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ある雑談 (と、いう小説)【いちおう 完結】
作者: カガリ (総ページ数: 18ページ)
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作者: カガリ (総ページ数: 18ページ)
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この話は、最低限ほどの起承転結はありこそすれ、思わせぶりなプロローグ、ドラマチックな展開、感動と驚きのラスト、などというような物語的な性質には著しく欠けている。ただただ単純に、俺たちにとっての日常のほんの1コマを抜粋したようなもので、要はこうやって改めて語る必要は絶対に無いような話だったりする。そんなのをわざわざ俺が語るその意図はもちろんあるが、それこそ語る必要がないものだ。というわけで俺も、あまりかしこまらず、適当に思いつくままにやっていこうと思う。
以上で、なんだかかなり反則的な、語り手による注意書きを終わる。
さあどうしようか・・・
とりあえず、いきなり姉が話しかけてきた時からはじめてみる。
「あのさ、たたくかかぶるかジャンケンポンってあるじゃん」
「まさかの3択か。」
どれを選んでも長続きしない気がする。
「あたしは勝手にたかジャンって略してるんだけど。」
「高ジャン?」
週刊高齢者ジャンプ?
「中年ジャンプ?」
「?なんの話?」
「いや、なんでもない。で、えっとなんだっけ、ジャンプしてたたく?」
「・・・ジャンプから離れようよ。」
姉貴にツッコまれた。
「姉貴がツッコんだ・・・!?」
「地の文とそう変わらないことをなんでくりかえすの」
おぉ。
「やればできるじゃん、ねーちゃん」
でも地の文とか言うな。
「?よくわかんないけどまぁこのくらいあたしにかかれば朝飯前よ。」
よくわかんないことを朝飯前とか言うな。
「赤子の手をひねりつぶすくらい簡単よ」
プレスか。けっこう難しそうだ。
「でね、そのたかジャンを、このまえゴウに仕掛けてみたんだよ」
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