二次創作小説(新・総合)
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- 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】
- 日時: 2023/09/20 23:06
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】
※試作段階です。今回は文字数省略の為、逃走者紹介は省きます。気になったら各々で調べよう!
※今回のボタン、の部分ですが、フィッシャーズさんのドローン鬼から着想を得ました。本家にもボタン出てきましたが、きっかけではありません。
- Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.2 )
- 日時: 2023/10/23 22:37
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
プルルル!プルルル!
[117:36]
プルルル!プルルル!
向坂椋
「あっ、メールです! って、もうボタン押した人がいるんですか⁉︎」
ルパン三世
「ナカヤマフェスタが25番のボタンを押したことでゲーム時間117分から賞金単価が100円上がり、1秒あたりの賞金単価は200円となる……ほぉ?」
ナカヤマフェスタ
「……これはメリットだな。にしても、まだ20何個もボタンがあるんだろ? どんなのが起きるんだよ」
押した本人、そこまでのリアクションもないっぽいな。失敬。
[117:09]
出来杉秀才
「……30個もボタンがあって当然全てがメリットな訳ないと思うので、ちょっとボタンを押すのは控えたいと思ってますね」
慎重な小学生。
出来杉秀才
「それもあるんだけど、後はボタンに夢中になってハンターへの注意を怠ると確保一直線だからってのもあるね。僕だとハンターから逃げ切るのがかなり厳しいと思うから」
冷静な分析だ。
スタッフ
「つまり、ボタンは見つけても押さないと?」
出来杉秀才
「まぁ、でも……状況次第かもしれないとしか言えないよね」
この分析力はハンターに敵うのか。
[116:41]
星井美希
「あっ、あれがハンターだね?」
765プロ所属のアイドル、星井美希。
ハンター
「……」スタスタスタ
エリアには2体のハンター。隈なく捜索する彼らに捕まれば賞金はゼロだ。
星井美希
「30個もボタンがあるってなると良いことが起きそうな気もするけど、でもこのゲームは逃走中でしょ? それに夢中になってたらミッションがおざなりになりそうだからミキは動かないつもりだよっ!」
こちらもまた冷静に状況判断している。
星井美希
「頑張ってる姿を見てもらいたいしね?」
誰に、だろう?
星井美希
「いや、ファンなのっ!」
[116:14]
金田一一
「……」
ゲームスタート前に一度ボタンを発見した地点に戻ってきた金田一。
金田一一
「ミッションが起きてない今が押し時な気もするけど、無理して押す必要もないよな……」
金田一一
「……いや、迷ったけどやっぱ押さねぇわ! どうせろくなことにならないだろ!」
悪運の強い男、ボタンを押さない選択をしたようだ。
金田一一
「誰が悪運の強いだぁ? 」
そうだ、君は死神だった……って、あれ?
江戸川コナン
「っくしゅん! あれぇ〜、風邪かなぁ?」
き、気のせい……? こっちにも死神がいたような……。
ハンター
「……」
そんな死神候補?のどちらかの近くにハンター。
金田一一
「一先ず隠れ場所を探さないと……いやまず隠れてからどこ行くか考えるか?」
江戸川コナン
「自首? するつもりはないよ」
ハンター
「……!」
ここでハンターに見つかったのは……
金田一一
「……ここいい隠れ場になりそうじゃねぇか?」
えぇ、ご察しですか、皆様は。
ハンター
「……!」
江戸川コナン
「マジかよ! 話すのに夢中になってたって!」ダダッ
江戸川コナンだ。
しかしその近くに
花小泉杏
「こっちに行ってみようかな……?」
不幸者だ!
江戸川コナン
「って、誰か近くにいるのか? こっちにハンターいるぞ、逃げろ!」
花小泉杏
「……へ? って、うわぁぁぁっ!」
ハンター
「……!」ビビッ
ハンターの標的が江戸川コナンに抜かされた花小泉杏に変わった!
そしてそのまま……
ポン!
花小泉杏
「えぇっ! もう確保されちゃったの? うぅ、悲しいよ〜!」
[115:19]
花小泉杏確保、残り15人
下馬評通り⁉︎ 彼女がハンターの最初の餌食となってしまった。
そしてこの情報は逃走者にもメールで知らされる。
プルルル!プルルル!
