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――放課後ロックンロール。ヒステリック姉さん再び。
作者: チョコ★ ◆.zuTcWIMPg  (総ページ数: 112ページ)
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 「あぁ今日は楽しい舞踏会だわ。」

「そうね、」

意地悪なお姉さんたちのセリフが始まる。

「橋口さんっ次っ次のセリフっ」

お姉さん役の人が小声で言ってくれた。

「たっ楽しそうですね。…でも私は来ていくドレスがないわ…どうしましょう…」

「何言ってるのよあなたは行かないのよ家で掃除でもしてなさいシンデレラ。」

「え…。わかりました。」

あぁぁつまんね。

みんな棒読みだし…w

「あぁ、私はだれにも救われないのね…あぁ」

「そんなことはないわシンデレラ。」

魔法使い役の人が現れた。

「あなたは誰?」

「私は魔法使い。あなたを舞踏会へ連れて行ってあげるわ。」

この人が言う魔法使いのセリフは『あたしが舞踏会つれてったるわ!!』みたいに聞こえる。

「どうやって?」

「こうやって。」(ここで魔法がかかる)

私は萌衣とチェンジした。

が、萌衣が出たとたん会場内にブーイングがかかった。

「ウー!!!シンデレラはもっと可愛いひとがやれ!!!」

「そうだそうだ!!!なんだよこの腐女子!!!」

萌衣がひるんだ。

「なっなによ!!」

その途端、萌衣の顔にバナナの皮が投げられた。

「うわーこんなこともあるんだ。バナナの皮ってずいぶんレトロ―」

舞台そでで見ていた私は思わず声が出てしまった。

〜みなさん、おさわがせしてすいません。ここで10分間の休憩をとります。落ち着きを取り戻してください〜

アナウンスがかかった。

私が言いたいこと、それは……

アナウンスのお前が一番落ち着け。

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