二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜完結!
- 日時: 2025/03/23 23:00
- 名前: ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)
今回の逃走中は特別編!(単発2.8回くらいの位置付けかな?←)
1年の休養を経て、遂にゆうきが(一作限定で)帰ってきた!
そんなゆうきの(一作限定の)復活を祝して、ゆうきの大好きなショッピングモールをエリアとしたゲームが開催される!
しかし、お祝いムードではいられない!?様々な仕掛けが逃走者達の欲望を刺激する!
あの恐怖アイテムも更に凶悪になって帰還し、逃走者達を阿鼻叫喚の地獄へと誘う!
果たして、欲望地獄と化した迷宮でのゲームを制する逃走者は現れるのか!?
〜逃走者〜
赤城みりあ(アイドルマスターシンデレラガールズ)
朝輝(オリキャラ)
阿慈谷ヒフミ(ブルーアーカイブ)
アユカワ・コト(あいりすミスティリア!)
有栖川おとめ(アイカツ!)
有村優(群青のファンファーレ)
ウィオ(募集参加)
Sビート(募集参加)
緒方智絵里(アイドルマスターシンデレラガールズ)
国木田花丸(ラブライブ!サンシャイン!!)
小宮果穂(アイドルマスターシャイニーカラーズ)
さかな王子(ぷよぷよシリーズ)
ジゼル(募集参加)
スリの銀次(桃太郎シリーズ)
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(ソニックシリーズ)
タマモクロス(ウマ娘プリティーダービー)
筑波しらせ(アイドルデスゲームTV)
東條希(ラブライブ!)
トッティー(募集参加)
ドナルド・マクドナルド(マクドナルドマスコットキャラクター)
ドラメッドⅢ世(ドラえもん)
夏風邪(募集参加)
夏木りん(Yes!プリキュア5)
ナツ・ドラグニル(FAIRY TAIL)
ネジキ(ポケットモンスター)
葉隠康比呂(ダンガンロンパ)
浜千鳥(募集参加)
貧乏神(桃太郎シリーズ)
南ことり(ラブライブ!)
山村ミサオ(名探偵コナン)
ゆうき(作者)
(五十音順・敬称略)
<みどころ>
▽ショッピングモールで逃走中!
▽ゆうき約一年振りの新ゲーム!
▽新ジャンル!ブルアカよりヒフミ参戦!
▽まさかの参戦!銀次&貧乏神!
▽初参戦・ジゼルの実力は!?
▽どう動く!?山村&さかな王子!
▽ネジキ、逃走中もぶんせきどーり!?
▽帰還、恐怖アイテム。
▽加速する欲望地獄、振り回される逃走者。
▽衝撃の結末!逃げ切る逃走者は現れるのか!?
- Re: 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜 ( No.204 )
- 日時: 2025/03/22 21:58
- 名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)
【02:45】
プルルルル・・・
【牢獄】
ことり
「えぇ〜っ!?『スリの銀次、確保』!?」
全員
「「ええええええぇ〜っ!?」」
ソニック
「あの銀次さんでも駄目なんだ…」
コト
「残念……後ちょっとだったんだけどなー。」
ドラメッド
「ハンター、恐ろし過ぎるであ〜るな・・・」
ナツ
「で、残ってるのが・・・まさかのしらせとさかな王子か・・・」
ゆうき
「まさかあの2人が残るとは・・・どういう巡り合わせだ・・・」
果穂
「やっぱり、しらせさんに逃げ切って欲しいですっ!!」
智絵里
「皆さんで、応援しましょう…!」
【02:31】
しらせ
「後、150秒?時間が長く感じる・・・!」
さかな王子
「ハヤク……ハヤクオワルノジャ……ヨハオカネガホシイノジャ……」
残るは、さかな王子と筑波しらせの2人・・・
何の因果か、最初にペアを組んでいた2人がここまで揃って生き残る事となった・・・!