[115:00]
吉良吉影
「メールか、煩いな……で、用件は……『確保情報』か?」
宮下愛
「えっと、花小泉杏ちゃんが捕まっちゃったんだー? って、もう⁉︎」
江戸川コナン
「いやぁ〜、申し訳ないことをしちゃったなぁ……とはいえ、あのままじゃ僕が捕まってたしう〜ん」
そこにあるのは罪悪感と生存したことへの安堵。
どっちの方が大きいのカナ❓
江戸川コナン
「ここでおじさん構文やろうとしてるの……? 普通に気持ち悪りぃからやめろって」
そもそもカキコに絵文字とか出てくるのかなりイレギュラーだしおじさん構文だからもれなく気持ち悪いよね。
江戸川コナン
「それ言い出した本人が言うものなの?」
[114:32]
野口富士男
「……」
ゲームスタートしてから隠れ続けているこの男。
果たして動くことはあるのだろうか。
撮影ドローン
『ウゴカナインデスカ?』
野口富士男
「動かなくても勝手に賞金は貯まってくだろ? ミッションだかをしてもしなくても、エリアにあるとかいうボタンを押しても押さなくてもな? まぁ、誰かが賞金上げてくれたのは褒めてやるか」
クズか?
野口富士男
「おい、俺のことを何だと思ってんだよ!」
撮影ドローン
『ハテ?』
野口富士男
「というか、よく考えたら人によってスタッフが付いてるヤツとそうじゃねぇのがいるけど、あれはどういう基準なんだよおい!」
撮影ドローン
『コチラモヒヨウノツゴウガアリマシテ、ソコハナントモ』
世知づれぇ。
- Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.3 )
- 日時: 2023/10/29 15:29
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
く作者の小言
思ったより更新早くね、って思ったでしょ? 俺も。
[113:59]
輿水幸子
「にしても……このエリアだと何処にいたらいいのか迷っちゃいますねぇ〜」
死角に常に気を配れるなら北里エリア、足に自信があるなら南西エリア。しかし、エリアにはハンターが2体。何処で出くわすかはわからない。
輿水幸子
「というか、この時代の人たちはボクの可愛さに気付かないんですかね? それとも、ボクが可愛いすぎましたぁ?」
撮影ドローン
『……』
輿水幸子
「あなたも何か喋ってくださいよ!」
撮影ドローン
『ソノヨウナキノウハモチアワセテオリマセン』
人件費の大幅作成企画。この世界じゃ、ドローンの方が安いんでね。
輿水幸子
「随分な社会となったものですね」
10代の半ばにもなってない君が言うことか?
[113:20]
蛇喰夢子
「さて、ちょっと悩んでます」
今、どんなコトを悩んでるのカナ❓😁 夢子チャン教えて‼️
※万が一文字化けしてたら……上記文は先ほども登場したおじさん構文部分となっております。
蛇喰夢子
「私の今いる地点の近くに2つもボタンがあるんです。それを押してしまうか、それともまだ押さないでおくか、です」
夢子がいるのは西エリア。ここは緑と家屋が立ち並ぶ絶好の隠れ場。
蛇喰夢子
「今後、ミッションが出てきてしまうとボタンを押しにくくはなるはず。でも、もしボタンを押してデメリットだったら? ミッションに動きにくくなってしまう。非常に悩ましいと思いませんか?」
蛇喰夢子
「えぇ、私個人だけの意見としてはボタンを押して何が起こるのかを確かめたい。でも、ボタンを押すだけのゲームではないじゃないですか。逃走中ですよ、これは! 折角なら少しでも長く逃げてハンターから逃げ続けてミッションに動いてハンターに見つからないかハラハラしてみたいじゃないですか」
ん?
