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*23*
〜ミッション2パート5〜
前書き
今回はあまり進みません。
その後また10人分の出前が届けられ、出前の数はついに半分になった。逃走者達は皆必死で出前を運ぶが、あるアクシデントが起こった。
カービィ「切り札コック!」
メタナイト「カービィ、それは反則じゃないのか?」
切り札技を使って一度に数人前の料理を一気に作るカービィ。しかし彼はある問題を抱えていた。
カービィ「やっぱり乗り物を借りた方がいいのかな〜?」
体が球体であるカービィはレンタル可能な乗り物(自転車・バイク)に乗る事が出来ない。すると彼はふところからある物を取り出す。
カービィ「ドクター発明擬人化薬〜。」
やはり乗り物を借りた方が有利に進むだろうと考えたカービィはドクターマリオが発明した擬人化薬を取り出した。それは非人間キャラを人間っぽくしてしまう薬だ。
メタナイト「カービィ!ゲーム中にそれを使うのはいくらなんでも反則じゃないか!?」
カービィ「だって僕も乗り物に乗りたいんだもん!あー!」
メタナイト「離さないか!この!」
マリオ(セクトラルさんの)「2人共止めろ!」
乗り物に乗るために擬人化薬を使おうとするカービィに対して、それを反則だと言い張るメタナイトの間で言い争いが勃発してしまい、周りにいるキャラ達は彼らを止めに入る。
パワプロ君「ふう…。あとどれくらいかかるかな?」
カービィ「あっ!」
パワプロ君「えっ…?」
(ビチャ)
カービィとメタナイトが言い争いをしている際に出前から戻って来たパワプロ君だったが、不運な事にカービィが持っていた擬人化薬が彼の体にかかってしまった。するとパワプロ君の全身が光に包まれ、2等身だった体型が一気に8等身の体型に変わった。彼のあまりの変貌ぶりに周りは一斉に静まり返る。
パワプロ君「みんなどうしたの?急に黙り込んじゃって。」
カジカ「パッ…。パワプロ君…。一辺…。鏡をよく見てみて。」
パワプロ君「…?」
周りが奇妙な目で自分を見つめている事に疑問を感じたパワプロ君は恐る恐るレストランに置いてある鏡で自分自身を見つめる。離れていた足と胴体はきちんとくっついており、ドラえもんの様な丸い手はちゃんとした手の形になり、顔には口もある。さらに、帽子からは2等身状態では確認出来なかった髪の毛も出ており、その姿はもはやパワプロ君という原型をほとんど留めていなかった。
パワプロ君「なっ、なんじゃこりゃー!え!?何これ!?本当に僕なのー!?」
自分のあまりに変わり果てた姿にパワプロ君は驚いて声を上げる。
カービィ「この薬、パワプロ君にも効果があったんだ…。」
エミ「けどなんとなく美化されてる感じもするな…。」
メタナイト「そんな事を言っている場合ではないだろ!よく聞いてくれ。今、お前が浴びたのは我々の知り合いが開発した擬人化薬という物で、30分経たないと元には戻らないんだ!」
パワプロ君「えー!?30分もこのままでいなきゃいけない訳!?これじゃ恥ずかしくて外に出られないよー!」
30分は8等身の状態でいなければならないという屈辱にパワプロ君はかなりのショックを受けていた。
メタナイト「まさか他世界の者に迷惑をかける事になるとは、本当にすまない。カービィもすぐに謝れ。」
カービィ「本当にごめん…。」
パワプロ君「うう…。」
突然起こってしまったアクシデントに周りはただ呆然とするしかなかった…。
(続く)
一言
次回はちゃんと進みます(多分)。