二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中 ~渋谷リミックスSP~
日時: 2023/12/18 17:00
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

------------------------------------------------------------------------------------------

~まえがき~

こんばんは。オレンジペコでございます。
皆様のおかげで、オレンジペコ版逃走中はついに5回目を迎えることができました!
これもひとえに応援してくださる皆様のおかげです。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

さて……改めまして、第5回逃走中をスタート致します。よろしければお楽しみくださいませ。

ゲームに先立ちまして、下記の注意事項をご一読ください。

〈注意事項〉
・元作品のネタバレはできる限り避けるようには致しますが、不可避な部分も多々ありますのでご注意ください。仮に予期せぬネタバレを喰らってしまっても、当方は一切の責任を負いかねます。

【重要】
特に今回は、「逃走中 オリジナルストーリー」「逃走中 グレートミッション」双方の第1回ゲーム(ノベルス第1巻、アニメ1~7話)については参加者たちのゲーム結果についてのネタバレを完全に解禁した上でのゲームとなります!
ご興味があるもののまだネタバレされたくない! という方は十分ご注意下さい!!

・基本的に近年放送されているゲームをモデルとしているため、未来ドラマの類はございません。エリア内ドラマについては、あるミッションの前後に少しだけ挿入されます。また、今回オープニングゲームはありません。
・今回も予想クイズを開催致します! どうぞお気軽にご応募下さいませ!!
・感想・ご意見等は大歓迎です! ……が、作者のメンタルが豆腐なため、お手柔らかにお願い致します。当然ながら荒らし・誹謗中傷の類は厳禁です。

お待たせいたしました。それでは、今回も皆様にお楽しみいただけますよう頑張って参ります。

                            令和5年12月18日 オレンジペコ

------------------------------------------------------------------------------------------

オレンジペコ版逃走中、節目となる第5回!

その舞台はなんと……本家逃走中、児童小説「逃走中 オリジナルストーリー」、そしてTVアニメ「逃走中 グレートミッション」、3媒体全ての逃走中始まりの地「渋谷・宇田川町周辺」!!
過去に本家、小説、アニメ内で発令された難関ミッションの数々がパワーアップして蘇り、ハンターと共に逃走者に襲い来る!!

そんなビッグ・ゲームに挑むのは、様々なアニメ・ゲーム、小説カキコの作者陣、そして、過去に渋谷でのゲームに参加した経験を持つ「逃走中」メディアミックス作品群より選抜された38人の逃走者たち! 果たして180分間を逃げ切り、過去最高となる賞金216万円を手にする者は現れるのか!?


~逃走者リスト(「下の名前の」50音順、作品横の数字は参加回数)~

白井玲しらいあきら 【逃走中 オリジナルストーリー】2

ひじりあげは 【ひろがるスカイ!プリキュア】初

成早朝日なるはやあさひ 【ブルーロック】初

風鈴ふうりんアスミ 【ヒーリングっど♥プリキュア】初

小路綾こみちあや 【きんいろモザイク】初

峠口鮎美とうげぐちあゆみ 【明日ちゃんのセーラー服】初

アリス・カータレット 【きんいろモザイク】初

あんしま 【募集参加】初

Sビート 【募集参加】初

木崎江利花きざきえりか 【明日ちゃんのセーラー服】初

億果実おくかさね 【スロウスタート】初

城之内じょうのうちかなえ 【逃走中 オリジナルストーリー】2

日向夏帆ひなたかほ 【ブレンド・S】初

カラハリ・シュウ 【逃走中 グレートミッション】初

秋月紅葉あきづきこうよう 【ブレンド・S】2

保登心愛ほとここあ 【ご注文はうさぎですか?】初

巴鼓太郎ともえこたろう 【Caligula -カリギュラ-】初

konakun. 【募集参加】2

明日小路あけびこみち 【明日ちゃんのセーラー服】初

シド・フェニックス 【逃走中 グレートミッション】初

ジャイロ・デーモン 【逃走中 グレートミッション】初

シャドウナイフ 【Caligula -カリギュラ-】初

ディーノ 【ブレンド・S】2

古城智乃こじょうともの 【明日ちゃんのセーラー服】初

花寺はなでらのどか 【ヒーリングっど♥プリキュア】初

一之瀬花名いちのせはな 【スロウスタート】初

和泉陽人いずみはると 【逃走中 オリジナルストーリー】初

南雲晴矢なぐもはるや 【イナズマイレブン】初

涼野風介すずのふうすけ 【イナズマイレブン】初

ペンタ・バッカーナ 【逃走中 グレートミッション】初

マジカル・ホーミー 【逃走中 グレートミッション】初

さくら宮苺香みやまいか 【ブレンド・S】初

虹ヶ丘にじがおかましろ 【ひろがるスカイ!プリキュア】初

条河麻耶じょうがまや 【ご注文はうさぎですか?】5

奈津恵なつめぐみ 【ご注文はうさぎですか?】5

八雲やくも 【募集参加】初

工藤結愛くどうゆあ 【逃走中 オリジナルストーリー】5

小清水凛こしみずりん 【逃走中 オリジナルストーリー】初

以上、38人

逃走中 ~シブヤリミックスSP~ ( No.53 )
日時: 2025/07/11 17:09
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

ースクランブル交差点ー

シブラーレプリカE(2)
「キュォォォォォ!!」ブン!


シド(3)
「お……っと!」


霧で視界を遮られ、反撃に転じられないシブラーレプリカA討伐組……


シド(3)
(マズいね……流石のボクでもこのまま避けてるだけじゃジリ貧だ。かといってアヤヤとハナっちを過剰に近づかせるわけにはいかないし、どうしたものか……ん?)


何かが、落ちている……


シド(3)
「本? いったい何の……これは!?」

 
『どんな土砂降りも怖くないわ 私の隣には いつだって太陽が輝いているもの  作:小路綾♡』


シド(3)
(『作:小路綾♡』ってアヤヤの自作ポエム!? ……これは使えるかもしれない!)





ー神南一丁目ー

シブラーレプリカD(2)
「キュォォォォォ!!」ブン! ブン!