蛇喰夢子
「それにわざわざ他人を私の賭けに巻き込むのは……他の人の意思を無視する訳にはいかないですし、そう簡単には押せるものではありませんね。やはり」
ほう。
蛇喰夢子
「少なくとも、今ではない。誰かがボタンを押したら……それがメリットであろうとデメリットであろうと」
29個もまだ残されたボタン。彼らは何を起こすのか。
[112:47]
野原ひろし
「え、ボタン? そんなの押すつもりはねぇけどよ……でも賞金単価が上がる可能性があるなら気になっちまうよな。逃げ切れる
自信もないなら賞金単価を上げて自首してしまうって方法も取れるだろ?」
ボタンによる効果はまだ殆ど明かされていない。ただ、賞金単価は上がるらしい。それ以上のことは何もわからない。
野原ひろし
「というか、俺はボタンまで探しちまったらミッションすら手を付けられなくなっちまいそうだから動けないんだよな」
歳の弊害か。
野原ひろし
「誰がじじいだ! って否定できないのもツラいな。どうせ何日かしたら筋肉痛になるんだと思うと、今から嫌になってきたな」
歳を取れば筋肉痛も遅れてやってくる。知らないうちに年齢を自覚するものだ。
野原ひろし
「ま、どちらにせよ今は様子見ってとこだな」
たった一つの選択が逃走者の運命を分けうる。逃走中はそんなゲームだ。
[112:14]
星空凛
「うーんしょ、と。取り敢えず、これでストレッチは万全にゃー!」
西エリアの大通り付近の建物の影に身を隠したり隠さずに過ごすのは星空凛。
足の速さには自信があるのか、西エリアで体制を整える。
星空凛
「え、ボタン? そういえばここに来る途中で見かけたような気もするけど、今は押すつもりはないかな?」
おっと、みんな割と消極的か?
星空凛
「何が起こるのがわからないから怖いってのもあるけど……今すぐ押す必要はないと思うから今はいいかにゃ」
今後押す機会はあるのか。
[111:50]
こちらも元陸上部の短距離専門。足の速さには自信を持つ一人。
向坂椋
「すごいです! もうすぐ10万円ですか⁉︎ 少女漫画買い放題ですね!」
イケメン劇団員育成ゲーム『A3!』に登場する王子様を夢見る16歳である。
向坂椋
「とはいえ、まだまだ僕たちも駆け出しの役者の身分ですし大人数で一つの寮に暮らしてるんであんまり余裕ないんですよね」
廃課金社会人、主食マシュマロ、年齢不詳、ヤクザと色々いますからねぇ。
向坂椋
「左京さんに『全額獲ってこい』って送り出されたので、頑張ります!」
うーん、あまりにも健気。
[111:28]
ナカヤマフェスタ
「……ハンターってどれくらいの速さなんだ?」
ナカヤマフェスタ
「まぁ、人をベースにしたアンドロイドなんだっけ? だとしたら、絶対に負けることはねぇだろうけどよ」
ナカヤマフェスタ
「……ボタンを押しまくることもできるよな。ボタンのデメリットを考えなければ」
とんでもないことを言い出してるぞ、こいつ。
ナカヤマフェスタ
「……まぁ、ミッションの難易度で判断するか」
ただのギャンブラーじゃないんだ。借金1億とか作らないタイプじゃん。
??
「いや、それワシのことやな」
???????
「…しなさん? しゃっきんってなんなの…?」
ちなみに中の人はアレだとクマ推しでした。結果、???????も好きですが。
ナカヤマフェスタ
「その情報いるか?」
いらない!
- Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.4 )
- 日時: 2023/11/07 21:17
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
[110:46]
もうすぐでゲームスタートから10分。
『司令室』
江ノ山エノ
「……そろそろミッションとやらの時間か? えっと、これをこうしてハンターを設置して、こうか?」
江ノ山エノ
「……なんでここをこうしてるんだ? って、あぁ次のミッション用? 面倒だって」
江ノ山エノ
「……取り敢えず、ミッションを実行するか」シュン
そしてゲームマスターによって、最初のミッションが発令された!
プルルルプルルル!
出来杉秀才
「あ、メールだ……って、ミッションだ!」
金田一一
「えーっと……残り108分になると北里エリアが特別エリアとなり、中には3体のハンターが捜索をしている状態となってしまう。このまま北里エリアに残るかは君たち次第だ。……おい、これってマジか?」
二葉つくし
「しかし、残り105分になると北里エリアに2つのレバーが出現し、1つレバーを下ろすごとき北里エリア内のハンター1体が停止、逃走成功に有利なアイテムを獲得することができる。尚、残り90分以降になって動き続けているハンターが1体のみならば、そのまま北里エリアを捜索し続けるハンターとなるが、残り90分以降になって動き続けるハンターが2体以上だった場合、北里エリア固定ハンターではないハンターが北里エリアから放出されてしまう」
二葉つくし
「……ってことはつまり、最終的には北里エリアにハンター1体は増えちゃうってこと⁉︎ それはまずいって! でも、こっちのエリアに来ることはないの? え、それってどうなの?」
星井美希
「……つまりミッションに動けばアイテムはもらえるし、北里エリアのハンターも減らせてエリアに放出されるハンターの数も減らせるってこと? なんかいきなり面倒なの」
面倒って言わないの!
