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銀魂〜始まりは突然に〜完結しました(むりやり)
作者: 栗おこわ (総ページ数: 10ページ)
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作者: 栗おこわ (総ページ数: 10ページ)
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*6*
第七訓 兄弟子ってたまに読めなくなる
「・・・・・・」×3
沈黙。ただただ沈黙。
口を開いたのは銀さん
「あーっ、つまり、新八みたいなモンだと」
「え?新八くんも、銀さんに弟子入りしたの?」
「うー…ん」
「何アルかその間は」
「いや、これは弟子入りと言っていいのかな…と」
「新八は置いといてよ、今、思いつきで言ったよな」
ぎくり
「…ばれましたか」
「ばれました」
銀さんはやれやれといった顔で僕を見た
「そんなことじゃ、長谷川さんの二の舞になるぜ」
「長谷川さん?」
「一時のテンションで身を滅ぼした、まるでダメなおとこ。略して
マダオ。ネ」
「へ、へえ」
自分でも顔が引きつっているのが分かる。
「あの、長谷川さん関係ないんで、修くんに話してもらいましょうよ」
新八くんが僕に、「ねえ?」という表情を向けてきた
「う、うん」
「ほんじゃあ、聞こうじゃねえか」
銀さんが近くにあった椅子に「よいしょっと」と言って腰を下ろした
「は、はい。僕、侍になりたいんです」
「ほう」
銀さんが、机に寄りかかり、頬杖をつきながらも聞く
「話の冒頭では言いませんでしたが、そうなんです」
「後付け?」
「違います!ホントに思ってたんです!」
はあはあと荒くなった呼吸を沈め、頭を下げた
「そーゆーことなんです!弟子にしてくださいっ!」
「いいの?俺で」
「・・・・・」
新八くんや神楽さんの声が頭に蘇る。
「ジャンプ」+「家賃・給料未払い」=ダメ人間…
でも、近藤さんが推薦したんだぞ…?
「いいんです!(たぶん…)お願いします!」
つづく
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