二次創作小説(新・総合)
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- 赤ずきん探偵グリム 『休業中』
- 日時: 2023/08/15 14:28
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
グリム「この作品は【レッドフード】の二次創作というよりは【正義の悪役】の続編、あるいはスピンオフに近いな」
【赤ずきんだって探偵になれる時代】
『注意』
・一応レッドフードのネタバレ、並びに【正義の悪役】は見ておいた方がいいかもしれない。
・ミステリーでもサスペンスでも無いので、そこは期待しないでください
・原作が原作なのでメタ発言、メタ展開が多いです
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.12 )
- 日時: 2023/08/14 23:02
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【第3話】
グリム「もしもし………なんで急に探偵ネタ被りの逃走中を作った……」
ベロー「もしかしてその作者に電話するやつ恒例行事にするつもり?」
グリム「え?」
グリム「わざわざスレ立てするまでも無いけどそこそこ大きい作品は逃走中ってことにして誤魔化してる?」
ベロー(なんかTwitter……今はXか、それとかでよく言ってたような)
グリム「でも最近のストーリー系はたった5話とかの20レスも行かずに終わってるのは短い判定では無いのか?」
ツーツーツー
グリム「切られた」
ベロー「今年はもうとにかくいっぱい書くを目標にしたからしょうがないよ」
グリム「しかしMMトースターやアベンジャーズの1エピソードを含まなくてももう10作品なんて余裕で超えて………」
グリム「さて」
グリム「たまには依頼をしない回があってもいいかもしれない」
ベロー「まだ3話だけど!?」
………
グリム「狩人616ツ道具……及び探偵616ツ道具の整備や確認もしておきたいしな」
ベロー「600近くあると点検しないと大変だもんな……」
ベロー「うん………」
ベロー「なぁグリム、なんか作者にそういう話してただけにアレなんだけどさ」
ベロー「この小説って何したら終わりなの?」
グリム「もう既に終わる時のことを想定するのはやめるんだ少年」
ベロー「いやだって……こんな計画性もなくブラブラと適当に受けてたらさ………」
ベロー「最悪かなちゃんクエストみたいにネタが無くなって放置路線行くんじゃないか……」
かなちゃん「私放置されてませんからね!?」バーン
かなちゃん「他作品女の子ハーレムでうっひょいするはずだったのに、作者がその辺詳しくなかっただけで悩んでるだけですからね!?」
パタン
ベロー「………」
グリム「………」
ベロー「今の見なかったことにしようか」
グリム「そうだな」
グリム「それに終わりのことなら心配いらん」
グリム「何かあったら原作のように真実の本がアレコレして解決するだろう」
ベロー「そうなっていいのかな……」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.13 )
- 日時: 2023/08/14 23:25
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
グリム「しかし、お前から見て懐かしい道具もあるんじゃないか」
ベロー「ああ、あの変な喋る銃みたいなのとか……」
ベロー「なぁグリム、600種類以上もあってどうやって欲しい道具を一発で取り出してるんだ?」
ベロー「どこかの青いロボットのポケットじゃあるまいし」
グリム「ふむ、確かにこの鞄や袋に大抵詰め込んであるからな」
グリム「無論きちんと整頓してある」
ベロー「銃の比率高っ」
グリム「【百砲のグリム】だからな、いくらでも使えるように換えを訊かせておかなけば名前負けする」
ベロー「いや……その異名もさぁ」
ベロー「そもそも狩人ならぶっ壊されないようにするべきなんじゃないの?」
グリム「お前師匠のあれこれにケチをつけるのがそんなに楽しいか?」
ベロー「別に師弟関係になった覚えもないけど……」
ぎす……ぎす………
グリム(な、なんだ……このギスギスとした雰囲気は)
