二次創作小説(新・総合)

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【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】
日時: 2023/09/20 23:06
名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)


【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】

※試作段階です。今回は文字数省略の為、逃走者紹介は省きます。気になったら各々で調べよう!
※今回のボタン、の部分ですが、フィッシャーズさんのドローン鬼から着想を得ました。本家にもボタン出てきましたが、きっかけではありません。

Re: 【逃走中〜恐怖! 運命を変えるボタン〜】 ( No.1 )
日時: 2023/09/24 07:11
名前: 気になる ◆Jx1Vgc1Dso (ID: XWWipvtL)






 ゲーム前、エリアに散らばる逃走者たち。





輿水幸子
「えーっと、これは……ボタン?」





 そしてエリアに散らばるのは逃走者だけではなく……





金田一一
「これ押していいやつなのか……おい」





 大量のボタン。





ルパン三世
「ハンター放出まで残り30秒か……どっから出てきても俺が逃走成功してやるぜ!」





 そしてハンター。このゲームにおける逃走者の敵となるのが彼ら。ゲームスタート後、逃走者を追跡し確保する存在。





野原ひろし
「本当なら隠れたりしたくはねぇけどよ……ハンターってバケモノみたいに速いんだろ⁉︎」





 ハンターは圧倒的なスピードとスタミナを持つ高性能アンドロイド。一度逃走者を見つけたら、確保するか見失うまで追い掛け続ける。





二葉つくし
「って、もうあと10秒しかないよっ!」





 そしてその瞬間はあっという間にやってくる。





[120:00]





[119:59]





[119:58]





 そしてエリアにはランダムに設置された2体のハンターが起動した。





ハンター×2
『……!』





 そしてこの瞬間、ゲームが始まった!





蛇喰夢子
「……ゲームが始まりましたわね! うっふふふっ、楽しみです」





 ゲームの今後に期待を抱く者。





花小泉杏
「こ、怖いよ……ハンターってすっごく速いんだよね?」





 不安に駆られる者。





星空凛
「あっ、賞金が1秒100円ずつ増えてるにゃ〜! 数秒でラーメンが食べられるなんて夢みたいっ」





 賞金に目が眩む者。





吉良吉影
「……」





 平穏を求める者。





 彼らに共通した敵がハンターである。ゲーム時間120分間を逃げ切り、高額賞金を手にするのは誰だ?





【司令室】





江の山エノ
「……」





 司令室にはただ一人、中性的な顔立ちの誰かがいるだけだった。そこにはゲームを操作するスクリーンも多数表示されていたが、それ以外の資料たちも多く見受けられた。





エノ
「……なんで俺にゲームの運営までさせんのかな、あのクソ上司はよぉ」





 彼の視線の移動は目まぐるしい。ゲームの様子を見ては資料を睨みつけて情報を書き出して、他の資料を参照してはゲームの様子を見て、の繰り返し。忙しない。





エノ
「本当に……人の扱いってモノをわかってなさすぎるんだよ」





 ゲームの様子を片手間に見つつ、愚痴る彼。はぁ、とため息を吐きながら、一つのファイルをクリックした。





        『逃走中』





 『逃走中』とは2900年ごろに月世界で行われた催しであり、端的に申すと鬼ごっこである。ハンターと呼ばれる高性能アンドロイドに捕まると失格となり、賞金を貰う資格を失う。が、制限時間逃げ切れば多額の賞金が得られるという夢のようなゲーム。そのゲームの様子を当時ではスタジアムやリアルタイム配信などで映すことで多額の収入を得ていた、という。まぁ、この情報は逃走中に関する有力な説の一つであり、他にも地球時代2000年代ごろに実施されていたのではないか、などという説も一部研究者では噂されているとかなんとか。
 『ラプダイス社』は今や大企業に上り詰めた会社である。彼ことエノが勤めている会社である。西暦31XX年の現在、新たな拠点として火星が選ばれた。が、まだまだ多くの人類の居住地は月であり、火星に拠点を置いたのは一部の大企業や大富豪、国家重要機関などであった。ラプダイス社も火星支店を作ることになり、エノは火星支店で労働をしているのだ。そんな中、『逃走中』のデータを発見したラプダイス社は試験的に『逃走中』を開催し、収入が見込めるのかテストを行なっていた。





エノ
「……」





エノ
「他にも暇人なんて沢山居ただろうに、なんでよりによって俺なんだよ……」





 口からは愚痴が、手は止まることを知らない。それから手元の冊子を広げて、この『逃走中』の今後の展開についてを忌々しそうな目つきで見ていた。それから頭をくしゃくしゃさせて。





エノ
「というか、今更なんでこんなのをやらなきゃならねぇんだよ……」





 月世界2900年ごろに開催された逃走中だが、文献によっては同じ頃かそれ以降にも別の人間たちによってそれぞれの逃走中なるものが開催されていたというのだ。月村サトシ、という人物が行なっていた逃走中に比べると情報量は本当に微量だが、データには辛うじて残っているらしい。が、今はそんなの興味もない。





エノ
「えっと、このタイミングでミッション……はぁ、いちいち指示があるのにゲームの運営は俺任せってか……? 本当に面倒くせぇっての」





 さて、エリアに戻ろう。





江戸川コナン
「今回は江戸時代みたいな街並みだね……さっきもボタンを見掛けたけど、凄い異質だよね」





 今回の逃走エリアは江戸。東京ドーム4個分の広さだが、死角の多くある北里エリアや広い通りが特徴の南西通りなどエリアごとに特性が異なる。





野口富士男
「……柿絵の為にも絶対に賞金を持ち帰るぞ。あぁ? 自首一択だ。世間のバッシングとかそんなのは知らないね。柿絵への愛の為ならどんな非難だって受けてやるさ」





 え、無駄にかっこいいのやめて。





野口富士男
「おい、それどういうi」





[118:27]





ナカヤマフェスタ
「これがボタンか……押してぇ気持ちはあるけどよ、勝手に押していいのか? 何の説明もなかったけどよ」





 えーっと、それは……?





【司令室】





ウーウーウーウー! ウーウーウーウー!





エノ
「ってなんだよ! この警告音!」





エノ
「えぇっと……エリアにあるぼたんの説明をしろってはいはい、わかったってば」





 そうして、ようやくエリアに散らばるボタンの説明がされる……! 一体、これは何なのか?





[118:00]





プルルル!プルルル!





ナカヤマフェスタ
「お、メールか……って、このボタンのことか!」





輿水幸子
「エリアに散らばっているのは計30個のボタンだ。これを押すと何かしらが起こる。押すか押さないかは君たち次第だ……って、えぇ⁉︎ 説明不足すぎますって‼︎」





 ただそんな不確かな情報にも揺れない馬鹿もいるみたいっすわ。





蛇喰夢子
「面白そうですわね……ボタンはまだ見つけてませんが、すぐにでも押したいです!」





ナカヤマフェスタ
「へぇ〜、押していいのか。まぁ、メリットでもデメリットでも押さなきゃわかんねぇなら、押すしかねぇよな」ポチッ





 躊躇いなく押した!





【司令室】





エノ
「……いや、ちょいちょい待て待て待て。もう押す馬鹿いるのかよ! って、えっとこれは25番のボタンだから……これか!」





 そうしてゲームマスターのエノによって、エリアに何かがもたさられる。





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