバイし」

『全ての決定を持っている』
なお、夜神月の件とかショウ・タッカーの時とかで大事な設定を都合悪く忘れるガバガバ設定でもある。

たくっちスノー「で、RPGとは聞いたが相手が料理で、食べることを戦闘に見立ててるのね」

たくっちスノー「原作の要素一切無視してフードファイターボコり始めたらどうしようかと思った」

ルイージ「そんな野球漫画なのに野球しないみたいなことある?」

『野球漫画なのに野球しないゲーム』
あるんだな、それが……

たくっちスノー「HP0から始まるなんて珍しいなと思ったが、攻撃=食事ってわけだから入る量を表してるのか」

ルイージ「あー、特技のテクニックっていうのもそういうことなんだ、そう考えるとフードファイターって案外RPG向いてる?」

たくっちスノー「こうして見ると原作再現が高くてファン向けには嬉しいゲームに見えるが……」

彩月「さっき言ってたOKFFとは戦わないの?」

たくっちスノー「まだレベルが低い、相手は曲がりなりにもプロだ、この幅広いスキルツリーを広げて強くならないと勝負にもならん………」

ルイージ「たくっちスノーがガチでRPGやってる………」

彩月「この人にネタ感覚でゲームやらせちゃいかんかったかもしれない……」


たくっちスノー「今の所クソゲー要素がないんだが」

彩月「このゲーム、深刻なバグが多くてね………」

ルイージ「なんか初めて正統派なクソゲー要素見た気がする」

たくっちスノー「正統派なクソゲー要素って全然いいことじゃないんだけどな!で、どんなバグよ」

彩月「このゲームさ、大食いだから『おかわり』が大事だよね?」

たくっちスノー「ああ、食い残すと強制敗北の試合もあるらしいから、HP(胃袋)の具合によって引き際を弁えないといけないんだよな」

彩月「運が悪いと、1度おかわりを連発すると拒否出来ずに何皿も次々と料理が終わらず出てくる、通称『わんこそバグ』があるんだ」

ルイージ「やり方によっては負け確定しちゃうってこと?嫌だなあ」

たくっちスノー「運だろ?1回2回なら仕方ないし、おかわりが止まらなくてもそれで勝てばいいから」

ルイージ「でも序盤はキツそうだなぁ……」

彩月「それだけじゃないよ……」

たくっちスノー「あ!?」

たくっちスノー「さっき増えてきたはずのカツ丼が生えてきた!?」

彩月「料理(敵)を倒してもバグで復活することがある『ごはんリサイクルバグ』」

ルイージ「おかわりしてもしなくてもご飯が増えるの!?」

たくっちスノー「リアルの大食いの隠し技見てる気分になってきた」

『リアルの大食いの隠し技』
有〇ゼミとかの企画にあるよね、飯の中に仕込んである揚げ物とかいう鬼畜なやつ

たくっちスノー「一周まわって大食いのガチ勝負してるみたいでアリになってきた」

ルイージ「何がなんでもフォローする気だこの人」

彩月「いや………そこまではまあ私も許容範囲なんだけど」


彩月「何故か某屋の天ぷら蕎麦勝負の時だけバグで脈略もなく死亡することがある、通称『そばアレルギーバグ』が厄介でね」

彩月「別の蕎麦屋だとそれ発生しないから仕様じゃないね」

たくっちスノー「なんでこいつフードファイターやってんだろ」


たくっちスノー「しかもこの店は主人公のメインハウスだからしょっちゅう戦うぞ、バグの確率も結構高い………」


ルイージ「確かにこれはクソゲー扱いされるレベルのバグ率だよね……」

彩月「他にもお金がいつもより多く減ってたりとか、突然足が遅くなる時があったりとかもあるけど………」


たくっちスノー「しかも………何が最悪なのって、この原作だよな」

たくっちスノー「戦闘がバグで詰まるなら、バグが来ないことを祈って何回も戦えばいい、普通のRPGならまあそれでいいさ」


たくっちスノー「でもこれは『喰いしん坊!』敵はOKFFだ」

ルイージ「よくそれを相手役に上げるけど、何か問題が?」

たくっちスノー「問題しかねえよ!」


たくっちスノー「奴らとの戦いは大食い勝負……つまり、あいつらも技を持っている…だが!」



『おじや食いの松のテクニック発動!』

ルイージ「うっ!?」

たくっちスノー「オリキャラのおじや食いの松はなんでもご飯と液体を混ぜておじやみたいにぐちゃぐちゃに混ぜる……」


『BBQ喰いの佐田のテクニック発動!』

たくっちスノー「あいつは箸で食い物を串のように刺して一気に食べる………」



たくっちスノー「そう……奴らの十八番、邪道喰いだ!」

『邪道喰い』
邪道食いはよせーーっ!!
作中における用語、主にOKFFの選手が行う。
食べるためなら手段を選ばず、たとえグチャグチャにしてでも食べるような行為のこと。
序盤に出てくるお湯入のどんぶり皿にたこ焼きや肉まんの具を入れてすすりこむ『ドンブリ喰いの安』なんてまだ序の口で、全部ミキサーにかける奴、うどんを噛まずに飲み込んだりする奴もいる。
当然ながら作外問わず「食の冒涜」「汚い」と非難轟々な行い、良い子は絶対に真似しないように。


