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*19*
「なぁなぁ。ちょっと待ってくれねぇか。
こっちはよぉ、いきなりすぎてなんの話かわかんねぇぜ」
「ーーーっ?」
ベリーピンクの髪をよこにながしている女性。
艶のある、お尻まであるウエーブした髪…。
黒色の上品な戦闘服…。
この戦闘服はーーー紛れもない。
アデス警察特務部隊の幹部側の人間だけが着れる制服だ。
そしてこの人は、わたしたちを助けてくれた女性で、白川ミルカ女令官。
「あんまりひでぇ有様だからよ、どうにか止めねぇとな。
めちゃくちゃだぞ、これーーー。
どうすんだ?まずいだろーよ。住めねぇよな。学校どころじゃねぇし。やべぇ。どうすんだ?マジで。」
「えー?あなた達がどうにかするでしょ?稟璃海は神様だから。
そんな雑務しないよぅ?ふふふふ」
そんな挑発のような発言をする稟璃海神。
ミルカ女令官はお構いなしのようだ。
「…で?」
「?えー?稟璃海のいってることわからない?」
「わかんねぇな。
神って、自覚あるんだろー?ならよぉ、すこしは役に立って見せろよ。
んなことできねぇのか?神なのに?
物を壊すことしかできねぇのか?役立たずな神だな、おい。
存在する価値もないぞ?」
「なんですって?魔女のくせに調子にのるなよ…」
「てめぇこそ。調子のんな。アタシにケンカふっかけるとはいい度胸だぞ?はは」
「…やってやるわよ」
「そうかよ。
ーーーははっ、あっはははははははは!!!
おっもしれぇ神様だなおい!」
「んだとぉ!?」
ーーーーがしゃああああああ…!
建物は崩壊した。
稟璃海神の声とともに。
女令官はそれさえもお構いなしのようだ。
ほんとすごい神経だ。
そして始まる神々戦争という名のおあそび。
さぁ勝ち残るのは誰かーーーーー。
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