カラハリ(2)
「むっ!」

Sビート(1)
「くっ!」


一方、同じく霧に悩ませられるシブラーレプリカD討伐組……


カラハリ(2)
「暗中模索……このままでは埒が明かぬ」

のどか(2)
「なら、私が変身してキュアスキャンを使えば……!」

Sビート(1)
「……それしかないね。のどか、行ける?」

のどか(2)
「はい! スタッフさん、ラビリンを呼んdきゃあっ!?」グルグル……

カラハリ(2)
「!?」


霧の中から伸びてきた触手に絡めとられた花寺のどか!
変身する前に、捕まった……


Sビート(1)
「のどか!」


のどか(2)(拘束中)
「う、ぐっ……」


Sビート(1)
「マズい! 今のどかが捕まったら、打つ手が……」
カラハリ(2)
「Sビート!」

Sビート(1)
「! 危ねえっ!」ヒョイ!


シブラーレプリカD(2)
「……」


Sビート(1)
「ふぃー……ありがとうカラハリさん」

カラハリ(2)
「……」

Sビート(1)
「……カラハリさん?」

カラハリ(2)
「……」





(回想)

のどか(2)
「なら、私が変身してキュアスキャンを使えば……!」

Sビート(1)
「……それしかないね。のどか、行ける?」


~~~


Sビート(1)
「マズい! 今のどかが捕まったら、打つ手が……」


(回想終わり)





カラハリ(2)
(Sビート、流石彼は熟練だ。視界を封じられビームガンがまともに当てられぬこの状況では、たとえハンターを呼ぼうとも彼女のプリキュアの力に頼るのがミッションクリアへの最善策)

Sビート(1)
「カラハリさん! 大丈夫ですか!?」

カラハリ(2)
(しかし……月世界の逃走中に限りなく近いこの局面において、私が一番に頼ってもらえぬとは……我ながら情けないことよ)

カラハリ(2)
「まったく……このような有様で、何が熟練か!」

Sビート(1)
「!?」

カラハリ(2)
「……Sビート」

Sビート(1)
「は、はい!」

カラハリ(2)
「私に任せよ。この局面……必ずや打破してご覧に入れる!!」










鍵を挿せ……


カラハリ
「……」


鍵を挿せ……


鍵を挿すのだ!!


カラハリ
「!!」

♪光焔万丈♪【ステラグロウ】





-ーーーーー_
  👁   ||
-ーーーーー ̄





WAR CRY


WAR CRY


W A R   C R Y





【Takeminakata】


カラハリ
「【タケミナカタ】!!」





Sビート(1)
「えぇぇぇぇ!!? カラハリさん、それ……!」


先のペンタに続いて、カラハリ・シュウもウォークライ【タケミナカタ】を発動!


カラハリ(2)
「これが、私の……」


その手には大きな弓が現れ、さらにオーラで形作られた馬が召喚された!





ハンター
「……?」
【WAR CRY】ピー……





カラハリ(2)
「時間が無い。後ろに乗れ、Sビート!」

Sビート(1)
「はい!」

カラハリ(2)
「……出陣!」

「ヒヒィーン!!」

パカラッ、パカラッ、パカラッ……!


カラハリとSビートを乗せた馬が、猛烈な勢いで走り出した……!


Sビート(1)
「おわっ、速い速い速い!」

カラハリ(2)
「心配無用!」


シブラーレプリカD(2)
「キュオ……キュオッ!」

カラハリ(2)
「遅い!」


そのまま、シブラーレプリカDが振り乱す触手の中を掻い潜り……


カラハリ(2)
「(これら触手が伸びてくる根本……あの1点か!)はぁっ!!」ビシュッ!


シブラーレプリカD(1)
「!?」ビキィッ!!


携えた弓から放たれた矢が、見事シブラーレプリカDのコアを捉えた!


Sビート(1)
「す、すげえ……! 分かった、これ東照宮とかで毎年やってるあれだ、『流鏑馬やぶさめ』!」

カラハリ(2)
「もう……一撃!」ビシュッ!





バリィン!!!


シブラーレプリカD(0)
「キュオァァァ……」ヘナヘナ……


カラハリ(2)
「……決着。快刀乱麻」


「超感武人」カラハリ・シュウ、熟練の逃走者としての意地を見せた!
まさかまさかのウォークライ発動で、見事、シブラーレプリカ2体目の撃破に成功だ!!


のどか(2)
「わ、わ、落ち……あ、そんなに高くなかった」

Sビート(1)
「のどか! 良かった無事で!」

カラハリ(2)
「一件落着……とはいかぬだろう。ウォークライの影響でじきにハンターが来る。隠れるぞ」

のどか(2)
「は、はい!」


これで、残るシブラーレプリカは3体!





ー道玄坂二丁目ー

konakun.(1)
「さーてと……ペンタのスライムで拘束は外れたわけだけど……」


シブラーレプリカB(3)
「キュォォォォォ!!」


konakun.(1)
「あいつを倒さんことにはどうしようもないんよね」

かなえ(3)
「でも、あと1発当てると霧で視界が悪くなっちゃうんですよね……」

陽人(2)
「そうなんだよな…………待てよ?」

結愛(2)
「和泉センパイ?」


攻めあぐねる小学生3人+konakun.……と、ここでノベライズ版のエース、和泉陽人が何かを思いついた!


陽人(2)
「さっきkonakun.さんが間違って2発撃った時、ちゃんと両方とも当たってましたよね? ってことは、仮に3連射してそれが全部当たれば、霧出してくる前に倒せるんじゃないですか?」

結愛(2)
「! 確かに!」

かなえ(3)
「でも、それタイミング合わせるの大変なんじゃ……」

konakun.(1)
「……いや、それで行こう! もう時間そんな無いし、今ハンターとか来たらどのみちできなくなるだろうから……やろう和泉氏! 一発勝負!」

(×>ヮ<)<イケイケゴーゴー!


特殊能力なしでシブラーレプリカを倒しきるべく、一発勝負の3連射作戦に挑む!


陽人(2)
「よし! じゃあ俺がアイツの触手引き付けつつネットで止める! konakun.さんと工藤たちがその隙に撃ってくれ!」ダッ!


まずは、和泉陽人がシブラーレプリカの懐に飛び込む!


シブラーレプリカB(3)
「! キュオ!」ヒュン!


陽人(2)
(来た! ギリギリまで引き付けて……)

陽人(2)
「ネット!」バリバリ……!


シブラーレプリカB(3)
「キュオ!?」


陽人(1)
「今だ!」


konakun.(1)
「おっけ! じゃあ2人とも、僕が『ユニちゃんズ!』って言うから、『ズ』のところで撃つよ!」

かなえ(3)
「はい!」

結愛(2)
(ユニちゃんズ……?)

konakun.(1)
「そんじゃ……」




















konakun.(1)
「ユニ!」





konakun.(1)
「ちゃん!」





konakun.(1)&かなえ(3)&結愛(2)
「「「ズ!!」」」ズズズギュン!




















ビキィ、バキィ、バリィン!!!


シブラーレプリカB(0)
「キュオァァァ……」ヘナヘナ……


Excellent!
konakun.の誤射から生まれた3連射作戦で、見事霧を出させずにシブラーレプリカの討伐に成功だ!!


陽人(1)
「よ……っしゃあ! ナイスですkonakun.さん! それに工藤と城之内も!」

konakun(0)
「いやいや、和泉氏が引き付けてくれたからよ」

