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*6*
〜ゾロ&ブルック〜
「あれ?おっかしーなー。」
「本当にこっちなんですよね?」
皆様もお察しのように、現在ゾロはブルックを巻き沿いにし迷子になっております。
そして今____2時間が経過いたしました。
ゾロが探している刀屋の在りか___。いったいどこなんだ。
と、ブルックが指をさして言った。
「あ!あれではないですか?」
「違う。もっとデカかった。」
ゾロはまた違う方向へ歩き出す。隣にブルックが行き、ゾロに話しかけた。
「あの・・・ゾロさん。」
「なんだ?」
「私、前から思っていたのですが___。
ここの人たち、何か変ではありませんか?」
「そういえば、全員腰に何かつけてるな。」
ブルックが珍しく真面目な質問をしたことはおいといて、街の人々のことに移ろう。たしかに、何かつけている―というよりは、
生えている、といったほうが合っているだろう。
「いったい、この島___なんなんだ__?」
建物の影で、ゾロとブルックをじっと見ている少女がいた。
街の人々と同じく、腰にしっぽのようなものが生えている。
少女はゆっくりと口を開き___言った。
「―――ゾロ―――――?」
と。
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