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とある冷気の絶対零度
作者: 赤鳥さん (総ページ数: 7ページ)
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*紹介文/目次*
どうも赤鳥です。
初めて小説を書きますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
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では以下本文です。
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第一章 新たな都市伝説
何人もの人間が、街中で倒れていた。いや、その中心でただ一人、少年が立っていた。
??「チッ…またか」
:1
テラスで話す少女が居た、超電磁砲の“御坂美琴”とジャッジメントの“白井黒子”であ
る。
御坂「通り魔?物騒ねえ」
黒子「ええ、おそらく能力者の犯行と言うことでジャッジメントに要請が来たんですの」
御坂「そんなの、すぐに捕まえられないの?」
黒子「そうは言いますが、少々特殊なケースでして…」
御坂「特殊?」
黒子「ええ、どう見ても銃弾で殺されているんですけれど、どこを探しても弾丸が見つからないんですの。取り出した形跡もありませんし」
御坂「なにそれ、変な話ね〜」
黒子「お姉様は気楽で良いですわねぇ」
黒子は呆れたように言った。
御坂「な、なによ!私だってちゃんと考えてるわよ」
黒子「まあ良いですけれど…」
御坂「ねえ黒子、そういうのって佐天さんが何か知ってるかもしれないんじゃない?」
黒子「そうですわね、今度聞いてみましょうか」
:2
住宅街のマンションの一室に二人の影があった。幻想殺しの右手を持つ“上条当麻”と、
10万3千冊の魔道書を記憶した、禁書目録の“インデックス”である。
インデックス「当麻〜、お腹が空いたんだよ」
上条「あの〜、インデックスさん?あなたさっき食べたばっかですよね?」
インデックス「お腹が空いたんだから仕方がないんだよ」
上条「不幸だ」
深くため息をつく当麻の携帯が鳴った。
上条「もしもし?」
土御門「よ〜、かみやん。元気してたかにゃ〜?」
上条「なんだ土御門か、なんかようか?」
土御門「冷たいにゃ〜、かみやん」
着信の主は、科学サイドと魔術サイド、両方に関わりを持つ男“土御門元春”である。
土御門「実はにゃ〜、ちょっと上から面倒な指令が来たんぜよ」
上条「で、なんでそれを俺に言うんですか?(まあ、わかってるけどよ)」
土御門「決まってるぜよ、かみやんにぜひとも!手伝ってほしいからだにゃ〜」
上条「今日は一段と不幸だ」
インデックス「当麻〜!ご飯まだ〜?」
上条「あーもう、うるせぇなーいきなり会話に入ってくんじゃねぇよ
で?その指令ってのはなんなんだ?また魔術師絡みか?」
土御門「いや、今回は科学サイドでちと問題がおこってにゃ〜」
上条「科学サイド?」
土御門「そうだにゃ、最近噂になってる…」
:3
佐天「“消える殺人鬼”ですよ!それ」
と、叫んだのは学園都市では知らぬ噂なしとまで…言われてはいないが噂にはかなり詳しい少女。“佐天 涙子”である。
御坂&黒子「「消える殺人鬼?」」
佐天「はい、どこからともなく現れて証拠を残さず人を殺して消えるらしいです」
御坂「何度聞いても変な話ね〜」
黒子「そんなことも言ってられませんのよ?なにか手がかりがないものでしょうか…」
佐天「あ、そういえば」
黒子「何かあるんですの?」
佐天「殺人鬼が現れるときに深い霧が掛かるらしいですよ?」
黒子「霧…ですの」
佐天「手がかりになりました?」
黒子「いえ、霧だけでは…ちょっと」
佐天「そうですか…」
気まずそうに謝る黒子と、がっかりした顔で頷く佐天であった。
*3*
第4章 真の殺人鬼
:1
堕我「自己紹介が遅れたな、俺は“堕我 敦”だ。よろしく」
御坂「堕我 敦って黒子が言ってた人が探してるっていう…」
堕我(オッサンの言ってた通りか…)「まあ、今日の所は帰ってくれ」
御坂「帰れって言われて、はいそうですかなんて言う訳ないでしょ!」
御坂は敦に向けて電撃を放った
堕我「無駄だ」
敦は目の前に氷の壁を作り、電撃を防いだ。
御坂「ありえない、氷は電撃を通しやすいはず」
堕我「確かに氷は電気を良く通すが、俺の氷は絶縁体だ。俺に届くのは微々たるもんだ」
御坂「ならこれはどう!?」
御坂は地面から砂鉄を磁力で吸い寄せ、砂鉄の剣を作った。
御坂「喰らいなさい!」
堕我「無駄だって」
敦は地面と自分の靴を凍らせて、スケートの様に滑り砂鉄の剣を避けた。
堕我「言ったろ?俺の能力ならアンタに勝てるって」
御坂「くそ!こうなったら」
御坂はコインを手に構え、レールガンを撃とうとした。しかし、御坂の手は瞬時に凍結した。
堕我「安心しな、凍らせたのは手の周りだけだ。肉体は凍らせてない」
御坂「打つ手無し?どうすれば…」
黒子「お姉様!」
御坂「黒子!?アンタどうして」
上条「俺が呼んどいたんだよ。たく、俺だけ動き封じやがって」
御坂「アンタにしてはいい事するじゃない」
上条「そりゃどうも」
黒子「この殿方とお姉様が一緒に居たのは後でみっちり聞かせてもらうとして、とりあえずはサポートさせていただきますわ」
黒子はそう言うと、テレポートで御坂の手の氷を取り除いた
御坂「形勢逆転ね」
堕我「面倒なんだよな、戦うのって」
敦はそう言うと、空中に槍上の氷を作り出し、氷は御坂達に向かった
御坂「黒子!」
黒子「分かっていますの!」
テレポートで氷を敦の頭上にテレポートさせた
堕我「マズイ!」
敦は頭上に氷の盾を作り出そうとしたが、間に合わずに氷は敦に直撃した。
御坂「どう?まだ一発だけど、アンタに攻撃を当てたわよ?これならアンタに勝てるわ!」
堕我「ククク…」
不意に、敦から笑い声が聞こえた
御坂「なに?頭打っておかしくなったの?」
堕我「ククク…ギャハハハハハハ!」
:2
堕我「いやぁ?俺はいたって正常だぜぇ?だからさぁ、もっと遊ぼうぜぇ!」
敦はそう言うと、手に氷の銃を作りだし、御坂に向け、発砲した
御坂はとっさに磁力を発生させ、近くの金属の壁に衝突した。
堕我「おうおう、やるねぇ」
御坂「アンタ、ホントにLVEL4?銃を一瞬で作り出すなんて高等技術LVEL4でも無理なはず…」
堕我「まあ、そりゃそうだなぁ?でもよぉ、俺は今“LEVEL5”なんだよなぁ」
御坂&黒子「なんですって!?」
堕我「改めて自己紹介だぁ、俺は堕我 敦、じゃねぇ!敦の中の“もう一つの人格”堕我
狂助だぁ、よろしくぅ」
御坂「二重人格!?」
狂助「その通りぃ、俺は敦が自分の血を見ると外に出る事が出来んだよぉ、だからアンタ達には感謝してるんだぜぇ?」
御坂「なんで、そんな…」
狂助「知りたきゃ、俺を倒して敦にでも聞くんだなぁ!」