SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

SS大会専用・連絡相談用スレッド
日時: 2015/11/03 11:56
名前: 管理人 ◆P/q.52Nypk

SS大会専用の連絡・相談用スレッドです。

管理人とのやりとりはこちらのスレッドでお願いします。

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有難う御座いました ( No.14 )
日時: 2016/01/09 09:27
名前: 宗治狼 ◆r2L9GXvgnc

≫8

すみません、まともな挨拶をせずに質問してしまいました。
初めまして、宗治狼と申します。

このときは、丁寧に答えてくださって有難う御座います。
とても助かりました。次回も投稿させて頂きます。

実在の人物などについて ( No.15 )
日時: 2016/10/11 22:39
名前: ひのり ◆GBbrT/URYg

SS大会の小説なのですが、実在の人物はダメだ、と書いてありますよね?
これって、自分を題材にした小説もダメなのでしょうか?
名前は出しませんし、多少、周りの人間などのことも入ってきますが、もちろんそちらも名前は出しません。
元々、別サイトに上げるものが4000文字以下だったのでついでに上げようという考えからだったので、上げられないならそれで良いのですが……。
意見の方を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?

あの人のコートになりたい。 ( No.16 )
日時: 2016/10/15 08:29
名前: ぽむ

 人生で初めて『コートになりたい。』と思った日は・・・
僕が死んだ日でした。

「あ〜〜。疲れたぁ〜。」
そんな独り言を言いながら僕は街灯に照らされた道を歩いていた。
季節は冬でマフラーに手袋、コートを着ている今でさえ凍えてしまいそうなほど、寒い。


「・・・ん?」

僕は寒空の下、街灯の光を受けてたたずむ女の人を見つけた。
その女の人を一目見た僕は自分の胸がドキドキと高鳴るのを感じた。
その人の前を通るとき僕は思い切って挨拶をしてみた。

「こんばんは。」

その人は答えてくれはしなかったけれど、その代わりに僕に向かって微笑んでくれた。
それは儚くて今にも消えてしまいそうな笑みだった。


〜数日後〜
その日、僕が家に帰るとき外では雨が降っていた。
家に向かって歩いていると街灯の下にはあの女の人が立っていた。
あの人は、傘を差していなかった。
僕は、傘を差したままあの人に駆け寄って傘を差し出した。
傘をなかなか受け取ってくれないのであの人の手に傘を持たせ、雨に濡れて帰った。
雨に濡れているあの人をキレイだと思った。


〜翌日〜
その日も帰る時には雨が降っていた。
昨日と同じ場所にあの人は立っていた。
昨日僕が渡した傘をあの人は差していた。
・・・少し嬉しかった。

「あの・・・」

・・・話しかけられた。

「えっ? はい。 なんでしょうか。」

思わず敬語になってしまった・・・。

「え・・・っと、大変言いにくいのですが・・・貴方はあと、
 二日で、死にます。」

「はぁ。そうですか・・・。って え??」

「あ、すいません。申し遅れました。私、死神と呼ばれるものです。
 あ、一つ質問に答えていただけますか?」

「あ、 はい。」

「生まれ変わったら、どんな『もの』になりたいですか?」

もの?MONOじゃなくて?

「まぁ死ぬ前までに決めておいて下さればいいので
 それでは失礼いたします。」

そう言うとあの人―もとい死神は、煙に用に消えていった。


その後は、仲の良い友達や両親に手紙を書いたり、荷物をある程度整理したりした。

ついに、僕が死ぬ日になってしまった。
なりたい『もの』は決まっていなかった。
あの後詳しく聞いてみたところ二つのことが分かった。
・生き物にはなれない。
・指定すれば特定の人のものになれる。
と、言うことらしい。

