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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*247*

ルナたちが帰った後。
サーヤは静かに、二階の自分の部屋にいた。
(・・・ルナちゃん達は・・・お母さんの顔を、見たことがあるのかな・・・)
どこか寂しい気持ちがあった。
(レイヤくんたちが、前にいってた・・・・。
私は、何かを忘れているのかもしれない・・・・。)
ビアンヌとの戦いの前に、サーヤが悩んでいたこと。
(教えてほしい。それが、つらくても悲しくても。
レイヤくんたちだけで抱え込まないでほしい・・・。)
ずっと前に、魔梨に、魔界での話を聞いた。
そのとき、サーヤは思った。
(そんなに、暗くて冷たいところにいたの、レイヤくん、お兄ちゃん、魔梨ちゃん・・・・・)
その3人が、サーヤに伝えようとしたこと。
きっと何か、大切なこと。
きっと、忘れてはいけなかったこと。
サーヤには、なぜか、それがわかった。

サーヤは、そのまま夜まで眠ってしまった。
明日は学校だが、まだ体のつかれが取れない。
伊吹たちには、休むをとを進められていたが、サーヤは何日も休む気にはならなかった。

____
ウィンドミル・一階。
サーヤが寝た後、レイヤとユウヤ、魔梨は集まっていた。
「・・・・ぼくは、まだ話さないほうがいいと思うよ。
サーヤが悲しむだけなら・・・・もう、いっそのこと、教えないほうが、サーヤのためだと思う。」
「それだと、魔界に行くときまでに、紗綾の破魔の力が覚醒しないぞ。
それはいいのか?私は、ある程度紗綾が落ち着いたら、話したほうがいいと思う」
「僕も、魔梨の意見と同じだ。・・・サーヤは知りたくないかもしれないが・・・アイツ・・・魔王に会えば、いやでも知ることになるだろ?
なら、自分で自覚するまえに、落ち着いたところで、知ってもらったほうが言いと思う」
レイヤが言う。
ユウヤは、少し考え込んだ。
「ぼくは・・・まだ、反対だ。でも、サーヤが知りたいなら・・・
いずれは真実を知ることになるなら・・・」
ユウヤは最後まで言わずに。レイヤの顔をまっすぐ見た。
[任せる]
そういっている様だった。
「なら、決まりだ。紗綾に話すのは、ルナたちのことが終わってから。
紗綾が落ち着いたら・・・・ゆっくり、話そう。」
魔梨がいうと。
「・・・サーヤはきっと、僕たちの正体がバレた時みたいに、仲間に来た割れたくないはずだ。・・・その話をするときは、徹平たちも入れて。」
レイヤがいうと、魔梨とユウヤが頷いた。
+++
久々の更新><

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