グリム(なんだ?え?なにこれ?もしかして私……)
「ベローにそこまで尊敬されていない?」
グリム「……………」
グリム(ヤバイ)
グリム(島袋先生の読み切りとは一切関係ない方のヤバイ)
グリム(あの2人きりの冷ややかな目……間違いない、私のことを全く尊敬していない眼差しだ)
グリム(おかしい、少年ジャンプのこういう関係と言えば………)
グリム(主人公兼弟子キャラは何かしら問題あっても慕っているじゃないか)
グリム(それが………)
ベロー「うん、これあの時のと同じだ………」
ベロー「これも目の前でベラベラ話してたらバキバキにへし折られるんだよな」
グリム(関心こそあるが完全に信頼のしの字もない顔だ)
グリム(そういえば私は以前、会って間もない彼に信頼を勝ち取ろうとしていた時があった)
グリム(まさかアレから結局私のことを信頼してもいないのか………)
グリム(いかん、このままでは狩人としての私の威厳が………)
グリム「少年よ」
ベロー「何?」
グリム「不思議と小説内の私の目的が決まってきた気がする」
ベロー「そ、そっか……はは……よかったね……」
グリム(せめて……せめて私は)
グリム(彼にこんな関わりたくないという目はされないくらいにはなる)
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.14 )
- 日時: 2023/08/15 08:54
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
グリム「なぁ少年よ」
ベロー「またくだらない話だったら撃つよ、マガイモノだし」
グリム「いきなりそういう発言されると本気で凹むのだが………」
グリム「………」
グリム「はっきり聞く」
グリム「君は私の事をどう思っている?」
ベロー「…………」
ベロー「あの漫画の語録出したくないけど、強いだけの人間ってバカみたいじゃないですかってこういう事なんだなって」
グリム「よし分かった」
グリム「今晩私は子供の姿でギャン泣きすることが確定した」
ベロー「めんどくさいなこの大人」
ベロー「じゃあ、グリムは俺のことをどう思ってるの?」
グリム「あそこからいい顔をする狩人になったなと思っている」
グリム「進歩がいい」
グリム「たまに給料も私より貰ってる」
ベロー「そこに嫌味混ぜるからアレなんだよ」
………
ベロー「その616ツ道具ってグリムが作ったのか?それとも協会にそれを作る専門の人が?」
グリム「後者だ、最初は七つ道具くらいだったが……次々と成果を出し、実用化されるだろう道具を私が回収し」
グリム「気が付けば600を超えていた」
ベロー「要するに実験台にされてるんじゃ……」
グリム「何を言う、道具の開発者は優秀だ、その証拠に役に立たない道具は何一つとしてない」
ベロー「でも正直普通のアイテムで事足りるものもあったような……」
グリム「まあそこら辺は勢いで作ってるものもあるからな」
グリム「そうだ、お前にも何かしら分けてやろうか」
ベロー「え………うーーん」
ベロー「なんか使いこなせる気がしないからいいや………」
グリム「そうか………」
グリム(…………)
グリム(共通の話題がない………)
グリム「少年は何か、好きな人とかいたか?」
ベロー「何その高校生の青春みたいな雰囲気」
ベロー「…………」
ベロー「少なくともお前じゃない」
グリム「はっきりとこちらを見ながらそれを言うな」
グリム「ヒロインの扱いがそれでいいのか?」
ベロー「いや違うって、俺の中ではあの小さい姿がデフォルトだからそういう目で見れないってことね」
グリム「なら良いが……お前の中で私は女性としてすら見たくないのかと思ったぞ……」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.15 )
- 日時: 2023/08/15 10:29
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー「というかさ、グリム」
ベロー「俺たち、流れでユスティーツに所属しているわけだけどな」
グリム「元々【正義の悪役】に雇われてここに来た」
グリム「1回またあの事務所を訪れていたが、別物のように風変わりしていた」
グリム「あそこに我々の居場所は無い」
