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繰り返される永遠の物語〜魔法界編〜
作者: 夕月カレン  (総ページ数: 27ページ)
関連タグ: ファジー  王国 
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10~ 20~

*11*



君がそれを望むなら。
僕も同じことを望むだろう。
君との幸せを、君との永遠を。

****************ミルカ

story3 愛と傷を振り返れば

・・・チッ!
んだこの馬鹿げた兵士の数はよぉ・・・!!
モニターに移る、王国側の兵士は約、15万人。そして、敵である、セフティヌ王国側の兵士は、ざっと20万は居るだろう。
あきらか、うちの兵士は足りていないため、不利だった。
だが、応援を呼ぼうにも王国側の兵士だけで十分だ、と言い張る王国の王と王妃をどうにかしなくてはならない。
さすがのあたしも権力が使えるのはこの警察での中だけなのだ。
王国と張り合うのは流石に無理だろう。

神が戦争をしている中、その戦争を止めようと王国側は大砲で止めようと射撃をしたが、その射撃がセフティヌ王国に飛んでしまい、なぜか襲われたとセフティヌが誤解。
そして王国とセフティヌは対立。
神との戦争と王国との戦争。
兵士が足りないのも仕方が無い。
当たり前のことだった。

「・・・ったく。王国も大人になれってんだよ。いつまで意地はって警察に頼らねぇつもりだ。
早く応援頼めばこっちだって警察兵を派遣できんだっつの」

「まぁ、仕方が無いですよ、司令」

幹部は言った。
ずいぶん、軽く言えたもんだぜ。こいつも。
王国は幼稚なんだよ。
馬鹿にも程があるっーの。

幹部はアタシに紅茶を出す。
オレンジのいい香りがした。
あいつ、淹れ方がいんだろうな。

「まぁ、いい。適当にうちの部隊から警察兵として派遣しろ。いいか?特務部隊と特殊部隊限定で、警察兵として派遣すんだぞ。」

「・・・了解いたしました」

「安心しろ。責任はすべて、アタシがとる。」

「ご安心ください。私も貴方と責任を一緒に取りますから。抱え込まなくても結構ですよ」

幹部は指令室を後にした。
今日の紅茶は最高の味だな。

13:23

只今の時刻だ。
なんとかしてまずは学院の生徒を保護し、家には戻さない方がいいと見えたので、シェルターで待機をさせる。
その後、親に来てもらい、一緒に待機をさせる。
今日のとこはこんなもんだろ。
それからエトスチリアの生徒をシェルターで人数確認させ、待機させる。

モニターにはうちの派遣した部下が映る。
そしてアタシは司令塔で部下に命令した。

「アデス警察特殊部隊特務部隊派遣警察兵に下す。射撃許可をだす。
ーーー射撃準備!」

そして一呼吸おく。
モニターに向かって叫ぶ。

「撃てえええええええ!!!!!!!!!!」

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