しらせ
「・・・・・・一応、あそこにさかな野郎が居るんだよな・・・」
さかな王子
「ジシュ・・・ヤハリジシュヲスルベキカノ…?」
先程、近くにいるさかな王子を見つけていたしらせ・・・
しらせ
「最悪、ハンター来たらアイツに擦り付けて逃げてやるよ。散々他の逃走者を犠牲にしてきたんだから、自分がそうなっても文句は言えないよな?」
最悪、意趣返しを行ってでも生き残る腹積もりだ・・・!
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
さかな王子
「ハ、ハンタージャ・・・!」ダッ
2人の近くに、ハンター・・・
さかな王子
「ヨハツカマルワケニハイカナイノジャ…!」ダッダッダ・・・
堪らずその場から逃げ出すさかな王子・・・
しらせ
「んっ?・・・おいおい、ハンター連れて来てんじゃねーよ・・・!」ダッ
ある程度距離をとっていたしらせも、さかな王子の動きに気付き、その場を離れる・・・
さかな王子
「オカネガ…オカネガホシイノジャ……」ダッダッダ・・・
しらせ
「ここまで来て捕まって堪るかっての・・・!」ダッダッダ・・・
ハンターE
「・・・・・・!!」ダッ
しらせ
「・・・おうわっ!やべっ!!」ズザァッ!ダッ!
しらせの動いた先に、もう一体・・・
ハンターE
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・
しらせ
「ちょっ、待って・・・!」ダッダッダ・・・
【01:53】
残り2分!最後の力を振り絞り、逃げ切れるか・・・!
ビィーーーーー
[TSUKUBA]
ハンターE
「・・・・・・」ダッダッダ・・・
しらせ
「あぁ、クッソ・・・!」ダッダッダ・・・
ポン!
しらせ
「あああああぁぁっ・・・はぁ、はぁ・・・」
【01:48】
筑波しらせ 確保
残り1人
ハンターE
「・・・・・・」スタスタ
しらせ
「ああああああっ!!しらせの馬鹿馬鹿ぁー!!何でアイツを囮にとか考えたんだよ!!
アイツなんか関係無しに、自分の事に集中しとけば良かったじゃんかぁーっ!!」
最初から最後までさかな王子に振り回され続けたしらせ・・・
極度の疲労と溜まった怒りが、判断を狂わせた・・・
しらせ
「ナツごめーーーん!!しらせは本当に不運だぁーーーーーっ!!」
プルルルル・・・
【牢獄】
ことり
「確保情報だよ!」
みりあ
「どっち!?」
ナツ
「しらせ…!頼む…!」
ことり
「・・・・・・『筑波しらせ確保』〜〜〜!!」
全員
「「うわあああああぁぁっ・・・」」
ナツ
「しらせー!!惜しすぎるだろお前!!」
ゆうき
「後2分も無かったのに・・・」
タマモクロス
「・・・んっ?ちょい待ち。っちゅーことは、残っとるのは?」
ことり
「『残るは、さかな王子ただ1人』!」
全員
「「えええええええっ!?」」
ウィオ
「まさかのさかな王子がラス1ですか…」
希
「こんなことになるなんて、誰が予想出来たん・・・?」
ヒフミ
「・・・ですが、ここまで来たからには逃げ切って頂きたいです!!」
ゆうき
「ヒフミちゃん・・・」
ヒフミ
「やはり、全滅でバッドエンドになってしまうよりかは・・・逃走成功者が出て、笑顔で終われる。そんなエンドの方が良いと思いますし、私はそっちの方が好きなんです!」
ことり
「…素敵な考えだね。」
智絵里
「色々迷惑は掛けられましたけど、今はもう、私達の最後の希望ですもんね…!」
ナツ
「よし!みんなでさかな王子を応援するぞ!!」
全員
「「おぉ〜〜〜〜〜っ!!」」
おとめ
「・・・あの、貧乏神たんは…?」
↑ 葉隠の事を忘れている
【01:16】
さかな王子
「ナ、ナンジャト!?ヨダケニナッテシマッタノカ!?」
残るはまさかの、さかな王子ただ1人・・・
さかな王子
「ジ、ジシュジャ!コウナッタラジシュヲスルノジャ!」
ここで、遂に自首に動き出す・・・
さかな王子
「オカネヲ…ヨガタメタオカネヲイタダクノジャ!」
ゲームはラストスパートだが、欲望もラストスパートだ・・・!