かなえ(2)
「や、やったぁ……!」

結愛(1)
「ドッと疲れたわ……月世界の逃走中って、こんなハードなのね……」

(×>ヮ<)<オツカレー


残るシブラーレプリカは2体!
ミッション終了まで、残り4分を切った!





【123:50】 残り32人
聖あげは(1) 成早朝日(3) 風鈴アスミ(2) 小路綾(2) あんしま(2)
Sビート(1) 木崎江利花(3) 億果実(3) 城之内かなえ(2) 日向夏帆(0)
カラハリ・シュウ(2) 秋月紅葉(2) 保登心愛(3) 巴鼓太郎(1) konakun.(0)
シド・フェニックス(3) ジャイロ・デーモン(3) ディーノ(3) 古城智乃(3) 花寺のどか(2)
一之瀬花名(1) 和泉陽人(1) 涼野風介(3) ペンタ・バッカーナ(3) マジカル・ホーミー(3)
桜ノ宮苺香(1) 虹ヶ丘ましろ(3) 条河麻耶(1) 奈津恵(3) 八雲(3)
工藤結愛(1) 小清水凛(3)

シブラーレプリカ残り体力
A(渋谷税務署前):撃破
B(道玄坂二丁目):撃破
C(勤労福祉会館前):3
D(神南一丁目):撃破
E(スクランブル交差点):2


※おことわり※
今回登場したカラハリ・シュウのウォークライ【タケミナカタ】は、原作に存在しないオリジナルウォークライとなります。今後【逃走中 グレートミッション】本編でカラハリがウォークライを披露した場合は今回の描写と矛盾する可能性が非常に高いですが、その場合でも当作品はこのまま訂正せずに進行します。あらかじめご了承ください。

逃走中 ~シブヤリミックスSP~ ( No.54 )
日時: 2025/07/11 17:09
名前: オレンジペコ (ID: 7mGgpC5l)

残るシブラーレプリカは、2体!


ー渋谷税務署前ー

秋月(2)
「……今どこまで終わってんだろうな」

鼓太郎(1)
「わっかんねえけど……まあ、大丈夫だろ! 俺はみんなを信じるぜ!」

マヤ(1)
「私も!」

夏帆(0)
「だよね! あ、でも……」

アスミ(2)
「?」





ー道玄坂二丁目ー

Prr! Prr!

結愛(1)
「! 日向センパイから通信?」

夏帆(0)(通信)
『もしシブラー倒してる人いたらなんだけど、ハンターボックスちゃんと封印してる? でないと倒したの意味なくなっちゃうから気を付けて!』

陽人(1)
「! やべっ!」ガシャッ!

konakun.(0)
「あっぶなー……完全に忘れるとこだったわ」

(×>ヮ<)<キキイッパツ






ー神南一丁目ー

カラハリ(2)
「む、閉めたか?」

のどか(2)
「さっき隠れる前に閉めておきました!」

Sビート(1)
「お、ナイス!」


シブラーレプリカを倒しても、ハンターボックスを封印しなければ、意味が無い……










ハンター
「……」
[WAR CRY]ピー……


そして、捕まればそれすらも意味が無い……!
先ほどのカラハリのウォークライに反応し、北谷公園方面に向かうハンターが……




















ハンター
「……!」ダッ!


道中、別の逃走者を発見!
見つかったのは……




















ー北谷公園ー

古城(3)
「成早先輩!」

成早(3)
「ヤバっ!」


古城智乃と、成早朝日!
素早く、近くの角を曲がる!




ハンター
「……!」
[NARUHAYA、KOJO]ピ―――――





















ハンター
「……?」


距離があったため、ハンターの追跡から逃れたようだ……





成早(3)
「あっぶなー……」

古城(3)
「ミッションに行ってなくても、やっぱり、油断できないですね……!」


一瞬の油断が確保へとつながるのは、いかなる逃走中でも同じだ……。





ースクランブル交差点ー

『どんな土砂降りも怖くないわ 私の隣には いつだって太陽が輝いているもの  作:小路綾♡』

シド(3)
(恋するレディの乙女心を利用するのは少し気が引けるけど……試してみる価値はありそうだ!)

シド(3)
「ネット!」バリバリ……!

シブラーレプリカE(2)
「キュオ!?」


霧で視界が悪い中、密着してシブラーレプリカの触手にネットを当てたシド・フェニックス!


シド(2)
「アヤヤ! ハナっち! 一旦ビームガンを撃たずに待っててくれ! ボクに作戦がある!」


そして、姿の見えぬ2人に指示を出す!





綾(2)
「作戦、って……一体どういう!?」

花名(1)
「でも、このままじゃコアが見えないですし……わかりました、お願いしますシドさん!」





シド(2)
「OK! それじゃあ、動き出す前に……と!」ガラン!

シド
「よし、行こう!」


そしてシド、なんとビームガンをその場に捨てた!?


シド
「振り落とさないでおくれよ……!」バッ!


ビームガンを捨て身軽になったシド、そのままシブラーレプリカの体をよじ登っていく……!





ー交差点「勤労福祉会館前」ー

シブラーレプリカC(3)
「キュオオオオ!!」ブン!


店長(3)
「おっ、ト!」ヒョイ!

あんしま(2)
「ふう……あげはさん! 苺香さん! そろそろ時間無くなってきたし、3発目撃っちゃってください! 霧出す前に僕らで追撃します!」


あげは(1)
「オッケーです! じゃあ苺香ちゃん、もう1回! ネット!」バリバリ……!

苺香(1)
「はい! ……ブリット!」ズギュン!


シブラーレプリカC(2)
「!?」ビキィッ!!


一方、霧を警戒して3発目を当てていなかったシブラーレプリカC討伐チームも、ようやく3発目を命中!


あげは(0)
「お見事苺香ちゃん! さーて……」





プシューーーーー!!!




あげは(0)
「ディーノさんとあんしまさん! 霧が充満する前に撃っちゃってください!」


店長(3)
「なるほど、速攻ってわけデスね!」ズギュン!


シブラーレプリカC(1)
「!?」ビキィッ!!


あんしま(2)
「ナイス! そしたらこのまま最後まd(グルグル)え、ちょ、おま……!」


シブラーレプリカCの触手が、4発目を喰らいながらもあんしまを捕らえた……!


あんしま(2)
「ヤバい! 誰か早く撃ってください! 霧が充満したらマズい……!」

店長(2)
「では私がもう1発……!」グルグル……!

店長(2)
「ノォッ!?」


さらに、店長までも拘束!
霧も充満し、一転して大ピンチに……!


ビィィィン!!


シブラーレプリカC(1)
「!?」


と思いきや、店長を拘束していた触手が、シブラーレプリカと逆方向から引っ張られている……?


苺香(0)
「店長さんを連れて行かないでください……!」グイグイ……!


なんと桜ノ宮苺香が、拘束された店長の体にしがみついている!?


店長(2)
「ま、苺香さん!? 危ないデス、早く逃げてくだサイ! ビームガンももう無いデショウ……!」

苺香(0)
「でも、このままじゃ店長さんとあんしまさんが怪獣に……!」


あんしま(2)
(……あれか。これ苺香さん仮想世界の中だってことあんまり分かって無いやつだ)


純真さゆえの、勘違い……


あげは(0)
「苺香ちゃん、これお話だから! ……あれ? 待って?」


何かを思いつく……





シブラーレプリカC(1)
「キュオ……キュオ!」グイグイ