星井美希
「でも、説明こんなに長いんだよ?」
それは言わないお約束!
星井美希
「むぅ〜。でも、2人でレバーを引くとかじゃないしハンター停止とアイテムゲットができるって考えたら凄いの!」
ルパン三世
「……これやったらカッコいいよな」
ルパン三世
「オレ様にアイテムなんて必要ないし、これも女の子たちにプレゼントするのもありだやな……まぁ、問題はオレがいるところが北里エリアと正反対なことだけど!」
さて、そんな風に言ってられない奴もいる。
[109:38]
金田一一
「……待て、ここって北里エリアだよ、な?」
そう、隠れようと金田一が移動してきたこのエリア。もうすぐほぼハンターゾーンになってしまう。
金田一一
「……アイテムねぇ。逃走成功を有利にする、ってことは過去に出てたのだとグラサンとか網鉄砲とかそういうのだっけ? ハンターを足止めできるってなら、それをゲットするのもありなんだよなぁ」
金田一一
「ってか、レバーの場所わかんないの? え、マジでどうする? どうしよ」
悩む。
金田一一
「……てか、こっから北里エリア出るの間に合うのか? いや、このまま隠れてても絶対に見つかるよな⁉︎ ど、どうしよ!」
金田一一
「……取り敢えず北里エリアから出れる近場にいるか。ここで安易に移動して見つかったら元も子もない。耐えるしか、ないな……」
その判断は吉と出るか、それとも。
[109:04]
星空凛
「北里エリアにレバーとアイテム……ハンターも減らせるし、アイテムももらえるのならちょっと気になるかもにゃ」
星空は西エリアにいる為、北里エリアからそこまでの距離がある訳ではない。
星空凛
「……取り敢えず、近くまでは行ってみる。うん、そうするにゃ!」
行く予定はあるようだ。
[108:49]
そしてこの男は……
野口富士男
「え、ミッション? なんでそんな危険なことをしなきゃいけないんだよ。やるわけねぇだろ」
ですよねー。
野口富士男
「……ただ、ハンターが出られると困るんだけど、俺がいるのは西エリアというか南寄りだから距離的にもない……だから行けねぇ!」
西エリア無駄に広いので、大きい通りもありゃ緑と家屋もあります。何なんだ。
で、こいつがいるのは南寄り。より緑と家屋の多い所になってますわな。
野口富士男
「まぁ、誰かしら動いてくれるだろ」
どこまでも他人任せの男だ。
[108:12]
出来杉秀才
「……ここが北里エリアですか」
レバーが出現する直前、北里エリア前にやってきた出来杉。
出来杉秀才
「一人で挑むのは危険だと思うので、人を待ってからやろうかなって」
北里エリアに入場制限はない。覚悟があるのなら、何人でも入ることができる。
出来杉秀才
「アイテムが欲しいというより、ハンターの放出を防ぎたい。ただそれだけですよ」
小学生か、こいつが。
野口富士男
「……おい、なんだよ」
こいつ、高校生だよな?
出来杉秀才
「まぁ、一人で挑む勇気はないんですけど……」
どこまでも謙虚なこの男。
[108:00]
そしてゲーム残り時間108分を迎えた為、北里エリアにはハンターが3体。危険な状態になった。
金田一一
「……外の様子は何とか見えるけど、これ時間の問題か?」
北里エリアに残り続ける金田一は105分以降レバーの捜索を行う予定だ。
そして、出来杉のいる北里エリア前にもう二人。
ルパン三世
「おっ、先客がいるとは思わなかったぜ」
怪盗と
宮下愛
「こんなところで遭遇するなんて、そう偶然だね!」
ルパン三世
「……おっ、そうだな!」
(今の一瞬の沈黙は何だろう……)
ちなみにレバーが現れるのは残り105分からだ。
ルパン三世
「というか、このエリアに誰かいるのか?」
出来杉秀才
「僕はこっちには来てないんで元々隠れていた人がいてもわからないんです、ごめんなさい」
宮下愛
「ううん、謝らなくてオッケーだよ! みんな逃げるのに必死だから大丈夫だって!」
ルパン三世
「取り敢えず北里エリアがちょっと縦長の構造になってて、しかも上の方に向かって坂になってる。大変だろうから、オレがそっちに向かう。二人は近場から探してくれ」
出来杉秀才
「Bluetoothとかで通話できたままなら便利なんですが、まぁ無理ですし分かれて探しましょう!」
宮下愛
「うん、りょーかい! って、もう残り1分30秒しかないんだ!」
出来杉秀才
「レバー下げた時点でメールって来ますかね?」
ルパン三世
「んー……ただ、アイテム獲得ってのがあるならメール寄越してくれそうな気もするんだけどな。まぁ、メール来なかったらレバー見つけたら連絡してくれ」
宮下愛
「いいよ! それからあと聞きたいことがあるんだけど、もし上の方からレバー見つけられたら教えて欲しいなぁ」
ルパン三世
「あぁ、わかってるって! まぁ、見つけられたらな?」
ここのチームワークはバッチリか?
