二次創作小説（新・総合）
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- 赤ずきん探偵グリム 『休業中』
- 日時： 2023/08/15 14:28
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
グリム「この作品は【レッドフード】の二次創作というよりは【正義の悪役】の続編、あるいはスピンオフに近いな」
【赤ずきんだって探偵になれる時代】
『注意』
・一応レッドフードのネタバレ、並びに【正義の悪役】は見ておいた方がいいかもしれない。
・ミステリーでもサスペンスでも無いので、そこは期待しないでください
・原作が原作なのでメタ発言、メタ展開が多いです
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.7 )
- 日時： 2023/08/13 22:53
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
【第2話】
グリム「もしもし………エピソードを5000文字まとめて投稿するのと、別々に分けていることの違いは一体……」
ベロー(また作者に電話してる………)
グリム「え？AIのべりすとを使ってるか否か？」
グリム「分割した方が参照数も稼げるし大会の時はなるべくAIのべりすとは使わない？」
ベロー(だからココ最近台本形式なのか………)
ｶﾞﾁｬ
デボネア「百砲のグリム！……いや、ここでは赤ずきん探偵グリムだったな！」
グリム「デボネア……」
ベロー「え、まさかここに来るなんて……狩人協会は？というかあの船は……」
デボネア「そう！それに関してだが少々頼みたい依頼がある！」
グリム「殺しか？」
デボネア「探偵が真っ先に言う言葉では無いな！」
ベロー(少なくともグリムだと意味合いが変わってしまう……)
……
ベロー「身元調査みたいなもの？まあ探偵っぽいけど………」
デボネア「もうずっと時空が開通されてからは狩人の方もどんどん増えている！」
デボネア「その分、別世界出身なだけに身元がアヤシイが協会だけでも調べきれない」
デボネア「そこで今回は私の『個人的な依頼』だ」
グリム「お前の給料の4割を報酬に貰う」
ベロー「バカお前」
デボネア「………」ｽｯ…
ベロー「払うな払うな！なんかこのやり取りどっかで見たことある」
…………
グリム「それで怪しい身元の狩人はどれだけいる」
デボネア「ざっと3人、全員別世界出身だ」
デボネア「オシタケ、ジョーンズ、そしてパエリアだ」
ベロー「三人それぞれの分かってる範囲のプロフィールも聞いていい？」
デボネア「オシタケは『イセカイテンセイ』という謎の手段で来たと言っていた！妙な力を持っているにも関わらず人間ということは、私のように魔女の呪いにかかってる可能性がある」
グリム「転生者か、私も仕事柄よく見る」
デボネア「ジョーンズは前歴は海賊だったと言う、人狼の持つ宝が欲しくて狩人ライセンスが欲しいと言っていたが、船内の宝を探しているというタレコミもあった」
ベロー「海賊か……たしかに怪しいかも」
デボネア「そして最後にパエリア」
デボネア「この通り仕事中も私のように装甲を常につけている」
ベロー(つけてるっていうかロボだよコレ！！)
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.8 )
- 日時： 2023/08/13 23:25
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
グリム「よし、ベロー」
グリム「『乗る』ぞ」
ベロー「ま、まさかアイアンワークスに…………」
グリム「仕事上だ」
ベロー「うおおおおおお！！あそこは辛いんだ勘弁してくれ！！」
…………
ベロー「結局乗ってしまった………」
グリム「訓練じゃないだけマシだ、デボネアに言われた3人の狩人の部屋を確認するぞ」
ベロー「いや、一つだけ『人』って扱っていいのか微妙なの居たよ！？」
ベロー「なんか鳥山チックなメカメカしいヤツいたよ？」
グリム「そうは言っても小説はマンガと違って絵が無いからそこら辺は分からん」
ベロー「いやだからこそ文字で表現するんだろ！？」
グリム「問題ない、セリフだけでもわりとなんとかなるんだ、わりと」
グリム「…………とにかくまずはオシタケからだ」
ベロー「転生者ってことは……東洋名なんだよな、でも聞いたことないなぁ」
グリム「忍竹とかその辺だ、東洋の名称は複雑だからな」
グリム「光る宙と書いてピカチュウと読むくらいだ」
ベロー「いやそれは……流石に無いんじゃないか………」
グリム「さて、転生者なら今もなんて事ないただの人間、やることも偏見だが大体が自己満足に過ぎん」
グリム「………奴が授かった『神の奇跡』……チート能力にもよるがな」
ベロー「じゃあその能力を調べればいいんだな」
