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*440*
ただいま爆発いたしました←
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「ルナちゃん、タイくん!?」
サーヤたちは倒れたルナたちのもとへ駆け寄った。
「う・・・・」
ルナが苦しげなうめき声をもらす。
「ルナちゃん、大丈夫!?」
後から走ってきたマテリアル達も、一斉に声をかけた。
「・・・・っ・・・・大丈夫・・・・。
でも、魔王は・・・・やっぱり、簡単には倒せない・・・・・っ
霊剣でも倒せなかった・・・・・切りかかる前に、闇の力で・・・飛ばされた」
切れ切れにルナは言うと、ふと力を抜き、目を閉じた。
「・・・」
マテリアル達の間に、暗い空気が立ち込める。
「ルナ・・・大丈夫か?」
ふと、対して怪我をしていないようなタイがむくっと起き上がり、ルナに声をかけた。
「・・・・うー、タイくん、ずるいよぅ、自分だけ・・・・」
そう、タイは残った力で結界を張ったのだ。
まぁ、もちろんルナのほうにも張ったのだが、いきなりだったため力が不安定で、完全に防ぎきれなかったのだ。
「ルナにも結界張ったけど・・・・」
しれっと言うタイ。ルナは唇を尖らせるが。
「力・・・・使いきっちゃったね、回復するまで時間がかかりそう」
「そうだな・・・・。すこし、キツイな」
やはりほぼ全ての力を出し切ったのだろう。
「二人とも、本当に大丈夫なの?」
サーヤが心配そうにたずねると、二人は軽く頷いた。
「できるだけすぐに戻れるようにするよ」
「鳴神のところにいる」
二人は言うと、フラフラと立ち上がり、鳴神のいるところへと向かっていった。
「・・・すごかったね・・・・あの二人」
かすかに、美羽がぼやく。
「ええ。・・・マテリアルと妖怪・・・たっぱり、全く違うものなのね。」
雪乃が美羽に返答した。
「・・・呪符の威力がハンパなかった・・・」
陸も呟く。
「やっぱりそこは、伝説の子・・・なんだろうな。
魔王さえも、一瞬だが押したぞ?」
魔梨が少しだが驚いたそぶりを見せる。
「ルナ様、タイ様・・・・」
ゆのりは、やはり心配なのだろう、今にもなきそうな顔をしていた。
「ゆのり、そんな心配すんなって。ルナたちならきっとだいじょうぶだ」
翔が、明るくゆのりを励ます。
「そーだな、ゆのりっち!翔の言うとお・・・・いたえってて!!」
ギャアギャア騒ぐ二人に、志穂の冷徹な一言。
「・・・・徹平さんが悪いと思います。」
「僕も思う」
「ぼくも」
レイヤとユウヤにもぐさぐさと言われ、結局沈み込む徹平だった。
ただ、ゆっくりしている暇はなくなった。
消耗していた魔王だったが、やはりさすがというか、驚くべき速さで回復をしてのけた。
「伝説の子もダテはなかったか。・・・・まぁいい、邪魔ものは消えた・・・・。ここからは本気だ。我ら悪魔の天敵である破魔の力・・・いまここで消してやる!」
戦闘開始の合図だった。
+++
鳴神につづきルナ&タイもぶっ倒れましたww
倒れるのスキなのかな私・・・・・?