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【銀魂】 曇天に咲き誇る花
作者: シルバー  (総ページ数: 20ページ)
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10~

*12*

第7訓  時には過去を振り返るのもいいよね?
「おい、そこの女。廃刀令のご時世によく刀持って歩いてんな。しかも女が。」
「げ!サドやろーー。」。
「またあったなチャイナ、勝負だ!」
「何でいつもあったら喧嘩すんだよもう。」
「はいはい。でお前名前は?。」
「せな・・」
その時名前を言うときは汗がだらだらと出ていた。
「お前、呪い子って知っているか?今そいつを探していてな。
その、右手の包帯とってもらえるか?」
      ビク!?
「お前呪い子か?」
「ちがう。絶対違う。」
「呪い子!?あの噂の?まさかほんとにいたんですか?」
「だから違うって!」
「まあな、そのまさかだよ。」
「呪い子。呪い子呪い子」
「銀ちゃん。どうしたネ?」
その時。銀時の頭には一つのことしかなかった。










呪い子という言葉を聞いたのはまだ俺が幼かった頃。
松陽先生が教えてくれた言葉だった。
「みなさん。きょうは一つお話しします。」
「なんだろうね」「きになる」
       ざわざわ
             パチ
「なんですか?先生。」
「銀時もおきるなんてよっぽどのことかな?」
「うるせーヅラ。」
「ヅラじゃない!桂だ!」
「まあまあ。みなさんは呪い子を知っていますか?」
その時銀時は顔を曇らせた。なんせ、自分も屍を食らう鬼と呼ばれていたのだから。
先生は銀時の様子を見ながら話し始めた。
「これはある人から聞いた話です。昔一人の男がいました。その男は悪さばかりしてある人に殺されてしまいました。しかし、それだけでは終わんなかったのです。その男は今まで悪さばかりしていたためいつの間にか鬼になっていました。その人は鬼を殺してしまったので自分の体にその鬼の力がついてしまいました。そして、体には呪いの文字が書いてあるので皆は気味が悪く誰もちかずきませんでした。それ以来、自分みたいな人はもう出さないようにと、悪いことをするとその人はやってくるのです。」
            ざわざわざわ




「銀ちゃん。」「銀さん。」「旦那?」「「万事屋」」
「悪い。ちょっと昔のことを思い出してた」
「銀さんもしかして!?」
新八は俺が思い出してた話をそのままみんなに言った。
「それは、俺と近藤さんが聞いたことある。」
「私とサドは聞いたことないネ。」
「もしかしたらあの話には続きがあるのか?」
           ギク
「そうかも知れないヨ。知ってること全部はくネ。」

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