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
しかし、近くには先程目撃したハンター・・・
さかな王子
「オカネジャ!オカネヲテニイレルノジャ!」
果たして、自首か!?
スタッフ(オトモ)
「王子・・・」
逃げ切りか!?
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
それとも、確保か!?
残り時間は約1分・・・!
泣いても笑っても、決着はすぐそこだ・・・!
次回、完全決着・・・!
【00:56】 残り1人VSハンター6体
ペアなし
さかな王子
- Re: 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜 ( No.205 )
- 日時: 2025/03/23 22:56
- 名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)
【00:56】
さかな王子
「オカネジャ!オカネヲテニイレルノジャ!」
スタッフ(オトモ)
「王子・・・」
自首を狙うさかな王子に・・・
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
ハンター接近・・・!
さかな王子
「ジシュヨウデンワハ……ドコナノジャ……?」
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
ビィーーーーー
[]
さかな王子
「ジカンガナイノジャ……イソガナクテハ……!」ダッ
ピピッ!
[PRINCE SAKANA]
ハンターA
「・・・・・・!!」ダッ
さかな王子
「・・・ナ、ナンジャト!?ムホンジャー!!」ダッ
見つかったぁ・・・
さかな王子
「マ、マテ!マツノジャ!ブレイモノ!!」ダッダッダ・・・
ハンターA
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・
さかな王子
「ジシュダケ!ジシュダケサセテホシイノジャ!!」
ビィーーーーー
[PRINCE SAKANA]
ハンターA
「・・・・・・」ダッダッダ・・・
さかな王子
「タ、タノム!オカネヲ!オカネヲソチニモワケテヤルノジャ!!」ダッダッダ・・・
ハンターA
「・・・・・・」ダッダッダ・・・
さかな王子
「ダ、ダカラ・・・ヨヲ…ヨヲミノガシテホシイノジャーーーーー!!」
ポン!
さかな王子
「アアアァァ・・・」ガクッ
【00:40】
さかな王子 確保
プルルルル・・・
【牢獄】
全員
「「えっ!?」」
ゆうき
「えっ?まだ40秒くらい残ってない?」
ナツ
「おい、まさか・・・」
希
「ことりちゃん。メール読んでくれへん?」
ことり
「うん…。『さかな王子、確保』〜〜〜!!」
全員
「「ええええええぇっ!?」」
しらせ
「はっ?」
ヒフミ
「・・・と、いうことは・・・」
智絵里
「全滅……ですか……?」
ハンターA
「・・・・・・」スタスタ
さかな王子
「オカネガ・・・オカネガホシカッタダケナノジャ・・・」
さかな王子
「ヨハ・・・ソノタメニ・・・スイッチヲ・・・オトモヲウラギッテ・・・」
スタッフ(オトモ)
「王子・・・」
さかな王子
「ヨハ・・・ヨハナニヲシテオッタノジャ・・・?」
さかな王子
「ナニカニトリツカレテオッタノジャ……ヨハニンゲンデハナクナッテオッタ・・・」
スタッフ(オトモ)
「(最初から見た目は人間じゃないですけどね。)」
さかな王子
「ヨガ……ヨガスベテワルカッタノジャ……」
さかな王子
「………………」
さかな王子
「オトモ(しらせ)ヨ、トウソウシャタチヨ……ドウカヨヲユルシテホシイノジャ……」
欲に溺れた王子の、憐れな末路・・・
【GAME OVER】
さかな王子
「………………」トボトボ
しらせ
「あっ、帰ってきたぞ。」
