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逃走中〜銀河の星のスペースカーニバル〜(完)
作者: MAHOKO ◆lcN4ygzIuM  (総ページ数: 100ページ)
関連タグ: 逃走中 
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*18*

〜ミッション2パート2〜

国際宇宙ステーションからbistro saucerに70人分の出前が入ったが、シェフが高熱を出してしまい、料理が作れない状況にあった。出前を届けらた上位5人にはレストランから報酬として、逃走に役立つアイテムとパセリポイントが手に入る。果たしてアイテムを手に入れるのは誰なのか…?

零「ここがミッションのレストランね。」

宇宙人からお礼にもらった食材セットを持っている零は早速レストラン内に入ると、三ツ星シェフの弟子3人が出迎えてくれた。

見習いシェフA「いらっしゃいませ。今日はどの様なご用件で?」

零「シェフが熱出して倒れたって聞いたから変わりに来たんです。」

見習いシェフB「本当ですか!?ではどうぞ、こちらへ。」

3人の見習いシェフに連れられて、零はレストラン内の厨房に向かう。案内された後、ダンボール箱に入った食材セットをキッチンに置くが、そこである疑問が浮かんだ。

零「けど普通に料理作ってたら時間かかるんじゃないですか?」

確かに普通通りに料理を作ればかなりの時間がかかってしまうが、3人の見習いシェフは説明を続ける。

見習いシェフC「いえいえ。料理はすぐに出来ます。まずは食材を適当に選んでお皿の上に置いてください。」

零「じゃあ、チーズとトマトとナスにしてみよう。」

零が選んだ食材はチーズ・トマト・ナス。彼女はこれらの食材をシェフに言われた通りにお皿の上にのせる。

見習いシェフA「材料はこれでよろしいですね?ではそちらにあるふたをかぶせて3秒ほどお待ちください。」

零はシェフの説明通り、料理を出す時に使われるふたをかぶせて、それをシェフに見せる。

零「こんな感じ?」

見習いシェフB「はい。そしてこのままお待ちください。」

3…

2…

1…

(ポン)

出来た料理:レシピ通りのピッツァ・マルゲリータ

零「すごーい。本当に料理が出来ちゃった。」

見習いシェフC「あとはこれを出前先である国際宇宙ステーションに届けてください。」

零「(さっきのミッションをやったから食材代がかなり浮くよね?だったら…。)あのー乗り物をレンタルしてもいいですか?」

ミッション1に貢献したため食材代があまりかからない零は乗り物をレンタルする事に決めた。なぜなら、このミッションの間では自転車かバイクを借りる事が出来るからだ。彼女が選んだ乗り物は…。

零「1000Pでバイクをレンタルします!」

より効率良く出前を届けるために1000Pを消費してバイクを借りる事にした。

零:3000P→2000P

見習いシェフA「分かりました。くれぐれも気をつけてくださいね。」

零「行ってきまーす。」

出来た料理を持って、零は国際宇宙ステーションに出前を届けに向かった。

その後、ヲタク大王・Troyhorse・みさえ・パワプロ君の4人がレストランに到着した。彼らはいずれも宇宙人からもらった食材セットを持っている。

Troyhorse「どうしよう…。ちゃんと料理出来るかな…?」

パワプロ君「料理なら確か進君が得意だったよね。」

3人の見習いシェフはまた新たに来た4人にも大まかな内容を説明する。そしてセットの中から適当に食材を選んで説明通りに料理を作った。

以下出来た料理

Troyhorse:平凡な松茸の土瓶蒸し

ヲタク大王:どこにでもある五目チャーハン

みさえ:想像通りのこねこねハンバーグ

パワプロ君:ありがちなホタテのカルパッチョ

4人「(出来たはいいけど何なんだこの形容詞は…。)」

なんとか料理は出来たものの、メニューの前に書いてある形容詞が気になっていた。

みさえ「『想像通り』ってどういう意味よ!」

パワプロ君「僕なんか『ありがちな』だし。」

ヲタク大王「俺だって『どこにでもある』だぞ!」

作った料理の前に書いてある形容詞をめぐって厨房内は騒動が起こりそうになるが、見習いシェフの1人が場を取りまとめる。

見習いシェフC「まあまあ、皆さん。見習いである我々が作る料理の形容詞もそんなものです。先生の作る料理は本当にたくさんの人達を満足させるんですよ。」

Troyhorse「(見習いシェフも大変なんだね。)」

ヲタク大王「さて、出前を届けるぞ。乗り物は…バイクを借ります。」

みさえ「私も自転車を借りるわ。毎日子供を乗せて幼稚園に送っているから自信はあるわ。」

パワプロ君「(そういえばしんちゃんはいつも幼稚園バスに遅れてみさえさんに自転車で送ってもらっているらしいね。)」

ヲタク大王:3000P→2000P

みさえ:3000P→2500P

Troyhorse「大丈夫ですか?」

ヲタク大王「大丈夫、大丈夫…。」

ヲタク大王がバイクに乗った瞬間、彼の目の色が変わり始めた。そして…。

ヲタク大王(裏人格)「オラー!ぶっ飛ばすぜー!」

なんと裏人格が目覚めてしまった。裏人格の存在を知らないパワプロ君はいきなり性格が変貌したヲタク大王に唖然となる。

パワプロ君「(何か急に性格が変わっちゃったんだけど…。)」

ヲタク大王(裏人格)「行くぜオラー!」

みさえ「私だって負けてられないわ!おりゃおりゃおりゃおりゃおりゃ(ry」

裏人格となったヲタク大王と、いつもしんのすけを自転車で送る時の癖が出ているみさえは猛スピードで出前を届けに向かった。

Troyhorse「(出前を届けるだけなのに…。これじゃあ料理がめちゃくちゃになっちゃうよ…。)」

パワプロ君「さーて。僕も出前を届けに行こーっと。」

70人の出前は届けられるのか…?

(続く)

一言
ヲタク大王さんすみません。

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