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*300*
笑。 3巻楽しみ!!
ってかコノハは一体どうしちゃったんダ!?(二巻最後)!エネちゃん必死に追いかけろ言ったけど(一巻最後)
+++
レイルが見たものは。
光の御子であるルナの、強大な力だった。
力を使うはずの四神を、同時に召還し、操った。
そのルナを援護しながらも、レイルに強力な攻撃を浴びせ続けた、闇の御子であるタイ。
レイルは二人の力を、思い知った。
やはり、最強の妖力を持ったレンメイと、陰陽道・清吾の力を引いているのだと。・・・・あらためてそう思った。
_____
切りかかってきたルナとタイを、右手で制して。
「降参だ。・・・・私の負けだな」
一言、そうつぶやいた。
『えっ・・・・』
ルナとタイは、驚いた表情をした。
それは、後ろで固唾を飲んで見守っていたマテリアル達にも伝染した。
「そ、それは、つまり・・・わ、わたしたちのことを、認めてくれたって・・・」
ルナは、まだ驚愕の色を捨てくれない様子で、真っ赤な目を大きく見開き、言った。
「ああ。お前たち二人には、レンメイとあの陰陽道の血が受け継がれている。・・・・今、それがわかったよ。
・・・・お前たちには、レンメイの最後の形見を持つ力があったということだな」
レイルの声は、戦っていたときの冷たさはなく・・・、レンメイに似ているのだろうか、やわらかい笑みを見せた。
「っ・・・・叔父さん・・・・・」
「・・・・」
ルナは、喜びの声を上げて、マテリアル達の元へ走った。
タイはあわてて、そのあとを付いて行く。
「やったよ!サーヤちゃん!!!」
「ルナちゃん凄かった!よかった・・・!」
ルナはサーヤに抱きつき、うれし泣きをしていた。
一方のタイは。
「お前、結構強かったんだなー」
翔にいじくられていた。
「うるさい。」
「素っ気ねーなぁ・・・・タイもレイヤと同じだよなー」
徹平も加わり、タイの怒りメーター100%中87%へ達した。
だんだん、タイを取り巻くオーラが、黒いモノへと変化し・・・・。
「お前ら・・・・死にたいのか・・・?殺されたい奴なのか・・・?」
黒オーラ全開&その表情+言葉で、翔たちの笑みは凍りついた。
「い、いやいやいやいやいや・・・・、死にたくない死にたくない!うん!」
徹平が全力で首をよこに振った。
翔もそれに続く。
「・・・・ったく・・・」
タイはフンと顔を横に向け、気がついたように、レイルのところへ歩み寄っていく。
「・・・ぼくらの母親の形見・・・一体どこにあるんだ?」
最もな疑問だった。
「・・・タイ。それは、お前たちの月が、導いてくれるはずだよ。
・・・・私はもう行く。健闘を祈る」
レイルは言うと、一瞬で、この場を去っていった。
「・・・・」
タイはふぅとため息をつき、マテリアル達の元へ戻っていった。
+++
いやぁ、レイルバイチャーねー!!すっきりしたぁああ!
っとここで、そろそろ次章入りますの予告を。
(3章短くってすみません><)
+++
ここは・・・・闇の世界。
私の故郷。
思い出なんて一つも無い。
・・・・そして、”私たちの最大の敵”が、たたずむ所・・・・。
家族を守りたいから・・・・。
きっと皆同じ気持ち。
だから私たちは。
戦う。