家の周りをふらふらと歩いていたら、突然、死神が現れた。

「うわぁっ」

「決まりましたか?なりたいもの。」

「なぁ。あんたってさ。一年中そのコート着てんの?」

「はい。死神は温度を感じませんので。・・・それがどうしたんです  か?」

「ん〜。じゃあ、僕、そのコートになる。・・・いや、そのコートにな りてぇ。・・・僕、死神さんの事好きになっちまってさ。・・・死ぬ 前に何言ってんだよ、って感じなんだけどさ。」

「好きって・・・私を?」

「あぁ。だからさ僕をコートにして、そのコート着てくれないか?」

「分かりました。約束します。・・・そろそろ時間です。
 覚悟は出来ていますか?」

「あぁ。いつでもやってくれ。」

背中に走る痛みと共に 僕 は意識を手放した。




ここまでお読みくださった方。
本当にありがとうございました!!

僕。 ( No.17 )
日時: 2016/11/18 06:52
名前: はてなの子

「君は誰なの?」

そんな質問されたの、初めてで。
なんて答えればいいかなんて、分かんなくて。
_____________________________

昔、お母さんから聞いたことがある。「貴方はどうして産まれてきたの」って。
もちろんそんなの分かんない。

僕が大きな瞳でじっとお母さんを見ていると、お母さんは泣き出した。

それが続いたある日、お母さんは仕事に行ったっきり帰ってこなくなった。

お母さんが帰ってこないのはいつものことだったけど、いつもは1日後ぐらいになって、知らない男の人を連れて戻ってきてた。

5日も帰ってこないことなんてなかった。お父さんは元々いなかったし、お腹もすいてきたので僕は外に出た。

近所の人が話していた声がきこえた。

「ねぇ聞いてよ、そこの奥さんーー」


「車に跳ねられて、死んだそうよ」
_____________________________

僕の体にはたくさんの傷ができた。学校で先生とか、同級生に殴られたり、叩かれたり。

学校側も、ずっと僕のいじめを黙認してて。

でもそんなの時が経てば治る。いつまでも治らないのは、お母さんが僕に付けた傷だ。

お母さんには、僕を生んだ罪がある。

不幸な人生。でも、僕はその頃には感情がなかった。好きも嫌いも、痛い、怖いなんてものも。
_____________________________

僕は恋をした。その人は僕の傷を見て、すぐに病院へ駆けつけた。
学校側も、いじめを認めざる負えなくなった。

僕の親がいないということがわかって、助けてくれた"彼女"の家に養子に引き取られた。

数日後、僕が出かけていた間に彼女の家族は殺された。一家心中。事件はそう片付けられた。

家族は僕を暖かく迎え入れてくれた。順風満帆な生活をしていた。何故?