[107:18]
蛇喰夢子
「……」
そしてこの女はどうするのか。
蛇喰夢子
「あれがハンター……」
近くにハンターを見つけたようだ。
蛇喰夢子
「迷いましたが、このミッションは保留にしてボタンを押しに行きます」
ほぉ、その魂胆は?
蛇喰夢子
「ミッションの内容的に誰か絶対に動いてくれそうだから、というとあまりに無責任でしょうか? ハンターを止められる、更にアイテムもゲットできる。ハンターが多いところに入るというリスクはあっても、挑む人はいそうじゃないですか?」
蛇喰夢子
「あとは私の運次第ってことですね!」
そんな満面の笑みで言うことじゃないよ?
蛇喰夢子
「でも、折角そこにあるなら押さなきゃ損!損!損! って」
どっかの小町で聞いたなぁ……。
M・I
「っくしゅん……風邪かしら?」
※こっちの小町じゃないよ!
蛇喰夢子
「それじゃあ、押しますね……えいっ!」ポチッ
そして、8番は何が起こるボタンだ……?
[106:31]
プルルルプルルル!
金田一一
「こんな時にスマホ鳴るなって……ば、バレてねぇ、な?」
全逃走者のスマホが鳴る。
野原ひろし
「えーっと、蛇喰夢子が8番のボタンを押した為、通達を発令する……?」
その内容はなんだ!
3193
- Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.5 )
- 日時: 2023/11/19 23:40
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
吉良吉影
「通達①……西エリアの奥には門があり、そこを開けることができれば逃走エリアが拡大する。やるかやらないかは君たち次第だ……私には関係のないことだな」
【通達①】
西エリア奥にある門を開けることができれば、逃走エリアが拡大する!
蛇喰夢子
「西エリアとなると、私のいるエリアですね……近いですし、動いてみましょうか? ちょっと体を動かしたい気分でしたし」
ボタンを押した張本人は動き気のようだ。
宮下愛
「ここでボタン押してくるとは思わなかったなぁ〜」
ルパン三世
「まぁ、流石に今はパスだな」
出来杉秀才
「そうですね……あと1分もないですし」
レバーを下げたい3人は北里エリア前で時間を待つ。
二葉つくし
「うーん、逃走エリア拡大は嬉しいけど……ちょっと距離があるからゆっくり向かおうかな……時間制限はないんだよね?」
その通り、メールには時間制限はない。つまり、門さえ開けられればいつでも逃走エリアを拡大できる。
輿水幸子
「遠くはない……ですけど、向かうべきなんですかね?」
南と西エリアの間にいる輿水。動くのに迷っている様子だ。
輿水幸子
「まぁ、距離として北里エリアに向かうよりはって感じですけど……行くとしても慎重にですよね」
ミッションではないこともあり、他の逃走者の動きも慎重になっているようだ。
ただ、動こうとする者もいるようで。
[105:24]
向坂椋
「……折角ですし、この通達気になるんで行ってきます!」
西エリアに元から居た向坂は動き出す。
ただ、この通達はやる必要はない。
やらなくてもデメリットはない。
[105:00]
そして、残り105分になった。
金田一一
「……よし、一旦耐えたぞ!」
北里エリアにレバーが2つ、レバーの下にはアイテムが設置された。
ルパン三世
「さぁ、ショータイムだ!」
宮下愛
「よしっ、頑張るしかないっしょ!」
出来杉秀才
「皆さんよろしくお願いします!」
北里エリアへはボタン一つで入れてしまう。出る時もボタンひとつ。
北里エリアには現在3体のハンター。決して広くはないこのエリアでは、簡単に挟み撃ちされてしまう。
ルパン三世
「んじゃ、捕まらないように行ってきまーす!」
宮下愛
「頑張るしかないっしょ!」
出来杉秀才
「よし、いきましょう!」
北里エリアに3人の勇者が来たる。その運命は如何に……!
