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魔天使マテリアル  〜光と闇のはざま〜
作者: 鈴華 ◆/TjNqr.tYA  (総ページ数: 27ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル マテマテ 
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10~ 20~

*13*


.幸せのカケラ. 志穂・徹平side

「ーーーーー・・・第2ゲーム・・・・・・開始だ」

ユウヤが宣言すると、志穂と徹平は、別々に・・・・・・ではなく、一緒に閉じ込められた。

「し、しほっち」
「徹平さん、少しは、周りの状況を考えてから、言葉を発してください」
「うぅ、しほっち、ひどい・・・」
いつも通りの会話だった。

<<日守の忌み子さえ、いなければ・・・>>

「お、おばあさま」
「志野さんの声・・・だな」
志穂と徹平は、幼馴染み。志穂の祖母志野のことぐらい知ってる。

<<忌み子さえ、いなければ>>
「おやめください、おばあさま!!」
「そ、そうですよ、や、やめれください」

<<日守の忌み子>>

(私が・・・私がやれば、徹平さんと確実に結ばれる!?)

瞳に赤い光が差し込む。

(私が、やる)

徹平の瞳にも赤い光が差し込んでいた。

志穂と徹平はそれぞれ、剣を片手に持つ。

壁が砕け散る。
ーーー殺し合いの始まりだ。


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