苺香(0)
「店長さぁん……!」グイグイ





あげは(0)
「苺香ちゃん! そのまま店長さんのこと離さないで! そのままシブラーと綱引きしてくれてたら、それでコアの位置わかるかも!」


思わぬ、攻略法……!





ハンター
「……」


しかし、そこに水を差す黒い影……





ハンター
「……」
[]ピ―――――




















ハンター
「……?」クルリ
【WAR CRY】ピー……


と思いきや、突如方向を変えた?
実は、この瞬間に……




















ースクランブル交差点ー

シド
「よっと……!」


ビームガンを捨て、シブラーレプリカAのコア部分によじ登ったシドが……


シド
「それじゃあショータイムだ! 愛の力は霧なんかじゃ阻めないということ、教えてあげようじゃないか!」


ウォークライを発動させていた!










鍵を挿せ……


シド
「……」


鍵を挿せ……


鍵を挿すのだ!!


シド
「!!」





-ーーーーー_
  👁   ||
-ーーーーー ̄





WAR CRY


WAR CRY


W A R   C R Y





【GANCONER】


シド
「【愛の妖精 ガンコナー】!!」





ハンター
「……?」クルリ
【WAR CRY】ピー……


勤労福祉会館前に向かっていたハンターは、このウォークライに反応しスクランブル交差点方向へUターン……





シド
「さあアヤヤ! ハナっち! ……今このスクランブル交差点の中にあって、一番強い光を放つ信号って何か、分かるかい?」


綾(2)
「……へ?」

花名(1)
「??」ポカーン……


シド
「それはね……ボクがキミたちだけに贈る、とびっきりの愛のシグナルさ!」パァァァ……


シドが甘い言葉と共に投げキッスを放つと、周囲がシブラーレプリカの霧とはまた別の、紫色の光に包まれる……


綾(2)
「!! あ…………シド……さま……?」

花名(1)
「ぽわわわわーん、シド、さまー……♡」


空間内にいた綾と花名の目に、ハートが宿る……あらゆる女性を虜にしてしまう、シドの「ガンコナー」の能力だ!


シド
「ボクの愛は受け取ってくれたかな? さあ! それじゃあボクに向かって思いっきり愛のブリットを撃つんだ! 大丈夫! 姿は見えずとも、愛さえあればボクの下まで届くはずさ!」

シブラーレプリカE(2)
「キュ、キュオ!?」


綾(2)
「は、はい、シドさま……♪」ズギュン!

花名(1)
「シドサマー♪」ズギュン!





バキィ、バリィン!!!


シブラーレプリカE(0)
「キュオァァァ……」ヘナヘナ……


愛の力、恐るべし!
綾と花名のブリットが、視界の悪さをものともせずシブラーレプリカEのコアを打ち砕いた!!


シド
「後はハンターボックスを、と!」ガシャッ!


これで、4体目のシブラーレプリカを撃破!


シド
「お疲れ様2人とも。ナイスショット!」

綾(1)
「…………な、な、な……」←正気に戻った

花名(0)
「ぽわわわわーん……」←まだちょっと呆けてる





綾(1)
「なんてことさせるんですかシドさんのバカーーーーーっ!!!」




バチーン!!





無人のスクランブル交差点に、ビンタの音が響き渡った……


ーミッション終了までー
    1分





ー交差点「勤労福祉会館前」ー

苺香(0)
「ふぅぅぅん!!」グイグイ

シブラーレプリカC(1)
「キュオ……キュオ!」グイグイ


そして、拘束された店長ごと綱引きを続ける苺香とシブラーレプリカC……


あげは(0)
「苺香ちゃんあとちょっと耐えて!」


そして、伸びきった触手からコアの位置を逆算し、シブラーレプリカCにトドメを刺そうとする聖あげは!
果たして、押し問答の結末や如何に!?
次回、ミッション2決着!!





【120:55】 残り32人
聖あげは(0) 成早朝日(3) 風鈴アスミ(2) 小路綾(1) あんしま(2)
Sビート(1) 木崎江利花(3) 億果実(3) 城之内かなえ(2) 日向夏帆(0)
カラハリ・シュウ(2) 秋月紅葉(2) 保登心愛(3) 巴鼓太郎(1) konakun.(0)
シド・フェニックス(2) ジャイロ・デーモン(3) ディーノ(2) 古城智乃(3) 花寺のどか(2)
一之瀬花名(0) 和泉陽人(1) 涼野風介(3) ペンタ・バッカーナ(3) マジカル・ホーミー(3)
桜ノ宮苺香(0) 虹ヶ丘ましろ(3) 条河麻耶(1) 奈津恵(3) 八雲(3)
工藤結愛(1) 小清水凛(3)

シブラーレプリカ残り体力
A(渋谷税務署前):撃破
B(道玄坂二丁目):撃破
C(勤労福祉会館前):1
D(神南一丁目):撃破
E(スクランブル交差点):撃破

逃走中 ~シブヤリミックスSP~ ( No.55 )
日時: 2025/09/11 13:46
名前: オレンジペコ (ID: Bl6Sxw0v)

【120:55】
残るシブラーレプリカは、勤労福祉会館前の「シブラーレプリカC」1体のみ!
ミッション終了まで既に1分を切る中、最後の1発を当てられるか!


ー交差点「勤労福祉会館前」ー


あんしま(2)
「抜けない……これは、我々の業界でも拷問ですって……!」


その勤労福祉会館前では、ミッション開始から果敢に挑んできた作者・あんしまが拘束され……


苺香(0)
「ふぅぅぅん!!」グイグイ

シブラーレプリカC(1)
「キュオ……キュオ!」グイグイ

店長(2)
「イタタタタタ! 苺香さん、気持ちはありがたいんデスが離してくだサイ! 本当に危ないデス!」


さらにディーノも触手に拘束! しかし、愛し(?)の店長を離すまいと桜ノ宮苺香が必死にしがみつき、綱引き状態になっている!


あげは(0)
「苺香ちゃんあとちょっと耐えて!」


ただ1人無事な聖あげはは、伸びきった触手からコアの位置を逆算する!
シブラーレプリカが発した霧で視界が悪い中、コアを破壊できるか!?


あげは(0)
(時間的にチャンスは1回きり。しかも私もビームガンは使い切ってるから、コアの位置に辺りを付けてそこにバタフライプレスを叩き込むしかない! 失敗したらボックスからハンターも出るし、変身のペナルティで今いるハンターも来るし、リスクアゲアゲ……でも、やらなきゃ!)


シブラーレプリカC(1)
「……キュオアア!!」グイーッ!

店長(2)
「! ノオオ!?」


とその時、シブラーレプリカCが力を強め、店長の体を強引に引っ張る!


苺香(0)
「! ダメ! 店長さぁぁぁん!!」





ゲシッ!!


店長(2)
「フグゥゥゥ!?」


しかし苺香、なんと店長の足を思いっきり踏ん付け、そこに全体重をかけてなんとかそれを阻止……!
天然ドSの本領発揮だ!


シブラーレプリカC(1)
「!?」

そして、苺香のこの行動で触手が完全に伸びきった!


あげは(0)
「! 伸びきった! コアは……あの触手の先!」


その瞬間を見逃さず、ミラージュペンを構えるあげは!
ラストチャンスを、モノに出来るか!?





♪スカイミラージュ! トーンコネクト!♪ 【ひろがるスカイ! プリキュア】

あげは
「スカイミラージュ! トーンコネクト!」


カチン! ヒュォォ……!


あげは
「ひろがるチェンジ! BUTTERFLY!」