たくっちスノー「こいつらがご丁寧にカットイン付きでコレを行うから、綺麗なグラも相まって……」

ルイージ「なんというか………一つの勝負が生理的にキツい……」

彩月「向こうの世界だとこれ実際にやってる奴がいてテレビにも出たってのが信じられない………」

たくっちスノー「今の時代だったら絶対炎上してるよな………ああ畜生!邪道食いめ!」


彩月「……とか言ってるけどさ」


彩月「正統派らしい錠二やこの主人公は邪道じゃないの?」

たくっちスノー「え」


彩月「いや……だって二丁食いとは言うけど割り箸を両手2つも持って交互に食うって普通に行儀悪いし……」

彩月「おじさんが作ったオリ主のも既に完成したものを鉄板焼きで2度焼きしたり、5個まとめて食べたり……」

たくっちスノー「い、いや……本家主人公も味が分かる範囲ならまとめて食っても邪道食いじゃないって言ってたし……」

彩月「え?マジで?」

たくっちスノー「いや、これに関しては作中マジでそんな扱いだし……」

『ギリギリ邪道食い扱いされない主人公の食い方』
太巻きに霧吹きかけたりとか、おでんを細切れにしたりとか、ステーキを切ってご飯に乗せてタレかけて食ったりとか八角の匂いカレーで誤魔化したりとか

彩月「う……なんか気持ち悪くなってきた、違う意味で長時間やるのに向いてないゲームだコレ」

たくっちスノー「題材としては面白かったし独自システムもあるし、再現度は悪くない、悪くないのだが深刻なバグの数々に本来あまり気にならないはずの原作要素が混ざって、まさにラーメンとケーキを混ぜたかのような激薬、ゲーム界の邪道食いが出来てしまった……」


たくっちスノー「なんというか……マジで正統派なクソゲーだったな」

たくっちスノー「ちょっと二丁食いでラーメン食ってくる」

ルイージ「叩き出されるからやめなよ」


Re: 帰ってきた!彩月達の時空クソゲー日和 ( No.11 )
日時: 2023/06/06 22:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【番外編】
「」

