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*14*
.2人で炎. 翔・翼side
「ーーーーー・・・第2ゲーム・・・・・・開始だ」
ユウヤが宣言すると、翔と翼は別々にではなく、一緒に閉じ込められた。
「・・・閉じ込められたね、翔」
「ああ、そうみたいだな、翼」
2人のいつもと変わりのないやりとり。
だが、心の奥深くには、不安が残っている。
「徹平たち、大丈夫かな・・・」
「サーヤちゃんたち、無事だといいね」
「ああ」
2人の会話からは、なにも変わらないような気がするが・・・
2人の瞳の中には、赤い光が差し込んでいた。
「翼、俺たちが生き残るために、みんな、殺しちゃおうよ」
「ああ、殺そう、殺そう」
2人は、ぶつぶつつぶやくように言う。
ーーー2人の心の中は、からっぽ。
何も感じない心と身体。
すべてを壊すまで、止まらない。
戦いをし続けるーーー
2人は、短剣をにぎりしめる。
その瞬間、壁が砕け散る。
ーーーー殺し合いの始まりだ。
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