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繰り返される永遠の物語〜魔法界編〜
作者: 夕月カレン  (総ページ数: 27ページ)
関連タグ: ファジー  王国 
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10~ 20~

*19*


「なぁなぁ。ちょっと待ってくれねぇか。
こっちはよぉ、いきなりすぎてなんの話かわかんねぇぜ」

「ーーーっ?」

ベリーピンクの髪をよこにながしている女性。
艶のある、お尻まであるウエーブした髪…。
黒色の上品な戦闘服…。
この戦闘服はーーー紛れもない。

アデス警察特務部隊の幹部側の人間だけが着れる制服だ。
そしてこの人は、わたしたちを助けてくれた女性で、白川ミルカ女令官。

「あんまりひでぇ有様だからよ、どうにか止めねぇとな。
めちゃくちゃだぞ、これーーー。
どうすんだ?まずいだろーよ。住めねぇよな。学校どころじゃねぇし。やべぇ。どうすんだ?マジで。」

「えー?あなた達がどうにかするでしょ?稟璃海は神様だから。
そんな雑務しないよぅ?ふふふふ」

そんな挑発のような発言をする稟璃海神。
ミルカ女令官はお構いなしのようだ。

「…で?」

「?えー?稟璃海のいってることわからない?」

「わかんねぇな。
神って、自覚あるんだろー?ならよぉ、すこしは役に立って見せろよ。
んなことできねぇのか?神なのに?
物を壊すことしかできねぇのか?役立たずな神だな、おい。
存在する価値もないぞ?」

「なんですって?魔女のくせに調子にのるなよ…」

「てめぇこそ。調子のんな。アタシにケンカふっかけるとはいい度胸だぞ?はは」

「…やってやるわよ」

「そうかよ。
ーーーははっ、あっはははははははは!!!
おっもしれぇ神様だなおい!」

「んだとぉ!?」

ーーーーがしゃああああああ…!
建物は崩壊した。
稟璃海神の声とともに。
女令官はそれさえもお構いなしのようだ。
ほんとすごい神経だ。

そして始まる神々戦争という名のおあそび。

さぁ勝ち残るのは誰かーーーーー。

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