ヒフミ
「さかな王子さん、お疲れ様でした!」
智絵里
「お疲れ様でしたっ…!」
朝輝
「お疲れッス!」
さかな王子
「!?……ナ、ナゼジャ!?」
しらせ
「うん?何がだ?」
さかな王子
「ナゼ、ヨヲイタワルノジャ!?ヨガオヌシラニドノヨウナコトヲシタノカ…」
ナツ
「忘れてねーよ。勿論。」
タマモクロス
「今でも最悪な事やったって思とるし、それ考えたら今でも怒りがふつふつと沸いてくるっちゅーもんや。」
浜千鳥
「でも、皆で話し合って決めたんですよ。」
ドラメッド
「さかな王子殿は、確保されて大金を手に入れる事が出来なかったであ〜る。吾輩達は、それで十分罰を受けたと考え、もうさかな王子を恨むのは止めようと決めたのであ〜る。」
りん
「勿論、さかな王子は被害に遭った私達に言わなきゃいけない事があると思うけれどね。」
智絵里
「でも、取り敢えずは……ここまで、本当にお疲れ様でしたっ!」
さかな王子
「オヌシラ…」
しらせ
「王子…」
さかな王子
「……オトモヨ。ホントウニスマナカッタノジャ。ドウカヨヲユルシテホシイノジャ!」
しらせ
「違うだろ。確かにしらせも迷惑被ったけど、王子が謝るべき相手はしらせじゃない。」
さかな王子
「………………」
さかな王子
「………ヨノスイッチデツカマッタモノタチヨ。ホントウニスマナカッタノジャ!!コノトオリジャ!!」ガバッ!
しらせ
「いや、その姿じゃ土下座してもイマイチよく分からねぇんだよ。」
全員
「「wwwwww」」
しらせ
「で?どうするんだ?スイッチの被害に遭ったナツや智絵里達は。」
被害者達
「「・・・・・・」」
ナツ
「・・・まぁ、そうだな。さかな王子が本当に反省してるってんなら…」
さかな王子
「モ、モチロンジャ!モチロンハンセイシテルノジャ!」
りん
「じゃあ、この話はここでおしまいね。少なくとも、私達は貴方を恨むような事はしないわ。」
智絵里
「みんなで、そう決めましたもんね。」
ネジキ
「ワーオ!ワーオ!」
ゆうき
「これで良かった・・・かは分からないけど、取り敢えずは、一件落着…かな?」
ことり
「そうだね、ゆうき君!」
しらせ
「じゃあ、そろそろ締めるか。さかな王子、頼んだぞ。」
さかな王子
「・・・ウム。」
さかな王子
「コンカイハ、ヨノスイッチガゲンインデゼンメツシテシマッタガ…」
さかな王子
「ツギコソハニゲキッテ、ショウキンヲカクトクスルノジャ!」
全員
「「おぉ〜〜〜〜〜!!」」
おとめ
「・・・・・・あのっ!貧乏神たんは何処ですか〜!?」
ナツ
「あっ、そういや結局帰って来なかったのか・・・」
朝輝
「まぁ、葉隠だし良いんじゃないッスか?」
ゆうき
「だな」
ヒフミ
「あ、あはは・・・」
葉隠
「だ、誰か助けてくれぇ〜〜〜〜〜!!」
キングボンビー
「グェッヘッヘ!もっとゆっくりしていってもよいのだぞ?」
葉隠
「もう悪いことなんてしないから、勘弁してくれぇ〜〜〜!!」
【この後、ドラマパート】
- Re: 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜 ( No.206 )
- 日時: 2025/03/23 22:58
- 名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)
【ユウノス社】
ユウキ
「・・・さて。これで今回はお終いだな。後は…」スッ…
今回のゲームデータを保存しますか? Yes← No ピッ
ユウキ
「よし。これで今回は全て終了だ。みんな、お疲れ様。」
ヒバナ
「お疲れ様!お兄ちゃん!」
コトリ
「お疲れ様!」
ヒフミ
「お、お疲れ様でした!」
ナツヤ
「お疲れ様です。」
ユウキ
「ヒフミとナツヤは初めてだったけど、どうだった?」
ヒフミ
「は、はい!そうですね…私なんかには想像のつかないゲーム展開をされていて、やはりゲームマスターさんは凄いなと思いました!