そして、もう一人。
金田一一
「……」
隠れ続けている金田一。
金田一一
「……ん、って待て。あれって、レバーじゃねぇか?」
金田一一
「てか、ハンターどこだ……? いや、動くべきか……?」
迷ってる暇なんてない。
金田一一
「……一か八か賭けてみるか? いや、俺がそんなことして何になるんだよ」
ハンター
「……」スタスタスタ
金田一一
「……っ」
金田一が隠れる建物の前をハンターが通る。
金田一一
「……助かったぜ」
出なくてよかったね。
金田一一
「レバーは取り敢えず見つけたからあれだけ下げて逃げるぞ」
無事に逃げ切れるといいね。
同じく北里エリア。ルパン三世は一人で奥の坂へ。宮下愛、出来杉秀才は距離を保ちつつ、レバーを捜索していた。
宮下愛
「ここからは全力で走ってもエリアに戻れるか危ういよね……」
ハンターが3体いる北里エリア。見つかれば走って逃げて撒くか、このエリアから脱するしかない。
出来杉秀才
「こっちの前方にハンターいますね……上の方はあんまり見えないなぁ」
上に向かったのは……
怪盗界のレジェンドといえばこの男〜!
『ルパン三世』
ルパン三世
「って、それ昔よくやってて今たまにやってるあのお笑い番組のマネだろ……ってオレにこんなこと言わせんなよ!」
自慢の足の速さとハンターの気配を察したのか、あっという間に北里エリアの端は登った先に到着したルパン三世。
ルパン三世
「下にまだハンター2体いたっぽいから、つまりはこっちにはハンターが1体だけ、つーことだよな?」
ルパン三世にとっては、ハンター1体だけでは脅威にならない。
ルパン三世
「さっさと終わらせるか……ん? 待てよ、何だあれ」
金田一一
「……おいおい、マジかよ?」
何かを見つけた二人。
ルパン三世
「……遠目でも見えるぞ。レバーを引いたらエリア内のボタン1つがランダムに押される、ってどういうことだよ」
金田一一
「ボタン押されるって……メタな話すると、ここまでメリットしか来てないんならやべぇの来てもおかしくないだろ」
レバーを引くともれなくボタンが押されるという謎システム。
新しいね!
ルパン三世
「……まぁ、一か八か? どっちにせよ、ハンター増えるリスク取るならボタンだな!」ダッ!
リスクを考え、レバーを引くことにしたルパン三世。
ルパン三世
「それじゃ、お宝は頂いていくぜ〜!」ガコン!
レバーが降ろされ、北里エリア内のハンターが1体停止。また、レバー下部にあるアイテムボックスも解放される!
ルパン三世
「……網鉄砲か。まぁ、無いよりはマシだよな」
えぇ、皆さんご存知の網鉄砲でございます。
ルパン三世
「戻る途中に二人と合流できればいいけど……そしたら愛ちゃんにこれ(網鉄砲)渡せばいいし」
圧倒的余裕。
さて、忘れてないですよね?
ボタン、押されましたよ?
そして、時を同じくして……
金田一一
「いや、ハンターがこんなにいるところで悩んでられるか! 何があっても俺は……いいや! やるぞ!」ガコン!
北里エリア内のレバーは全て降ろされ、北里エリアからのハンター放出は免れた。そして、ボタンはもう一つ押されてしまった……。
金田一一
「……ハンターよりマシなやつであれ」
こちらは穏やかじゃないようだ。
[102:41]
プルルルプルルル!
宮下愛
「あっ、メール?」
出来杉秀才
「って、宮下さんまずいです! ハンターが」ダッ
北里エリアを捜索していた二人が
ハンター
「……!」ダッ
北里エリアに残る最後のハンターに見つかった。
宮下愛
「うっそ! マジで⁉︎」ダッ
出来杉秀才
「逃げ切りましょう! ご無事で!」ダッ
二手に分かれて逃げる。
ルパン三世
「……おい、ハンターが走ってるってことは」
ハンターの標的となったのは……
出来杉秀才
「……っ、僕じゃないということは」
宮下愛
「っ、こっち来ちゃったかぁ〜」ダッダッ
ハンター
「……!」ダッダッ
宮下愛だ!
自慢の運動神経でその差はなかなか縮まらない!