グリム「ああ、デボネアの見た通りなら奴は優秀な成績を残しているがまだその能力の素性が明かされていない」
グリム「ある意味では一番危険だ」
ベロー「よし！」
………
オシタケ「オロロロロロロロロ！！」
ベロー「うわっ船酔いしてる……どうしよう話しかけられる状況じゃないぞ」
グリム「心配いらん、むしろ都合がいい」
グリム「探偵616ツ道具『白錠の芽』」
グリム「口に入れた生物は隠し事が出来なくなる……ただし嘔吐させる必要がある」
ベロー「物理的にゲロ吐かせないと白状出来ないの！？」
グリム「ああ、だからこれを使う時はいつも腹パンする」
ベロー(つ、つかえねー……グリムの狼殺シ道具って、結構アレな奴も多いのか？)
グリム「はあっ！！」ﾌﾞﾝ
オシタケ「コッ！！」
オシタケ「オロロロロロロロロ」
ベロー「うわっ汚い！！白い分余計に汚い！！見たくない！！」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.9 )
- 日時： 2023/08/14 08:22
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
グリム「凄い」
グリム「どんなになろう小説のネタが幅広くてもゲロまみれのステータス画面が出てくることは無いだろうな」
ベロー(………いや、案外探せば会ったりしてな、そんなの探したくないけど)
グリム「とりあえずステータスとチート能力は割れた、デボネアにはこれを提出しておくか 」
ベロー「いいのか？性格面とかの身元は調べなくて」
グリム「チート能力【解体術】………これは人狼研究で使える」
ベロー「一瞬で肉体構造を理解して大切な臓器に一切傷をつけず、目を閉じながらでも完全に細かく剥ぎ取れる……」
ベロー「俺達狩人からすればとても羨ましい能力だ」
グリム「少なくともドレイのようにこき使われることは確定したな、そんな奴の人間性などどうでもいい」
ベロー「そうだな……可哀想だけどグリムがここまで爆発させて無駄にしちゃった人狼の分、研究に役立てないと……」
グリム「おい助手、言葉を慎まないとそろそろ船から落とすぞ……」
………
グリム「次はジョーンズだ」
ベロー「部屋をトレパングに調べさせたが、中身や持ってきたものを見るに本物の海賊であることは確かだ」
ベロー「問題はジョーンズが狙ってる財宝だな……こんな所に宝石みたいなのがあるとは思えないけど」
グリム「ここはあくまで移動用の船、貴重品はあまり積まないからな」
グリム「………移動用の船……………」
グリム「いや、海賊にとって何よりも大切な宝がここには存在するな」
グリム「と言ってもこれはまだ仮説だ……だからこそ」
グリム「奴を観察する」
………
ジョーンズ「よくやったブルース、こいつさえあれば……」
ベロー「オウムに何かを運ばせている……？」
グリム「探偵616ツ道具【伝票蠍】」
グリム「書いてこい」
ﾊﾞｻﾊｻ……
ｻﾗｻﾗ……
グリム「やはりな」
ベロー「これって………」
ベロー「アイアンワークスの操縦マニュアル！？」
グリム「奴は海賊の財宝……船、つまりこの船を操縦するつもりか」
グリム「悪く見ればこの船を乗っ取ろうとしている可能性もある、これをデボネアに報告する」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.10 )
- 日時： 2023/08/14 20:22
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
ベロー「まさかこの船を……」
グリム「さらにあの道具に調べさせたが、どうやら奴は海賊船の操舵手だったようだな」
ベロー「でもこの船、見たからって操縦出来るものなの？」
ベロー「確かあの船操作してるのデボネア教官じゃ……」
グリム「さあな、私はあいつと違って船の操縦は専門ではない」
グリム「そこに関しては奴に任せよう、我々の仕事はあくまで『怪しい奴の調査』だ」
ベロー「………で、最後に残ったパエリアはなんかこう、存在そのものが怪しいわけなんだけど」
ベロー「いやあれ、狩人扱いしていいの？時空越えてからはなんでもありとはいえ」
グリム「ドラゴンボールのメタルマンとかキカイノイドという例もある」
グリム「ロボットっぽいだけで普通に生き物だったら人権侵害になるぞ」
ベロー「うっ………そ、そうか、俺も気をつけるよ」
……
ベロー「で、あれがパエリアみたいだけど」
ｺﾞｸｺﾞｸｺﾞｸ
ベロー「やっぱロボだよあれ！！」
ベロー「ねえ！？ねえ見た！？ガソリン飲んでるよ！！」
グリム「静かにしろ、バレたらどうする」
グリム「それに……ほら」
グリム「人間だって生物の範疇で見ればかなり雑食だ、ガソリン飲める生き物が居たりするかもしれないだろ」
ベロー「そ、そうかな……？」
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁﾊﾞﾁ!!
