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*218*
妖怪が白い穴に吸い込まれていく。
「…終わったね…」
ルナは呟いて、結っていたリボンを解き、首もとに結び直す。
「ルナちゃん、お疲れ様!」
「ナイスファイトッ!」
マテリアルたちが次々と、笑って声をかけてくる。
でも、こんな時間ももう明日明後日には終わってしまうんだーー。
ルナはそんなことを考えてしまい、寂しさにとらわれる。
話さなきゃ 話さなきゃ もうすぐに行かなきゃいけないと言うことを。
「…サーヤちゃん、みんな」
ルナは静かに、口を開いた。
「?」
「…」
告げるんだ。 寂しいけれどこれが私たちの使命であり運命だから。
「ーーーーー。」
静かに、告げた…
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