宮下愛
「……えっと、出口ってあっちだっけ? 間に合う……?」ダッ
ハンター
「……!」ダッダッ
その答えは……
- Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.6 )
- 日時: 2024/01/18 23:45
- 名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)
・最近書いてないね、って言われそう。あ、小説大会冬にて入賞や次点に入られた方はおめでとうございます! ちなみに今これを書いている気になるは一月にしてまたも寒気がカミングナウしてます。ちなみに厄年ではないらしいので、本当に何があったんだと文句を言いたくなる。宝くじ買うから当選してくれ、って思っちゃう。(結局コロナでした。ふざけんな、)あ、本編です。ドゾー!
出来杉秀才
「……あっ」
ポン!
ハンター
「……」スタスタスタ
宮下愛
「ん〜っ、ダメだったかぁ〜」
[102:13 宮下愛確保 残り14人]
出来杉秀才
「……このエリアにいても仕方ないですし、申し訳ないですが脱出します」
この隙に出来杉は北里エリアを脱出。
出来杉秀才
「何も……できなかったですね……」
あれは仕方がない。頑張れ、少年よ。
そして、忘れてはいないか。
[102:00]
野口富士男
「えーと、宮下愛確保……そんなのどうでもいいんだよ。ミッションは……って、クリアか! いいぞいい……ぞ?」
野口富士男
「おい、これどういうことだよ! ふざけんじゃねぇよ! あの馬鹿そうな奴と泥棒かよ!」
江戸川コナン
「……えー、ランダムにボタンが押された結果、以下が発生した……って、デメリットどころの騒ぎじゃないよね? これ!」
【MISSION① 結果】
金田一一とルパン三世がレバーを下ろし、北里エリア内のハンター2体が停止。北里エリアからのハンター放出を阻止し、アイテムを獲得した。
また、レバーが下ろされた結果、エリア内にあるボタンのうち、ランダムで9と31のボタンが押された為、以下が発生した。
9:特殊ミッション発生。失敗すれば特別ハンター放出。
31:西エリアの一角にアイス屋オープン。
輿水幸子
「いやこれレバーの効果だけで言ったら、超マイナスですよ! で、茶番でしかないアイス屋オープンが霞むくらい9のボタンが怖いですって! って、またメール……」
プルルルプルルル!
えぇ、おメールですわ。消しゴム付き鉛筆の金属部分ですわ。(それはフェルール)
二葉つくし
「これツッコむべきなの? てか、他の人が何にも言わなそうだから言ってみたけど」
唯一のツッコミ枠かもしれないね、君。大丈夫? 体持ちそう?
二葉つくし
「って、それどころじゃないんだって! メール見たんだよね?」
あ、特殊ミッションのことわ〜すれてたっ! テヘッ!
星井美希
「それ可愛くないの」
いや、みんな僕に当たり強くない? いや、強すぎるって!
野口ひろし
「ま、頑張れよ!」
おいー?
え、こういうのはいらないって? はいはい、特殊ミッションのこと話すわよ〜。
【特殊ミッション①】
残り95分までに逃走者が2回ハンターに追い掛けられなければ、特別ハンターが放出される。
吉良吉影
「……このミッションは無視だな。自分から危険に行く必要があるのか?」
蛇喰夢子
「とてもスリリング……! ですが、私がハンターを振り切れるとも思えませんし、迂闊には動けませんね」
蛇喰ですらこの反応。
そして結果的にボタンを押してしまった二人は
金田一一
「無理無理無理! 絶対に無理だって! 俺はやらないぞ!」
まぁ、ダメ金ならしゃあない。
金田一一
「誰がダメ金だよ!」
ルパン三世
「……マジか。とはいえ、他の子にやらせて危険にさせるのもどうだ、ってなるし。自分で蒔いた種だもんなぁ……しかもこの書き方って、そういうことだよな?」
というと?
ルパン三世
「2回追いかけられればいい、ってことはオレが2回追い掛けられればミッションクリアなんだろ? 2人の逃走者とは書いてないし……」
ルパン三世
「ただ問題は時間だな……北里エリアから離れちまったし……戻るか?」
制限時間は7分もない。間に合うか?
[101:48]
向坂椋
「これまずいですよね……! ど、どど、どうしよう⁉︎」
通達①に従って西エリアの門を探していた椋。この特殊ミッションに動揺を隠せない。
向坂椋
「ハンターに見つかって振り切らないと行けない……遠くから見つかればまだ何とかなるかな? 西エリアの大通りで遠距離で見つかれば可能性はあると思うんですけど」
って、動く気?