…ありきたりな感想ではありますが…」
ナツヤ
「いやいや、俺も同じこと思ったぜ。他にも、ゲームが崩壊しないギリギリの塩梅でエグ味を持たせてたりして、やっぱり熟練のゲームマスターだなって感じたよ。」
ユウキ
「2人とも、ありがとうな。2人も、ジョウの代理としてこれから頑張って貰わないといけないんだから、しっかり色々と学んでいってくれよ。」
ヒフミ・ナツヤ
「「はい!」」
コトリ
「・・・」
ユウキ
「・・・よし。じゃあ、今日はこれで解散だ。みんな、もう帰っても良いぞ。」
ナツヤ
「それじゃ、失礼します。お疲れ様でした!」
ヒフミ
「わ、私もお先に失礼します!お疲れ様でした!」
ユウキ
「お疲れ。」
ヒバナ
「お兄ちゃんはデータ整理?」
ユウキ
「あぁ、ハナは先に帰って・・・いや、やっぱり待ってて貰おうかな。すぐ終わるし。」カタカタ
ヒバナ
「?・・・別に良いけど…」
コトリ
「・・・ねぇ、ユウキ君。ジョウ君って今…」
ユウキ
「コトリも送って行ってやろうか?」カタカタ
コトリ
「えっ?だ、大丈夫だよ。それより、ジョウ君は最近ずっと来てないみたいだけど…長期休暇でも取ってるの?」
ユウキ
「・・・まぁ、アイツにも色々あるんじゃないか?…さて、今日はこんなところかな。ハナ、帰るぞ。」ガタッ
ヒバナ
「あっ!お兄ちゃん待って〜!…コトリちゃん、また明日ね!」タッタ
ユウキ
「コトリ、戸締りはよろしくな。」
コトリ
「・・・う、うん。お疲れ様〜・・・」
コトリ
「・・・・・・」
コトリ
「・・・ユウキ君、何か隠してる・・・?」
・
・
・
ヒバナ
「ねぇ、お兄ちゃん!お兄ちゃんってば!」
ユウキ
「・・・何だよ、ハナ。」
ヒバナ
「お兄ちゃん、何かハナ達に隠してるんでしょ?ジョウ君のこと!」
ユウキ
「・・・何も隠してなんかないよ。」
ヒバナ
「嘘ばっかり!妹の私には分かるんだからね!」
ユウキ
「だから、本当に何も隠してなんて・・・・・・えっ?」
ヒバナ
「お兄ちゃん、どうしーーーーー!?」ハッ
???
「」
ユウキ
「誰か、倒れてる・・・?」
ヒバナ
「えっ?えっ!?嘘っ…!」
???
「」
ユウキ
「おい!君!大丈夫か?俺の声が聴こえるかい?」
ヒバナ
「もしもーし!大丈夫ですか〜!?」
???
「………」
ユウキ
「……駄目だ。返事が無いな。」
ヒバナ
「……気絶、してるのかな……?そ、それとも、まさか……!」
ユウキ
「・・・いや、脈はあるし心臓も動いてるよ。ただ意識が無いだけだ。」
ヒバナ
「・・・そ、そうだよね。ごめん。」
ユウキ
「まぁ、いずれにしても放ってはおけないよな。ハナ、とりあえず救急車をーーーーー」
グギュルルル〜〜〜〜〜!!
