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*18*
.双子の絆.
レイヤは、サーヤに剣を突き刺した。
「いやぁーーーーーーーーーー」
「レイヤー、姉弟ゲンカ?」
ユウヤの瞳に、言葉に、憂いが宿る。
「違う」
レイヤは、強く言い切る。
「・・・う・・・うぅ・・・ん・・・」
サーヤは、眠たそうな目をこすりながら、起き上がる。
「・・・レイヤくん、後ろっ!!」
サーヤの眠たそうな目が大きく開かれた。
「光よ、闇に飲まれし心に、一条の光を」
レイヤは、早口に唱える。
そして、志穂・徹平に剣を突き刺す。
「レイヤくん、何してんのっ!?」
「サーヤ、早く・・・剣で・・・」
「え!?あ、うん」
サーヤは、近くに転がっていた短剣を手に取る。
(何っ!?わかる・・・使い方が!!剣が教えてくれる!!)
剣を持つ手から、伝わってくる不思議な感覚。
「破魔の力よ、闇を払う、調べとなれ」
サーヤは、レイヤと同じようにして、翔と翼に剣を突き刺した。
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