向坂椋
「やっぱり皆の為に動きたいんでもしできそうなら、ですけど」
ハンターに見つかる、それは危険行為だ。そんなアグレッシブに動いても危険に過ぎない。
向坂椋
「取り敢えず特殊ミッション優先させるしかないですよね……」
西エリアにそのまま待機するようだ。
そんな西エリアにもう1人。
星空凛
「にしても、このミッション凄いにゃ」
でしょ? でしょでしょ〜!
星空凛
「とはいえ、自分からハンターの前に行きたくはないにゃ」
そりゃそうだ。
星空凛
「あと気になるのは、『特別ハンター』が何なのか、だよね」
このハンター、情報が何一つない。
星空凛
「う〜ん、ハンターに見つかりに行くって無茶苦茶だよぉ〜!」
どうする?
[101:06]
ナカヤマフェスタ
「……どうするかー」
悩む。
ナカヤマフェスタ
「つか、ハンターってウマ娘でもキツいのか?」
ハンターの速さについては、正確な数値では表されていない。
ナカヤマフェスタ
「勝負なんてやりてぇ時に挑めばいいんじゃねぇのか?」
そ、そういう、ものなの?
[100:40]
ミッション1をクリアした現在、北里エリアにハンター1体、残りのエリアに2体。そんな中、通達と特殊ミッションが来ている。
ハンター
「……」スタスタスタ
そして残り95分までにハンターに2度見つかる必要がある。
さもなくば、エリアに特別なハンターが放出されてしまう。
輿水幸子
「ハンターに見つかれ、って……自◯行為ですよ! って、言っちゃった」
そう、ハンターに自ら見つかるなんてのは馬鹿のすること。
輿水幸子
「いや、ボクよりもっとひどいこと言えばなんとかなるとかないですよ」
あら、駄目だったかしら?
輿水幸子
「番組側がそれを言っちゃうのはまずいんじゃ」
あれ、君まだ14歳だよ?
輿水幸子
「そりゃボクはトップアイドルなんですから!」
トップアイドルってなんだろうね。
あ、お時間のようですか。それでは本日の幸点はここまで!(チャンチャカチャカチャカ チャンチャン!)
輿水幸子
「いや、もうちょっと映してくれてもいいんで、ってちょっとカメラさん⁉︎」
[100:00]
特別なハンターが放出されるまで残り5分。
ここで誰かの近くにハンター。
ハンター
「……」スタスタスタ
そこにあるのは、生か。
はたまた。
それとも。
ハンター
「……!」
ここでハンターが誰かを見つけたようだ。
見つかったのは誰だ……?
????
「……っ、マジかよ!」ダダダッ
ハンター
「……!」ダッダッ
野原ひろし
「俺を追いかけて何になるんだよ! 他のやつを見つけろよ!」
ハンターにそんな感情はない。
野原ひろし
「……おっ、ちょっと静かにするか」ダッ
走りながら何かあったのか、静かになる野原ひろし。
そう、野原ひろしの前方。
野口富士男
「……よりによってこんなのを出しやがって。責任取ってレバー引いたやつがハンターに追いかけられろよ!」
近くに隠れている野口富士男。
ハンター
『……!』
ハンターは視界に入った逃走者を追いかける。が、他の逃走者が近くにいれば、追いかける対象はその人物になる。
野原ひろし
「(申し訳ないけど、ごめんな!)……」ダッダッ
野口富士男
「って、今誰か走ってったな……って、おいおい!」
ハンター
「……!」ダッ
ポン
そして逃げる間もなく、確保。
[99:42]
野口富士男確保、残り13人
野口富士男
「いや、絶対今の誰かのハンターを押し付けられたよな? はぁ? 俺の金を返せ!」
いや、確保されたので賞金はゼロだ。
野口ひろし
「というか、ハァハァ……これってもしかして!」
【特別ミッション進捗】
野原ひろしによってハンター追いかけられポイント1加算。残り1。
野口ひろし
「この進捗とやら、お知らせしてくれるのか! 名前も出るし、通知音もないなんて随分良心的だな!」
野口ひろし
「まぁ……代わりにあの人が確保されちまったっぽいけど、見るからにミッションに動かなそうなやつだから……まぁいいだろ」
そんな奴である。
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