ユウキ・ヒバナ
「「えっ」」
???
「ゥ,ァゥ……」
ヒバナ
「・・・お兄ちゃん。今の音、この子から……」
ユウキ
「……ハナ、救急車はやっぱ無しで。その代わり、先に帰って飯の準備をしててくれ。俺はこの子をおぶっていくから。」
ヒバナ
「わ、分かった!すぐ帰って準備するね!!」ダッ
ユウキ
「・・・・・・さて。悪いけど、ちょっとおぶらせてもらうな。」ヒョイッ
???
「ウゥ……」
ユウキ
「(しかし、そんな貧乏な出で立ちにも見えないのに、空腹で行き倒れてたなんて…)」
ユウキ
「(一体、何があったんだ・・・?)」
・
・
・
皿
「」カラッポー
???
「ご、ご馳走さまでしたっ…!」
ユウキ
「凄い量食べたな…」
ヒバナ
「よっぽどお腹が空いてたんだね…」
???
「あ、あのっ…!ありがとうございました…!」
ユウキ
「良いんだよ。道端で倒れてるのを見つけて、放っておけなかっただけだから。…さて、少し休んだら家まで送ってあげるよ。ルート調べておくから、住所教えてくれないか?」
???
「住所……えっと……あれっ……?」
ユウキ
「んっ?・・・覚えてない、のか…?」
ヒバナ
「あぁ〜…たまにいるよね。何故か自分の住所も正確に覚えてない人。お兄ちゃんとか。」
ユウキ
「ハナ、やめろよ…あー、じゃあ家族か知り合いに連絡して引き取って貰おうかな。誰かしらの連絡先くらい分かるだろ?」
???
「連絡先……」
ヒバナ
「・・・・・・あれ?」
ユウキ
「なんか、様子が・・・」
???
「・・・・・・ごめんなさい。覚えて、ない……ですっ…。」
ユウキ
「マジか……困ったな……」
ヒバナ
「お兄ちゃん、どうしよう…」
ユウキ
「・・・あー、じゃあ、勤務先ならどうだ?見たところハナと同じくらいの年っぽいし、仕事くらいしてるだろ?」
???
「仕事……お仕事は……えっと………ううっ…!」ズキンッ
ユウキ
「!?…おい、大丈夫か!?」
ヒバナ
「なんか、一瞬凄く苦しそうな顔になったような……」
???
「うぅ……ご、ごめんなさい……思い出せない、ですっ……」
ユウキ
「・・・思い、出せない…?」
ヒバナ
「・・・お兄ちゃん、これってまさか…」
ユウキ
「・・・えっと…そうだ!名前!まだ名前訊いてなかったよな?自分の名前は分かるのか?」
???