~~~


キュアバタフライ
「アゲてひろがるワンダホー! キュアバタフライ!!」





ハンター
「……」
【WAR CRY】ピ―――――


ハンター
「……?」
【Cure Butterfly】ピー……


キュアバタフライへと変身した聖あげは! しかしそれを感知したハンターは、先ほどシドのウォークライに反応しあげは達から離れていったのと同じ個体!
ハンターが戻って来る前に、決着をつけられるか!?





バタフライ(0)
「……行くよ!」


イチかバチかの大博打!
ジャンプ一番、バタフライプレスの体制に入るキュアバタフライ!


ーミッション終了までー
    30秒


シブラーレプリカC(1)
「キュオ……キュオア!!」


だがその時、シブラーレプリカCが店長・あんしまを拘束しているのとは別の触手を苺香目掛け伸ばす……!


店長(2)
「! 苺香さん! 右デス!」

苺香(0)
「え……っ!」

あんしま(2)
「危ない!」




















「おらぁ!!」


割って入った何者かが、触手を蹴り飛ばした!


苺香(0)
「っ…………あれ? あ……!」




















ジャイロ(3)
「ギリギリ、間に合ったみてえだな」

店長(2)
「ジャイロさん! それに……」

???(2)
「ネット!」バリバリ……!

シブラーレプリカC(1)
「キュオ!?」





ましろ(2)
「バタフライ! 今だよ!!」


なんと、ここで奇跡の救援!
ジャイロ・デーモンと虹ヶ丘ましろが駆け付けた!


ーミッション終了までー
    20秒


バタフライ(0)
「あの声、ましろん!? よーっし……!」


上昇していたバタフライが、急降下を開始する!


バタフライ(0)
「ひろがる! バタフライプレス!!」




















バリィン!!


シブラーレプリカC(0)
「キュオァァァ……」ヘナヘナ……


あんしま(2)
「勝ったッ! 第2部完!」

ジャイロ(3)
「っしゃ!」

ましろ(2)
「待って! まだボックスが……!」


店長(2)
「ボックス……見えマシタ!」

苺香(0)
「ハァッ、ハァッ……よい、しょ!」ガシャン!


ハンターボックス、封印……!





ー文化村通り・ヤマダ電機前ー

Prr! Prr!


「あ! メール、じゃなくて……お知らせ? 通知? なんて言うんだろ?」

果実
「うーん、メールでいいんじゃない? えーっと……『ミッション2結果』」





ーセンター街ー

ペンタ
「『5か所全てのハンターボックスが封印されミッションクリア。スクランブル交差点南側のエリアが新たに開放された』。やーっと終わったか。25分しか経ってねえのに、体感10か月くらいかかった気がするぜ」





ー指令室ー

オレンジペコ
「」ギクッ

我修院サレナ
「どうした?」

オレンジペコ
「い、いえ、なんでもないわ」





ー渋谷税務署前ー

マヤ
「やったー!」

夏帆
「アスミさんナイス!」

アスミ
「いえ、わたくしの力だけではありません。みんなで掴んだ勝利です」

鼓太郎
「だな!」

秋月
「あー……マジ死ぬかと思ったぜ」


ー道玄坂2丁目ー

konakun.
「お、全部行けた!」

かなえ
「良かった……!」

陽人
「やったな、konakun.さん、城之内、工藤!」

結愛
「……ええ!」


ー神南一丁目ー

のどか
「ふわぁ~! みんなすごい!」

カラハリ
「気炎万丈。ここでの完全クリアは大きく士気に影響する」

Sビート
「違いないですね!」



ースクランブル交差点ー

花名
「あ、クリアできたみたいです!」

シド
「それは……良かった。アヤヤ、そろそろ機嫌直しておくれよ……」


「……」


ー井の頭通り・IKEA前ー

江利花
「終わった……でも、結局私、何もできてない……」


ータワーレコード前ー

八雲
「『なお、シブラーレプリカにダメージを与えた逃走者のリストを以下に記す』お、どれどれ……俺以外作者さん全員入ってるじゃないか!? マジかー……」

メグ
「マヤちゃんと結愛ちゃんも入ってる……八雲さん!」

八雲
「ん?」

メグ
「次のミッション、私たち2人で絶対クリアしよう!」ゴォッ!

