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*紹介文/目次*
始めましての方は初めまして!
知っている方はこんにちは!
今回はあの子がメインです。そう、ルーシィです。
少しナツやグレイやエルザの話もあります。
それで、前作や前々作と同じ世界…グレイの話と繋がっています。
了承ください!
前作や前々作のオリジナルキャラクターが出る可能性があります。
未読の方は、分からないでしょうが簡単に説明を乗っけておきます^^
あくまで、可能性です。
極めて可能性は少ないです。
・レイガ…男。大罪人で、死刑された。グレイに6年間プレゼントを贈っていた。魔法は不明。
・ルド…男。前々作の敵。今は味方。魔女の罪所属。無機質なところから魔法を生む魔法を使う。
・エーガ…女。上に同じ。拘束魔法を使う。
・ギル…女。上に同じ。所有系魔法を取り消せる。
・アリアとアイリ(アイアリー)…前作の敵で実は人形。男女不明。人形になり、グレイの手元にある。
・キク…男。人工的(自分の命を削る)滅竜魔導士。今は……??
・メア…女。水を操る魔導士。ジュビアとの対面はある。今は味方。
・イムサ…女。吹雪を操る魔導士。エルザとの対面はある。上に同じ
・リッカ…女。魔法は体の一部を機械にする魔法。レイガの妹。今は味方
ここでは、グレイは半東洋人という設定です。
それでは、プロローグをどうぞ!
「茨姫を、目覚めさせるの。」
深い深い、地下。
一人の金髪の女はいった。
「茨姫、ですか。」
使いのものは、意味が分からない様に言う。
いきなり言われたから、驚いた事はあえて言わなかった。
「茨姫…目覚めさせたら、この醜い世界が朽ちるのだわ。」
うっとりと、顔を染めて笑うその姿は扇情的だ。
使いは目を逸らし、どうするのかと呟いた。
「大丈夫よ、あの子の家だものね。茨姫を、創りだしたのは。」
傭兵部隊を呼んでちょうだい。
静かなのに、強かな声。
それに身震いして、使いは足早にその場を去った。
くつくつと、女は笑う。
「…茨姫は、100年の眠りから醒めるの。」
世界を、滅ぼして欲しい。
自分から姉を奪った、この世界など。
女は、心からそう思った。
世界の終焉に、立ち向かうものがいるのを。
まだ、女は知らない。
10~ 20~