「名前……名前は、えっと……」
???→チエ
「チエ……天月、チエ……ですっ……!」
天月チエ 演:緒方智絵里(アイドルマスターシンデレラガールズ)
ユウキ
「天月チエ…」
ヒバナ
「可愛い名前だね!」
チエ
「あ、ありがとうございます……えっと…」
ユウキ
「あぁ、俺達が名乗ってなかったな。俺は文月ユウキ。こっちは妹のヒバナだよ。俺は更に縮めてハナって呼んでる。」
ヒバナ
「よろしくね。チエちゃんも、ハナって呼んでもいいよ!」
ユウキ
「いきなり馴れ馴れしいな…;それより、天月さん…他に、自分について何か覚えてる事はあるか?」
チエ
「あっ……チエで、大丈夫……ですっ……それで、私のこと……えっと……えっと……」
ユウキ
「・・・やっぱり、何も覚えてないのか…」
ヒバナ
「お兄ちゃん、これって…」
ユウキ
「あぁ。どうやらこのチエって子は・・・記憶喪失になってるらしい。自分の名前以外、全ての記憶を失ってるみたいだ…」
チエ
「き、記憶、喪失…?わ、私が…?」
ユウキ・ヒバナ
「「・・・・・・」」
チエ
「……ど、どうしよう……記憶喪失だなんて……私、これからどうしたら……」
ユウキ
「・・・まぁ、取り敢えずは・・・」
チエ
「・・・・・・?」
ユウキ
「記憶が戻るまでの間は、うちに居るといい。どうせ他に行くアテも無いだろ?」
ヒバナ
「…というか、記憶が無い時点でアテもへったくれも無いと思うけどね…」
チエ
「…い、良いんですか…?」
ユウキ
「勿論だよ。ここまで来て放っておく事なんか出来ないしな。ハナもそうだろ?」
ヒバナ
「うん!お兄ちゃん!」
チエ
「……あ、ありがとうございますっ…!」ペコリ
ユウキ
「あぁ。チエの記憶が戻るまでの間・・・どれくらいの間になるか分からないけど、よろしくな。」
チエ
「よ、よろしくお願いしますっ…!」
ヒバナ
「よろしくね!」
ユウキ
「・・・さて、じゃあとりあえず…廊下出てこっちがトイレで、反対側が洗面所と風呂場な。好きに使ってもらって構わないよ。」
ユウキ
「それから、取り急ぎ決めないといけないのは・・・寝るところだな。布団は押し入れに予備があるよな?」
ヒバナ
「うん!1人だと不自由があるといけないから…ハナの部屋使う?布団敷けるくらいのスペースはあるよ。」
ユウキ
「確かに、それが良いかもな。ハナさえ良いのなら…チエもそれで良いか?」
チエ
「は、はい…!ハナさん、ありがとうございますっ…!」ペコペコッ
ヒバナ
「ふふっ…さっきからペコペコして、可愛い♪…そうと決まったら、ハナの部屋に案内するね。こっちだよ。」ガチャ
チエ
「は、はいっ…!」タッタ
ユウキ
「・・・・・・」
ユウキ
「記憶喪失、ね・・・」
ユウキ
「見たところ、大きな怪我は無さそうだったけど・・・チエに何があったやら・・・」
こうして、文月家に転がり込んできた記憶喪失の少女・天月チエ・・・
ーーーーーしかしこの時、俺はまだ知らなかった・・・
ヒバナ
「それじゃあ、チエちゃん。おやすみ。」
チエ
「お、おやすみなさい…!」
チエ
「・・・」
ヒバナ
「大丈夫だよ。何があったのか分からないけど、きっとそのうち記憶も戻るよ。」
チエ
「は、はい…」
チエ
「・・・」
・
・
・
ヒバナ
「Zzz…」スヤスヤ
チエ
「・・・」
プルルルル・・・
「もしもし?」
???
「どうやら、上手く潜入出来たようだな?」
「・・・は、はい・・・・・・」
???
「…どうした?何かあったのか?」
「・・・いえ、何も・・・・・・」
???
「そうか・・・第一段階は上手くいったんだ。これからも頼むぞ?」
「・・・・・・・・・」
???
「お前の役割もまた、『この計画』において重要な役割を担っているんだ。…そうだろう?」
???
「・・・・・・天月?」
天月
「・・・・・・はい…。」
ーーーーー既に、演者が全員揃っていたことを・・・
逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜・完
- Re: 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜完結! ( No.207 )
- 日時: 2025/03/23 23:32
- 名前: 浜千鳥(元Troyhorse) ◆ndjNZm8v6E (ID: ycR5mxci)
浜千鳥です。まずは完結お疲れ様でした!
事実上およそ6年ぶりの参加ではありましたが、こうやって毎回コメントできたのもまた貴重な事だと思っています。
ゲームの方はしらせちゃんが捕まり、最後の1人となったさかな王子も捕まったりで全滅となりましたか…。
でもまぁ、これでよかったんだと思います。何故なら大金は人を狂わせる事もありますから←お前が言うな
ユウノス社の方は新しいキャラである天月チエが現れましたが、また新たな展開が出てきそうですね。
真夏の一輪花編はもちろん、来月から始まる夏風邪さんとのコラボゲームも楽しみにしてます!