八雲
「お、いいな。俺も作者枠で1人だけ行けなかった不甲斐なさに、ちょっと怒りパワーが出てきたところだ!」ゴォォッ!!


見事、ミッションクリア!
シブラーと戦った逃走者たちも、戦えなかった逃走者たちも、共に士気を上げていく!




















ハンター
「……」


しかし、災いは、忘れた頃にやって来る……





ハンター
「……!」ダッ!


見つかったのは……




















ー勤労福祉会館前ー

ジャイロ
「! 来てるぞ、ハンター!」

あげは&あんしま&店長&苺香&ましろ
「「「!!」」」


変身であげはの位置情報を伝えてしまった、シブラーレプリカC討伐組!




ハンター
「……!」


ハンターが視界に捉えたのは……



















店長
「く……っ、さっき苺香さんに踏まれた足が……ッ!」


足を痛めた様子の、店長……


ハンター
「……!」
【DINO】ピ―――――

店長
「ここまでデス、か……!」ポン……


【118:44】
ディーノ 確保 残り31人


ジャキン!!


店長
「デスが! あの日苺香さんに感じたドSの才能! やはり間違ってはいまセンデシタ!」


愛しの苺香に踏まれた足の痛みは、確保の無念をはるかに上回る満足をもたらしたようだ……




















さらに、恐怖はまだ続く……





ハンター
「……!」


別の場所でも、ハンターが逃走者を発見!
見つかったのは、誰だ!?





【118:35】 残り31人
聖あげは 成早朝日 風鈴アスミ 小路綾 あんしま
Sビート 木崎江利花 億果実 城之内かなえ 日向夏帆
カラハリ・シュウ 秋月紅葉 保登心愛 巴鼓太郎 konakun.
シド・フェニックス ジャイロ・デーモン 古城智乃 花寺のどか 一之瀬花名
和泉陽人 涼野風介 ペンタ・バッカーナ マジカル・ホーミー 桜ノ宮苺香
虹ヶ丘ましろ 条河麻耶 奈津恵 八雲 工藤結愛
小清水凛

逃走中 ~シブヤリミックスSP~ ( No.56 )
日時: 2025/09/11 13:48
名前: オレンジペコ (ID: Bl6Sxw0v)

ハンター
「……!」


見つかったのは……




















マヤ
「ハンター来てる!!」

夏帆
「ウソ!?」



シブラーレプリカA討伐組だ……!





アスミ
「散開しましょう!」

鼓太郎
「だな!」

秋月
「くっそ、マジか……!」


5人も気づき、バラバラに逃げる……!





ハンター
「……!」


ハンターが視界に捉えたのは……




















マヤ
「ウソ、待って、さすがに早いって……!」


条河、麻耶……!



ハンター
「……!」
[JOGA]ピ―――――





マヤ
「くぅ、っ……!」
???
「条河!」

マヤ
「へ?」





秋月
「先行け! 早く!」


なんと、秋月紅葉がマヤとハンターの間に割り込んだ!?


ハンター
「……!」
[AKIZUKI]ピピ!


マヤ
「秋月!? なんで……」

秋月
「いいから!」ポン……

マヤ
「(確保されちゃった!?)う、うん、ありがと……?」ダッ!


【117:47】
秋月紅葉 確保 残り30人


ジャキン!!


秋月
「……これで借りは返したからな」

スタッフ
「借り?」

そう、実は秋月……





(回想)

ハンター
「……!」ダッ!
[AKIZUKI、JOGA]ピピ!


見つかった……!





秋月
「でも出店にしちゃペットボトルのお茶が多いようn……やべぇ!!」ダッ!

マヤ
「え、あ! ハンター!?」ダッ!


2人も気づくが、少々出遅れた……!





ハンター
「……!」


ハンターが視界に捉えたのは……





マヤ
「ってこっち来てるし……!」


マヤだ……





ハンター
「……!」
[JOGA]ピ―――――





マヤ
「え、ちょ、ちょっと待っ……!」
ポン……


【123:11】
条河麻耶 確保 残り20人


マヤ
「……えーーー!! せっかくのリベンジマッチだったのにーー!」


前回経験者、まさかの2番手確保……





Prrrr! Prrrr!


イケP【Caligula -カリギュラ-】
「うっるせえってこの音! なになに……『確保情報』」


メグ
「え!? 『条河麻耶確保』ってマヤちゃんもう捕まっちゃったの!?」


水上りり【明日ちゃんのセーラー服】
「『残り20人』流石逃走中……経験者言うても、全く油断ならへんねんな……!」


秋月
「うわぁぁぁ……マジですまん……!」


(回想終わり)


第2作「混迷のWブッキング」において、マヤを囮にしてしまった過去がある……!


スタッフ
「律儀ですね」

秋月
「まあな。本人は覚えてねえかもしれねえけど、やっぱこういうとこは大人として筋通しとかなきゃって思ってな。……つかさ」

スタッフ
「はい」

秋月
「この転送用の球体、2人乗りできるんだな」

スタッフ
「そこはまあホラ、アニメでも確保されて浮かび上がる逃走者を横から映したりしてますし」





Prr! Prr!

夏帆
「メール! 確保情報……2件!?」


苺香
「『ディーノ・秋月紅葉確保、残り30人』!? そんな、あの2人が立て続けに……!」


マヤ
「ありがと、秋月……まっっっじめなんだから!!」


当の本人は、しっかり覚えていた……





ペンタ
「早速2人捕まりやがったか……ま、ミッション終わりが一番油断するって言うしな」


ズギュン! ズギュン! キュオオオオ!!


