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さぁ、復讐を始めようか【完結しました!】
作者: 杏里 (総ページ数: 54ページ)
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作者: 杏里 (総ページ数: 54ページ)
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*12*
10話 「ま、詩織ちゃんを傷つけたら殺すけど」
本文
大城梓に謝った次の日の昼休み。
私は、詩織ちゃんと一緒に、1−3に居た。
〜数分前〜
『1−3までついてきて〜!!』
『何で?』
目からしたは素敵な笑顔で首を傾げる詩織ちゃん。
『……目が笑ってないよ?』
『な・ん・で?』
もう一度、目以外で微笑む詩織ちゃん。
……怖い。
『詩織ちゃん』
私は、彼女に向かって微笑んだ。
『ストレス発散できるよ?』
『行く!!』
彼女の目が輝いた。
『ストレス発散=あの女!!
ストレス発散=口喧嘩!!!』
『……参りました』
10文字にも満たない言葉でそれだけ分かるとは……
すごい!!
そんなやり取りが数分前にあり、今は1−3に居る。
目の前には、神崎と2人のスピーカー女。
「……」
私は無言で、廊下を指差す。
「嫌」
あ、やっぱり?
ここには「トモダチ」が居るもんね?
どうぞ、“また”大袈裟に噂立ててくださいな?
「……ん」
私は彼女に、手紙を差し出した。
「…先生にチクってもいいのね?」
「ええ、どうぞ。ご自由に」
こっちには、詩織ちゃんに居る。
詩織ちゃんさえ居れば、何も怖くないよ。
「もう、貴女に関わる気はないから」
笑顔をつくる。
「ま、詩織ちゃんを傷つけたら殺すけど」
または、地獄への階段を転がり落ちて貰うけど。
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