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キングダムハーツ ウォータープリンセス
作者: リンリィ  (総ページ数: 180ページ)
関連タグ: キングダムハーツ 
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「津波!?」
「そうだよ、それもリヴァイアサン並のね。」
キズナは、あり得ないことを言った。
リヴァイアサン並の津波なんて、できる訳無い
「そんなこと無理よ。」
「そういうと思った。けどね、できるんだよ。僕の“コピー”があれば!!」
「!!」
キズナの一言……スペック(能力)の一つ“コピー”
どんなものでも寸分狂わず自分のものにしてしまう能力。
「なんで……あなたが…」
「そうそう、リヴァイアサン並の津波ッて言ったらそこにいる人全員飲み込まれるよ」
「……コピーなんて、私の歌で」
「 無理だよ。僕のコピーはちょっと特殊でね、威力を数倍にできるんだよ。」
キズナの言葉は、その場にいる全員を凍りつかせた。
威力を数倍に……ルリィの歌はリヴァイアサンの津波を防ぐのがギリギリ
つまり、それ以上は無理と言うことだ。
「なら、俺たちで食い止める。」
「……?誰…?」
「…ってロクサスッ!!?」
聞き覚えがない声だと思い見て見るとそこには、栗毛の少年が立っていた
今の今まで思考停止状態だったソラも、驚いていた。
「ふーん、半身の力はわからないけど食い止められるなら頑張ってね。」
Σパチンッ
指を鳴らす音とともに、前の二倍の高さはあるような津波が現れた。

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