ペンタ
「あん? もうミッションは終わったよな?」


一方、いち早く新エリアにやって来た借金大王が見つけたのは……













隊員A
「シブラーレプリカF~J、討伐完了です!」

丹波博士【逃走中 グレートミッション】
「うむ。新ビームガンの動作実験は順調のようじゃな」

隊員B
「しかし驚きましたよ。弾数こそ旧式に劣りますが、威力をそのままにここまで軽量化して、しかもそれを量産できるなんて!」

丹波博士
「以前の戦い(【逃走中 グレートミッション】1~7話)で助けてくれた者たちのおかげじゃ。彼らが現場に残していったビームガンを解析し複製することで、エターナルメタルに頼らずともシブラーのコアに対応できる新型ビームガンの開発に成功したというわけじゃ。……黒ずくめの連中と時間に追われる忙しない者たちじゃったが、今、どこでどうしておるのかのう。な、すず」

丹波すず【逃走中 グレートミッション】
「うん。……また会いたいな、お兄ちゃん」





ペンタ
「いぃぃぃーーーっ!!? マジであの時の続編かよ!?」


かつて【逃走中 グレートミッション】本編「怪獣都市 シブヤステージ」で、逃走者たちと共に伝説の破壊神「シブラー」と相対したNPCたち! シブラー研究の第一人者・丹波博士と、その孫娘・すずだ!





すず
「? 今……」

丹波博士
「どうした?」

すず
「どこかで聞いた声が、したような……」






ー指令室ー

スタッフ
「全ハンター、追跡状態が解除されました」

オレンジペコ
「OK! それじゃあ、ゲーム時間を止めて、と! ……良いところだったけど、続きはまた後で、ね」

我修院サレナ
「しかし、結局確保者は4人か……少し手加減が過ぎたのではないか?」

オレンジペコ
「そうね。少しパワーをシブラーに回しすぎたかしら。でも、このままじゃいかないわよ? それじゃ、ログアウトの監修もしっかりお願いね?」

我修院サレナ
「ああ」





ー渋谷ー

Prr! Prr!

成早
「お。『通達:只今よりゲーム時間を停止し、『怪獣都市シブヤ』からのログアウトを行います。車道にいる逃走者は速やかに歩道に移動のうえ、クロノペンダントからログアウト操作を行ってください。全員のログアウトが確認でき次第、ゲームを再開致します』……終わっちゃったよ。行かなくて良かったの、古城さん?」

古城
「はい。ここまでのミッションが協力系だったし……次のミッションこそ、成早先輩と一緒の方が面白いと思うので……!」カチッ!





八雲
「絶対もう1回ログインするまで生き残ろうな!」カチッ!

メグ
「うん!」カチッ!


次々にログアウトする、逃走者たち……




すず
「あれ? いなくなってる……」

丹波博士
「気のせいじゃろう。さ、次の視察場所に行くぞ」





プップー! ゴォォォ……


江利花
「! 戻って、来た……」


ログアウトすると、そこはいつもの渋谷……ここからは再び、現実世界での逃走中となる!




【117:00(停止中)】 残り30人
聖あげは 成早朝日 風鈴アスミ 小路綾 あんしま
Sビート 木崎江利花 億果実 城之内かなえ 日向夏帆
カラハリ・シュウ 保登心愛 巴鼓太郎 konakun. シド・フェニックス
ジャイロ・デーモン 古城智乃 花寺のどか 一之瀬花名 和泉陽人
涼野風介 ペンタ・バッカーナ マジカル・ホーミー 桜ノ宮苺香 虹ヶ丘ましろ
条河麻耶 奈津恵 八雲 工藤結愛 小清水凛

逃走中 ~渋谷リミックスSP~ ( No.57 )
日時: 2025/09/11 13:45
名前: オレンジペコ (ID: Bl6Sxw0v)

仮想空間「怪獣都市シブヤ」からログアウトし、現実世界の渋谷へと戻って来た30人の逃走者たち!


ハンター
「……!」


ハンター
「……!」


ハンター
「……!」


残り時間117分からゲームが再開!
果たして、逃げ切る者は現れるのか!?






「んーーーっ! 戻って来たー!」


先のミッションはハンターを警戒し、参加を見送った小清水凛と……


果実
「り、凛ちゃん! 大声出すとハンターが……!」


億果実の2人!




「おっ、とと! ねえ果実さん、新エリア行ってみない?」

果実
「うーん、動くのもリスキーだけど……でもそろそろ隠れっぱなしも疲れたし、行ってみようか!」


「ええ!」


新たに開放されたエリアを目掛け、動き出す……





あげは
「ましろん、さっきはナイスアシスト!」

ましろ
「あげはちゃんもナイスファイト! 霧でよく見えなかったけど、バタフライプレスの声はばっちり聞こえてたよ!」


ミッション2最終局面を見事に乗り切った、ひろプリ人間界コンビ……


あげは
「でも、よく私たちのとこがミッションまだだって分かったね?」

ましろ
「ジャイロさんのおかげだよ。あの人、クロノブレスを逐一チェックして人が集まってる場所がどこかをずーっと見てたから……それで、複数人が一ヵ所からずっと動いてないところがシブラーまだなんじゃないか、って」

あげは
「おおぅ、流石借金取り……でもねましろん!」

ましろ
「?」

あげは
「ましろんにはちょっとまだ早い話かもしれないけど……闇金からお金を借りるのは絶対ダメだからね! 誰かの借金の肩代わりとかもしちゃダメだよ! 約束!」

ましろ
「うん!」


プリキュアではあまりできない、生々しいお金の話だ……。





ー牢獄(渋谷スクランブルスクエア12Fイベントスペース「SCENE12」)ー

峠口
「ほら、元気出して。怪獣ど戦うのなんて、そったら楽しいことでもねがったし……」

小路
「でも! 峠口さん2回もシブラーに当てててすっごくカッコよかったもん! 私もやりたかったぁ~……」


アリス
「コミチ、大分落ち込んでるね……」

シャドウナイフ
「光が眩ければ眩いほど、対となる影もまた深し、というわけか……」

秋月
「は?」


「多分ですけど、明日先輩すごく今日の逃走中を楽しみにしてたから、それだけ最初に確保されちゃったショックも大きい、って意味じゃないかと……」

秋月
「いやよく翻訳できるな白井!? すげえ、スティーレにも中二病属性のヤツとかいたら俺も少しは翻訳できるのか……?」


南雲
「にしても、今回の牢獄えらいエリアから離れた位置にあるな」

店長
「仮想空間で暴れることを考慮してか、別々にされてるみたいデスね」

南雲
「一応モニターでエリアの様子は見れるみてえだけど……さっきから涼野のヤツ、全然動いてなくねえか?」





涼野
「クシュン!」

ココア
「わ! 涼野くん大丈夫?」

涼野
「問題ない。大方、南雲あたりが私の噂をしていたのだろう」

ホーミー
「……袖まくりしているから寒いんじゃないかしら」

涼野
「余計なお世話だ!」


先のミッションの間、一切動いていなかったココア・涼野・ホーミーの3人……。
ハンターが変身やウォークライに反応していたこともあり、ミッション1で失った体力を取り戻せてきているようだが……?


