完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
*85*
〜決着〜
BGM:JOMANDA
スタッフB(シリウス)「みんな本当にありがとう。お礼のギタドロップだよ。」
蓄電作業を終えた8人は、スタッフから飴玉を受け取ると、それを食べて、消費した体力を癒す。
しら「あー。やっとミッションが終わったよ。」
まりん「でも、ゲームそのものはまだ続いているから油断は出来ないわ。」
ドロップの効果で疲れがとれた逃走者達は、ステージの舞台裏を出る。ハンターの数は、ミッション6をやっている間にもう1つのフリーズボールの効果が切れた事で、開始時と同じ4体になっていた。ゲーム終了まであと5分。果たして誰が逃げ切るのか・・・?
当麻(ヲタク大王さんの)「ジュースの効果も切れちゃったし、ハンターが来たら、自力で振り切るしかないな。」
駿足ジュースの効果が切れた当麻は何とか自力で振り切るしかないと自分に言い聞かせる。そんな彼の近くにハンターの姿があった・・・。
ハンター「・・・。」
当麻(ヲタク大王さんの)「やばい!ハンターが!」
もしこの近い距離でハンターに見つかっては、振り切る事は不可能だ。当麻は近くの障害物に身を潜める。何とかこの場を乗り切ろうとするが・・・。
ハンター「・・・!」
見つかってしまった・・・。
当麻(ヲタク大王さんの)「嘘っ!?」
ハンターは当麻の姿を見るや否や追いかけるスピードを速める。至近距離で見つかっては逃げ切る術はない。よって逃走不可能・・・。
ポン
4:13 当麻確保 残り7人
当麻(ヲタク大王さんの)「捕まってしまったー!不幸だー!」
無念の叫びが宇宙の空に響いていた・・・。
ピピピピ
Troyhorse「『当麻確保!』」
牢獄「あー。」
ハヤト「残り7人か・・・。」
部長「両津は金が絡むとそれしか考えられなくなるから、逃げ切るかもしれないぞ。」
〜ゲーム終了まであと3分〜
しら「ついにあと3分・・・。」
まりん「緊張してきちゃった・・・。」
時間がすぎて行くに連れて残った逃走者の中には緊張感が走る。彼らの中には、ハンターから逃げ切る事が出来るのかという不安と恐怖感がよぎっていた。
零「まさかここまで来れるなんて思ってもなかった。もしかしたら逃げ切れるんじゃない?」
残り時間が3分を切り、このまま逃げ切れるのではないかという、自信がついて来ている零は建物の影に身を潜めていた。しかし近くからハンターが彼女が隠れている場所に向かって来ていた。
零「ハンターは・・・。」
零は物陰からほんの少し身を乗り出し、ハンターがいないか辺りを見渡す。だが・・・。
ハンター「・・・!」
見つかってしまった・・・。
零「やばっ!」
隠れていた場所から慌てて飛び出した零はとっさに逃げるも至近距離で気付かれたため、あっという間に追いつかれてしまう。
ポン
2:28 零確保 残り6人
零「あとちょっとだったのに悔しー。」
惜しくも逃げ切れなかった悔しさを露わにしながら、彼女は転送された。
ピピピピ
黒子(零さんの)「『零確保。』とうとううちの作者も捕まりましたね。」
しましま「あとはしらさんとヲタク大王さんだけ・・・。」
(区切ります)