彩月「はあ………」

たくっちスノー「どうしたよ彩月、スランプみたいなため息はいて」

彩月「まさにスランプみたいなため息なんだよ、はー次は何のクソゲーやろうかなー」

たくっちスノー「なあ、お前なんでそんなクソゲーばっかやったり買ったりしてんの?どうせやるなら神ゲーやろうぜ」

彩月「やだよ、神ゲーなんて皆遊んでるからわざわざ買わなくてもYouTubeで内容全部見れるじゃん」

彩月「それはそれとしてプレイしたとしても、他の人がやってくれてるなら真剣に手をつけるまでも無いかな〜って」

たくっちスノー「こ……このクソガキめっ………」

彩月「あと一応クソゲーに騙されて間違えて買わないようにしちゃおうという使命感………なんだけど」


彩月「私がマリオさんと動画作った影響で私の真似する動画投稿者が増えて………」

たくっちスノー「クソゲーの方も動画でみれるようになってきたのか」

彩月「今まで動画にしてやってきたクソゲー7本とその他諸々以外、既プレイではないんだけど殆ど他の人の動画で見ちゃったから新鮮味が無いんだよね」


彩月「時空規模となるとクソゲー配信者だけで1万人近くは居るんだよ?」

たくっちスノー「何が悲しくてクソゲーなんか選んじまったんだ、彩月含めた1万人は」


ルイージ「…………」


たくっちスノー「見ろ!!ルイージが疲労の限界達して失神してるぞ!」

たくっちスノー「俺だって正直疲れてきたよ!というか、音牟のチャンネル独占してなんてことしてんだお前!」

彩月「いや、それはなんか……まだ見ぬクソゲーに手を出すことに快感を感じて……」

たくっちスノー「お前、中学教師にストーキングしたり異能力者の学園メチャクチャにした上に時空犯罪者になって、挙句の果てにはクソゲーハンターになってるのか!?」


たくっちスノー「経歴メチャクチャにも程があるぞ!!見ろよ!」



音牟「…………」


たくっちスノー「お前の短期間での傍若無人っぷりに音牟ですらあの顔だ!」


たくっちスノー「ダンガンロンパで言うなら3章のやべーやつとか見てるタイプの冷たい目だぞアレ!お前何したんだ!?」

彩月「昨日、私が逮捕されている間に世界に危機が起きてもいいように任天さんを電子空間に1ヶ月近く幽閉したことがバレてからずっとあんな感じ………」

たくっちスノー「お前それ論破系に対する1番の地雷だよ………」

『任天さんの件』
詳しくは【ミラクルカードヒーロー】参照。


彩月「いや、私としてはいつ攻め込まれるかわかんないし、おじさんははっきり言ってそういう面では信用してないし、私が居なくなったら戦力の7割くらい消えるでしょ?」

彩月「私としても任天さん送り込むのが限界で、本当はねむ姉だって」


彩月「って言ったらさ、花で顎殴られたんだよね、ねむ姉に」

たくっちスノー「傍から見たら意味不明だけど多分マジなんだな」

『花で顎殴られた』
鈴蘭音牟の任天堂戦士の能力は『咲かせて!ちびロボ』
最近スズランとかゲームに出てくる花以外も咲くようになった。


彩月「ねむ姉に初めてぶたれたよ、私」


彩月「それどころか家族に暴力振るわれたことも初めてかも」

たくっちスノー「あんま調子乗りすぎんなよ、音牟の善意と温情で住まわせてもらってる立場なんだから……家族は大事にしろ」

たくっちスノー「あんなんでもあいつはお前のこと、娘のように………」


彩月「………」


彩月「実の母親みたいな存在に、子供だと思ったことは1度もないと言われた人は言うことが違うね」

たくっちスノー「………」


彩月「おじさん、私たちは作り物…ねむ姉だって実の家族しまゃないし、あの家族も違う」

彩月「でも私はそこまで愛には執着しない、今の所はご飯作ってくれて、寝床があって、こうやって毎日クソゲー出来る環境を整えてくれるねむ姉には感謝してはいるよ」

彩月「むしろおじさんの方こそ、そうやって考えて生きた方が楽じゃないの?」


たくっちスノー「俺はお前みたいになれない……」


たくっちスノー「俺だって本当はりりすた革命団に帰った方がいいとは思うさ、でも無理だ」


たくっちスノー「あれから、ほんの少しの間でも船に居る度に母さんと喧嘩別れして船から出た時を思い出すようになった」


たくっちスノー「それからは俺や仲間の事も眼中に無く、勝手にカーレッジに挑んで、勝手に死んだ。」


たくっちスノー「あの人が船に居なくなってからだいぶ経つのに……ずっとそれが心に残ってしんどいんだよ」

たくっちスノー「お前みたいにバカ兄貴だからって1度死んでも平然としてるほど肝が据わっていない」

たくっちスノー「こんな事は言いたくないが、お前なんて音牟や正樹が死んでも何ともなさそうに見える」

彩月「………」


彩月「結局私って、人間みたいな姿で人間っぽいことをしても人間じゃないんだね」


彩月「『都合のいい妹』を放棄したホムンクルスだもんね」

たくっちスノー「………」

彩月「ここからは真剣な話なんだけどさ」

たくっちスノー「逆にここまで真剣じゃなかったのかお前」


彩月「私、ねむ姉に何か出来るかな?」

彩月「なんでも出来るのがカービィの能力だけど、カービィって正義感とかそういうので世界救うタイプじゃないから分かんなくてさ」

たくっちスノー「………」


たくっちスノー「とりあえず俺から一言言えるのは」



たくっちスノー「チャンネル乗っ取ってクソゲーやりまくるのやめろ」

彩月「真剣な話題から凄い方向に行った」

たくっちスノー「俺だって分かんないんだからしょうがないだろ、お前と音牟の関係は雪からそんなに聞いてない」


たくっちスノー「でもお前だって分かるだろ、音牟は催眠で取り繕ってるがまだまだ元の世界で起きたことが癒えてないんだよ」