ベロー「………それでここにも馴染めないって?」
グリム「それで探偵を始め」
ベロー「グリム」
ベロー「こんなこと言いたくないけど………」
ベロー「グリムって友達とか居るの?」
グリム「」
ベロー「デボネア教官以外で」
グリム「………い、いる、いるにはいる」
グリム「お前がまだ協会に言ってないだけで8人はいる」
ベロー「8人って………それ堂々と言える数かよ、交友関係で言えば」
グリム「そういうお前はどうだ」
ベロー「まず村で……老若男女問わず40人くらいだろ……?」
グリム「」
ベロー「アイアンワークスの試験中にもケイドロとかのあれこれで、10人」
ベロー「正義の悪役とか狩人としての任務で依頼人と仲良くなって……うん、これが一番多い」
ベロー「70人くらいかな」
グリム「」
ベロー「でも他のところで頑張ってるボンカースとかはもう100人くらい依頼人をメモしてたらしいし」
グリム「」
ベロー「グリム?」
グリム「なんで依頼人と仲良くしてるんだお前達は………」
ベロー「その……気持ちはわかるよ、でも俺、グリムみたいに金だけのドライな関係にどうしてもなれなくて……」
ベロー「それはそれとしてグリムって」
ベロー「仕事終わったあとに飲みに誘われなかったりしてない?」
グリム「そろそろ私の傷をエグるのはやめるんだ少年」
グリム「そろそろこの体でも泣きたくなる」
ベロー「今更だけどマガイモノって泣いても涙出ないだろ」
グリム「気分の問題だ気分の」
グリム「なんで年もキャリアもだいぶ下の子供にここまで言葉責めされなくてはならないんだ」
グリム(舐められる以前に人として辛くなってきた)
グリム「私、探偵どころか狩人まで休みたくなってきたぞ」
ベロー「第3話で最終回はちょっと洒落にならないからやめろ」
グリム「逃走中溜め残し出来なくなる」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.16 )
- 日時: 2023/08/15 11:22
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
グリム「実際」
グリム「私はなぜそこまで慕われてないのだろうか?」
ベロー「行い……と言っても人狼狩り自体は結構上手くやってるもんなぁ(捕獲出来ないだけで)」
グリム「こんなこと言いたくないが背も乳も尻もある方ではないか」
ベロー「…………」
ベロー「ちょっと悩んだ」
グリム「あくまでちょっとなのか」
ベロー「身長はともかく狩人でも選り好みは出来るし………」
グリム「君はそういうタイプでは無いのか?」
ベロー「そういう話じゃなくて………」
グリム「………」
グリム「その、なんだ」
グリム「君が嫌だったのなら、赤ずきん探偵事務所からユスティーツに戻って」
グリム「も」
…………
グリム「もういない………だと………」
グリム「………」
ベロー「ここだよ」
グリム「うおっ」
ベロー「真実の本を弄って認識阻害したらどうなるのかなって」
グリム「先輩で遊ぶのはやめろ」
ベロー「師匠から先輩に妥協した」
グリム「…………もうこの先はっきり言う」
グリム「君は私の事をナメているだろ」
ベロー「それは……その……実際に言うものじゃないだろ」
グリム「私に気を使ってる時点でわりとアレだお前」
ベロー「いや……まあ、グリムから狩人の事で実際に教わったことも、あるにはあるし結構あるけど」
ベロー「協会に来てからその倍くらいグリムの醜態も聞いたり見たりしてる訳だし………」
グリム「…………」
グリム「一応聞いておきたいからメモにして並べてみろ」
ベロー「子供の体を利用してタダで物を貰う、切符代ごまかす、銃をよく壊す、連携が苦手、周囲のものも壊す、人狼を滅多に回収してこない、してきても損傷が多い、人狼以外でも死んでることが多い………」
ベロー「まだあるけどよく言われるのはこんなところ」
グリム「うん」
グリム「もう分かった、とりあえず」
グリム「銃を使うのをやめて鉄拳制裁に変えようと思う」
ベロー「色んな意味で前よりマシになりそうなのはなんか嫌だな」
グリム「あとは爆薬をやめた方がいいのか?」
グリム「でもデボネアも炎は使うぞ」
ベロー「そりゃ教官は狩り専門じゃないから」
(なんか騒がしいなこの探偵局)
こうして2人があれこれしてる間にも
仕事がよそへ逃げていく。
第3話
解決?