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*84*
一瞬波の動きが止まったかと思うと
ーザパァァン!!ー
真ん中から花火のように弾け散った
「…よかった……」
緊張が解けたようで、ルリィの目は涙でいっぱいだった。
「うおぉい!!泣くなって!!」
「だ……だって…」
今まで頭の中で何度も何度も最悪のパターンがリプレイされていた。
だから…すごく怖かった。
「みんな無事で…ほんとよかった……」
「だから、泣くなって…;」
ちょっと焦っていたリクも優しくルリィの頭を撫でていた。
「ううっ…」
何時の間にか夕暮れだった。
ルリィの髪が優しくそよいでいた。
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