完結小説図書館
>>「紹介文／目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
＊86＊
〜続き〜
ゲーム終了が刻一刻と近付くに連れて逃走者と牢獄者の緊張感は徐々に増していく。だが、１人は違っていた。
両津「わしのしぶとさを甘く見るなよ。逃げ切ったらまずはパチンコと競馬場に行って・・・。」
お金が絡むと周りが見えなくなる両津は、既に逃げ切った気持ちでエリアを進んでおり、クリア後にもらえる賞金の事で頭がいっぱいになっていた。彼の前方から黒い影が近付いている事とは知らずに・・・。
ハンター「・・・。」
両津「プラモでしょ。ゲームでしょ。あとそれから・・・。」
ポン
１:４７ 両津確保 残り５人
両津「わっ、わしのひゃくまんえんが・・・。」
賞金の夢は一瞬にして消え去った・・・。
ピピピピ
部長「『両津確保。』欲に回りすぎたバチが当たったな。」
両津の確保のメールを見た部長は、ただただ彼を皮肉っていた。
〜ゲーム終了まであと１分〜
銀時(しましまさんの)「もうあと１分になったのか。早いな。」
矢部「本当にあっという間だったでやんす。」
カービィ「みんな頑張れー！」
ゲームの時間が残りわずかに迫り、牢獄にいる者達は声援を送ったり、手を握ってひたすら願ったりした。
〜ゲーム終了まであと１０秒〜
ヲタク大王「明久・・・、当麻・・・。みんな・・・。」
９・・・
８・・・
まりん「うぅ・・・。」
７・・・
６・・・
リノン「・・・。」
５・・・
４・・・
パワプロ君「(ドキドキ。)」
３・・・
２・・・
しら「心臓の鼓動が・・・。」
１・・・
０・・・
(プシュー)
まりん・リノン・パワプロ君・しら・ヲタク大王 逃走成功 賞金１４８万円獲得
まりん「私・・・逃げ切ったの・・・？」
リノン「終わったのか？」
パワプロ君「えっ？夢じゃないよね？」
しら「時間が０をちゃんと指してる。」
ヲタク大王「当麻ーやったぞー！」
逃走成功を果たしたのは、まりん・リノン・パワプロ君・しら・ヲタク大王の５人だった。彼らは喜びに満ちた表情で牢獄へと向かう。
歩「『まりん・リノン・パワプロ君・しらさん・ヲタク大王さんが逃走成功。』！」
矢部「すごいでやんすー。オイラパワプロ君が親友で良かったでやんすー！」
エミ「リノンちゃんすごいわ！」
ルイージ(しらさんの)「おめでとう、作者。待っているみんなきっと喜んでるよ。」
当麻(ヲタク大王さんの)「ヘタレな作者にしてはやるじゃねーか。・・・まっいっか。」
メタナイト「５人も逃走成功を果たすとは・・・。」
５人の逃走成功の知らせが入った牢獄は先程までの物静かな雰囲気と一転して歓喜の渦に包まれた。
牢獄に到着した彼らは早速賞金が入ったガラスケースを見つめる。特にパワプロ君とリノンの賞金は、ボーナスミッションの大食い対決で勝利しているため、その分の賞金も追加されていた。さらには両津・カービィ・零の分のボーナスもある。
カービィ「そっか。大食い対決で勝ったからか。」
零「出来れば逃げ切りたかったんだけどね。」
両津「まあ２０万円もらえるだけよしとするか。」
部長「全くお前という奴は。」
両津「開始わずか５分で捕まった部長に言われたくありませんよ。」
部長「この・・・。」
カジカ「まあまあ、大原さん落ち着いて。」
逃げ切った５人と、大食い対決に勝利した３人は賞金が入ったガラスケースに手を伸ばす。
８人「賞金ゲットー！」
牢獄者「おめでとー！」
こうして１３０分に渡る激闘は５人が逃走成功という形で、幕を閉じたのであった・・・。
(終わり)
確保者の一言
当麻(ヲタク大王さんの)「俺はだめだったけど、作者が逃げ切れたからそれで満足だ。」
零「あと３分ってとこだったのに・・・。でもとっても楽しかったわ。」
両津「１００万円の賞金は逃したが、とりあえず大食いの２０万がもらえただけ良しとするか。」
一言
この後、予告・打ち上げを含めた番外編もありますので、最後までお付き合いよろしくお願いします。