ベロー「充電してるよ！？」
グリム「武装装甲によってはそういう物もある」
ﾄｸﾄｸﾄｸ
ベロー「ここに来てオレンジジュース飲んでるし！！もうお前の燃料なんなんだよ！！」
グリム「」
ｺﾞｷｯ
ベロー「首を90度に曲げないで………」
グリム「………要は中身を確認してくればいいんだろう、また新しい道具を使う」
グリム「探偵616ツ道具、【破解棒】」
グリム「こいつでぐりぐりすればどんな鍵でもこじ開けられる」
ベロー「いよいよ力技みたいになってきたな……いや、力技じゃない道具とかあるのか？」
グリム「如何せん616種類もあるのでな」
グリム「ちょっと待ってろ」
ぐりぐりぐりぐり
ぐりぐりぐりぐり………
ベロー「1時間ぐらいぐりぐりしてるけど何が……」
グリム「あっ」
ベロー「あっ」
ベロー「もしもし特盟ですか殺人です」
グリム「こういう時だけ人扱いするな」
- Re: 『レッドフード』赤ずきん探偵グリム 『正義の悪役外伝作』 ( No.11 )
- 日時： 2023/08/14 22:01
- 名前： メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （ID: VOI/GMTL）
そして………
デボネア「報告感謝する！」
デボネア「全員狩人には向いてないが、この協会で使えそうな仕事があるようだな！」
ベロー(パエリアアレで大丈夫なのか！？)
グリム(一応ボンドでくっつけたら動いたから………)
デボネア「よし、それぞれ狩人とは別の仕事に就かせよう！危うく貴重な人材を狩人で減らしてしまうところだった！」
デボネア「オシタケは解体研究担当！ジョーンズは操縦席の1人に」
デボネア「パエリアは…………」
デボネア「………この、アイアンワークスの歯車になりたいとは？」
グリム「いや……それは………その、なんだ、あの船で歯車のように役に立ちたいという意味で……」
ベロー(直す時あの船の部品何個か使ってたからなグリム………)
デボネア「よし、とりあえず雑用だな！」
デボネア「よし、報酬代わりだ遠慮なく食え！」
ﾄﾞﾝ!
ベロー「………」
グリム「…………」
ベロー「船降りたいんだけど」
デボネア「まだ一ヶ月近くかかるな」
グリム「時空の渦は作っちゃいかんのか」
デボネア「それで事故が起きたら元も子もないからな、特殊な磁場が発生している」
ベロー「これ依頼よりも帰るまでがキツくないか………」
グリム「家に帰るまでが遠足だとか言うだろ」
ベロー「俺さぁ！！ここの生活3回目なんだけど！？もう嫌だよ！！」
グリム「うろたえるなこの程度で！！」
グリム「私なんて10回目だぞ」
ベロー「グリムはもう少し反省して行動してくんないかな！！！？」
………
こうして赤ずきん探偵グリムは 何 故 か 暫く休業となった。
そして……
ベロー「なんか1ヶ月も過ごしてると調べてた人達とも普通に溶け込んできたような」
ベロー「でもなんかどこにもいないような………グリム？」
グリム「ここだ」
ベロー「うん、その小さくなって狭いスペースで休む癖やめようか」
ベロー「パッと見サボりと思われるから」
グリム「元の船が狭いから仕方ない」
…………
グリム「あっ」
ジョーンズ「………」
オシタケ「………」
バラバラのパエリア「…………」
ｳｰｳｰｳｰ
ーーーーー
デボネア「調査してくれたのは有難いが事故で1人殉職して2人は時空犯罪者になったから結果的に対象がいなくなってしまった！」
グリム「これ私のせいか？」
ベロー「どうだろ………」
第2話
解決。