ココア
「ねえホーミーさん! さっきのお手本もう1回見せて!」

ホーミー
「ええ、それじゃあ……」


ホーミーが拳を握り……


ホーミー
「……はい!」


開くと、そこにはいくつものキャンディが……!


ココア
「すごーい! さすが、本物の魔法使い!」

ホーミー
「…………ありがとう。でも、ココアもさっき教えたコツを意識すれば、すぐ私みたいにできるようになるわ」

ココア
「えへへ、そうかな~?」





ー少し時が遡り、ミッション2発令直後ー

ココア(3)
「怪獣!? なんだかおもしろそう!」

涼野(3)
「フン……丁度いいミッションだ。シブラーレプリカとやらに我が凍てつく闇の冷たさを教えてやろうではないk」
ホーミー(3)
「行くならあなた達だけで行ってきて」

涼野(3)
「何?」

ホーミー(3)
「逃走中は、あくまで逃げ切って賞金を得るゲーム。私たち以外にも大勢の人が向かうでしょうし、無理にミッションに動く必要は皆無だわ」

涼野(3)
「ホーミー……君は、月世界の逃走中のプレイヤーなんだろう? その割には随分と消極的だね」

ホーミー(3)
「あなた達よりも逃走中というゲームの何たるかを理解しているだけよ。無理に動いてハンターに捕まるだなんて、愚の骨頂だわ」

涼野(3)
「なんだと……!」

ココア(3)
「! ストップストーップ! ケンカしちゃダメ!」

涼野(3)&ホーミー(3)
「「!」」

ココア(3)
「せっかく一緒のゲームやってるのに、ケンカしてたら勿体ないよ! ほら、お姉ちゃんが今魔法でキャンディー出してあげるから、これ食べて仲直りして!」

涼野(3)
「魔法?」

ココア(3)
「うん! ほら見てて、3,2,1……」


ボロボロボロ!!


ココア(3)
「あれ!? 待って、落ちちゃだめ!」

涼野(3)
「……失敗してるようだが?」

ココア(3)
「なんでー!? いつもならできるのに!」

ホーミー(3)
「……袖に仕込んでおくタイプね」

ココア(3)
「ホーミーさん……?」

ホーミー(3)
「ココア、ちょっとそれ貸して」

ココア(3)
「……はい」

ホーミー(3)
「見てて。……それ!」


パッ!


ココア(3)
「わぁ! 私がやるのより全然スタイリッシュ! なんで!? ホーミーさん今の手品やったことあるの!?」

ホーミー(3)
「私はマジシャン。マジックで生計を立ててる以上、あれくらいの種一発で見破れないと話にならないわ」

ココア(3)
「…………っ! で、で、で……」

涼野(3)
「で?」

ココア(3)
「弟子にしてください!」ガバッ!!

ホーミー(3)
「!? 弟子……?」

ココア(3)
「この手品……うちの妹のお母さんが大得意だったらしくて、私ももっと上手にできて、妹を喜ばせてあげられたら、って……!」

ホーミー(3)
「…………」





ホーミー(3)
「……いいわ、コツを教えてあげる。あと、いくつか他の手品も教えてあげるわ。その代わり、ハンターが来るまでよ」

ココア(3)
「! やったー!」

涼野(3)
「おい! ミッションは……!」

ココア(3)
「ごめんね涼野くん! でも涼野くんも一緒にやろうよ! プロの魔法使いから手品教えてもらえるんだよ!?」

涼野(3)
「……私はいい。だが、ハンターが来たらすぐ分かるように見張るくらいはしてやる」

ココア(3)
「ホント!? ありがとー! 気が向いたらこっちにおいで!」

涼野(3)
「……フン」




ーそして、今に至るー

ホーミー
「それじゃあ、もう1回やってみて」

ココア
「うん! ……それ!」


ぱっ!


ココア
「できたー!」


ハンターが来ないこともあり、ミッション2のほぼすべての時間をマジック習得に費やしていたようだ……





ハンター
「……」


ハンター
「……」


ハンター
「……」





アスミ
「……いますね」


先のミッションで、冷静な観察眼とプリキュアの力を駆使し見事シブラーレプリカA撃破の立役者となった風鈴アスミ……





ハンター
「……」


その視線の先に、いる……





アスミ
「先ほど秋月さんを確保した個体でしょうか……今のうちに、距離を……」




















ハンター
「……!」ダッ!


見つかった……!





アスミ
「! いけません!」ダッ!


風鈴アスミ、逃げ切れるか!?





ハンター
「……!」
[FURIN]ピ―――――





アスミ
「ハァ、ハァ、……あっ!」


逃げた先は……





信号
(点滅)チカ、チカ……


信号
(赤)パッ!


赤信号だ……


アスミ
「いけません! 信号が!」キキィッ……!


逃走者もハンターも、交通ルールには逆らえない……!


ハンター
「……!」

アスミ
「無念、です……!」ポン……


【113:34】
風鈴アスミ 確保 残り29人


アスミ
「迂闊でした……さっきのミッションの間は車道にも出られたので、完全に忘れてしまっていました……!」


仮想世界のシブヤと、現実の渋谷!
そのギャップに、足元をすくわれた……。





Prrrr! Prrrr!

Sビート
「お……っと! この音久しぶりに聞いた気がする」

のどか
「なんだろう……あぁ! 『風鈴アスミ確保、残り29人』! アスミちゃんが……!」

カラハリ
「なんと! ……緊褌一番、改めて気を引き締め直さねば」


これで、残る逃走者は29人となった!





【113:20】 残り29人
聖あげは 成早朝日 小路綾 あんしま Sビート
木崎江利花 億果実 城之内かなえ 日向夏帆 カラハリ・シュウ
保登心愛 巴鼓太郎 konakun. シド・フェニックス ジャイロ・デーモン
古城智乃 花寺のどか 一之瀬花名 和泉陽人 涼野風介
ペンタ・バッカーナ マジカル・ホーミー 桜ノ宮苺香 虹ヶ丘ましろ 条河麻耶
奈津恵 八雲 工藤結愛 小清水凛


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。