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作者: シルバー (総ページ数: 20ページ)
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*14*
第9訓 鬼の世界は奥が深い
「何事だ。」
「局長。外で攘夷浪士達が暴れています。」
「よく攘夷浪士と分かったな。ザキ」
ドン ドン バン ドッカン
キャー 助けて うわーん キャー
「真選組、全員刀構えろ!」
「「「はい!」」」
「俺たちも行くぞ」
そう言い、神楽は傘を。新八と、銀時は木刀を構えた。
やがて、煙の中からざっと50人ぐらいか。爆弾を持ち、刀を構え出てきた。
「おい、浪士ども。せっかくの祭りが台無しよ。」
近藤がそういうと、同時に隊士どもは駆け出した。
カッキン キン
「われらは貴様らに用はない。用があるのは呪い子。さぁ、おとなしく渡せ。」
ピク
呪い子という言葉に反応した6人はお互いの顔を見合わせた。
「おい、テメーラなぜ呪い子なんだ。」
「銀ちゃん」 「銀さん」
「旦那、それは俺たちの言うセリフでさぁ。」
「ドンマイ。」
「私がどうした?」
テントの中にいろと言われていたのだが自分の名前が呼ばれた気がしたと思い顔を出してしまった。
「テエメーでてくんなっていっただろ。」
「やはり、呪い子そこにいたのか。」
「えっ?」
「呪い子に天誅を下す。」
「「「「「「「はい〜!?」」」」」」」
「私なんもしてないよ。高杉達にはいろいろやったけど。あなたたちには何にもしてないよ。」
「とぼけて、いるんではない。貴様がいると作戦がうまくいかないんだ。おまけに、もうすでに仲間が貴様にやられている。仇を取らしてもらう。いくぞ!!!」
がたがたがたがた
「行くぞてめーら。」
「「「「「はい!!」」」」」
「よし、いくか。」
「はい。」「「おお」」「了解ネ」「わかりやした」
「あの、こんな感じになっているときにすいません。」
「「「「「「なんだよ!」」」」」」
「みんなで言わなくてもいいじゃん!私見おぼえないけど責任とって、代わりに戦おうとしたのに。」
そんとき、俺たちはさすがに呪い子でも無理だと思った。
呪い子といえど、しょせん少女だからだ。
「よーし・・・行くか。」
体をひねり、刀を構えものすごい殺気を出したかと思えば
「お命頂戴いたします!」
たった1歩歩くだけで、数人の攘夷浪士が死んでいた。
「さあ、ショータイムはじめましょうか!」
ニコ