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逃走中〜銀河の星のスペースカーニバル〜(完)
作者: MAHOKO ◆lcN4ygzIuM  (総ページ数: 100ページ)
関連タグ: 逃走中 
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10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~

*51*

〜ボーナスミッションパート5〜

〜続き〜

トラン「次は桜もちです。」

両津「わしの出番だな。おい、そっちは誰が出るんだ?」

天土「はーい。あーちゃんでーす。」

両津「(末の奴か。)」

彩葉「天土姉さん頼むで〜。」

緋浮美「姉さん、あんまり無理せーへんとてー。」

彩葉と緋浮美が幼く見える天土を敬う様子に逃走者達は目を疑った。

逃走者全員「ヘッ…?」

ルイージ(しらさんの)「姉さん?」

私「みんなに言っとくけど天土が1番歳上のお姉さんなのよ。」

逃走者全員「嘘ー!?」

両津「お前が一番の姉ちゃんなのかよ!?」

天土「そうよ。世間じゃロリババア呼ばわりされるもんだから失礼しちゃう。」

しんちゃん「あの人が一番年上のおねいさん…?」

作者の発言に逃走者全員はど肝を抜かれる。それは3人の中で1番幼く見える天土が1番歳上の姉だという事だったからだ。これには美人に弱いしんのすけも思わずどん引きしてしまう。

私「じゃあ気を取り直して行くわよ…。スタート!」

BGM:アニメで両さんが騒動起こしてる時に流れるBGM(適当ですみません。)

両津「(バクバク。)」

天土「(もぐもぐ。)」

どちらも引けを取らない速さで次々と桜もちを完食してゆくが、金に弱い両津はボーナスに対する執着心で食べるスピードが次第に速くなっていった。

天土「(向こうの食べるスピードが次第に速くなっておる…。ならばわしも…。)」

両津の食べる速さに反応し、天土もまた負けじとペースをあげていく。

彩葉「姉さん、そんなに意地はらんでもええんちゃう…?」

10…

9…

8…

7…

6…

5…

4…

3…

2…

1…

0…

(ピピー)

私「50対32で両さんの勝ち…。よってボーナス20万円追加…。」

両津「へっ、わしの胃袋を甘く見るなよ。」

天土「あーあ。負けちゃった。」

逃走者達は皆今回の対決は相手が悪かったとしみじみ感じていた。

ヲタク大王「向こうには悪いけど、相手が欲深い両さんだからな…。」

部長「欲の塊だからこういうのには強い。」

しましま「さすが部長…。」

部長は長年両津の上司をしていた事もあり、彼の行動パターンはだいたい分かっていた。

私「さあ!最後の対決に参りましょう!」

黒子(零さんの)「あんまり無理しないでくださいね。」

零「分かってるよ、黒子。」

自分の扱いキャラが心配する中、零はゆっくりとテーブルに着く。

緋浮美「うち、甘いもんは結構好きどすえー。何せ今日この瞬間のためだけに昨日から何も食べてまへんから…。」

彩葉「ひー姉ー!」

天土「ひーちゃんの甘い物好きには参っちゃうわよ、本当。」

トラン「いよいよラストの大食い対決です!よーい、スタート!」

BGM:GOLD RUSH

セクトラル「零さん頑張れー!」

まりん「頑張ってー!」

カービィ「負けないでー!」

今回の対決は作者が出ているため、他の逃走者達は懸命に声援を贈る。

彩葉「さすがにあっちはギャラリーが多いからうちらは完全にアウェイやな〜。」

天土「んもー。彩葉ちゃんったらー、そんな事言わないの。ひーちゃん頑張れー。」

零「(黒子がいる前でみっともないマネは出来ない!作者の意地って奴を見せつけてやるんだからね!)」

緋浮美「(…。)」

次々とあんみつをほおばる零とは対照的に、あくまで上品さを保つという姿勢を崩さない緋浮美。だが、あんみつの皿が重なる速さはさほど変わらない…。

Troyhorse「(この人大食いでも上品だ…。)」

10…

9…

8…

7…

6…

5…

4…

3…

2…

1…

0…

(ピピー)

最後の大食い対決の結果は…。

私「8対8の引き分け…。」

なんと始めて引き分けが出た。まさかの結果にカフェの中は沈黙する。

零「引き分けって…。」

トラン「これはどうしましょうか?」

始めての引き分けに作者はボーナスの行方を少し考える。そして出した結論は…。

私「じゃあボーナスは半分の10万って事で。」

ボーナスは半分の10万円を追加するという事にした。

零「一応ボーナスはもらえるんですね。やったー。」

黒子(零さんの)「(まあ、負けなかっただけよしとしましょう。)」

緋浮美「勝敗はつかんかったけど、悔いはありまへん。思いっきり食べられてうちは満足どす。」

パワプロ君「いやー、どれも白熱した戦いだったね。」

リノン「洋菓子もいいが和菓子もイケるな。(パクパク。)」

ヴィオラ「(まだ食べてる…。)」

私「以上でボーナスミッションは全て終了です。後半戦は3分後に再開します。では皆さん、引き続き頑張ってくださいね〜。」

ボーナスミッションが終了し、逃走者達は翻訳機を外す。

トラン「〜〜〜〜〜〜。(また来てくださいね。)」←逃走者にはこう聞こえる

一部の逃走者「(やっぱり何て言ってるのか分からん…。)」

彩葉「今日はほんま楽しかったでー。」

緋浮美「ご武運をお祈りしております。」

天土「みんな頑張ってねー。バイバーイ。」

オコジョ「またねだジョ〜。」

こびふくろう「くるっぽー。」

ねんごろねこ「ほななー。」

こうして接戦が続いたボーナスミッションは幕を閉じ、逃走者達は対戦相手に見送られ、再びそれぞれの場所に向かったのであった…。

(続く)

一言
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