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*122*
「えっ…?」
「リコ……朝からいないのよ………」
ルリィの胸には、途轍もない不安がよぎっていた
ゴボッ……ゴポポッ………
気泡の音が、リクの耳に聞こえる。
そこは、暗い深海だった。
「(深………海……)」
息苦しさがじわじわと迫るが、不思議と恐怖はなかった。
それどころか、気持ちいいと逆に黄昏ていた。
「(水の中も……悪くないな………)」
だが………
シュヒンッ
首筋に何かの痛み
海中に赤い線が出ている。
傷が潮に沁みて痛い!!
リクは、ゆっくり目を閉じた
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