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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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三章〜妖怪の世界

サーヤ達は荷造りをしていた。
引越しではない。
妖界へいくためだ。
ルナたちの故郷の、妖界へ・・・ルナたちの手の甲に浮かび上がった模様と、ルナたちの母親の残した物を探すために。
サーヤ、レイヤ、ユウヤはしたくを終え、1階へ降りる。
そこには、準備万端の、マテリアルたちに、ルナ、タイ、ゆのりがいた。翔たちは、「本当に大事な用があって、しばらく仕事を休まなきゃならない」と言い訳をして、どうにか仕事を抜かしてもらったのだ。

「サーヤちゃん、皆、準備はいい?」
ルナが聞いた。
すぐに、全員からOKのサインが送られる。
「ねぇ、もっけ・・・・もっけに乗れる上限人数って・・・・・」
「人間で最高4人だ。いくらなんでも乗れねぇよ、カザンは?」
もっけは、首を横に振りながら、カザンに話を振った。
「・・・カザンは・・・・変化すれば、最高5人」
カザンの代わりに、タイが答える。
「これでも、9人かぁ・・・・」
「全員で10人超えだもんね・・・・」
サーヤが、どうしたものかと思考をフル回転させ始める。
「ゆのりちゃんって・・・・雲の力使えたんだよね?」
ゆのりは、聞かれた時点で、サーヤの意図していることを悟ったようだった。
「じゃあ、もっけに4人、カザンに5人、残りは全員、ゆのりちゃんの雲の力で運んでもらうってことでいいですか?」
ルナが、全員にもう一度確認を取った。
「OK!」
「了解です。」
すぐに了承され、ルナは次いで声を上げた。
「じゃあ、今から、夜鳴島に行きます!ええっと、すぐだから、もっけとカザン、雲に乗っていこうと思います!」
ルナは言うと、人目の付かないところを考え始める。
「公園の一番奥のエリアは?」
雪乃が提案した。
「あ、そうですね!じゃあ、今から行きます!!」
ルナは言って、ウィンドミルの裏口から飛び出した。
全員、その後に続く。

そして、数分走った後、公園の一番奥、人目のない場所へと着いた。
「じゃあ・・・もっけ、カザン、ゆのりちゃん、お願い」
ルナの指示で、もっけ、カザンが大きく変化し、ゆのりは雲を出現させる。
「私はもっけにのります。タイくんはカザン。
他は、どんどん乗ってください!」
その指示に、もっけに、ルナ・サーヤ・レイヤ・ユウヤ、カザンに、タイ・雪乃・魔梨・陸・志穂、雲に、徹平・翔&翼・鳴神が乗り込んだ。
「じゃあ・・・・もっけとカザンに、着いてきて、ゆのりちゃん!」
「わかりました!」

そして、もっけたちは、空高く飛翔し、夜鳴島をめざした。
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新たなる冒険の始まり始まりー

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