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*13*
.幸せのカケラ. 志穂・徹平side
「ーーーーー・・・第2ゲーム・・・・・・開始だ」
ユウヤが宣言すると、志穂と徹平は、別々に・・・・・・ではなく、一緒に閉じ込められた。
「し、しほっち」
「徹平さん、少しは、周りの状況を考えてから、言葉を発してください」
「うぅ、しほっち、ひどい・・・」
いつも通りの会話だった。
<<日守の忌み子さえ、いなければ・・・>>
「お、おばあさま」
「志野さんの声・・・だな」
志穂と徹平は、幼馴染み。志穂の祖母志野のことぐらい知ってる。
<<忌み子さえ、いなければ>>
「おやめください、おばあさま!!」
「そ、そうですよ、や、やめれください」
<<日守の忌み子>>
(私が・・・私がやれば、徹平さんと確実に結ばれる!?)
瞳に赤い光が差し込む。
(私が、やる)
徹平の瞳にも赤い光が差し込んでいた。
志穂と徹平はそれぞれ、剣を片手に持つ。
壁が砕け散る。
ーーー殺し合いの始まりだ。
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