たくっちスノー「そんな中で現実逃避のように配信者やってんだよアイツは、お前みたいに暇潰しじゃない」


彩月「とは言っても……そこまではいいとしてこれからどうしたら」

たくっちスノー「そこからはお前が自分で考えることだろ」


彩月「ん……」


彩月「とりあえず、私も寝ていい?ねむ姉の事はちょっと任せたよ、神様」


たくっちスノー「都合のいい時だけメイドウィン扱いしやがって………」

彩月「あの人から譲り受けておいて、メイドウィンらしいこととかしてくれた?」

たくっちスノー「舐めんな、こういうのは見えない所でやるんだよ、俺が何もしなくていいからこそ平和なんだよ」

…………


たくっちスノー「なんかとんでもないことになったな、お前の同居人」

音牟「いつからあんな風になっちゃったんだろうね………ボク、育てかた間違えちゃったのかな」

たくっちスノー「あのひねくれ方は教育方針でなんとかなるやつじゃないだろ」

たくっちスノー「………幼稚園児の頃はそうでも無かったんだろ?」

たくっちスノー「その、俺はまだその時生まれて無かったし……雪もその頃はあまり知らないそうだからさ」

音牟「………うん、最初にボクが育てることになって、ちょっと前までは……ふわふわした可愛い子だったのに」

音牟「君も覚えがあるかな、なんというか……血が繋がってなくても、家族と呼べるものじゃなくても、なんか……なんとかしたいなって思うこと」

たくっちスノー「ああ………あるな、凄い覚えがあるわ」

音牟「学校では友達が全然出来なくて、あの別世界の学校だと上手くやれてるって聞いてちょっと安心したんだ」

音牟「………あまり叱ることとか出来てないし……気にしてた?」

たくっちスノー「あいつ結構図太いから、あの程度で折れたりはしないさ」


たくっちスノー「………実際、お前なんで動画配信始めたの?」

たくっちスノー「催眠術師なら催眠ASMRとかやってればいいのに、なんでこんな大々的に……」

音牟「……」

音牟「ボクね、希望ヶ峰学園むこうで好きな人がいたんだ」

たくっちスノー「何の才能持ちだ?」

音牟「映画監督」

たくっちスノー「そいつはすげー」

音牟「でも……1番新しくて、1番頭に残ってる記憶は、あの子の死になっちゃった」

音牟「あのカメラ、分かる?何度も何度もの血の匂いを落として、アレを改造して撮影配信してるんだ」

音牟「あの人がいつも持っていた撮影カメラ、これで映っているあいだだけあの頃に戻れたみたいになれるんだ」

音牟「超高校級の催眠術師として来たけど、女優さんになれたらいいな〜………なんて」

音牟「結局は君がさっき言ってたように現実逃避だよ」

音牟「でも、それでいい……だって」

音牟「さっちゃんが居なかったら、今すぐにでも後追いしちゃおっかな〜って思ってた」

音牟「流石にさっちゃん居るのにそんな身勝手な事はしないから安心して!」

たくっちスノー「………」


音牟「たくっちスノー、さっちゃん」


音牟「こんなボクに生きる理由になってくれてありがとうね」


………


たくっちスノー「彩月、お前が図太い奴ってのは撤回する」

彩月「げっ……え”え”え”……う”ぇろっ………」

たくっちスノー「やっぱお前小学生メンタルだわ」

彩月「知らなかった………し”らな”かった”ァ………」

彩月「ねむ姉が終活感覚で配信やってたなんて………」


彩月「今すぐ死のうかな」

たくっちスノー「それやったらマジで音牟が後追いするからやめろ」

彩月「いやほんと一瞬で喪女になったわ、私ねむ姉の生涯とも言えるチャンネルをクソゲーで染め上げちゃったよ、文字通りクソ塗りたくっちゃったよ」

たくっちスノー「女の子が汚い表現するんじゃありません!」

彩月「…………」

彩月「たくっちスノー、名無し超人学園でサバイバルしていた時、不思議と泣く気がしなかった」

彩月「あの中でたくさん死んだ、私が知ってる人もいた」

彩月「出所してからさ、こうして馬鹿みたいにゲームして、ねむ姉達と過ごしてもずっと頭に引っかかる」


彩月「もし、ねむ姉達が死んでしまっても何も感じないようになったら、人として終わりだなって」

たくっちスノー「………」


たくっちスノー「なら良かったじゃないか、まだお前は終わってないってことだろ」

彩月「ん……」

彩月「おじさん、ワガママで居座らせてごめん」

彩月「ルイージさん連れてもう帰っていいよ」


たくっちスノー「………何する気だ?命は大切にしろよ」

彩月「何って、投げ出してたことを今やるんだよ」

彩月「超人学園の件、私としてはまだ終わってない」


たくっちスノー「え?もうそれどころじゃないんじゃ………」

彩月「アレは終わってもいない、始まってすらきない」


彩月「多分、今のままじゃねむ姉がダメになる、私もダメになる」

彩月「けど離れたらきっと後悔する、だからリモート学園運営だよ」

彩月「ここから能力者たちの学園を作ってやる」

たくっちスノー「………」

彩月「おじさん、聞いたことある?この世で一番のクソゲーってさ、人生なんだって」


彩月「今抱えてるこの問題、今までの私のツケ、そして過去を見てきたからわかる低レベル能力者の酷さ」



彩月「これって、最高にイカしたクソゲーだと思わない?」





この小説に終わりはない、彩月の人生に結末が無いのと同じように。


また一つ大きな物語クソゲーが始まる。

たった1人の最強小学生がそれなりに大きな家で、一つの能力者向け学校を大改革するクソゲーが、今始まろうとしていた。


今度はルイージもたくっちスノーもいない、彩月1人でプレイする。


彩月「………」




「ゲームスタート。」


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