完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
*24*
〜ミッション2パート6〜
前回、カービィが持ってきた擬人化薬のせいで2等身から等身大の姿に変わってしまったパワプロ君。メタナイトによれば30分経たないと元に戻らないらしく、彼は自分のあまりに変わり果てた姿にショックを受けていた。
カービィ「とんでもない事になっちゃった…。」
メタナイト「お前のせいだからな、全く。」
自分が持っていた擬人化薬が他世界の住人に悪影響を与えてしまった事を、カービィは申し訳なく思っていた。しかし、少し経つとパワプロ君はもう一度自分の姿を見始める。
パワプロ君「でも、よくよく考えてみたら等身大ってのも悪くないかもしれないなー。僕、一度でいいからこんな風なちゃんとした体になってみたかったんだよねー。」
カービィ「へっ…?」
パワプロ君「だからあんまり気にしなくていいよ。これはこれで悪くはないからさ。さーて、また出前の料理作ろーっと。」
始めはショックを受けていたパワプロ君だったが、徐々に落ち着きを取り戻し、等身大の状態のまま出前を届けに向かう。彼が予想外のリアクションをした事にカービィとメタナイトはしばらく呆然としていた。
メタナイト「本当にこれで良かったのだろうか…。」
エミ「まあ、相手がいいように開き直ったんだから、大丈夫なんじゃないかしら。ある意味結果オーライ?」
カービィ「だったらいいんだけど…。じゃあ僕も行ってくる。」
とりあえず相手がポジティブに受け入れた事に、複雑な気持ちになりながらカービィもまた出前を届けに向かった。
その頃
しんちゃん「自転車に乗るのはヤキニクロード以来だから本当に久しぶりだゾ。あの時はいきなり指名手配されたから迷惑な話だったゾ。」
過去の記憶に浸りながらレストランに戻るしんのすけだったが…。
しんちゃん「うわあ!」
(バタン)
バランスを崩して自転車から転げ落ちてしまった。さらに不運な事に、近くにいたハンターがこけた音に気づいて真っ先にしんのすけの確保に向かう。
ハンター「…!」
しんちゃん「いてて…。おっ…?」
ポン
こけた時の痛みで動けない彼はあっけなくハンターに捕まってしまった。
98:43 しんのすけ確保 残り27人
つみき(Troyさんの)「しんちゃんが捕まっちゃった!どうしよう。」
しんのすけが確保された現場を目撃したつみきはハンターに気づかれない様にこの場を離れようとするが…。
ハンター「…!」
見つかってしまった…。
つみき(Troyさんの)「嘘っ!?見つかった!?」
ハンターに見つかったつみきは慌てて逃げるが、至近距離で気づいたため逃走不可能…。
つみき(Troyさんの)「キャー!」 ポン
98:35 つみき確保 残り26人
つみき(Troyさんの)「ゲスト組では最初の確保って事ですよね…?そんなー。」
残念な事に、ゲスト枠では最初の確保者となってしまった…。
ピピピピ
みさえ「『しんのすけとつみき確保。』ええっ!?逃げ足の速いしんのすけが捕まった!?」
Troyhorse「つみき捕まっちゃったか…。ドンマイ。」
ハンターはエリアを隅々まで捜索する。出前の際でも油断は禁物だ…。
その後、また5人分の出前が届けられ、残りの出前は30人前となった。アイテムを手に入れる逃走者は果たして誰なのか…?
(続く)
確保者の一言
しんのすけ「あーあ…。アクション仮面のおもちゃ欲しかったなー。」
つみき(Troyさんの)「ゲストで最初の確保って…。作者頑張って。」