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――放課後ロックンロール。ヒステリック姉さん再び。
作者: チョコ★ ◆.zuTcWIMPg (総ページ数: 112ページ)
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*29*
花火大会
私は、大広間へ向かった。
あ、全部が汚いってわけでもないんだぁ。
結構広いし。良かった、よかった。
その時、私は気づいた。
「…私たちの部屋はどこ?」
「確かに。宿の人に聞きに行ってくる。」
高井はテッテケテ〜とダッシュで行った。
数分後。
戻ってきた高井の顔は人ですらなかった。
えっと、例えるならあれだね。
生き血を吸いたいけどすえない飢え死に寸前のドラキュラ。
そして、ドラキュラはやっと口を開いた。
「部屋…ここ…5人…一緒…」
ん?
5人一緒?!
はぁぁぁ〜〜〜〜〜?!
相原が喜んでいるのは無視して、私は叫んだ。
「無理無理無理無理〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「あ、でも1つだけ個室あるって。」
「あ、なら私ソコ!!」
私が言った瞬間斉藤がニヤリと笑った。
「貞子さんはぁぁぁ?」
「…。ごめんなさい皆と寝れてうれしいですねます」
「それより、今日花火大会だって。」
まじか。
「絶対行く。」
「え?めんどいんだけど。」
だって、私花火大好きだもんっ
高1の今でも買ってるもんっ
お母さんに笑われるもんっ
どうでもいいもんっ
「行くからね。はい決定〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「はぁ。わかった…。」
4人はしぶしぶオッケーしてくれた。
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