消火後、彼女の家は形を留めていなかった。彼女の家から見つかったものは、ノートのただ1つだけ。

【〇〇君は学校で辛いことがあっても、絶対に泣かない。強い子だ。でも、私たち家族の間だけでも涙を流して欲しいな、、、】

僕は哀しくなった。忘れていた感情を、彼女のおかげで2つも取り戻せたんだ。

でも、涙は流れなかった。

_____________________________

人生には理不尽なことがあるものだ。
僕の高校での新しい生活は、昔のいじめっ子の隣の席でスタートした。

向こうは僕を覚えていないのか、陽気な笑顔で僕に笑いかけた。
「〇〇君、よろしく」

僕は、下を向いて、よろしく、と小さく言った。

この学校では、僕はいじめの標的にされなかった。

その代わり、僕の隣の席には入学式以来いつも花が添えられている。

いじめっ子の彼は死んだ。理由は簡単。いじめられたからだ。

彼が死ぬ前のある日、下校中に河川敷で彼を見つけた。悲しそうな顔で川を見つめていた。

彼の死因は溺死らしい。事件は自殺、いじめは学校がもみ消した。

僕は彼が哀れになった。
_____________________________

僕は三回の学校生活を終えて、大人になった。社会人になった。

一人暮らしを始めた。

朝、ニュースをつける。

「〇〇県の〇〇市に住んでいる〇〇さん(43)が、遺体で発見されました」

上司だ。セクハラとして、女性社員に嫌われている人だった。
僕は関係がないので無視をしていた。

「社長が倒れた」

そんなニュースが飛び込んできた。
僕は、もうこの仕事は続けられないと思った。会社は倒産し、失業者が沢山出た。

僕は貯金を貯めていたので、自分のことに集中して、趣味で生活していくことにした。
_____________________________

絵を描いて、絵を描いて。売って。

それで収入を得て。僕は世界的に有名になることを夢見て頑張った。

そんなある日、幻覚が見えた。
死んだ人たちが、僕を取り囲んでかごめかごめをしてるんだ。

最後に聞こえた「後ろの正面だぁれ??」の声だけは知らない男の人の声だった。

「後ろの正面は、、、」

僕は後ろを向いた。首が取れる痛みが走る。だぁれ?

僕は立っていた。全身無傷で。
でも、僕の周りにいた人たちはいつの間にかいなくなってる。

僕の周りに凄まじい血痕を残して。

僕は目が覚めた。僕の手にはナイフ。血で濡れたナイフ。

僕の目の前には、、、

黒い帽子を被った男が倒れていた。
_____________________________

正当防衛で片付けられた。まぁ、事実だ。

僕は幻覚を見ているうちに、強盗に襲われ、必死の抵抗で強盗を殺した。

殺したというのも事実なので、僕の作品はあっという間に売れなくなった。僕は貯金で毎日を繋いだ。
_____________________________

僕は死神だと告げられた。

「君は誰なの?」

僕は小さな男の子に言った。そんなの分かんないと言いたそうに、大きな瞳で彼は僕を見上げた。

昔の僕みたいだ。

「そんな質問、されたことないから、解答がわかんないの。僕は僕。名前はーー」

「〇〇君?僕と同じ名前だね」

僕は小さいその子に笑って見せた。

「おじさんも〇〇???」

男の子は大きな瞳を輝かせた。
かわいいなぁ。

「おじさん、お願い事があるんだ。僕を殺して欲しいの」

男の子は大きな瞳のまま、恐ろしいことを口にした。

「出来ないよ、死神じゃないから」

僕は笑う。小さな男の子に何が起きたのか。虐待、いじめ、原因はいろいろだ。

他人にはあまり関わりたくないから、僕は逃げるようにその場から離れた。
_____________________________

「次のニュースです。今日未明、小さな男の子が鉄骨の落下に巻き込まれ、亡くなりました。〇〇君は、生前、おじさんと話していたということで、今警察では『おじさん』の行方を調査中です」

あの子は死んだ。あの子も死んだ。

でも、あの子はここに居る。

「おじさん、殺してくれてありがとう!!」

「……………」

「おじさんはやっぱり死神だったんだね!!」

「……………」

「おじさん?」

「……………」

「あーぁ。そっかぁ」

「……………」

「おじさんも、僕が、いや、僕たちが殺しちゃったんだぁ」

「……………」

意識が消えかける僕の前に、お母さん、お姉ちゃんになってくれた彼女、いじめっ子の彼、上司、社長、強盗、そして、、、

「おじさんは、未来の僕だったのに。僕を殺しちゃったら、おじさんが消えちゃうのにね!!」

過去の、無邪気なまんまの僕が居た。

謝罪 ( No.18 )
日時: 2016/11/26 07:41
名前: はてなの子

スレ間違えましたごめんなさいすみませんごめんなさい

大変ご迷惑おかけしました。早急に削除させていただきます

本当にごめんなさい

同じ小説で次回の大会も参加出来ますか? ( No.19 )
日時: 2017/02/22 16:06
名前: もうすぐ今の大会が終わりますが、次も同じ

もうすぐ今の大会が終わりますが次もいまと同じ小説を応募してもよろしいでしょうか?

