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*53*
「ウッ………きゃあッ!!」
「ルリィ!!ガッ!」
リヴァイアサンは、今までよりも遥かに強かった。
攻撃力が遥かに上がりソラもカイリも立っているのがギリギリだった。
「ハァッ…ハァッ…どうすれば……」
『歌って………』
(えッ…?今…セイレーン様の声が……)
『歌って…ルリィ…“海の子守唄”を…』
その途端、ルリィの頭に聞いたことのない歌が入って来た。
何時の間にか歌い出していた。
「悲しみの海に沈んだ私、
目を開けるのも億劫
このままどこまでも落ちていき
誰にも見つけられないのかな
どこへ向かい 何をすれば
ふと差し込む一筋の光 手を伸ばせば届きそうだけど
波にさらわれて見失った
あれは一体なんだったのかな 暖かくて眩しかったの
無意識のカウンターイルミネーション 嘘つきは誰…?
深海少女まだまだ沈む 暗闇の彼方に閉じこもる
深海少女だけど知りたい
心引かれるあの人を見つけたから♪」
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