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*紹介文/目次*
沙界
遥か海を越え、大陸の向こう側。
かつて天竺と呼ばれたその場所に、世界のはじまりの川がある。
ガンジスの河原には、無限の砂粒。
その一つ一つを細い指でつまんでは、手のひらの上で遊び、風の吹くのに任せて戻してゆく。
それはまるで、沙界。
ガンジス川のほとりの砂のように、無限にある、あなたの、彼の、わたしの世界。
今から綴るのは、私のセカイ。
ひどく味気のない、つまらなくて、平和な白い粒。
もし、こんな世界で良ければ、いつかそうしたように。
ふとあなたの手にとっては、少し遊んで、風に戻してあげてくださいな。
*短編集です。あっさりした、綺麗な文章を目指しています*
>>1「夏の冬」 (風猫さんのSS大会第一回投稿作品)
>>2「夢見る天気予報」 (レストラン「kotodama」投稿作品)
>>3「あーした天気になーれっ!ってのも嘘(笑)」 (レストラン「kotodama」投稿作品)
>>4「あの春に。」 (今宵も祭りであるらしい投稿作品)
>>5「ガンジスの河原」 (風死さんのSS大会第十回投稿作品)
>>6 「羅生門。その後」 (芥川龍之介作品の二次創作)
>>7 「絵師とワールシュタット」 (複ファ執筆作品冒頭)
>>8 「昨日の消しゴム」 (シリアス執筆作品冒頭)
>>9 「小説カキコ」 (コメディ執筆作品冒頭)
>>10 「菌糸の教室」 (複ファ執筆作品冒頭)
>>11 「砂漠の彼女」
10~