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暴走族な彼。 ≪完結≫
作者: みるく  (総ページ数: 39ページ)
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10~ 20~ 30~

*38*

〜28〜大切な人。

数「わしもおるけぇの」

花「えっ。うわぁ」

翔君の肩からぴょこっとだした数さんの顔。

数さんも目立った傷は無くて内心ホッとした。

ウチの横で優しい笑顔のカオリさん。

花「良かったですね。カオリさん」

カ「うんっ、」

数「カオリはわしが居ないとすぐなくけぇの」

小さい子供をあやすようにカオリさんの頭を撫でる数さん。

すこし笑みがこぼれてる。

カ「そ、そんなことないけぇ。」

ぷいっと窓の外をみるカオリさんの顔は赤く染まっていた。

...........................可愛い//

思わず翔君を見ると手に何かをくれた。

手を開くと二つの飴ちゃん。

いちご味とメロン味。

迷わずいちご味を取ってメロン味は翔君に渡した。

花「翔君も一緒に舐めよっ」

二人同時に飴ちゃんを放り込むといちごの味が口いっぱいに広がった。

花「んん〜、あまぁい」

翔「あまいのぉ」

美味しそうに舐めている翔君がなんか可愛い。

これから先も...........

あまぁい未来になってほしいなぁ........。


ねぇ、翔君。

今ウチは幸せだよ?

隣に翔君が居てカオリさんが居て数さんが居る。

そりゃぁ”暴走族”だったのはびっくりしたけど...。

でも、優しい暴走族だって事を知りました。

広島に連れて来てくれた理子さんに感謝しないとね..。

改めてありがとう。

私に”恋”を教えてくれて..........。

”仲間の大切さ”を教えてくれて..............。

.................................................ありがとう。


今も私は”暴走族な彼”に夢中です。 


                      完結....

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