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逃走中〜銀河の星のスペースカーニバル〜(完)
作者: MAHOKO ◆lcN4ygzIuM  (総ページ数: 100ページ)
関連タグ: 逃走中 
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*39*

〜ミッション3パート5〜

赤・青・黄色の3つの合い言葉が分かり、発見した逃走者は仲間への伝達を急ぐ。果たして現在いる逃走者全員は強制失格を免れる事は出来るのか…?

その頃、同じ色のランプを持つ歩とリュートがメインストリートの辺りで合流していた。

歩「リュートくん、合い言葉は誰かから聞いた?」

リュート「ごめん、まだなんだ。セクトラルさんは今どの辺にいるんだろう。」

歩「電話して聞いてみようよ。」

リュートと歩は合い言葉を聞き出すために発見した本人であるセクトラルと打ち合わせをしようと考え、携帯を取り出す。だが、彼らの元にハンターが近づいてきていた。ハンターは2人の姿を捕らえるや否や追いかけるスピードを速める。

ハンター「…!」

リュート「歩ちゃん、ハンターが!」

歩「ええっ!?」

ハンターの存在に気づいた2人はとっさに携帯をしまい、二手に別れて逃げる。狙われたのは…。

歩「私!?」

歩だった。彼女の足の速さではハンターを振り切れるはずもなく一方的に距離は縮まるばかり。よって逃走不可能…。

ポン

85:21 歩確保 残り23人

ピピピピ

まりん「『歩確保。』嘘っ!?歩が!?」

リュート「歩ちゃん、ごめん…。」

歩が自分の変わりにハンターの標的となった事に、リュートは言葉を失った。

一方、合い言葉を見つけたヴィオラもまた黒子と合流していた。

黒子(零さんの)「合い言葉が見つかったそうですね。その巻物にはどんな内容が書かれていたんですか?」

ヴィオラ「それは…。」

ヴィオラは黒子の耳元でこっそりと巻物に書かれていた合い言葉を伝える。

(ヒソヒソ)

黒子(零さんの)「少し単純な感じがしますね…。」

黒子は合い言葉の内容に驚いているためか、やや曇った表情でヴィオラから教わった通りの合い言葉を、腕の認証装置に言った。

黒子 ミッションクリア

そしてさらに同じ頃、赤の巻物が見つかった天の川の河口付近にはリノンがおり、合い言葉の内容を調べていた。

リノン「『かっこい〜〜♪』New Decadeの空耳ネタではないか。(もぐもぐ)これを言えば私は助かるのだな。(もぐもぐ)」

先ほど出店で買ったターキーを口にしながら、リノンは認証装置に合い言葉を言う。

リノン ミッションクリア

その後、Toroyhorse・当麻・カツオ・ヲタク大王・みさえがミッションをクリアした。合い言葉の内容を伝えていく者や自力で巻物を見つける者もいる中、刻一刻と時間は過ぎてゆく。逃走者達の運命は…?

(続く)

確保者の一言

歩「急にハンターが出てくるなんて思ってもなかったよ…。まりん、私の分まで頑張ってね。」

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