空を飛びたい ( No.20 )
日時: 2017/09/03 19:45
名前: 凍える頭頂

「空を飛びたい」

「すごく飛びたい」

「でも、青狸はいないし....」

「銀色と赤色のヒーローになれたりもしない...」

「どうしよ...」

「精神と時の部屋借りよっかな?」

「クリ●ンが飛べるんだし...」

「でも、俺戦闘力72のゴミなんだよなぁ..」

「クッ」

「ん?今なんか聞こえた?」

「気のせいか...」

「....!!」

「そうだ!空港へ行こう!

No.9返信と当スレッド内一部レス削除予告 ( No.21 )
日時: 2017/09/16 17:18
名前: 副管理人 ◆tjnKaCSamk

>>19
返信が遅くなり申し訳ないです。
第14回のスレッドを作成しました。
本日トップページのリンクからも飛べるようにいたします(更新トップ5件欄から)。
貴重なご指摘をくださりありがとうございます!
以後遅れないように気を付けます…申し訳ないです。
もしよろしければ今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


■このスレッドにSSを投稿されている皆様へ

見分けがつきづらく、紛らわしくて申し訳ないです。
実はこのスレッドはSSに関する管理者とご質問者様による直接テキストを応酬する目的のスレッドであるため、すでにこのスレッド内にあやまって投稿されたSSに関しては、こちらで『第14回SS大会』用のスレッドのほうへ予告なく移動させていただきますことを何卒ご了承くださいませ。
作業予定は9月18日(月・祝)までのいずれかとなります。

SSの(スレッド引っ越し)移動完了後に、このスレッド内に投稿されたSS小説記事の方は重複となるため削除させていただきます。
引っ越し移動する前には削除はいたしませんのでどうかご安心ください。

もしよろしければ今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

質問。 ( No.22 )
日時: 2017/11/13 17:09
名前: 麗楓


この大会のお題は決まってないんですよね?
お題:争い、憎しみ
と書かれているのは何ですか?

未来の小学生(「第一話 未来」より) ( No.23 )
日時: 2025/04/20 15:27
名前: ケツ都代

(自分なんて大嫌いだ)

 小学4年生の奈乃なのは、多くの人が集まる歓楽街の中心部を歩いていた。

 四方に多く立ち並ぶいかにも怪しい店、今にも絶望した顔で、このまま倒れてしまいそうな人、そんな店や人が集まる歓楽街が、菜乃は大好きだった。


 ただ、菜乃には一つだけ、大嫌いなものがあった。

 それは自分だ。


 自分は昔から他の人とは外れていて、友達なんてものは自分にとって必要ないものだと思い込んでいた。

 自分の家族も、友達が作れないことが原因で、一瞬にしてバラバラになってしまった。

 しかし、まるで友達のいない自分を苦しめるかのように、周りの人間はみな、誰かしらと関係性を結んでいるのだ。

 それも、ただ関係性を結んでいるのであればまだしも、自分を馬鹿にするかのように友達や家族と楽しくしている姿を見ると、それだけで殺意が湧いてくる。

 自分が変人だということは、自分でも分かっている。

 ただ、自分を見下すかのような幸せそうな奴は、この世の中には必要ないものだ。


 誕生日のお祝いで幸せそうにする奴、友達や家族との旅行で楽しそうにする奴、結婚式で婚約指輪を渡して嬉しそうにする奴……。

 そういう幸せを殺す。

 自分は、その為に幸せそうな人間を何度も何度もやってきた。



 数えきれないほどやったと思う。

 そしたら、いつの間にか、ここに着いていた……。


 でも、ここは他の場所とは違って、絶望にまみれた感じで、自分にとっては凄く過ごしやすかった。

 絶望にまみれた人が自分以外にもいる、それをここで知った瞬間、ここでなら過ごしていけると思えた。


 でも、たまに遊びか何かで、幸せそうな奴がここに紛れ込んでくるんだ。

 幸せそうな奴って、顔がつくり上げられているから一目で分かっちゃう。



 だから、そういう奴を見つけたら、すぐにこうやって………………。


 自分を苦しめる幸せを殺していくんだ………………。

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