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*217*
「雷よ悪しきものを凪ぎ払え!」
右手を大きく振るうと、その手には光輝く雷の大鎌。
「〜! あー 同じだねぇ?あはは…でもさあ…? そんなんで勝てる訳…無いじゃん!」
妖怪は大鎌を一振りし、鳴神に直撃させようとする。
「ッ!」
鳴神はそれを真正面から受ける。
「雷よ…触れし者を焼き付くせ!」
初めてみるこの技。 鳴神が触れている相手を感電させる技だ。
「!?痛っ〜 …」
「暫く動けないから…やられる覚悟しといたほうがいいな」
鳴神は言うと。 体力が保たないと判断してか、ルナたちに視線を送ってくる。
「! タイ君!」
「わかってる」
ルナたちは頷きあい、前へ歩み出た。
『……万鬼伏蔵せよ 雷光焼殺符 急々如律令!』
十枚ほどの呪符が妖怪に張り付く。
「っあ…ああああああ!!!」
妖怪はさらなるダメージを負い、気を失う。
「…ルナ」
「うん」
ルナがペンダントを取り出す。
ーー導いて 向こう側の世界へーー
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