松浦果南のX
果南「鞠莉とキャサリンが映ってる2ショット写真を見つけちゃった…。」
鞠莉&キャサリン「シャイニー☆」
ダイヤ「ずいぶん大胆ですわね…。」
- Re: 逃走中〜ハンターと欲望のラビリンス〜完結! ( No.208 )
- 日時: 2025/03/24 08:12
- 名前: 雑草丸 ◆4PCHf6mLAw (ID: xPtJmUl6)
おはようございます。
枯れかけの雑草です。
改めて、この度はご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした。
以前DMにおいてコメントは当分謹慎する旨を伝えましたが、完結祝いも兼ねて一回コメントさせて頂こうかと思います。
まずは、完結おめでとうございます。そして、執筆お疲れ様でした。
最後に残ったさかな王子は確保されてしまい全滅でしたね…
まぁ、そうなるだろうと何となく予想しておりましたw
逃走中はそうやすやすと420万6000円を獲らせてくれるほど甘くないですよね…
「ジシュダケサセテホシイノジャ」「ヨハニンゲンデハナクナッテオッタ」って、まさしく本家の岡野さんw
権力や欲望も、ほどほどが肝心…といったところでしょうか。
そして牢獄へ向かった王子ですが、えっ、確保者たちが暖かすぎる…!!
「牢獄でさかな王子が罵倒されたら面白いのにw」とか考えてた自分が正直許せないです。
みんなに比べりゃ俺はなんてことを…
「確保されて賞金をもらえなかった事が十分な罰」…ドラメッドの台詞、まさにその通りかもしれません。それも逃走成功目前ですし。
仮に逃げ切ったとしても、なんだかんだで温かく迎えてくれてたかもしれないですけど。
ともあれ、りんちゃんが言うように今回のことはこれでおしまいにしとくのが一番ですね。
次回は一人でも賞金獲得者が現れることを願います。
それからドラマパートは、緒方智絵里演じる新キャラ・天月チエの登場。
どうやら記憶喪失とひどい空腹を起こして倒れていたようですね。
何やら上司?と密かに通信してましたが、果たして彼女らは何者なのか!?
次に、謹慎中の見どころ。
まさか、復活ミッションのハズレカードを活用するとは予想外でしたw
てか「ハズレカード」自体が封筒で、その中に無効化カードが入っているのはよく考えられたなとびっくりです。俺だったらそんなこと考えつきません。
そして、二度目のアラームを喰らうナツ!
さすが笑いの神に愛された男!www秘密の宝物編と合わせれば3度目の被害、どこまでついていないんでしょう汗
それから、浜千鳥さんにドラメッドと、エグいくらいの大量の被害者…葉隠のと合わせれば結構な人がアラームにやられましたね。
貧乏神改め、キングボンビーに連れて行かれた葉隠は…自業自得ですねw(おい)
復活を遂げた果穂、一度アラームにやられた智絵里、そしてある意味さかな王子最大の被害者・しらせにより、無事に悪魔のスイッチの無効化に成功!!
なかなか熱いメンツでした。
最後に。
今度このようなトラブルが起こった暁には、ゆうきさんの小説には今後一切コメントをしない覚悟で臨みます。
いつものように毎回コメントする体制に戻れるのは、もう少し先かもです…
では、またしばらくROMります。
どうかこのコメントは無視されないことを祈るばかりです。
最後に、さかな王子。
クソ魚野郎とか、みさえさんにグリグリ攻撃させるとか書いて、本当にごめんなさい。
どうか、数々の非礼を許してください。
責任を取って1ヶ月、さかな王子のお供になります(ぇ)
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